塗りまとめ2007Logfile

written by t.akiba & studioKotatsugaHouse 2008.01.20
last update 2014.12.01

はじめに

このページはとあるひのコタツガで2007/02/19から2007/05/17近辺までやっていた、現状でのガレージキットフィギュアの水性カラーでの塗装方法の解説のまとめです。
当時掲載文との違いは内容に直接関係ない日々の雑感や模型イベントレポ関連などを抜き、画像のリンクのみだった箇所を展開し、一部コメントを追加しています(追加箇所には追加したと記載)。それ以外はなるべく誤字脱字含めて不適切度の低い箇所は当時そのままにしてあります。日付が抜けている箇所は、その日の記事が全く関係なかったと思ってください。
フィギュアを水性カラーで塗装する事自体珍しいし、さらにその解説なんて滅多にある物ではないのでその紹介という意味と、自分の中で現状の塗装方法をまとめてみたいというのがあったので始めた記事です。2008/01現在では既にここからまただいぶ変わってきています(離型剤落しをしてなかったりとか)。あとこの記事を元に2004年時点の塗装方法のまとめを書き、そこからなぜ2007年版に変更になったのかの解説とかしたら面白いかも、とか考えています。


このページの2007/02/19〜2007/04/01の内容で必要な部分をまとめ、6ページにしたのをトイズプレス社のエムフロッグ01誌の記事「あまり深く考えないで模型工作」として掲載していただきました。
同様に2007/04/02〜2007/05/11の内容をエムフロッグ02誌の記事「あまり深く考えないで模型工作 塗装編」として掲載していただきました。
amazonでも取り扱ってないし近所に売っている書店が無いという場合はメーカー直販してください。送料無料だし。
楽天だとこのへんです。

トイズプレスの書籍mflogで書いた内容が現在トイズプレスのサイトで公開されています。
あまり深く考えないで模型工作
第1回 ガレージキット工作の基本
第2回 ガレージキットの塗装

あとファクトリーズ2012でヤクトミラージュ塗った時の日記も公開されています。
あまり深く考えないで模型工作
第4回 1/144ヤクトミラージュ工作日誌 緑の悪魔に挑戦!


2007/02/19 (Mon)

塗りまとめ
土日出勤してくれと言われて嫌ですと答える今日この頃。

例えば漫画の場合、たしかサルまん(/)のどこかに書いてあったと思いましたが、「漫画入門を書いた漫画家のその後の作品はショボい」という法則があるそうです。これは漫画入門中でセオリーとなる決まりを考えに考え抜き決定打を出したが為に、自分がその決まりに縛られ、それに外れた事が出来なくなってしまう、という事らしいです。

またよく聞くのが、(ご本人には大変失礼ながら)「菅野博之の漫画の感想を言え」というのがあります。菅野博之とは良書快描教室の著者です。この場合は教えるスキルと実践するスキルは違うスキルが要求されるという例で使われています。

当ページの場合、日頃から模型関係のHowTo系情報を集めたり教わりに行ったりしてますが、その教える側は上記のような縛りがなく、日々素晴らしいものを生み出しています(よね?)。その差は何なんでしょうか。もちろん漫画と模型の差とかいう人は百叩きですよ。

以前SKAのなつきさんが2006年8月3日(木) の記事で、WEBサイト作りは「過去の経験や研究から導かれた、最大公約数的な「お約束」は存在する」が「(個人運営のサイトに限って言えば、実際のところ、 )大手サイト・人気サイトと呼ばれるサイトでも、すべてがこういったお約束をきっちり守っているわけでもない。」とおっしゃっていて、ナルホドと。そのあたりにヒントがあるのかもしれません。

何かを完成させる手順に決め手はあるけれども、それはあくまで一つの手段であって他の手段もあるよ、という事を理解しているという事でしょうか。毎回同じ事しかしてはならないと縛られていては、やる気も失せます。
そのへんで「自分のやり方とは違うけど、変わった事してる人がいるなー」なんて感じで眺める事が出来れば、余裕があるって感じがします。

今日からマナさん 21:30〜21:45
以前から作りたい作りたいと行ってましたが、現状の塗り方法を書いたページを作ります。その作例として、卓球模型さんのWSC版観月マナを塗りはじめます。お姉ちゃんの方は以前塗っちゃいました。実はマナさんのキット、気付いたらウチに3つあるんですよ。1つは塗装済みです。頭部だけなら合計4つあります(苦笑)。
今日はパーツチェック。

パーツチェックとはパーツが全部あるか確認する段階の事を言いますが、パーツが無くなる原因というのは主に以下の事が考えられます。


ですか。最初から無い場合はイベント直後にディーラーに連絡を取れば入手出来るかもしれませんが、個人的にはガレージキットは現状渡しというか、パーツが無かったらそれなりに何とかするスキルを要求されても文句は言えないと思います。
あとパーツチェックにパーツの欠損を含めなかったのは、ガレージキットはそれの補修をするスキルも要求されるものと思っているからです。他の人よりも楽しみが増えたと喜ぶのも良し、呪いの言葉を吐くのも良し。

このように、今までさらっと書いていた事でも今回はいちいち細かく書いていこうと思います。


2007/02/20 (Tue)

頑固者論
微妙に雨が降ったりやんだりの今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
楽天でモーゼルM712とか買っちゃって、ちょっと楽しい。

頑固者と評される人について、ちょっと書いてみます。
goo辞書によると「他人の意見を聞こうとせず、かたくなに自分の考えや態度などを守る・こと(さま)」と定義されています。なぜその状態に至るのか。

主に若い方に多いと思いきや、いい大人でも結構いるタイプとして、とにかく意見を曲げない人。その意見が正しいか間違っているかは関係なく、もちろん自分でも間違っていると認識はしていても、一度言った意見を曲げないんですね。これには2タイプあり、意見を曲げない事を美徳としているタイプと、特に理由は無いけど意見を曲げたくないというタイプ。後者は一見ワガママのような気がしますが、双方とも自分の利益とは無関係に頑固なのが特徴ですか。
対処法は、何言っても駄目なので、ある程度制御の効く環境下でそのまま自滅させるのがいいでしょうね。

ご年配に多い気がするのが、今までの人生の中で経験により生み出された処世術と言うか世渡り方法というか自分の理論と矛盾する事には従えないというタイプ。自分は今まで何十年もこの方法でやってきて問題が無い、又は何十年も生きてきてようやく編み出した完璧な理論なので、人生経験の浅いお前が生意気言ってんじゃないよ、という態度を取られます。
このタイプに対する対処ですが、相手の人生そのものを否定する事になるので、仮に説得が成功したとして、身を守る物や信じる物が壊された抜け殻をケアする方法までも視野に入れて対処していただきたい所です。今まで複雑な諸条件を取り込んできたくらいだから聞く耳はあるので、そこが攻め所か。

自分から見てランクが低い、目下の者の意見は絶対に聞けないというタイプ。下の者の意見を聞いたが最後、自分の立ち位置が崩れると思っているんですな。
対処法はその人のランク上の人を呼んできて仲間にすればいいんですが、その際の反応は2タイプ。自らの非を認めるタイプと、自らの意見と相手の意見を逆転させるタイプ。後者は気をつけてないと意見を乗っ取られて何故か責められます。

思い出せばまだまだあると思いますが、とりあえず身の回りでよくいるのは上記3タイプですか。そんな職場で働いています(苦笑)。

今日のマナさん 22:00〜22:10
離型剤落とし液に漬けます。

レジンキットというものは、レジンの特性上、ある程度の離型剤がかかっています。シリコン型にレジンを流し、硬化させてパーツを作成しますが、レジンは細かい隙間等に浸透する性質がありますから、シリコン表面の目に見えづらい凹凸に染み込んだりシリコン表面を侵食しながら硬化します。するとシリコン型からパーツを剥がす際、シリコン表面を少しづつレジンが持って行く(引きちぎっていく?)事になり、それを繰り返すとシリコン型がちぎれ壊れていきます。
それを防ぐ為にシリコン型表面に離型剤を塗布しシリコン型を保護するんですが、この離型剤はレジン硬化後にパーツ表面にも付着し、そのまま塗装するとパーツは離型剤でコートされているので塗料がパーツに乗りません。弱い衝撃で塗膜が割れ剥がれます。
そこで塗装前に離型剤を落とす工程が必要になってくるんですが、この離型剤落しという工程は人により様々です。実はここにガレージキット塗装にまつわるオカルトが存在するのですよ。上に書いた事もオカルトの一種と見てもいいですよ。

世間のガレージキット塗装講座を読むと、離型剤落しは中性洗剤に漬けたあとで歯ブラシにクレンザーを付けてゴシゴシみがく、と書かれているのを見かけます。離型剤は油分なのでパーツを鍋に入れお湯で煮て揮発させるのも効果的であるというのも見かけます。また離型剤を落とす時期はキット入手後の出来るだけ早い時期にとりあえず離型剤だけでも落とせという説、仮組や表面処理が終わったあとで離型剤を落とす説、シリコンとレジンをくっつかなくする離型剤とは別にシリコン型を作る際のシリコンとシリコンをくっつかなくするバリアコートと混同して説明している説などがあります。
この離型剤、時間が経つとパーツ表面からレジン内部に染み込んでくるという説があります。また一部のメーカーがレジンに離型剤を混ぜてから硬化させているという説もあります。これらの事により、塗装後十数年経つとパーツ内部から離型剤が染み出してくるという説が根強くあります。個人的にはそんな長い期間も飾っといたのかよと思いますが。

