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2006/04/02 (Sun)
●ヨモギダ少年愚連隊 本日は14時間スペシャルでお送りします(執筆時間が)。
日付はとあるひのコタツガの該当日にリンクしていますが、基本的に別プロセスで行っていたのでほとんど言及はありません。時間は解らない所は00:00になっています。書き忘れた所は後日フォローします。
2005.06.25
18:20 ふと、あるジャンルの模型の好みをstudioKotatsugaHouse内でアンケートをとってみる。
18:34 何か模型を作ってみると決める。大きさはこの時点で決まる。仮想敵として、ワンフェス2006冬参加締め切りまでとする。約二ヶ月。テーマは何でも良し。いっしょにやるか打診。須崎さんからまぁなんとか頑張ってみますと返事が来る。
2005.08.01
20:47 わたしのネタが決まる。以降[001]とします。内容を公開しない理由は後述。とあるひには載せない事がこの時点で決まる。
2005.08.13
00:00 須崎さんが休みなので、集まる事に。須崎氏使用の材料を買いに大和のユザワヤに車で連れて行く。悩みながらニューファンドを入手。
2005.08.14
元村民(仮)さんが2005年08月14日で「去年はWF来たこともない奴がWF語るなとか言われちゃった」と書かれていて焦る。近い将来「ディーラーでもないやつがワンフェスを語るな」という意見が出る事を予見。
2005.08.21
00:00 ワンダーフェスティバル2005summer開催。同行したいずみさんより「ワンフェス出るなら店番してもいいよ」との発言あり。
2005.08.23
00:00 出張先にエポキシパテを持って行って[001]を少しいじる。
2005.09.02
00:01 須崎さんより、三日間連続で手を動かして現在手詰まりとの連絡あり。
20:01 完成締め切りを09/12とする。[001]は頭蓋骨の形が気に入らなかったので最初から作り直す事に。須崎さんの途中写真を見て感想を述べる。以降[002]とします。内容を公開しない理由は後述。
2005.09.03
00:03 [002]を間に合うように頑張ってみるとの連絡あり。
2005.09.07
22:07 出張にエポキシパテを持って行く。この期に及んで[001]のキャラクタを変更する。
2005.09.10
01:05 [002]のほぼ完成写真が来る。
01:11 り〜ん・うぃずのひめかわさんに「当ページの最終目標としては、仲の良い友達に模型を作らせる事なんです。」というようなメールを出しましたが、裏では本当に作らせてました。
2005.09.12
21:23 今まで仮想敵としてワンフェス出品を目標にしてきたが、本当に出品していいのだろうか。須崎さんにいたっては仕事でワンフェスには出れない事は目に見えている。わたしといずみさんばかり良い目を見る事に心苦しくなるが、いいのかと打診。
23:11 [002]はこの後はどうして頂いてもかまいませんと連絡あり。わたしは良い友を持った。どこまでやればいいのかとの質問に「少なくとも自分は欲しいと思う」というレベルまで、と回答。
2005.09.16
00:15 ディーラー名がまだ決まっていなかったので募集。
2005.09.18
00:00 部屋の消耗品箱から信越シリコンの古いKE-12シリコンが二缶出てくる。多分購入してから7年もの。
01:06 ONeのさわたりけんじさんにTAT-CON番外編の予習の為に顔を作ってますとメール。なので[001]の顔は「予習さん」と命名。
23:16 [001]はあと5日程度で完成と見積もる。ネットでワンフェス参加を試みるがサーバがダウン。安全を考え参加申し込み書を郵送で送る事に。ディーラー名はまだ決まっていないので09.18あたりまでに募集と打診。
2005.09.20
22:20 [001]の顔がだいたい出来たので皆に写真を送信。あと外観のだいたいの完成写真を送信。
23:49 [002]の表面処理が完了。
2005.09.21
00:06 カタログに載せるディーラーカットをいずみさんに依頼。09.24くらいを締め切りに。
07:30 [002]の正式キャラ名と登場作品を打診。
2005.09.22
00:06 [002]の詳細の連絡あり。ディーラー名はまだ決まっていない。
01:16 ディーラー名がいずみさんより提案あり。ググったら既にあったので没に。っていうか、ダサすぎ。仕方がないのでわたしがダミー用に暖めておいた、とっておきの名前に決定。
2005.09.23
00:00 TAT-CON番外編 第一弾 さわたりけんじの造形ライヴ公開生録画 開催。顔の作り方やシリコンの型取りの仕方、その他いろいろな素材の紹介が。ここで学んだ事が後に重要な位置を占めてくる。っていうかこれ見たらディーラー参加出来ますがそれは後述。
00:16 カタログ用ディーラーカットがいずみさんより来る。いずみさんらしくない絵なので没に。
01:19 カタログ用ディーラーカットがいずみさんより来る。書き直し。だいぶ良くなったがまだまだ本領を発揮していないので没に。
2005.09.25
10:04 カタログ用ディーラーカットがいずみさんより来る。来た来た、これですよ。ようやくわたしの知っているいずみさんの絵に。採用。数時間後にいずみさんがうちに訪問。
23:04 須崎さんにコミケと模型イベントの版権物の取り扱いの違いを説明。ちなみに須崎さんは晴海時代にコミケでサークル参加経験あり。わたしといずみさんはそこで売り子経験あり。
2005.09.25
13:13 藤沢北郵便局で速達にて参加申し込み書類送付。明日扱いで発送。
20:11 参加出来るようになった場合の今後のスケジュールの説明。須崎さんに版権についての講義(本来なら原型製作前に行うべき)。
2005.10.02
00:00 造形ライヴで教わってきた事を参考に、部屋にあった古いシリコンに[001]のパーツを一つ沈めてみる。
2005.10.03
00:00 シリコンが固まらず不安になってくる。もう少し待ってみようか。
2005.10.04
00:03 シリコンが固まらず。泣きながら原型を救出。
2005.10.05
00:49 いずみさんのオリジナル作品の名前が決定。以降[003]とします。内容を公開しない理由は後述。
2005.10.07
06:22 タコブネ出版局の蛸山涼さんよりシリコンについてのアドバイスあり。凹んでいた気持ちがいくらか晴れる。
2005.10.09
00:00 新品のウエーブのシリコンで再挑戦。このころ蓬ガレージさんのトップページで100円ショップで売っているソース詰め替え容器にレジンのA液B液を入れると扱いやすいと掲載され、早速容器を買ってくる。現在この記事は無くなっているので近いうちにまた紹介します。
2005.10.10
00:00 思い込みと配布されたプリントをよく読んでいなかった為に型製作を失敗する。写真は[001]のパーツの型の一つ。
2005.10.11
21:23 ONeのさわたりけんじさんよりコップで型取りの失敗点の指摘をいただく。有り難い事です。
2005.10.12
17:34 ゆうべ[001]のパーツを一つシリコンで複製してみた。好感触。
2005.10.16
00:00 シリコン関係で覚えた事を忘れない為にPinky:st.の頭で復習。
2005.10.18
世間のディーラー参加希望者を不安に陥れたワンフェス到着確認メールがウチにも来る。メールアドレス生存確認用だとか。ひー。
2005.10.25
23:54 無言電話あり。ワンフェス事務局の電話番号存在確認か?あとで考えると[002]の版元確認電話か?