とりあえず当方は、離型剤落し液を使っています。製品としてはWAVE社とガイアノーツ社でレジンウォッシュとして発売されています。時期によりグラム単価が違うので安いのを選んで購入しています。現在使用しているのはガイアノーツ社のですか。
で、ここでも「レジンウォッシュは気休め。効果無し」という意見が根強くあります。
まぁインチキ商品かどうかは別として、離型剤落とし液の利点としては、漬けておくだけでいいという所でしょうか。つまり、いじり始める前日の夜とかに液の中に溶けておけば翌日すぐにいじり始められるんです。長期間漬けておいた場合ですが、二週間ほど漬けておいた事がありますが一晩漬けておいたパーツとの違いは判りませんでした。揮発性があるので、液から出せば数分で乾くし。
容器は100円ショップで売ってるガラス瓶です。蓋のゴムパッキンが離型剤落とし液の影響で劣化するかなと懸念してましたが、三年以上も一応役目を果たしています。仮にパッキンが悪くなっても、どうせ100円なのでまた買えばいいし。

当方はガレージキットを塗りはじめてから三年程度しかたっていないので経年的なデータはありませんが、上記の方法で離型剤があとから染み出してきたという物は現在はありません。
我らが愛すべきツンデル系モデラーの皆さんは何年も開封せずに多量のキットを冷暗所に保管していると思うので、都市伝説に従えばパーツ内部にじっくりと離型剤が染み込んでいる事と思います。老後の為に大事に貯蔵している人たちはがんばってね(笑)。


2007/02/21 (Wed)

entertainer
マウンテンサイクルを発掘してたらいくつかオーパーツを発見した今日この頃。詳しくは追々。

今日のマナさん
離型剤の話は昨日だけでは語りきれませんよ。もー諸説紛々、昨日も言いましたがオカルトだから、これは。
離型剤について論議が続くと、昨日もちょっと書きましたが必ずムキになって話に出してくるのが、レジン内部に染み込んだ離型剤ですか。表面を削り取っただけでは駄目だとされ、永久に内部より表面に向かって浮上してくる物とされています。個人的には、そんな妖怪じみたパーツなんか塗装がはげたまま放置しときゃーいいじゃんって感じがしますけどね。何やっても無駄なんだから。

あと昨日紹介するのを忘れてましたが、カー用品店やDIYショップ等で売ってるブレーキクリーナーに漬けるのが最強とする説があります。基本的にはどんな油も必ず落とせる製品ではありますが、個人的には取り扱いの難しさに敬遠します。直接触れば皮膚が荒れるし、引火しやすいし、臭いも嫌だし、目が痛くなるし、っていうか殺虫剤として使う人もいるし。

あと夕べ、り〜ん・うぃずのひめかわさんより「フィギュアマニアックス誌に入歯洗浄剤で離型剤落しするコメントがあったのでやってみた」との情報を頂きました。怪情報きたー(爆笑)。
詳しく書かれていなかった為に研究されたようですが、入歯を洗浄するのと同様の濃度で水にポリデントとかタフデントとかの入歯洗浄剤を入れ、パーツを漬け置くと効果があるようです。シリコン系離型剤を使用されているようなので、他の種類の離型剤で同様の効果があるかはわかりませんが。元々入歯を洗浄するものなので体を悪くする事も無く、香りも良く(笑)、グラム単価が激安(!)。漬けたあとはパーツを水洗い出来るし、廃油を流しに捨てる事が出来る(ここ重要)。なので、早速明日買ってきますよ。

さて、じゃあ離型剤落しをしなかった場合はどうなるんでしょうか。
今日の写真は当ページを始める前、レジンキットの事なんか何も知らなかった時にB-CLUBの小松原ガンダムを塗ろうと思ったんですが、タミヤの白サフのスプレーを吹いたらサフが乗らなかった写真です。コアファイター先端です。

乾燥後に一見全体にサフが塗られたような気がしても、爪でトントン叩くと塗料がバリバリ割れて剥がれてしまいました。紙ヤスリである程度やすってあれば、もしかして剥がれる事が無かったのかもしれませんが、折角奇麗な表面なんだし...とか思って。サフを厚く吹くのはガンプラモデラーの特徴なので、ほっといてください。まぁガンプラに拭くサフとしては薄いですが。
まぁこれは酷い例としても、この塗料が剥がれるタイミングがある程度進んでマスキングテープを剥がした時だったりすると、やる気が失せます。剥がれなくても塗装の表面がボコボコしているので、どのみち剥がす事になるんですが。
この離型剤による悪影響に懲りると離型剤落しの重要性が身に付いてきますね。


2007/02/22 (Thu)

入歯洗浄剤で離型剤を落とす
花粉症で熱が出てきた今日この頃。喉も痛いし。

さて、昨日紹介した「入歯洗浄剤で離型剤を落とす」ですが、今日早速ドラッグストアにて
タフデント
を買ってきました。108錠で570円ちょい。
仕様としては150〜200ccで1回分の錠剤を入れ、10分程度と書かれています。

周りを見渡して離型剤が結構付いてそうなキットは...ということで、グリフォンのレジンキットのスネのパーツを。

同じのが2つあるので使用前使用後が解りそうだし。長いパーツなので大きい紙コップに300ccの水を入れ、とりあえず1錠入れて様子見。300ccなら2錠入れれば良かったか。あとお湯にすべきだったかも。錠剤を直接手で触ったんですが、なんか手が薬品臭いな。水に入れると水が真っ青に。
待ち時間を利用して箱の説明を読んでみる(順番が逆)。昨日安全とは書きましたが、一応飲んだり目の中に入ったら駄目ですか。あと熱湯に入れて使うとレジン部分が変色変形すると書かれています。レジン?錠剤にレジンが含まれてるのか?と一瞬思いましたが、入歯がレジンで出来ているって事ですかね。

結果は...上が使用前。下が使用後。あはは。ちゃんと落ちてますよ。下がちょっとピンボケぎみなのでアレですが、確かに油の光沢は無くなってレジンの光沢になってます。これは使えますね。除菌も出来るし(入歯洗浄剤はそれが仕事だ)。

さて、これが何を意味するのか。手間のかからない離型剤落し方法が、近所の薬局で安く手に入るもので実行出来るという事です。つまりはだ。離型剤は出来るだけ早く落とした方が良いという説を信じている人は、型から抜いたあと、ある程度レジンの硬化が落ち着いた時点で離型剤を落とすべきって事で、将来的には離型剤落しがディーラーまたは抜き屋の仕事になるってことですよ。今までは中性洗剤で歯ブラシでクレンザーでと手間がかかっていたからイベント前の慌ただしい時には不可能なので組む人の仕事でしたが。
自分とこのキットなんて買っても誰も作らないよと思っていたり、購入者に作らせてあげるよという感覚でいる人ならべつにいいですが、買ってくれた人に感謝して組んでくれるのなら出来るだけの事はしたいと思っている人は離型剤を落として販売してみるのもいいかもしれません。まぁこの考えは「最近のモデラーは、そこまでオンブにダッコなのか?」って感じですが、離型剤落しが手間じゃなくなった時には必ず出てくる考え方だと思います。個人的には...どっちでもいいです。手間じゃないし。

あと昨日言うの忘れてましたが、流しや風呂場でパーツをゴシゴシ洗うのは、小さいパーツを誤って排水溝にパーツを流してしまう恐れがあるので、個人的には避けたい所です。

当初の予定で離型剤落しだけで三回くらい言う事があるかなと思っていましたが、本当に三回分書いてしまいましたな。このノウハウや思想の固まりにして、目に見えない物を扱うという、オカルトという言葉がよく似合う事ですが、これだけいろいろな人がいろいろな方法を持っているというのは、この段階くらいは各自でやっているという事でしょうかね。

[2007.02.23追記]
522円でした。

[2008.01.12追記]
この記事は別ページ化しました。詳しくはそちらを見てください。


2007/02/23 (Fri)

打撲
FM795のファンキーフライデーのミッキーって最高だなと思う今日この頃。はーいミッキーだーよ!。

実は昨日、椅子に座ったら座る所が抜け、尻餅をつくかたちで床に転倒、打撲してしまいまして...現在体中痛いです。
おまけに花粉症がそのまま風邪に発展して熱のど鼻のコンボを食らってます。
あと体力をガッツリ持ってかれてます。

すみませんが今日は早く寝かして下さい。

今日のマナさん 23:00〜23:05
とりあえず離型剤落とし液から引き上げました。乾かし中。

そういえば言うのを忘れてましたが、離型剤落とし液を入れているビンの中に天かす救いみたいな網を入れてます。常時網を入れておいて、離型剤落とし時にはこの網の上にパーツを置き、出すときは網ごと引き上げます。そこから落ちたのはピンセットでつまんでるけど。


2007/02/24 (Sat)

筋肉痛
「言っとくが、黒岩よしひろの漫画は最後までオープニングだぜ!」というのはどうでしょうとか思いついた今日この頃。いや、「さあ行こう!」で終わるし。

体の方ですが、床に尻餅をついて椅子の座る所でふくらはぎを打ったのはだいぶ収まってきたんですよ。でもとっさの時に体をこわばらせた時に全身の筋肉で強く身を引いたので、現在全身が筋肉痛でーす。

今晩は早めに寝たいので、今日は午前中に更新です。

おとといの「入歯洗浄剤で離型剤を落とす」をHK-DMZ PLUS.COMさんの2007/02/23 (金)で捕捉していただきました。いや、多分ブレーキクリーナーが最強なのは変わらないと思うんです。ただ取り扱いが難なだけで。当方のように模型やる部屋と寝室が同じだったり臭いが少しでも部屋の外に漏れると家族から怒られる環境の人はブレーキクリーナーはちょっと敬遠してしまいます。
カトゆー家断絶さんの2月24日(土)で捕捉していただきました。実は当方は既に100体以上塗ってますが、風呂場でゴシゴシって最初の2〜3体しかやった事無いんですよ。パーツを排水溝に流しそうになって、こりゃ駄目だ別の方法を、となりました。
発展途上!さんの2月23日(金)で捕捉していただきました。方法は紹介したもの以外でも沢山あり、いろいろな人が独自の方法を持っていますが、模型やってる人というのは不思議なくらい横の繋がりが無いので地方文化が伝わりにくいという特徴があります。模型誌見ても「作った塗った出来た素晴らしい終わりー」みたいな記事ばっかりだし。
Pinakothekさんの【ぴなぶろ】2007-02-23で捕捉していただきました。ボークスの離型剤落しは漬けたあと洗わなければいけないのですか...。当方はWaveとガイアノーツのを使ってますが、洗った事はないです。もっとも、洗浄後のパーツの臭いを意識してかいだ事もありませんが。結果レポート待ってまーす。
リンクしていいのかわからないけど某チャットルーム内でいしだ@互換機さんより「 (入れ歯洗浄剤ってそんなに強力かなぁ…」とのコメントを頂きました。強力ではないと思います。しかし実用レベル程度は満足していると思います。イベント直前で多量のサンプルをメーカーに提出しなければならない某ディーラーも入歯洗浄剤で一気にシュワシュワしてると言ってましたし。一度に売るキットの種類を減らせばいいのに...(こら)
あとmixi方面からもリンクを頂いてますが、こっちからは見れないので何言われてるか解りません。死ねとか言われてたらどうしようと、いつも不安になります。

ここまで言っといて何ですが、離型剤落し液は無意味という説もある事を再度指摘しておきます。もしかしたら、実はこの後でのパーツ全体へのヤスリがけの段階で落ちてるのかもしれないしな!そう考えると離型剤落しという工程そのものが実はやらなくていい事になり...(苦笑)。
まぁ冷静に考えると、離型剤が付いたままヤスリがけすると、そのヤスリがけ時にパーツ表面に付いた傷と言うか溝に離型剤を擦り込み染み込ませる事になり、余計にタチが悪くなります。

しかし最初に戻りますが「パーツに塗料が乗らない現象の原因の一つに離型剤がある」という事は変わらないので、まぁ思い思いの方法で除去して下さいって事で。

今日のマナさん 09:00〜09:15
さて、これからバリや湯口取りをして仮組に入るわけですけど、その前に知っておきたいこと。
レジンキットを大事に大事に保管しておく積みモデラーの皆さんは箱入りキットならいざ知らず、袋入りキットを積んでる人は重さや無理な詰め込みでパーツが曲がる事があります。レジンは固いようでも、力を何ヶ月も何年もかけ続ければ段々と曲がっていきます。
そんな曲がったパーツがあった場合、切って接着し直したり諦めたりする前に、熱でレジンを柔らかくして曲げ直す方法を知っておくと、早まった事をしなくていいと思います。
ええ、レジンは熱で柔らかくなるんですよ。
今日の写真は、試しにマグカップに熱湯を入れ、5mm径のレジン棒を10秒ほど漬けてピンセットで引き上げ、指でクニャ〜ンと曲げてみた物。清田君もビックリですよ(例えが良くない)。

下の棒が曲げたもの。以前飛行機のレジンキットの羽が曲がってたのを塗った事があり(注:購入時にディーラーとわたしの双方で了解済み)、同様に熱湯に漬けて引き上げたら羽が重力で下に全部さがって、アニメに出てくる疲れたジャンボジェット機みたいな感じになって焦った事があります。またはダリ風というか。
あとは、元々正しい形が曲がって変形した場合、鍋で煮れば大きいパーツなら自らの張力で戻るものもあります。同時に離型剤も揮発するし。

なので、切って貼って削って盛る前に、ここって曲げればいいんじゃないの?という方法も検討してみてはいかがでしょうか。

[2007.02.24追記]
すみません、よくよく考えたら各キットに付いてる離型剤は量が、場合によっては種類がまちまちなので全てオールマイティに対応出来る方法が無い、でも全部同じ方法で対応させようとするから皆さんそれぞれ様々な説が生まれてきたんだと気付いたんですがー。量が少ない場合は甘い対応でも十分だけど他人に聞けば強い方法を勧められ、まぁそれをやっときゃokなんで正解と言えば正解なんですが。
どれにせよ、キット表面がテカテカしてるだけで基本的に目に見えない物に対して種類や量や状況を確認しろってのが無理な話であって、それがオカルトたる所以でありましょうな。


2007/02/27 (Tue)

回転中
もうメチャクチャな今日この頃。

今日のマナさん
日常復帰に向け、避難してたパーツを元に戻す。
パーツは深めの箱にまとめて入れておくと無くさなくていいですね。

って、ただこれだけの事なんですが、実はこれが結構重要だったりします。風がふくだけでパーツが飛んでいくので、机の上にそのまま出しっ放しだと、うかつに窓も開けられませんよ。


2007/03/01 (Thu)

日常復帰に向けて
そろそろいろいろ疲れてきた今日この頃。結局2月のフィギュア完成は1体だけだったか。

ワンフェス会場でも入歯洗浄剤の話題を結構聞けたんですが、ねこちぐらさんの2007年2月26日で「あ、あと流しとかお風呂場でパーツを洗うのなら、100均で排水溝にはめこむ網やストッキング状のカバーを売っているので、それをつけるといいと思われます。プラモデルはつくらないけど、生活の知恵ならシェアできるもんね。」とのコメントを頂きました。ご情報ありがとうございます。

mega green oasis +さんの2007年02月26日でもコメントいただきました。多分成分とか化学式とか知ってる人にとっては「ああ、確かになるよ」という感じなんだと思いますが、一般的には「入歯」という面白アイテムの用具で出来てしまうというその意外性がウケる所ですね。

狐日和さんの2007-02-23でも入歯洗浄剤に興味を持っていただきました。あーやっぱりとにかく早く仮組して塗装工程上の「最初のご褒美」にあずかりたい所なのにパーツ洗浄が意外と時間がかかってなかなか面倒というのはありますね。やってみて失敗したらやり方に反映したいと思いますので、検証待ってます。

井乃間君のとこの2007-02-28でも「落ちてる見たいです。」との事。あとで自分で買い直しておばあちゃんに返してあげて下さい(苦笑)。

あーあと一カ所、漂白剤成分がカラーレジンに及ぼす影響をロードテストしてるサイトがあったんですが、いまちょっと出てきません。おかしいなぁ。まぁカラーレジンと言っても染色方法はかなり多岐にわたっているので条件出しが難しいかもしれません。

その他.30CAL CLUBさんの■2月25日でも捕捉いただいております。

うっうー!そしてうっうー!さんの2007-03-01 Yapi's Rakugaki PageさんのDiaryのMar.1,2007でカメコの件についてご意見を頂きました。昨日のは何となく想像力が湧きそうな文を取っ掛かりのヒントとして並べてみたわけですが、それらが関係ある事柄なのかは解りませんが、大きな流れの中の一現象としての増加なら、大きな流れの中の他の現象とも結びついているのかも。
ただ「アクセスアップ目的にガレージキットの写真を撮ってる」という意見が良く出ますが個人的にはその理由でやっても余りそんな増えない気がします。まぁ一回あてれば10,000pageviewくらい稼げると思いますが、それ以上ともなると「ここに来ればこれが見える」とか「この人なら今度も必ずやってくれる」という信用が生まれてこない限り継続的なアクセスアップが見込めず、割に合わなくて次はやめるかも。

[2007.03.02追記]
ロードテストを行っているのは同人ゲーム 青田狩りさんの所でした。


2007/03/02 (Fri)

手を動かす
花粉症が酷いはずが何故か今日は何ともなかった今日この頃。

この件は自分の意見を言わずに、題材だけ提供して出てきた意見を読んで勉強しようと思ってたんですが、でもやっぱり書いちゃいます。

当方は人間を「作る人」と「作らない人」(又は「手を動かす人」と「手を動かさない人」)の二種類という目で見ていますが、「イベントレポを集めている立場上、レポ作成者を否定しない」という事を差し引いたとしても、やっぱりWEBでレポを作ってる人と言うか何か自分の意見を発表している人というのは「作る人」側の人間と言う認識でいます。その「作る」という単語が妥当かは解りませんが、意味的にはそんな感じです。

レポ中にその作品写真の掲載や不掲載を決めるそのチョイス、及び作品に対するコメント。イベントレポ作成者は「残酷な採点員」という位置づけで見てます。完成や欲に素直であればあるほど純粋な残酷さを感じます。そして被写体というか作品製作者はその残酷さを吸い取って栄養(または毒)とす、とか。
まぁ写真の採用/不採用と言ったって、撮る/撮らないの時点はともかく、撮ってきたら出来るだけ沢山の写真は載せたいけど、ある程度ピンボケの写真は不採用にしたいし、何か演出的な事をしたいのならシナリオから外れたものは除外したくなりますが。

当ページでたびたびリンクさせていただいてる異常感想注意報さんというかフィギュア注意報さんの2007/03/01で手を動かさない人の分析が載っていて興味深いです。こういう話を待ってました。

手を動かす人が減ったというのは模型イベント参加者という枠以前に模型店が潰れていっている状況から出た推測ですが、そりゃマズいってんで模型誌等で初心者取り込み記事を載せようかなんて話も時々聞きますが、先日のワンフェスでいくつかのディーラーで話し込んできた所では「そういった取り込みをするなら三年半遅かった」という意見を頂きました。三年半早かったらコトブキヤがオモチャ屋になる事もなかったのかも。