2005.10.26
19:52 参加当落通知がまだ郵送されず。不安がつのる。
21:59 ワンフェスのWEBにて参加当選確認。だけど文面のニュアンスから「参加申請受け付けました」か「参加当選しました」か判断出来ず。[002]の版元がまだ未定らしい。
2005.10.27
00:08 [001]の全パーツのテストショットが抜き終わる。
2005.10.28
00:19 [001]の見本製作開始。全体をやすりがけ。
23:19 当落通知が郵送されてきた。ようやく参加を実感。
2005.10.29
19:00 いずみさん宅で打ち合わせ。須崎さんより[002]を受領。当日版権本申請書類等を書き、各自の印鑑を押す。
2005.10.30
00:24 須崎さんより激励メールが。色は写真とか見て適当に塗っちゃって下さい、との事。
14:21 ディーラーの公式サイトを作る事を計画。
20:14 [002]の原型を直接塗装、いくつか色設定を打診。そして写真を撮り送信。
2005.11.01
21:56 ミネボウルの近くのセブンイレブンでディーラー参加料を振込。おととい撮った写真を写真屋であるキムラヤのデジカメプリント機にてサービス版で現像。版権本申請用紙に付けようと思ったらサイズが微妙に違う。サービス版で現像しろと書いてあるのに。そのまま貼って落とされても困るので慌てて近くの文房具店ではさみを購入して切り貼り。本申請用紙の設計ミスか?慶応藤沢前郵便局で速達書留で当日版権本申請書類等送付。
2005.11.04
23:12 ワンフェス事務局より参加料入金確認通知はがきが来る。こういう連絡があると安心します。
2005.11.17
00:00 シリコン型取りページ、公開。
19:54 ワンフェスのWEBにて[001]の予備審査結果が○に。いやっほー。[002]の版権元はまだ不明のまま。
2005.11.18
04:02 いぬくまさんより、シリコン型取りページのアドバイスが届く。有り難いです。そしてこのアドバイス内容は後に何人もの方が参考になったようです。
22:25 [001]の追加書類提出要求が。11/25到着締め切りなので急いで書かないと。
2005.11.22
21:41 Mac版PowerPointで書類を作成。急いでいる時には使い慣れたソフトが頼りになります。いや、慣れているのはWindows版だけど、大体一緒。そして会社帰りに湘南台西口の大きいマンションの近くのセブンイレブンでクロネコで宅急便扱いで送付。[002]はあいかわらず版元不明。
2005.11.24
21:16 クロネコのWEBで[001]の書類がワンフェス事務局に到着を確認。宅急便よりもメール便の方が安くていいかと思っていたけど両者の違いを知り宅急便で良かったと思い直す。
2005.11.25
23:22 Command_Gのいちろーたさんより、光硬化パテのアドバスをいただく。嬉しいねぇ。
2005.12.04
23:27 オリジナルキットを出すなら原型締め切りはいつまで等を連絡。[002]の版元は未だ不明。たしかこの頃、「コタツガさんとしてはModelGraphix誌ならカラーページやトップに載るよりも水玉蛍之丞のページに載った方が価値があるよねー」という話しをする。
2005.12.09
22:23 ワンフェスのWEBにて[002]の本申請結果が×との記載。申請先が小学館になってる(苦笑)。降りるわけないわな。「ワンダーフェスティバル06 Winter での展示及び販売は一切できません。」の表示あり。よって、[002]がどんなキットだったかは公開しません。
2005.12.17
19:27 いずみさんより、どんなキットが購入者にとって作りやすいかの質問あり。塗る人としての要望を連絡。
2005.12.23
00:00 ワールドホビーフェスティバル有明13開催。どんな感じに展示したらいいのか、また展示機材を重点的に見に行く。複数のディーラーから「ガレージキット作成のHowTo本を書いている人がいる、コタツガさんを参考にしてるかもよ」とのタレコミあり。まぁ空条さんだとすぐにピンと来たわけですが。帰りに横浜の東急ハンズに行きインダストリアルクレイを探すが見つからず。店員に聞いたら取り寄せになるとの事。
2005.12.24
00:00 この日の記事で「今まで仕込んできた罠が跳ねたまいた種のいくつかが少しずつ芽を出し始めてきた模様。ワンフェス2006冬で一気に開花します。あとちょっと、あとちょっと...」と書きましたが、これは当方のワンフェスディーラー参加と空条さんのHowToサッチン本についての言及でした。
2005.12.28
19:20 ワンフェスのWEBにて[001]の本申請判定結果:○が。
2005.12.30
22:13 ワンフェス事務局より関係書類がクロネコメール便で到着。メール便か...。重要書類は別途後日配送だそうで。とりあえず期日までに本申請合格通知を送っときましたという感じか。この時に[001]をWEB等で公開したり販売告知する際、っていうか[001]の名称等意匠を使うときは版元の事前監修が入るとの連絡あり。我々ディーラーは版元との直接交渉はワンフェス事務局より禁止されており、またこれからワンフェス事務局は多忙が予想され、実質告知不能状態に。数日後にディーラー公式サイトの廃止を決定。まだ何も書いてなかったけど。そういえば以前同社のキャラクタの原型作成段階を載せていたWEBが本申請で通らなかった事を思い出した。よって、[001]がどんなキットだったかは公開しません。
2006.01.02
23:00 [003]の途中写真が来る。
2006.01.05
00:00 [001]の量産を開始。
2006.01.06
00:00 急に仕事が忙しくなる。仕事二倍、通常の塗り、裏でキット製作と、通常の三倍忙しい事に。仕事の忙しさは三月末まで続く。もちろん通常の塗りはペースを落とさずに続ける必要があるがどうしても半分のスピードに落ちる。月5作塗っていたのが2〜3程度に落ちる。
22:34 多分ローソンあたりで[001]の版権料を振込。[001]の量産は17%完了。