まぁ何か行動を起こすにしろ、現状で各層が何を考えているのかとか、どうやって生まれたかの把握は重要と思うので、いろいろ意見が出てくると面白いかと。

今日のマナさん
さて、久々に触ります。今日は湯口取り。
型にレジンというか樹脂を流し込む関係上、その樹脂の通り道である湯口またはゲート、ランナー跡など、いろいろな分類や呼び名がありますが、それを除去します。
基本は大まかにニッパーで切って、あとはデザインナイフや棒やすりで丁寧に削っていくわけです。
そのニッパーで大まかに切るのをパーツのギリギリで行ったらどうなるのかが今日の写真。

緑矢印の所が欠けています。今回この話の為にわざと欠けるようにニッパーで切ってみました。本当はもっと欠けると思ってましたが。
あとはパーツ表面付近でニッパーで切ると、ニッパーの切った衝撃でどこか根元の方にヒビを入れる事になりかねませんし。
このニッパーで切るというのももう少しいいたい事があるのでまた明日。


2007/03/03 (Sat)

早め早めの

今日のマナさん 14:30〜15:10
あー昨日ニッパーの話を今日も書くと言いましたが、何を書きたいのか忘れました。

デザインナイフで湯口の除去を。基本的に有るものを削り取っていって形を整えるのはいいんですが、無い所に何かを足していくのは時間と手間がかかるので、なるべく削りすぎないようにします。
でも。。。削りすぎた場合。世の中のフィギュア塗装講座は失敗した時の対策を書いてないから駄目なんですよ。削りすぎた場合はあとで修正するので、今はそのまま置いときます。「次は削りすぎないようにしよう」と前向きに反省すればいいんです。ここでショックでテンション下がってやる気が無くなるのが怖い所です。気楽に行きましょう。ちなみに以前マナさんを塗った時は、写真の矢印の、右手のYシャツ袖口をバリだと思って削り取りました(苦笑)。

次に、パーティングラインを消します。パーティングラインというのは型と型の合わせ目で、型が微妙にずれたままレジン(樹脂)を注型した場合に、そのズレ量の分だけパーツに現れてきます。では、実際にズレたパーツを見てみましょう。...とやりたかったんですが、基本的にわたしの抜いたパーツって、ズレが無いんですよね(笑)。微細気泡も無いし。よそ様のパーツを例に出すのも失礼なので、しょうがないから、わざわざ型をずらしてレジンを流してズレたパーツを作ってみました。

こんな感じ。
この段差を消す手段は3つ。


当方の場合は、デザインナイフで削るだけにとどめています。パテを乾かす時間が勿体ないし。まぁザックリ溝が出来ている時はパテ埋めしますが、出来ればデザインナイフで山を切ってヤスリがけして済ませたい所です。


2007/03/04 (Sun)

こりてない
そろそろ部屋の片付けがしたい今日この頃。

今日のマナさん 11:00〜11:30
昨日の続き。
昨日段差は削ると書きました。まぁ削るだけで消える段差ならいいんですが、元々段差が起きるような所には気泡の巣となっている事が有り、段差を削ったら断面が穴だらけになった、なんて事になるとゲッソリします。いわゆる「隠れ気泡」ですな。レジンがシリコン型と接している所は一枚皮のように奇麗でも中は微細な気泡がウヨウヨ、という感じです。
ではそれがどんな状態なのか見てみましょー。と行きたい所なんですが、さっき適当な失敗パーツを輪切りにして断面を見てみたんですが当方のキットには基本的に微細気泡が無いので(笑)、図にて。

まぁこれもあとで対策をするので、いまは「こきに気泡があるのかー。あとで消す為に覚えとこう」という程度で構いません。くれぐれも「ああ、気泡が多い。自分には難易度高い。だめだこのキットは思い出としてしまっておこう」としないように(笑)。たまに

ガンプラとか組んで気分転換しながらでもいいし。ああ、先日マウンテンサイクルを発掘してる時に出てきた98式AVの背中が見事だったんで載せます。

ある種、悪夢的というか。

で、このマナさんはというと、気になる気泡も無いのでそのまますんなり先に進みたいと思います。

パーティングラインとモールド(造形的にそういうふうになってる所)を間違えないように削っていきます。「いや、俺はこういう風に作るんだ、ここは削ってしまえ」ってのでも一向に構いませんが。

[2007.03.04追記]
入歯洗浄剤で離型剤を落とす関連、ぴなぶろさんで詳細きたー!しかも塗装がなんか本格的だー。


2007/03/05 (Mon)


帰りに傘を広げようと思ったら既に誰かに使われてて開いたら傘が壊れてた今日この頃。ひどい...

さて、昨日の午後からTAT-CON対応に切り替えてますが、一連の入歯洗浄剤で離型剤を落とすで、最大公約数的なものを記事化し、無保証オレテクに投稿しときました。多分03/21のイベント当日、カタログに載ります。
一応公式的には03/07が締め切りっぽいので、こんな怪しすぎる技もあるけど個人的に実用ってのがあったらチャチャッと書いて投稿してみるといいかもしれません。多少締め切りが延びても応談っぽいかもー(無責任)。
まぁ当日実演出来る人は実演してもいいと思いますけどね。わたしは去年、なぜか光硬化パテの布教とかしてたし。芸がカブるとアレなんで、何かしたい人は早めに掲示板で宣言するといいかもしれませんね。

あー、昨日最後にちょっと書きましたが、ピナコテークさんのぴなぶろ2007-03-04でレポートが上がってます。あーそういえば言うの忘れてましたが、いいにおいがするのと、あまり吸わない方がいい気体がまじってないというのは別問題なので注意されたし。最近よく気をつけろと言われてます。具体的に言えばミントの臭いがするからと言って漂白剤の臭いが混じっていないという事にはならない、という事みたいです。

模型制作記さんの2007/03/05でも試されたようです。ってもう完成されています。早っ。

そういえば女性自衛官 海自むすめ、今日amazonから来ました。とりあえず1BOXゲットしたら全部入ってました。同じのが2つあると思ったら、台座の下に小物が入ってましたよ。
とりあえずこの、ハンドバッグさげて走ってる子がいいかな。

今日のマナさん 23:50〜24:10
さて、耐水ペーパーでヤスリがけです。とりあえずあとでまたヤスリがけするので、今はパーティングラインの消しの仕上げにしておきます。

商品的にはタミヤのフィニッシングペーパー400番ですね。以前は320番を使っていましたが、タミヤの320番って木目用セットの中の5枚中2枚しか入ってなくて、残りの180番と240番が使わずにたまっていきます。400番は400番でプラスチック・金属用に、これもまた5枚中2枚しか入ってなくて600番と1000番がたまっていきます。そこで最近になって400番だけが入った商品が売られるようになって大助かりです。あーでも180番は派手にやすりたいとき、600番はツヤ有り塗装の下地に使ったりするか。でも320番や400番ほどは全然使いません。
紙ヤスリというかサンドペーパーは普通にやする(紙表面でこする)だけですが、耐水ペーパーは水を付けてやすります。最初は耐水ペーパーに水を付けても水を弾きます。人によっては石鹸水を付けて耐水ペーパーに水を馴染ませる人もいます。当方は面倒なので耐水ペーパーに水を付けて何度か指の腹でなでて水を染み込ませています。
その為の水なんですが、時々これってウエザリング用の塗料なんじゃないかっていうか江ノ島海岸から汲んできた海水ですかってぐらいドス黒い水を使う事もありますが、それは以前塗った模型が完成した跡で水を替えるのをサボっていただけで、基本的にはきれいな水を使います。水道から出してきたそのままで。水を入れる容器は100円ショップでゲットしてきた水入れ。特に用途は決まっていないっぽいですが、バケツ型小物入れと書かれています。ダイソーで買って4年目ですか。同じのが4つあります。なかなか壊れない。
汚い色の水を使用し耐水ペーパーをかけた場合、汚い水をパーツの溝(たった今やすりで付けた傷)に擦り込む事になるので、パーツが汚れてきます。あまりよくないですね。
今日の写真のように、10mm〜15mm幅に切り、それを半分に切って使用しています。あまり大きい面のがあっても使いづらいし。
これでやすっていると、耐水ペーパー表面の石というか砂というか削る部分がパーツの気泡に入って気泡が黒くなります。その時は水にパーツごと漬けてザブザブゆすると取れるかもしれないけど取れない時は歯ブラシでこすります。
さて、この水を付けるというのはどれくらい塗らすのかという事なんですが、個人的にはパーツから水滴がたれる程度に水を付けてます。水が足りないと耐水ペーパー表面がすぐに減っちゃいます。耐水ペーパー表面が削れるのとパーツ表面が削れるのはイコールじゃないです。水を十分つけてれば耐水ペーパーをあまり減らさずにパーツを磨いていけます。

とりあえず落ち着く為にまた明日。


2007/03/06 (Tue)

リロード
そろそろ24時くらいに寝る生活に戻りたい今日この頃。

同人ゲーム青田狩り市場さんのblog2007年03月06日で入歯洗浄剤及び塩素系漂白剤のカラーレジンへの影響の実験結果が出てます。一応色あせ無しという事です。ご苦労様でした。それ以前の日付も必見。

今日のマナさん 23:00〜24:00
耐水ペーパーでやすりがけ続き。まずは昨日書き忘れた事。
なぜタミヤ製フィニッシングペーパーを使っているのかという事なんですが、これは入手性の問題です。タミヤのなら全国同じのが入手出来るだろうし(多分。入手不可ならごめん)。やり方を公開してるページが特殊な道具を使っちゃまずいだろうと。出来ないのはその道具が無いからだ!とか思われたらガッカリだし。
ヤスリがけには便利な道具がいくつかあります。例えば最近市販品がいくつか発売されてきたスピンやすり。あと細かい奥まった所をやするのに便利な芸人サンダーとか。当ページでは所有しているにもかかわらず使っていません。なぜか。それはね、個人的に耐水ペーパーでパーツ表面をなでくりまわすのが好きなんですよ。ああこの曲面が角が溝が。原型師が丹誠込めて微妙なこだわりを盛って作ったその表面を親指で人差し指で追いかけるその盲目的なトレース。いや、それ以前に何も考えず無心になってパーツをヤスリがけするその行為自体が癒しというか安らぎを感じ、心が和みます。
そういった文明の利器を使わずにやってると、ヤスリにくい場所というのが出てきます。写真の緑線で書いたパーティングラインですね。

腕の内側です。キットによっては脇の下、あごの下、耳の裏、ひざの裏、くるぶし、股間等、込み入った所がヤスリがけしにくい事があります。そういう時には写真赤線で書いた表面に見えてる所にパーティングラインを持ってきてくれないかなーとか心底本気で思います。
ただ、やすれない所は見えない場合があり、あとで仮組しますけど、その時点で見えない所は妥協するという手段があります。まぁ今回は耐水ペーパーを爪楊枝に巻き、細い所をやすりましたが。

あとは芸人サンダーに対して貧乏サンダーというのがあります。誰が命名したのか忘れましたが。親指薬指-人差し指中指で細長い耐水ペーパーを持ち、ピンと張った耐水ペーパーでヤスります。芸人サンダーに比べて張力が無いので慣れるまで修行が必要です。

耐水ペーパーを細くすればより細かい所をやすれますが、耐水ペーパーが切れやすくなるので裏面にクラフトテープを貼って補強するという技が知られています。
そしてこの時点でパーティングラインの段差をデザインナイフである程度削るのを忘れてると余計にヤスリがけする必要が出てきて、耐水ペーパーの表面を無駄に摩耗させる事になります。まぁここはデザインナイフの方が早いと思ったらそっちで削っちゃって下さい。
あと何か言い忘れた事は無いかな。

[2007.02.07修正]
スピンブラシをスピンやすりに修正。スピンブラシはスピンやすりの材料です。


2007/03/07 (Wed)

看板
気付いたら桜が咲いてる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

今日のマナさん 22:30〜23:00
ヤスリがけ続き。

パーティングライン跡はほとんど無くなったので、今日は全体的に400番の耐水ペパーでヤスリがけします。最初は親指でジャーコジャーコという感触ですが、途中で突然スコッと感触が変わります。この感覚はどの番手でやすっても同じようにありますね。そしたら次の所ですか。
やするとやすった分だけ粉が出ます。この粉がパーツ表面に付いたまま上から塗料を塗装すると、その塗料の上からマスキングテープを貼ると剥がれます。特に角や溝は粉が溜まりやすいので気をつけます。普通はパーツを水の中に入れてゆさぶれば落ちますけど、駄目なら歯ブラシでやするといいかも。まぁ下地の上からサーフェイサーやプライマーを吹く人ならそれが粉を包んで固定してしまうのでいいんですが、パーツ表面に直接塗料を塗る人は注意するといいと思います。
あー、あと。目の中はやすらない方がいいです。ただでさえ窪んでいるのに目の表面がヤスリで傷だらけになったらその傷に塗料が溜まります。

そんなところでしょうか。


2007/03/08 (Thu)

早く寝る
0時に寝ても4時に起きちゃう今日この頃。体は正直です(苦笑)。

今日のマナさん 22:20〜23:00
今日から軸打ちです。
軸打ちとは何か。主にパーツとパーツを針金で刺して接続する方法です。
それ以前に軸打ちは何故するのか。ぶっちゃけた話、1/10とか1/12くらいの、今やってるマナさんのように小さいキットは瞬間接着剤で接着してもいいんですが、それだと衝撃に弱いんです。パキッといきます。なので鉄筋を入れます。すると強度は何倍にも上がります。軸打ちして接着すれば大抵の衝撃に耐えられます。1/8や1/6のキットを組む時には自重が結構あるので加重がかかる所には必須ですね。

パーツとパーツの接続面は主にこんな感じになっていて、気が利いたキットだと目印の凹凸があります。

あと針金を刺す穴を開ける目印があったりします。何故かこのキットの場合はお互い関係ない所に穴が開いてて謎です。
その目印の凹凸はこの場合は円というか半球ですが、物によっては円柱とか四角とか三角の溝だったりします。針金を刺す穴の目安だけだったりもするし、何も無いこともあります。キットによりまちまちですね。

わたしは基本的には軸打ちをしようのページの方法でやってます。今日は軸打ちをしようかなーと思ったら旅行代理店の店頭とかでパンフレットをもらってきて、沖縄行きたいなーとか思いながらクリップを抜いて軸打ちしてます。でもちょっと大きいパーツとかは伸ばしたクリップを使ってます。
でも普通の人は模型店等で売ってる真鍮線を使いますよね。個人的には真鍮線は高いので、タダで入手出来るクリップとかホチキス針とかを使うんです。っていうかホチキス針なんて家の中を探せばいくらでもあるし。

上記のページでは書かなかった方法を紹介します。
貫通法とかいろいろ名前がついてますが、HowToサッチンで紹介されてるからそっちを見てねー。終わり。で済ませようかと思いましたが工程を書きます。まず軸を打ちたい面から垂直にピンバイスで穴を掘ります。

穴の先が別の接続面に抜けていればパーツの見える所に出ないのであとで修正しなくて楽でいいです。魔改造への招待だとパーツ表面に突き出してて豪快だなぁとか思いますが、そっちは修正以前に結構変えちゃうのでこれくらい物の数に入らないか。あ、ピンバイスの径はこれから刺す伸ばしたクリップの太さと同じくらいです。次に利き手と反対の手でパーツを合わせます。

利き手はピンバイスを扱うから。この時点でかなりむりがあります。このキットの場合、足の取り付け角度の遊びがほとんど無いので、正確な位置でホールドし続けなければなりません。これ持つのに3分くらいかかりました。そしてさっき貫通させた穴に逆からピンバイスを突っ込み、そのまま掘り進めます。

そうすると逆側のパーツにも穴があきます。これで穴の角度や位置が正確な一直線の穴があきます。けど、実際には左手でのパーツの保持が難しいので、うまい角度で開きません。...という説明をしようと思ったんですが、なんか成功しちゃいました。ちっ。

針金を切ってパーツを外すとこんな感じ。

一回や二回は失敗しても、失敗した穴の横に新たな穴を開けて再チャレンジすればいいんですが、それでも上手くいかない場合は、もういっその事彫刻刀で適当に穴をあけ、

エポキシパテを同量切って混ぜて、


双方の穴に入る程度の量を置いてむにっと押し付けて、エポキシパテの粘着力に期待してそのまま置いときます。

固まったらパキッと外し、最終的に瞬間接着剤で接着します。

続きは明日。

[2007.03.09修正]
パーツを手で持つ写真へのリンクが外れていた所を修正。
内部で使用している画像アップローダへのリンクを間違ってしていましたが忘れて下さい。


2007/03/09 (Fri)

早く寝たい
いろいろあって午後から会社に行く事にした今日この頃。半日だと仕事した気にならないなー。

今日のマナさん 23:00〜24:20
昨日エポパテを詰めた所の続き。エポパテが固まったので剥がし、余分をデザインナイフで切り取り、一応ダボが出来ました。

でもこれだと接続した所で保持出来ないので、瞬間接着剤で接着する時に合わせる時用ですか。とりあえずマスキングテープとか貼って固定します。しかしエポパテを使う技は硬化に時間がかかるので、急ぐ時には向きませんね。あと硬化中に何かの力が加わってパーツがずれ、ずれたまま硬化してしまう事が多々あります。

他の軸打ちの方法としては、片方にプラ棒でも何でもがっちり固定してそのプラ棒にメンソレータム等を塗り、もう片方にその棒がすっぽり入る穴を開け、その穴にエポパテやポリパテを詰めてパーツを合わせ、パテが固まったあとで外すときっちりした穴が出来ているというもの。ポリパテの中にプラ棒を入れるとプラ棒が溶ける事があるけど。これも同様にパテ硬化時間がかかるのとずれたまま硬化してしまう可能性がありますね。

ABC-labo.comさんの画面左ガレキ製作TIPSに「練り消しを使った軸打ち位置合わせ」という技が紹介されていてそれも効果的だろうとの話を時々目にしますが、なぜかやってみましたという話を聞きません。ちなみに当方は...ネリケシを使う技は全部パスの方向で。パーツ表面に付着したネリケシって、個人的に除去するのがすごく苦手なんですよ。水に付けるとネリケシは付かなくなるそうですが...。鬼門です。

あと、パーツを合わせたままの状態で境目に直角に細いシャーペンで四カ所に目印の線を引き、パーツを外し、目印の線を直線で十字に繋ぎ、その中心を軸打ちの穴の位置にするというのが古典的にありますが、目印の位置の精度の関係でこれも好きじゃありません。

まー瞬間接着剤でそのまま付く所は塗装後にそれで付けちゃうのが一番だと思います。ムキになって軸打ちするくらいなら、その時間を他の事に使った方がいいし。

で、今日の写真は軸打ちをしようのページどおりに軸打ちしてみました。

細かいパーツは最後に瞬間接着剤で付けます。最初に塗った時はご丁寧に軸打ちしてましたが(!)。立ててみたら自立しなかったんで左足のかかとの下に敷物を入れて自立するようにバランスを取ってます。

[2007.03.13追記]
ネリケシを使って軸打ちをする方法ですが、ABC-labo.comさんで試されたそうです。(2007/3/12の記事を参照)
おお、ぴったり合いますか。むむむむむ。


2007/03/10 (Sat)

起きれない
なんか無意識的に目覚まし時計を止めてる気がする今日この頃。鳴ってるのかなぁ...