2006.01.08
21:07 [001]の量産は55%完了。生産の失敗が無くなる。
2006.01.09
23:19 展示台を近所のケーヨーD2で購入。[001]の量産は67%完了。
2006.01.12
23:51 版権料振り込み確認通知はがきが来る。[001]の量産は100%完了。だけど版権表記パーツをまだ作っていない。
2006.01.14
19:00 いずみさんよりイトーヨーカドーの喫茶コーナーにて[003]の受領。[001]の原価算出。
2006.01.15
00:00 楽天でインダストリアルクレイを発注。
23:47 ワンフェス事務局より[001]の誓約書と追加送付書類の受領確認が来た。問題無しとの事。
2006.01.17
00:00 楽天よりインダストリアルクレイ到着。早っ。
2006.01.18
23:16 郵便局の窓口が閉まる直前に[001]の誓約書を書留で発送。海洋堂に電話し、オリジナルキットの配布条件等の参加マニュアルに記載されていない部分を質問。っていうか参加マニュアルは版権キットを前提に書かれていると思う。[003]のテストショット完成。
2006.01.21
19:59 [003]を仮組、写真を打診。
22:57 [003]の量産が100%完了。早っ。[003]のパッケージと説明書の作成の打診。
2006.01.26
00:00 この日の写真の右下に写っている丸い物は、余ったレジンを塗料皿やプラコップに流して固めて取り出した物。台座かなんかに使おうと思っていて。会場で欲しい人に配っても良かったんですが持って行くの忘れてた。
2006.01.28
23:40 [003]を塗装、写真を打診。
2006.01.29
13:00 [003]の原型と塗装見本、キットを一旦いずみさんに引き渡し。
2006.01.31
00:00 いくつかの匿名掲示板で「ディーラー以外はワンフェスに来るな」との書き込みが目立つようになる。だいたい予見どおり。
2006.02.03
23:08 会社帰りに藤沢の旧たわらや(現パセなんとか)に展示機材の種類や値段を偵察。
2006.02.04
00:00 版権表記で楽をしようと思い、光硬化パテで文字パーツを作る事を思いつく。速攻で実験して上手く行ったので公開。やっぱり書体とかレタリングとか本物と同じにしたいじゃないですか。
2006.02.05
00:00 この日の記事にあるようにTAT-CON番外編造形ライヴで学んだ知識を元にインダストリアルクレイで習作のひよこを作るが誤って溶かす。[001]の版権表記パーツ原型作成。思ったよりも文字の彫りが深く出来なかったのでレイアウトのみ再現といった感じか。
15:00 ワンフェス参加最終案内が届く。卓番はDブロック。終わった。ModelGraphix誌にメイン会場はABブロックと書いてあったじゃん。一階まで人は降りてこないよ多分。なので気楽に好き勝手やることに。最終案内の展示機材の必要条件を確認。
20:31 説明書の作り方の注意点を連絡。
2006.02.07
22:29 楽天より荷物運搬用のかばんが届く。いや、普通の旅行かばんですが。[001]の版権表記パーツ複製完了。会社帰りに藤沢の旧たわらやで展示機材を購入。二種類用意し、会場に行って選択する事に。
2006.02.09
00:16 いずみさんが[003]を自分でも塗っているそうな。よからぬ方向に向かっているらしい。
2006.02.10
20:06 おつりを多量に確保。全員が一万円を出してもいいように。
2006.02.11
11:00 02.06以降何度かインダストリアルクレイで作っていたがようやく満足出来るレベルの原型が完成。以降[004]とします。内容を公開しない理由はついでだから。そのままシリコンで複製開始。
16:00 エアコンの前に置きっぱなしだったので速攻でシリコンが硬化。複製開始。とりあえず10個抜いて今度は一度に10個抜ける型を作る。
2006.02.12
13:30 一応ワンフェス前最終作戦会議。突然出来た[004]を見せに行き呆れられる。絶対売れっこないとう顔をしてる。
21:48 [001]の塗装塗り直し。超気合い入ってる。わたしなら絶対にゲットする事間違いない。っていうか、これが欲しい。
2006.02.14
23:51 やりのこし事項を列挙、期日を確認。
2006.02.15
00:02 [004]の量産は270個完了。脅威のメカニズム。この[004]はコタツガさんが作るキットなら塗って楽しむキットとなるべきで塗装開始までの前段階は全て購入時には終わっているという内容にしたかったのでワンフェス前日までひたすらそのような処理をする事になる。
2006.02.16
00:25 [001]の提出サンプル完成。
2006.02.18
00:00 この日の記事でカタログが無いのとディーラーチェックをやっていないのは、ディーラーにはカタログが当日会場で配られるからです。待ち時間を利用してチェックすると書きましたが結局そんな時間はありませんでした。
00:07 [001]と[004]の説明書完成。[001]のパッケージが完成したが説明書がまだ入っていない。[001]の説明書はコタツガさんが作る説明書なら塗装手順を一から十まで書いてあるべきで材料集めれば絶対完成する内容にすべきとの観点から超詳しい事になっています。オオゴシの本は要らないくらいに。
2006.02.19
00:00 [004]を徹夜で仕上げ。いくつかやってみたかった事を込め、ロックンロールな精神のキットに。
09:00 ワンダーフェスティバル2006Winter、開催。会場入り。当日の日記で恒例の会場入りした時間や入場待ち列の様子が書かれていないのはディーラー参加したんで書かなかったんです。卓に付くとまだひんやりと冷たい会場の空気が心地よい。