今日のマナさん
軸打ちあれこれ。
昨日魔改造への招待で紹介されてるパーツの表面から貫通させて軸打ちする方法ですが、改めてやってみると、あとで打った跡を消す必要はあるものの正確に打てるので楽と言えば楽ですね。完成時にちょっとポチッと傷があるフィギュアと軸打ちに失敗してパーツが曲がって付いてるフィギュアを比べた時には後者の方が遥かにみっともないですからね。

軸打ちは塗装後に影響するので、ちょっとでも変な角度に付いてたら何度でもやり直します。ええ、やり直せますから。一杯失敗しても違う所に、または違う手法で再度やれますから。

さて、仮組が出来ました。とりあえずご褒美です。
ここでしばらく妄想にふけり、にまにましながら完成予想を頭に描きます。まぁ人によってはここで終了する人もいますし、目だけ入れて終了する人もいますし、それはそれでアリだと思います。簡単な影ならコピックで谷部を塗ってカラーレスブレンダで薄めてモノトーン調とかにして飾っといてもいいし。
当ページは先に進みますけどね。

この段階で目線がどこを向くのか大体想像しておくとあとで目を描く時に役立ちます。一般的には右とか左とかどちらかを見ていた方が描きやすい事が多いそうです。


2007/03/11 (Sun)

レポリンク集を別ページ化
土日で家にこもりっきりの今日この頃。また車のバッテリ上がるな。

今日のマナさん
さて、もんもんと妄想にふける事がいかに重要かを語るべき所ではありますが、今日はちょっとズルい話を。
塗装に対して時間を十分に取れるようならいくらこだわってもいいんですよ。気になる所で直したい所は全部やる時間があれば。

完成する日が決まっていたり、自分の集中力が切れる前に完成させようと思っていたりする場合は、どこかで手を抜く必要が出てくる事があります。いや、手を抜くという表現がアレならば、ペース配分をするとか(笑)。見えない所に時間をかける時間を、見える所を良くする事に使いたいという感じですか。
例えば顔とか、前面に出ている部分とか、キャラの記号である部分やアクセサリとか。
バストとかニップルとかショーツとかスジとかニーソとかブルマとか。人により重要視する箇所は違うと思います。
時間があれば全部やればいいんですが、そうも言ってられない場合は自分がこだわりたい部分をやればいいんです。まぁやらなくてもいいけど。
そういった今後の作戦を、このもんもんとした時間を利用して立てていきます。


2007/03/12 (Mon)

起きなきゃ
寒の戻りに体調が心配な今日この頃。かぜひきそう。

今日のマナさん 22:00〜22:30
パテ埋め開始。今日は瞬間接着剤の話。パーツとパーツの合わせ目には、当方の場合は瞬間接着剤を使っています。

本当はレジンに近い硬度のパテを使ったらいいんですが、瞬間接着剤は手軽なので(笑)。商品的には100円ショップのキャンドゥで売ってる、ゼリー状じゃない方のやつです。以前は東亜の一般的に瞬間接着剤と言えばコレというアロンアルファを使ってたんですが、口がすぐに固まってしまうのと、当時そんな安売りしている所を知らなかったので、瞬間接着剤ってどうせ口が固まって最後まで使えないのならもっと少なくていいよなぁ...安ければなお良し、って事で探してて100円ショップにたどり着いたと。キャンドゥなのは...通勤路に結構あるんですよ。3軒くらい。

瞬間接着剤は一般的には水分で硬化するとされています。ほら、くっ付けたい物どうしはくっ付かないくせに、それを持ってる指は何故かよくくっ付いてしまう。皮膚の表面の水分で硬化するとされています。なので横着して瞬間接着剤の蓋を口で開けたりすると...なかなか剥がれません。
そして適量ですが、一般的には点付けと言いますが、接着には一滴がいいとされています。多く出すと硬化に時間がかかったり強く付かなかったりします。
あとは白化とか言いますが、水分が多すぎたり、透明のプラスチックの上に垂らしたりすると白くなります。それぞれ理由は違うそうですが、せっかく接着剤が透明なのに白くなって、ややガッカリです。

さて、瞬間接着剤をパテとして用いる時は多量に盛る事になるので、なかなか乾きません。なんとなく乾いた感じがして爪でつつくと全然乾いてなかったりして、盛ったのが崩れるは爪に瞬間接着剤が付くはで、良い事がありません。硬化促進剤とか便利な物を使わない場合は、半日程度置いておきます。生乾きで上からヤスリがけすると、なんか中央付近がボロボロもげていきます。
盛り方は、最初に一回盛り、20分くらいして何となく固まったっぽくなったら二度目を盛り、足りなかったらまた時間をおいて三度目を盛ります。

ヤスリがけして気付くんですが、瞬間接着剤はレジンよりも固いんですよ。なのでヤスリがけしていると、瞬間接着剤はあまり削れていかないのにその周辺のレジンがなんか減ってる感じがします。関係ない所を削りすぎないように気をつけましょうね。

あー、もっと早く言うべき事でしたが、当ページでは通常模型では使わないものを多く使用していますが、通常の模型用具を使わなくてもいいのと同じで、当ページで紹介している物を使わなければならないという事でもないですよ。こんな物を使って同様な事が出来るとか、そういう類いのものです。理論が同じで方法が違うとか。
個人的には、今使っている消耗品がまだあるのなら、最後までそれを使い続けるべきと考えています。ヘタの横好き的にどんどん新しい物に手を出していっては、旧来の物がどんどん溜まっていってしまいます。捨てるのは勿体ないし。
で、それが無くなった時にさて次は何を補充しようかなと。その時に以前の物と同じ物しか知らないのと別の物も選択出来るのとでは、後者の方が断然楽しいです。


2007/03/13 (Tue)

修正
体力が確実に落ちてる今日この頃。運動サボってたからなぁ。

今日はお便りコーナーです。

へたれのHPさんの2007年03月13日で「経験と知識が豊富じゃないと上手く書けないよなぁ。。とつくづく。」というコメントを頂きました。当方が新入社員の頃、当時の指導員が「人に何かを教える場合、指導員はその教える内容の十倍の知識が無いと教えられないんですよ。逆に言えば、指導員の知っている事の十分の一しか生徒に伝わらないんですよ」という事を言っていました。当方の場合は常にギリギリというか持てる力の全てを出し切っているので(苦笑)、これ以上は振っても出てきません。
まぁ「この人の知識はこの程度か」と言われたら「この程度でも完成まで持って行けるんですよ」と答えますし、「いろいろ知ってますね」と言われたら「三年も毎日やってれば、いいかげん覚えますよ」と答えます。

櫻色フィギャーさんの2007.03.12で「あー、うん、模型やってりゃそのうち何処かで役に立つよ。きっと。」とのコメントを頂きました。上の話と若干被るというか矛盾してますが、今使う手法の影に十倍もの無駄知識が控えてるという事でしょうかね。普段全く関係ないような雑学がひょんな拍子に重要場面で役立ったり。お客様から預かった大切な装置のスイッチのツマミをもいじゃって、家からピンバイスと針金と瞬間接着剤と紙ヤスリを持ってきて軸打ちして接着して直したりな!(こらこら)。

模型制作記さんの2007/03/12で軸打ち方法と失敗時のリカバリ方法と「他人の書いたHOWTOは読んでいて楽しいが、自分で書くと メンドクサイことに今更気がついた。 」とのコメントを頂きました。一番困るのが、順を追って写真を撮っていってあとで説明を書いたら途中の写真が欲しくなった場合ですか。あとは、順を追ってやってったら最後に失敗して後戻り不能の時ですか。
自分は全てわかっているからいいんですが、何も知らない人に対して文を書く(HowTo記事だし)のに相手がどれだけ知らないかを想像しながら書かなければならないのが難しいです。例えば筆塗り一つとっても、教える方は「ビヤッと塗ります。終わり」以外書き様がないと思えても、塗料の種類、濃度、筆の持ち方、筆の運び、筆に塗料の付け方、筆に付いている塗料の量とか、それら全てが知りたいんだよ、と、昔塗装の本を見ながら思った事がありました。実際にやってみたら疑問は倍増しますし。

今日のマナさん22:10〜22:40
昨日塗った瞬間接着剤は塗り1回目。寝る前に二回目を盛り、朝起きて三度目を盛りました。瞬間接着剤は固まるとだいぶ目減りしますので、埋めたい谷を埋めるには何度も盛る必要が出てくると思います。
家に帰ってきたら完全に固まっていたので、400番の耐水ペーパーでやすりがけしました。なんだ固いじゃないか全然削れないぞ畜生めとか悪態をつきながら少しづつやすっていきます。

余分な瞬間接着剤が削れたかどうかの見極めって、なにげに難しいんです。この上からサーフェイサーを吹いたり塗料をエアブラシすると削り残しが無いかわかりやすいんですが、そうするとそれが乾くまで次の事が出来なくなるので、じゃあどうしようか。蛍光灯とかの光をパーツに斜めから当てたりしながらパーツを回転させたりして光の反射具合や影の付き方を見て、それで曲面や平面が自然な面をしているかどうか判断するといいと思います。
このパーツの場合、背中中央を縦に制服の縫い目と言うかシームがあるんですが、瞬間接着剤で埋まっているので、ここは彫刻刀の三角刀で掘りました。

彫刻刀。持ってますか?小学校や中学校で使いませんでしたか?わたしはいまだに使ってますよ。持ってると使い道豊富なので、今すぐ実家に取りに行くか友達にもらいに行って下さい。ちゃんとしたのをいざ買おうとすると案外高いから。100円ショップでも売ってますが、あれってどうなんだろ...耐久性とか防錆性とか。


2007/03/14 (Wed)