09:40 勝手が解らないので展示がまだ終わらないが落ち着いて進める。まだ時間はある。ちなみに右隣のディーラーはおとなしめながら自信に満ち、そしてその造形もすばらしいし惚れ惚れする。こういったディーラーは敬いたい。逆隣のお誕生席のディーラーはなんか大勢人を詰め込んでいる。荷物も多め。慣れているのか既に設置は終わり雑談中。そのディーラーとウチの間には通路があるが、そのディーラー内の人が通路を通る際にウチの展示を倒して行く。ニヤニヤ笑いながら。人によっては手で位置を直そうとするがその汚い手でフィギュアを触ったり適当に直さないで下さい。これがワンダーフェスティバルの初参加者に対する洗礼か。以前より薄々感じていたがここは怖い所だ。何度も何度も立て直す。しっかし...クリーチャー系ディーラーに挟まれちゃったなぁ...キャラ物なのに大丈夫かなぁ...という不安がよぎる。
10:00 開始の放送と同時にまわりの卓の人が一斉にディーラーダッシュをしどこかへいなくなる。そして静寂が訪れる。一言で言うと、家具屋。まだひんやりと冷たい会場の空気が心地よい。
11:00 人が来ない。いや、人は通るけど目は別の目標を見ている。その目的を済ませた人の目は、さてどこに行こうという別の目標を見ている。卓をいずみさんに任せ、ちょっと買い物に。普通に並んで入場した場合ちょうどこの時間に入場という見積もりからダミーディーラーと中傷される事への予防線からこの時間に。
11:30 卓に帰ってきたけど全く売れてない。How to SATCHINを読みながら一人で爆笑。[001]の説明書と同じ事やってる(笑)。後述。
12:00 [001]が一つ売れる。この作品のキャラなら何でもいい系の人。多分塗らないと思ったけど説明書を見せ誰でも塗装出来る事をアピール、無理矢理買っていただく。なぜか同作品の他ディーラーの情報を提供する。わたしはさっき全部回ってきたから(笑)。
12:10 いずみさんが卓を出て行く。一人でしばらくぼーっとしていたっていうか、卓の向こうでぼーっとしているのがディーラーだという固定観念があった。暇なので、ディーラーの姿としては好感度の高いROUGHNESSのスガワラさんのモノマネを見習ってみる。あと値札っていうかPOPのニュアンスや展示方法をちょっと工夫してみる。
12:20 転売屋親子(失礼)と見られる母と二人の幼女が[004]に興味を見せる。ああ、幼女に罪は無い。興味を持ってくれただけでも嬉しかったので展示品を一人づつ差し上げる。幼女特典です。喜んでる喜んでる。ああ良い事をした。
12:30 別会場のイベントのコミティア帰りの人っぽい女性が多数流れてくる。すいてるからね、ここ。[004]がようやく一つ売れる。気分はドージンワーク。あの本、すげーリアルだよ!。人を見ているとはやり[004]の販売手法に興味が集まる。遠くの方から友達を連れてきてホラこれ、と指を指して帰って行く人がいた。[004]の作品名をつぶやいて通り過ぎる人がいた。反応してくれる全ての事が嬉しい。そして急に[004]が売れだす。客層の変化か。
13:30 [004]はほぼ完売。いずみさん曰く「キャッチに近かった」との事。失礼な。そんな事無いです。あとは[004]の半製品がいくつか残っていたので値段を1/5にしてみたが興味を示してくれた人に差し上げるつもりだった。が、タダで持って行かせようとするとお金を払うと皆がいうのでもらっておく。その後いずみさんが帰ってきて[004]全部掃けたよというと信じられないという顔をしている。ケケケ。よくよく考えてみると[004]はさわたりけんじの造形ライヴの内容しか使っていない。つまり造形ライヴはディーラー初参加者が270個完売させるだけの内容を持っていた事に気付き身震いする。しばらくしてわたしがまた外を回る。いつもお世話になっている原型師の方との会話中、どうしても嘘をつかなければならない話の流れになった時のみ実は今回ディーラー参加ですと告白。
15:23 [004]の見本の残りはあと3つと連絡あり。[003]を半額に値下げ。いずみさんには辛い思いをさせていて申し訳ないと思っている。そして[004]の見本が残り2つになった時点で[004]の販売終了、完売とする。完売後に興味を持ってくれた人に謝り、販売手法を説明すると「くーっ、これだからワンフェスはやめられないっすよ。てっいうか、そういうふうに売ってるのが見たかったっすよ」と言う人がいたらしい。
15:40 卓へ戻ると[001]がもう一つ売れていた。何も言わずに急に来てじーっと見てこれ下さいと言ってテキパキと買って行った人がいたらしい。あと電撃のPRESS札の人がいたよ、との事。じーっと見て行ったらしい。Dブロックにも来るのか。
16:30 周りが片付けを始めたのでここで終わりとする。結局[003]は売れず。可哀想なので[003]がどんなキットだったかは公開しません。周りの展示機材を見てみると自分と同じのを使っている人が大勢いて笑う。そして事務手続きを終えて15:20に会場を出る。おつかれさま。わたしはこの後イベントレポートリンク集作成があるけど。
2006.02.20
00:00 この日の記事で空条さんのHow to SATCHINに対し「ああ、この本あったらコタツガさん要らないな、という感じです(笑)。」と書いたのは、[001]の説明書のキット製作の方法がそのまんまHow to SATCHINとカブったからです。結局エアブラシを使わずにフィギュアを塗装しようと思ったら行き着く所は同じなのね、と(笑)。まぁこっちは2つしか売れなかったわけですが。
2006.02.21
00:00 各イベントレポートでウチのディーラーの写真が見つからなくて焦りだす。これだけあるのに!畜生!畜生!いつか絶対世界に復讐してやる!
2006.02.25
00:14 TakeTenさんのレポートを読むと、今回の卓位置は最も人が少なかった地域である事が発覚。っていうか収集付かないくらいにイベントレポがあるのにウチを載せている所が一つもない。最後の望みであてにしていたRinRin王国さんのリンクを全部見てもウチの卓の写真が見つからない。凹む。これはもしや「イベントレポートリンク集の中の人の作品がどのイベントレポートにも載せてもらえなかった」というオチになるのか!?
2006.02.26
00:00 02.20の記事で空条さんに余計な心配をかける。
21:57 収支報告。[004]が売れたおかげで満足いく結果に。
2006.03.09
00:00 ググリまくっている途中で[004]を塗ってくれたblogを二つ発見!。しかも日付はワンフェス翌日。塗る人である当方としては購入したキットを塗るのは当たり前とは思いながらもやはり塗る人として嬉しいもの。一人は展示見本のように。もう一人はオリジナル塗装で。しかも後者は掲示板で閲覧者から好評を得ている!。気分は舞い上がる。ちなみに[001]はある掲示板でキット名が書かれており「こんなマイナーキャラまで出品されていた」との事。えー。なので復讐はしない事に(笑)。
2006.03.11
00:00 studioKotatsugaHouse内でワンフェス2006winterの結果報告。よくよく考えたら金子氏はシリコンとかレジンとかの研究者だった。民間レベルではこんな感じに使ってるんだよとキットを見せたら興味津々の模様。
2006.03.19
00:00 ワンフェス★ニジュウ開催。途中で会場への質問で「この中でディーラー経験者は?」「ディーラー経験5年未満は?」の所で挙手。会場の反対側にはTAT-CONディーラーの方々がいたのを休憩時間等で確認していたのでこっそり手を挙げるが、後日わたしの横に空条さんがいた事を知りビビる。体はわたしと反対側を向いていたはずなのでバレてないはず。
2006.03.21
00:00 TAT-CON 03rd開催。会場外でワンフェス当日にディーラー参加を告白した方といろいろ話しアドバイスをいただく。
2006.03.25
11:10 ModelGraphix誌の水玉蛍之丞のページに[001]が載った!。いずみさんからは「モデルグラフィックス、記念に?買いました。すごいね、やったね。こたつが創設以来の歴史的偉業だねー」とのメールあり。
2006.03.27
00:00 毎年恒例、エープリールフールの一週間前から仕込み開始。内容は理想論や痛い事、青臭い事を前面に出してエープリールフールに自然に嘘がつける為の雰囲気作りが目的。嘘は書いてないけど。
2006.04.01
11:30 とあるひのコタツガに「今後もディーラーにはならずに一般参加者として」と嘘を書く。ええ、この部分が嘘です。他の部分はディーラー参加してた事は黙ってただけで嘘をついてたわけじゃないです。
2006.04.02
00:00 昨日の嘘をばらす(笑)
これでようやくstudioKotatsugaHouseのワンダーフェスティバル2006winterが終わりました。事実の方がよっぽど嘘くさいですね(笑)。
気付いてたけど今まで黙ってくれた方々、アドバイス等をいただいた方々、そして気付かずに見ててくれた方々、ありがとうございました。明日から普通の女の子に戻ります(違うし二度目だしネタが古いよ)。
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2006/04/01 (Sat)
●失敗 近所の本屋で魔改造への招待が見つからない今日この頃。遠出するか。
さて、一週間かけて行っていた実験が失敗に終わり、その原因が特定出来、すぐに実現不可能である事がわかりましたので全部公開します。
水からの伝言という本をご存知でしょうか。 水を少量シャーレに落とし、-20℃で三時間凍らせ、その氷を顕微鏡で覗くと水の結晶が出来るそうです。その水に事前にメッセージを書いた紙を見せるとそのメッセージの内容により結晶が違う、というものです。ええ、見せるんですよ。紙に書いて。
ここまでなら、ああトンデモ本だなで済むんですが、これの本当のトンデモな所は、この本が超売れているんです。続巻が何冊も出ています。水は答えを知っているの帯には「日本国内20万部突破!世界18カ国で翻訳・計50万部突破!!」と書かれています。 さらに凄い事に、この本が学校でテキストとして使用されているんです。それも全国的に何校も。学校の先生、教わった生徒、PTA、含めて信じている人が多いんです。 その信じたカラクリなんですが「水に「ありがとう」等の奇麗な言葉を見せると奇麗な結晶が出来、「ばかやろう」等の汚い言葉を見せると汚い結晶が出来る。水という自然の第三者がこう判断するのだから心を奇麗に保ちましょうね」というような内容から「良い事を言う人の言葉は何でもかんでも絶対に正しい」という信仰の基本からこの本を全肯定する人が続出した、という事なんです。
この著者の会社、この結晶を作る機械を売ってるんですが(笑)、かなり高価なんです。まぁ冷凍機とか積んでるだろうし。なので学校で教える時に「みんなも実験してみましょう」となればすぐに気付きそうなんですが機械を購入出来ないので本の内容を鵜呑みにする事しか出来なんです。 そこでご家庭で簡単に出来る装置を作ってみました。 これが完成すると、学校の授業でみんなで実験が出来ます。すぐに思いつくものとしては、クラスのみんなの名前、先生の名前、PTAの名前を書いて水に見せる事でしょうか。アレな子はアレな結晶が出来ます。水が言っているんだから絶対に正しいんだよ!という事で、装置の名前を「魔女狩りポータブル」と名付けました。
毒も効いてるし、造形結果を自分で制御出来るなら模型でしょ、という事で、当ページの年度末にふさわしい内容ですね。エープリールフール公開ならみんな許してくれそうだし。苦情は全部学校関係者にお願いしますってことで。
さて、水の結晶と言うからわからないのであって、雪の結晶と言えばすぐにイメージがわくと思います。先に突っ込まれそうな事を書いておくと ・水の結晶と雪の結晶は違う ・水の結晶と氷の結晶は違う ・水の結晶は水晶 あたりでしょうか。そういう事を言う人は置いて行きます。 実験装置は雪の結晶 実験でググると日本ガイシ社のページあたりが詳しく書かれています。リンク許可制なので営業的にかなり損をしている気がしますがしょうがないので直リンは出来ません。っていうか思いつきで書く日記ページやblogにとっていちいち許可を取らないとリンク出来ないサイトっていうのは実質リンク禁止と同義な訳で、そのあたり広報戦略的にどうなんだろうとか思いますが、それは話すと長くなるし今回のとは関係ないので次ぎに行きます。平松式は有名な方法なので他のサイトでも参照可。
よくショッピングセンターの来場者プレゼント等でペットボトルを保冷するやつがもらえるので、今回はそれを外側の断熱材として使用。中に1500mlのペットボトルを入れ、ペットボトルの上半分を切り、スポンジで高さを調節し、その中に500mlのペットボトルを入れ、隙間にドライアイスを入れます。ドライアイスの入手法ですが、大手スーパーでアイスをたくさん買うと付けてくれたりします。っていうか、事前に普段からアイスを買うとドライアイスをもらえるスーパーをチェックしておきます。イトーヨーカドーとか。現在うちの冷蔵庫にはアイスが多量に入っています。寒いのに(笑)。家への持ち帰りはドライアイスが溶けないようにアイスで周りを囲んで持ち運びます(逆)。 種に使う糸は、薬局で売っている糸歯ブラシを使用。長く巻かっていて使う分だけを切るやつです。サンスターのGUMのデンタルフロスとか。これを割いて細くし、毛羽立たせます。 重りは何でもいいですが、糸がぴんと伸びつつ切れない重さがいいです。紐でしばると切れそうなので、瞬間接着剤で止めます。糸をふたへ瞬間接着剤で固定すると他に栓を用意しなくていいです。