×4.88
試しにゆうべ寝る前に腕立て伏せしたら肩こり頭痛が無く過ごしやすかった今日この頃。気のせいかもしれないけど。

えー、瞬間接着剤でパテ埋めに対してご意見を頂きました。気泡埋めに便利だよと。
実は折りを見て書こうと思ってたんですが、良い例題キットが見つからず、また見つかったとしても「このキットは気泡が多くて丁度いい」なんて書いたら失礼なので、どうしようかと思ってました。でも迷っててまたご指摘いただいたら申し訳ないので書いちゃいます。

とりあえず例題は、レジンにMrカラーのラッカーを混ぜて発泡させて硬化させたもの。表面が気泡でアトピってます。それの表面を耐水ペーパーでヤスリがけし、水で洗ったあとで気泡が見づらいので鉛筆で表面に色をつけたのが今日の写真。

それを耐水ペーパーでヤスリがけし、気泡に鉛筆の粉を入れたのがこちら。

南部煎餅みたい。この気泡跡を埋めていきます。

いつもは耐水ペーパーは水を付けて使用しますが、水を付けないで表面をやすります。するとパーツ表面が削れて粉が出てきて、それが気泡跡の中に入り込みます。

ひととおり入ったら、そこに薄く瞬間接着剤を塗ります。

絵的にあまり変わらないけど。すると気泡の中の粉に瞬間接着剤が染み込み、薄く瞬間接着剤を塗った事も相まって、すぐに硬化します。しなくても、ほっとけば数分で硬化します。この時に瞬間接着剤から煙が出る事があるそうですが、当方はこの時点ではあまり煙が出た経験がありません。綿棒の先に瞬間接着剤を染み込ませるとよく煙が出ますが。吸い込むと痛くて危険なので、たとえ煙として目に見えなくても、硬化前の瞬間接着剤に顔を近づけたり吸気したりしないように気をつけます。
あとは耐水ペーパーで今度は普通に水を付けて磨けば、一気に気泡が埋まります。確認しやすくする為にサフを吹いてみた。

端の方の気泡跡は比較として何もせず残しておいたもの。
もしこのパーツの表面をこれ以上削りたくないから粉が無いよーという場合は、なんか適当にバリとかゲートとかランナーとかを削って粉を作って下さい。べつにレジンじゃなくてもいいから。それを指とかで擦り込んで下さい。

とりあえずこれが微細気泡の埋め方として楽な方法です。点攻撃や線攻撃よりも面攻撃ですよ。
今回は気泡を目立たせる為に気泡跡を黒くしましたが、実際にやる場合はそういう事が無いので埋めた所は白かレジンの色に近くなると思います。サフレス塗装とか下地が薄めの塗装をする時にそれほど気にならないかと。
大きな気泡の埋め方はまた今度。っていうか気泡埋めネタだけで来週までかかるな。


2007/03/15 (Thu)

少し戻る
気付いたら毎週アメトークを見てる気がする今日この頃。面白いです。

えーと今日は少し戻って軸打ちの話の言い忘れ。
軸打ちは慣れないと上手くいかないですし、軸打ちが上手くいかないと仮組みや完成時に組む時にボロッといっちゃって悲しかったり、それ以前にパーツが曲がって付いたりすると何が違う...って感じなので、しっかりやりたい所です。

先日も書きましたが、強度が要らなきゃ軸打ちはしなくてもいいんですよ。両面テープでとめたり瞬間接着剤で接着したり。
両面テープというのはある程度厚さがあり、そのブヨブヨとした厚さがパーツの微妙な凹凸にフィットしパーツをしっかり貼付けます。いつも接着剤ばかり使っていると、両面テープの貼付け強度に驚きます。
瞬間接着剤で接着する場合は、瞬間接着剤を塗る表面の塗料は溶剤で落とし、レジンの地肌を出した方が良いです。何かの衝撃で接着が剥がれてしまった場合にわかるんですが、塗料の上から瞬間接着剤を塗った場合、瞬間接着剤が付いているのはレジン地肌ではなくて塗料の膜にだからです。またそこに瞬間接着剤を塗ると、その接続面がだんだん厚くなりパーツが離れていきます。

軸打ちに使う針金ですが、先日書いた事と重複しますが模型誌では真鍮線を使っているのをよく見かけます。利点はまぁ錆びても目立たないし、それほど固くないので電工用ニッパーですぐ切れるし、なによりもウエーブ社で製品として売ってるので、ある程度の大きさの模型店なら全国で手に入る(と思う)所でしょうか。
でも当方はクリップやホチキスの針を使用していますけどね。やはり入手性ですよ。次に強度。以前塗ったカレイドルビーは全体の重さをつま先に打ったクリップ一本で支えています。もう3ヶ月ほど。

あと、なんでこんな0.5mmとか0.8mmとかの細い線を使っているかというと、軸打ちに失敗した時にすぐ隣のあいたスペースでやり直せるからです。3mm線とか使うとしっかり接続してるような気がしますが、一回失敗するともう接続面は全て使ってしまって別の手法を試みる必要があります。細くても強度的には十分だし。

さて、軸打ちを何度やっても失敗しまくった場合。

もー嫌んなっちゃったな、やめようかな...なんて思わずに、昨日紹介したようにヤスリで適当なレジン屑等をやすって粉を作ってもいいし、赤ちゃんがいる家庭ならシッカロールを使ってもいいので、その粉を軸打で失敗した穴に詰め込んで瞬間接着剤を薄く塗って穴を埋めるのもいいですね。もう一度チャレンジだ。

しかし時間がある場合はもっと簡単な方法があり、先日文字で紹介した内容ですが、かなーり適当に穴をあけて適当な棒を刺します。例は2.5mm穴をピンバイスで開けてガンプラのHGUCのランナーを差してます。

次にその棒がすっぽり入る穴を逆側に開けます。

例は3mm穴をピンバイスで開けたあとでデザインナイフや彫刻等でゴリゴリ掘って大きくしたもの。そこにエポキシパテを穴の体積よりも少なめの量を入れ、逆側のパーツをぐっと押し付けます。



エポキシパテが掘った穴からはみ出るようなら量が多いので減らします。
そして固まってパーツを外したのが今日の写真。これも正確に軸が出来ますね。

ってなわけで、失敗しても何度かはやり直せる事と、簡単な方法もたくさんあるって事で失敗を恐れる事は無いです。
ああ、今日の文を書くにあたって背中を押してくれたhirofumiさん、メールありがとうございました。


2007/03/16 (Fri)

少し止まる
日付が変わる頃帰ってきたのに明日は出張の今日この頃。Wooとか見てる場合じゃないです。

今日は軽めの更新を。

昨日の写真のプラ棒で付けた軸や針金の棒ですが、組むのに楽しくなっちゃって何度も組んだり外したりしてると、穴が削れてきたりしてだんだんパーツが緩くなってきます。いわゆる、はめあいですな。はーい今エチい事考えた人はカーマスートラの第二編第一章でも読んでてね。金属加工をする人とはめあいの話をすれば一晩中話し込むほど奥深い分野ではありますが。
とりあえず軸をキツくするには、プラの棒ならラジオペンチで軸をほんの少し潰し、円柱を楕円にすればキツくなります。
針金の場合は、ラジオペンチで針金の途中を二,三カ所「く」の字に軽く曲げてやればキツくなります。

あとレジンって冷えてても、大きいキットの自重等の重い力が長期間かかる場合は少しづつレジンが曲がってくるそうなので、その対策として骨を入れるように深い穴を開けて太い針金を差しておくと、1/6のキットが足首から曲がったりモーターヘッドがたわんだりしなくていいそうです。情報ありがとうございます>homa2さん


2007/03/17 (Sat)

光硬化パテでパテ埋めする
途中一週間程度WF対応があったとはえ一ヶ月も同じキットをやっときながらまだ塗装までたどり着いてない今日この頃。ある意味、お徳。

さて今日のパテ埋めはタミヤの光硬化パテです。
先日ニッパーで湯口を除去する時にわざとらしくパーツを破損させましたが、破損具合が足りないのでニッパーでもう少し切り込んでみました。こんな感じ。

今日はこれを例題にします。

光硬化パテ。

全国の模型店で、ねりワサビみたいな、黒く光沢のある邪悪な感じの箱に入って売られています。箱の中には遮光用の黒ビニールに入って写真のチューブが入ってます。当方は箱も遮光ビニールも捨てました。邪魔だから。光硬化パテのチューブだと言っても普段はこのチューブのまま普通に棚に置いて保管してます。たまたま直射日光の当たらない所ですが。

よく光硬化パテ使用記事を見ると一度日の当たらないような容器に出して使用するというのが紹介されていますが、なんか面倒なので、横着して必要量をチューブの口から直接取っています。

取ったら早めにキャップしてます。取ってる棒はタミヤの調色スティックですね。

それを早めにパーツの該当箇所に付けます。

光硬化パテの塗布する厚さは2mm以下にしろと説明書に書いてあるので、あまり厚くならないようにします。厚くしたい場合は、2mm以下の厚さを何度かにわけて盛るといいかと。

電球の近くにパーツを持ってって、ぴかっと。


照射時間は10秒程度。もっと短くてもいいけど、余裕を見て。ちなみに電球は普通の電気屋さんで売ってるパルックです。光硬化パテは紫外線や赤外線で固まるわけじゃないようなので、白色光源がいいかと。OHPやスライドで使用するレーザーポインタで試してみましたが硬化っていうか効果はありませんでした。せっかく買ったのに。100円ショップでペンライトでも買えばよかった。

固まったらこんな感じ。

光硬化パテは硬化時に空気に触れている部分は硬化しないようなので、中身が硬化しても表面がヌルヌルしてます。なのでシンナー等をティッシュに含ませて表面のぬめりけをぬぐいます。