これで用意した水を入れるわけですが、今回は実験として「かわいい」「きもちわるい」「きもかわいい」の三種類を用意してどう変化するのか見てみます。特に最後のがどうなるか楽しみです。これで成功したら「ガンダムSEED」とか「あ」とかで実験したい所です。 ペットボトル内への水の入れ方ですが、水蒸気の形で入れなければならないので口に含んで息を入れ続ければいいんですが、それでは大変なんでエアブラシで入れます。ここでようやく模型っぽくなってきた(笑)。
それで待つ事20分。うーん。いまいちです。原因はドライアイスの量。一般人がスーパーでオマケでもらえるような量では足りません。説明ページにあるように多量に必要です。ペットボトル内を氷点下にするわけですから、かなり必要です。ペットボトル内にドライアイスを入れた場合、水の注入時に溶けますし、溶けなくてもドライアイスの周りにだけ霜が出来ます。
ということで、この水からの伝言+平松式人工雪発生装置の組み合わせは、ドライアイスが多量に入手出来る学校機関か、会社で内緒でやるかになります。あああ、一週間かけて用意した悪魔の実験が(笑)。
そんなわけで今週は模型について好き勝手に語ってきました。 WF☆20でもありましたが、こうやって模型を塗ったり何か作ったりしていると自然とディーラーになってしまい、だんだん若い層が減っていってしまうという懸念があるそうです。 新しい人を「こっち」に引っ張ってくる事が必要になってきます。しかしサルまんによると「漫画教室を始める漫画家のその後の作品はショボい」というジンクスがあるそうで、それが模型にも暗示しているのかはわかりませんが理由は大体わかります。わたしの場合はまだ始まってもいませんので、こういうのはわたしの仕事かな、と。 アプローチの方法としては、ひたすら塗って塗って塗って塗って塗りまくって、その過程で出たtipsがまだネットで検索しても出てこなかったら公開、という事をしていれば興味を持ってくれる人が出てくるかな、なんて考えています。 ということで、今後もディーラーにはならずに一般参加者として模型の楽しさを伝えられるような感じを目指してやっていきます。
[2006.04.01追記] ペットボトルにドライアイスを入れてふたをすると爆発して死にます。絶対にやらないように。中に水を入れると余計に危険です。 あと若干方法を追記。 誤字も修正。
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2006/03/31 (Fri)
●予備日 寒くて寒くてセーターがまだ必要な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今日は予備日として特に大きなテーマを用意してなかったんですが、適当に書いてみます。
「ものづくり」という言葉があります。
この言葉が一般に知られ始めたときと同時期にものづくり大学賄賂事件とかあってあまりいい印象が無かったりして実際にものづくりを普及しようと努力している方々にとってはいい迷惑な気がしましたが、この「ものづくり」という単語、平仮名なんですよね。好きな単語を当てはめて下さいという意味だと思います。
「もの」には物、者、容。「つくり」には作、造、創。もっと漢字はありますが、各分野に置いてそれぞれ当てはまる感じが違うと思います。それらをひっくるめて「ものづくり」なんでしょうね。
当ページではあまりわたしの仕事内容に付いて突っ込んだ話はしないようにしていますが、まぁ長い事仕事をしていて、最初はまぁ一分野という感じだったんですが、しらないうちにものづくりの基盤となる仕事に祭り上げられてしまって、ほんとかよって感じがしてましたが、昨年ものづくりの総本山ともいうべき大阪は門真市の某大企業(模型屋さんじゃないよ(苦笑))に見学に行ったら、なんか本当に根底になってて驚きましたよ。
まぁ工場とかで働いている方々ならピンと来るかもしれませんが、決められた事をやる、というのが「ものづくり」でした。じゃあその決め事は何に基づいて決まったのか、等を果てしなくさかのぼって行く所が「ものづくり」を追求する姿となっていました。最終的には産総研にたどり着いたりキログラム原器にたどり着いたり顧客満足度にたどり着いたりするようですが。
それらをふまえると、少なくとも「もの作り」とか「モノづくり」とか「ものずくり」とか、どこのオシャレなコピーライターが考えたんだかわからない単語を使っている会社なんてのは、ちょっと信用出来なくなりますね。
話を戻して、これが例えばリアルなフィギュアあたりを例にすると、スカートの布地は何を想定していて、こういうふうに曲がるからこういうふうにシワになって、とか突き詰めて行く事なのかなぁと。これがポップなフィギュアになるとまた別の尺度で突き詰めて行って、なんて進むのかと思います。
あー。このまま行くと結論が月曜と同じになるなぁ。
じゃあ、今日の結論は「軽はずみでものづくりとか言うな」とかにしましょうか。
今日のマナさん
とりあえずバランスが取れましたってことで。
あといくつか説明の写真を撮って金曜夜か土曜あたりでまとめページ作ります。
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2006/03/30 (Thu)
●リンク集の事 やはり本を読み始めると時間がすぐに経過してしまう今日この頃。ブレイクエイジ外伝ボトルシップトルーパーズとか。
そういえばイベントレポートリンク集について書くとか言ってましたね。
当ページに於けるイベントレポートリンク集はメインコンテンツではないもののキラーコンテンツであり、5月と12月のWHF有明、2月と8月のWonderFestival開催月には+7,000pageview/monthほどアクセスが増えます。時間が経ち別ページ化したあとでも、リンク集ページ総計1,500pageview/monthほどアクセスがあります。
元々は自分がイベントレポートを見たいから、または塗装時に自分が見本にしたいからという理由でリンク集を作り始めました。今の模型界に必要だからとかそういった理由ではないです。何度かやっているうちにイベントによっては他のサイトでも同様にリンク集を作っている所があるとわかってきて、そうなってくると自分の立ち位置を再確認する必要が出てきます。
自分としては上で述べたように塗装の際の見本という目的から、ディーラー名やキャラクタ名等が入っているサイトの方が有り難いです。そして、自分が見て感じた事と他の人が見て感じた事の差により興味を持つようになり、現在感想が書かれているサイトが一番興味のある所です。
しかしそれでリンク集を利用して下さる方の需要を見てみると、とにかく写真が見たい、多量に写真が見たいという意見がほとんどを占めています。
WHF有明やWonderFestivalではそのリンクの量から、以前ご要望を頂いた関係からある程度カテゴリ分けしていますが、その際の優先順位は一番上が感想、中間が卓番等記載、一番下が画像のみとなっています。これは一番上が感想なのは当方が最も興味のある事だからという理由ですが、一番下が画像のみなのは、多数を占める画像のみ需要の方を上から下まで持って行く為です。一番上に画像のみを置いてしまうと、そこだけ見て下まで行かずに帰ってしまうと考えているからです。感想に興味ある人は、まぁ上から下まで見てくれるだろうと(笑)。
最近の考えでは、どちらかというと作っている人を大事にしたいというか、ディーラーの方が自分の所がレポートされているかとか、どんな感想を持たれているかが興味あると思うので、WHF有明やWonderFestivalのような他サイトでもイベントレポートが作られる見込みのあるイベントに関しては感想の比率が高くなります。住み分けというか、他とは違う特色を求めたくなってきます。
リンク集作成には気力と体力が必要ですが、まぁ苦ではないので今後も続けて行きたいと思います。
...って、こういう事を言いたいんじゃなかったような気が...。
まぁでも他サイトさんには自分のページの特色等を活かして心の赴くままに作って行かれたら良いと思います。〜〜でなければならぬと言って全部が全部同じになった所で、同じならどこか一つでいいじゃん、というか。
そんなわけなので、今日の結論としては「同じ事をやりつつも特色を出せ」という事にしましょうか。
今日のマナさん
エポキシパテ部分を240番でやすりがけ。その後300番でやすりがけ。
レジンとエポキシパテの境目がちょっと線があるみたいなので、瞬間接着剤を塗って乾燥中。瞬間接着剤と言えどやっぱり完全に固まるまで一日くらいは置いておきたい所です。
もうこの時点で「言わなきゃわかんない状態」になっていると思います。
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2006/03/29 (Wed)
●すこしふしぎ 定期券を買う為にまとまった持ち歩くとちょっとドキドキする今日この頃。
コンピュータにある程度詳しい方ならアセンブリ言語なんて言う言葉をご存知かと思います。昔はかなり一般的な言語で、CPUとかなりお近づきになれる言葉なんですよ。でもその言葉はほぼ「機械語」でソースに可読性が無く敷居が高く、なかなか取っ付きにくいものがありました。 その後「高級言語」と飛ばれるBASICやC等の出現により、ある程度の機能の固まりに名前をつけ、ライブラリとしてまとめ、プログラマはその名前のついた固まりを組み合わせてプログラムを作るというかたちに変わって行きました。ソースに可読性が出来、プログラミングに対する敷居はグンと下がりました。速度や効率がある程度犠牲になっても難易度が低い方がマシという事です。次第にOSそのものの複雑さが上がるにつれ、ホビー方面ではなかなかアセンブリ言語でプログラムを組む人は減って行きました。プログラマブルICを扱うようなより専門的な趣味を持つ人々の間ではまだまだ現役でしたが。
さてこれが粘土こねて造形する人たちに置き換えるとどうなるでしょうか。 針金で芯を作って粘土を被せながら徐々に盛って削って盛って削って盛って削って盛って削って造っていくかたちから、今現在あるもので言うと、ナントカドールを芯にしてガレージキットを作っちゃおうという感じになったり、凹型に粘土を詰めて抜けば難しい顔の造形が簡単に、というようなかたちに今後進んで行くのかなぁと。いや、そんな来年再来年の話ではなくて。先日のWF☆20のパンフレットを見れば、日本に於けるガレージキットの歴史はまだまだ30年弱。今後十年先、二十年先の話です。
さきに書いた話の最後にもあるように、Javaとかある現在でもPICに機械語を書き込んで制御させる事は日常的に行われていますし、デバイスドライバを書く人は直接ハードを叩いているはずですし、完全に無くなるという事は無いと思いますけどね。 それに、もっと昔の人だと「ナントカ山の麓に露出している粘土質の土をナントカして作るのが本流。最近の者はけしからん、出来合いの外国の粘土を使うなんざ邪道だ」とか言ってるかもしれないですし(笑)。
アニメ等のキャラクタが「記号」で成立している事を考えると、かなり不安になってきます。出来合いのパーツを組み合わせてオリジナルキットと称する風潮が出てくるかもしれませんね。その組み合わせパターンに意匠が認められたりして。。。。って、それってPinky:stが片足突っ込んでいるかもしれないです。
こんな未来妄想、間違いに気付いたでしょうか。パーツを組み合わせただけなら、誰でも同じ事が出来るんですよね。組み合わせですから。意匠のコピーを不可能にさせるのは法律くらいかもしれません。こんな未来にしない為にはどうしたらいいかとなると、他人に真似出来ないモノを織り込むという事になると思います。思想でもアイデアでも圧倒的な造形でも微妙な曲面でも、他人にコピー出来ない部分を織り込んでこそ現在の流れを維持出来るんだと思います。
現在の目で見るとガレージキットイベントで展示されているフィギュア等は千差万別で皆違ったものに見えますが、昔の人が見ると同じに見えたりするのかも。今の人がPinky:st.を見ると皆同じに見えるように。
あれ?また文の最初と最後で話が違ってきたなぁ。でもまぁ今日の結論は「自分なりの何かを織り込め」という事で締めたいと思います。
今日のマナさん ゆうべパテが固まりきらないうちにデザインナイフで整形。底面が地面にぺったり付くように面を削り、また高さも調整。 今朝見たらパテが固くなっていたので、これでやすりがけ出来ます。
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2006/03/28 (Tue)
●早朝更新 うぐいす無く声で目覚める今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今晩から例の造形ページの実験をするので、しばらく更新が早朝になります。
今日は食玩の話。
10年前くらいから5年位前までは食玩ブームでワンフェスでもオフィシャルグッズとして食玩が売られていましたが、ここ数年急に食玩市場が冷え込んできました。
食玩を置くコンビニが減り、メーカーから発売する食玩が減り、バブルとも思える食玩ブームが終わりました。プライズショップや中古トイショップは在庫があふれています。
なんで食玩ブームが去ったのかを考えてみるに、自分って今、どれくらい食玩を買っている?と自問してみると、これがほとんど買っていないんですよね。もう買っても飾る場所が無いからです。
そう、食玩ブームの終わりとは、日本中の棚を埋め尽くしたからだと思うんですよ。
もう末期的になると買っても開封しないでビニール袋に入れっぱなしで放置されます。でも自分の体には「食玩を買う」という癖が身に付いている為に、コンビニに行くとついつい買ってしまいます。新しいガチャガチャが発売されるとついつい回してしまいます。そうすると、部屋の中にビニール袋の山が出来る事になり、足の踏み場が無くなってきます。
いくら鈍い人でもここまで来るともう駄目という事になり、物理的にブームは終了します。
模型イベントであるワンダーフェスティバルではその母体である海洋堂の主力商品である食玩の限定版や先行販売を用いてイベントの入場者数を増やしてきましたが、その食玩ブームの終了と入れ違いで他社による完成品フィギュア限定版発売を行い入場者数をさらに増やしてきています。
そう考えると、今は完成品フィギュアブームなのかなぁなんて思います。
わたしはというと模型イベント参加は食玩ブーム末期だった為にかろうじてガレージキットイベントにおける完成品フィギュア販売の違和感というのを感じますが、ずっと昔からやっている方々は食玩が入り始めてきた時にも同様に感じたんじゃないかなぁと思います。
さて、そう考えると完成品フィギュアの終わりというのも何となく見えてきます。棚を埋め尽くすときがその時でしょうね。または何か別なものを消費し尽くすと終了するのかもしれませんが。とりあえず金じゃなさそうな気がします。
という事で、今日の結論としては「コレクションは棚を埋め尽くしたら終わり」という事にします。
今日のマナさん
かかとにアルテコ社の粘土エポキシを少し張り付け。なんかこのパテは入手困難らしいですが、買い置きがいくつかあるのと開封してたやつがあったので使用する事に。
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2006/03/27 (Mon)
●年度末企画 早く帰ってきたつもりがワルキューレ画集とか読み始めちゃって結局いつもの時間になってしまった今日この頃。漫画の2巻はまだ未見です。
えー、予定どおり、今週一週間は模型の事をいろいろ考えてみます。
今日は「模型を語るメディア」の話。
今月のModelGraphix誌で一番引っかかった点と言えば、読者コーナーにもあった「こちらから聞いたわけではないのに、明らかに分不相応なレベルの夢物語を自分からペラペラと語り始める輩ほどウザイものはない」というWSC#30解説文ですが、えーっとそこは笑う所だと思ってました。たしか「今回のWSC選出の意味を皆で語ってください」のような事が書いてあったと思うんですが、語らせるからにはどんな事言ってもウザイとか言うなーと言いたいですね。
実質「海洋堂広報誌」としてのMG誌という目で見ると、ワンフェス記事しょっぱなの漫画でキモいディーラーがいるというのは一意見としていいとしても、フィギュアを触ったとか平気で書かれると事前に申し合わせとか注意事項とかマナーとか教えたりしないのかなーと不安になってきます。しかしこの漫画が特集の顔という位置づけならちょっと真意を測りかねますが、そういえばWF2005summerの時の冒頭漫画でも「おっぱい祭りだー」とか書いてあった気がするので、その辺で何か気付くべきなのかもしれません。
MG誌から離れますが、WF2006winter終了後に企業系WEBサイトでワンフェスレポページがいくつかありましたが、そこまでくると「とりあえずエチい人形載せとけ」という感じがするページがいくつかあり、このフィギュア再販なのに何度載せるんだろう、なんていうのがありました。その横にあったはずの新作が載らないのはそれなりに理由があったんでしょうけど。再販キットが載るっていうのはディーラー側から見るとどうなんでしょう。ディーラーや原型師に対して失礼じゃないかなぁと。企業サイトってこのページ作ってお金もらっているんだよなぁ、もうちょっと調べるとかしないのかなぁ、とか思いました。が、今月のMG誌でも平気でWF2005summerの再販キットも載っけてるので彼らの言葉で言うと記事作りがヌルいとは思いますが、案外その辺は気にする所じゃないのかもしれません。
まぁでもここ一、二年のあさの文章は「ネットでは〜と言っている人がいるが」とか「一部の事情通が〜」とかいう言い回しが目立ちますが、雑誌から読者への言論一方通行なメディアでそんな下々の話なんか言及するのはどうかと思いますね。何か我々読者の意識や思想をぐいぐい引っ張っていくような、ぐうの音も出ないような文で魅了させて欲しい所です。昔みたいに。
話が全然進まないので方向を変えます。
WEBでのイベントレポートで皆さんが作られるページがありますが、写真量、コメントともに目を見張るものがあり、雑誌で同じような事をしても、例えば今月や来月のTechGian誌のように写真だけたくさん載せているような本ならWEBで事足りるんですよ。TG誌会員制ページの中でしか見れないフィギュアなんて存在しないんじゃないでしょうか。本誌のマッチ箱のような大きさの画像を見てもねぇ。
となってくると、雑誌のイベントレポートとしては何が重要となってくるのか。それはプロの鑑識眼で選んだ写真、物書きのプロが書くコメントでしょう。質を上げるしかないんですよ。ニューあきばみたいに何でもかんでも載るようなんじゃ駄目なんです(笑)。いや、プロならではの量というのもアリですが、アマチュアでも凄い所は凄いですよ。
ということで、今日の結論としては「プロならしっかり作り込め」という事で閉めたいと思います。酒飲みながら書いてる日記ページにこんな事言われないで下さい。
今日のマナさん
現在、高さの調整写真。1.5mmかかとを上げれば自立するなぁ。
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何かありましたら twitterの方がメールよりも繋がりやすいです。
WonderFestival2017s イベントレポートリンク集 常時リソース不足さんでWonderFestival 2017 [Summer]が。 モケイレポさんでワンダーフェスティバル2017夏レポートが。 [new 2017/08/2] last update of this area : 2016/12/20 00:51:32
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original CGI : めもCGI by Chama-Net modified: T.Akiba
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