当方の場合は家の中でラッカーシンナーは使えないので、GSIクレオスのペーントリムーバを使用しています。

あとは耐水ペーパーでやすりがけし、余分を取ったのが今日の写真。

ヤスリがけの際にパテで埋めた所がポロッと取れる事があります。その時は取れたパテをパーツに瞬間接着剤で接着します。

とりあえず今日はこんな所で。


2007/03/18 (Sun)

都市伝説
また知らないうちに700,000pageviewを越えてたっぽい今日この頃。皆さん、ありがとうございます。

今日のマナさん
さて、光硬化パテにも都市伝説は存在するというか、パテは多くあれど特に光硬化パテに凝縮されていると思います。
原因としては...やはり「光で硬化する」というハイテクなんだか手品なんだか解らないのに他のパテに比べて割高(1000円以上する)という所にうさんくささが感じられるからでしょうか。

よくある謎としては、発売してからそれほど年数が経っていないのに何年も経たないと出てこない問題点が指摘されているという点でしょうか。これはタミヤ製とは別に自動車修理用の業務用光硬化パテがあるそうで、その特性を言っているのではないかと。タミヤ製と自動車修理用の共通点や違いが気になる所です。市販品ではこの他に自動車修理用のSOFT99のとか最近では歯科用も出てるようですね。

光硬化パテはクサいというのもよく聞きます。未硬化の物に鼻を近づければ確かに臭いですが、ラッカー臭やシンナー臭が発散される他のパテよりかは全然マシだと思います。

あとは光硬化パテは食いつかないというのも聞きます。下地から剥がれやすいという事なんですが、これは多分パテが厚すぎて下地に面している部分まで光が届かずにその部分が未硬化だったんじゃないかと。

まぁポリパテにはポリパテの良さ悪さがあるし、エポキシパテにはエポキシパテの、溶きパテには溶きパテの、光硬化パテには光硬化パテの得手不得手があります。用途により使い分けたらいいんじゃないかなーと思います。どうも嫌光硬化パテ派の方々は自分の使っているもの一種以外認めない傾向を感じますね。このあたりがオカルトマニアとの共通点ですか。

さて、今日のお題はほんのちょこっとの角が削れてしまった場合にしましょうか。

こういう所、欠けた箇所と同じ部分を作って接着しても、実際にやってみると付かないか接着剤のはみ出しで何がなんだか解らなくなるんですよね。
しょうがないので一旦大きくえぐって、

光硬化パテを盛りつけるわけですが、

硬化後にヤスリがけする際に、腰側面をヤスリがけするのは楽なんですが接続面側をヤスリがけするのは面倒なので、パーツを合わせた状態で光を当てて硬化させ、

剥がすと内側の方の面が出来てるので、

あとは腰側面をヤスリがけして完了という、楽をする方法があります。

内側を掘るのにヤスリがけでは大変というか無理だし、彫刻刀みたいので掘ると多分パテがばきっと割れると思うし。この少しづつの時間短縮があとあと大きいんですよ。


2007/03/19 (Mon)

pasmo
ピンバイスのドリル刃の入れ物をひっくり返してしまった今日この頃。3本ほど行方不明です。

今日のマナさん
メーカー製のレジンキットを作ってる分には、実はたいして技術って要らないんですよ。今回の一連の工程でもほとんど難しい事は書いてこなかったし。しかしガレージキットが中級者向けと言われているのは、アマチュアディーラーのキットについてなんです。今まで書いてきた微細気泡の対処なんて全く問題じゃないですよ。っていうか対処しなくても気にならないと言えば気にならないし。ぶっちゃけた話、ウチみたいな256×256で全体像を写す写真なら微細気泡なんて全く見えないし。

さて、世の中のガレージキット製作講座が触れないような事。雑誌掲載の講座なんて、もってのほかな事。大きい気泡の対処法に付いて書きましょうか。気泡っていうか、レジン注型時に細かい所までレジンが回りきっていないものの対処です。ふだんメーカー製レジンキットばかり塗ってる場合、アマチュアディーラーのキットではざらにこういうのがあって、キットを開封したはいいけど、見なかった事にしてまた封をしてしまいたくなります。

たとえばこんなのとか。

SPRING社の月姫のアルクの手を型想いで包み、カッターで切り開いてそこにレジンを流したもの。うまい具合に指の先端までレジンが行き渡ってませんね。今日の題材はこれにします。

足りないぐらいなら多く余分に付いてる方が遥かにマシだよなぁ...とかブツブツ言いながら、これから指を作る所に針金を差し、

鉄筋にします。長さは目的の長さに若干短い程度で。今回は見本があるからいいけど、どれくらいの長さにしていいか解らない場合、説明書やキット付属の完成写真があればそれを参照し、無ければイベントレポでどこかこのキットが写ってるサイトが無いか探しまくります。っていうか、そういう時の為に当サイトではイベントレポを集めてるんですよ。写真は0.4mmの穴をピンバイスで開け、カタログ等のホチキス針を刺して芯にしてます。ちなみにピンバイスのドリル刃はタミヤのセット。柄は模型店で案外いい値段するミネシマの。芯の向きは完成形を考えながらはみ出さないような位置や方向で。

一度に必要量は盛れないと思うので、とりえず軸が隠れるくらいに光硬化パテを盛って光を当てて硬化させます。

一度にあまり厚く盛ると光が中心まで届かなくて硬化しないし。

もう一度。

足りないくらいなら多く盛っとこうって事で。あとで足りないと思ったらまた盛ればいいんだし。

あとは完成図を見たり妄想にふけりながら耐水ペーパーでヤスリがけし、本来の形と思われる状態にしていきます。ある程度やすったのが今日の写真。

とりあえず塗ってしまえば言わなきゃ気付かない程度にはなりました。ここからもっと仕上げるのも良し、限界だと思って先に進むのも良し。全く無いよりかは格段にマシになりました。

まぁこういった欠けたパーツがあるのは個人で抜いているキットではあって当たり前で、むしろこれを攻略しない事にはキットが完成しないわけだから嫌がってないで前向きに考えるべきです。例えば...そう...楽しみが増えたとか!(笑)。原型師と共にキットを作っていく一体感というか。まぁ誤摩化しとしても、こんなちょっと欠けたパーツの為に素晴らしいキットを放置しとくなんて勿体ないですよ、ほんとに。

今回は指先を例にしましたが、服や髪の先端が折れてしまった時や、ずらっと並んだ突起物の先端全てに気泡があったりとかいった時に積極的にガシガシ埋めてったらいいんじゃないでしょうかね。


2007/03/20 (Tue)

ねむ
みーたんが意外に面白くて、やっぱりコミックハイは毎号買わなきゃならんかね?と思った今日この頃。ロゴがパーマン、外出着はオバQ。目が笑ってない毒舌裸幼女の話です。

今日はお便りコーナーです。

破裏拳瓦礫工業さんのものつくり製作日記の2007-03-14で入歯洗浄剤で(略)をされたようです。「良くこういうものを見つけるものだと関心。」とのコメントを頂きました。まったくです。
フィギュアマニアックス誌の完成品工房の方の記事で紹介されていたのが元だそうなので、こういうtipsを見つけるコツというのは実際にいろいろやられている方のレビュを読んだり聞いたりする事が重要なのかもしれないし、犬も歩けばじゃないですが、歩き回るのもいいかもしれません。

櫻色フィギャーさんの2007.03.19で昨日のアマチュアキットの欠けの話を捕捉していただきました。
ディーラー側としては、なるべく気泡の少ないというか無いパーツを提供したい所ですが、イベント前ギリギリでパーツを必要数揃えなければならないとか、何か魔が差してたとか、他ディーラーのキットを触った事が無いとか、いろいろな理由で欠けのあるパーツを出してしまいがちですが、それでも出しちゃうノリというのもある意味大切にすべきなのかなぁなんて今書いてて思いました。

今日のマナさん
たとえキットを開封してゲッソリするような気泡や欠けが見つかったとしても、対処自体は対策法もわかってる事だし、きちんとやっていけば障害ではないんです。ノモ研見れば書いてありますし。戦車模型の世界でも「基本工作の積み重ね」という言葉がありますし。
個人的に中級者たる能力が必要とされるのは、それら障害を見た時にウンザリしつつも対処しようというその行動力を起こす能力が中級者の資質なんだと思います。小さな事からコツコツと〜。

さて、昨日のとはまた別の、見なきゃ良かったと思うもの。巨大な気泡を今日は埋めます。
こんな感じに表面的にはいいんですが、薄皮内に巨大な気泡があるパターン。

注型時にレジンが足りなかったか、気泡の抜ける道を作らなかったか。触るとグシャッとなりそうで怖いですね。

そこに今日はエポキシパテを詰めてみます。内部に別のゴミやカスでも詰めればパテの節約になりますが、そのへんはケースバイケースで対応して下さい。
そのパテを内部に詰める為に、完成時に目立たなそうな所に穴をあけます。

そこにパテを詰めたものが今日の写真。

あとで固まったらデザインナイフや耐水ペーパーで表面を削り成型します。
このパテを詰めないで表面をヤスリがけしようとした場合、表面が割れて陥没します。だから今日やったのは、いわゆる「裏打ち」になりますね。表面をヤスリがけしたいから、裏から肉をつけてその部分を厚くしてからヤスリがけする、と。
とりあえず今日はまだエポキシパテが固まってないのでこのままです。


2007/03/21 (Wed)

TAT-CON04 感想
急に花粉症にやられてしまい、ちょっと辛い今日この頃。突然ノンストップ。


今日はTAT-CON04だったわけですが、どこにいたかというと...今年も手伝ってました(笑)。

設営手伝いは08:00集合という事なので、06:30に家を出て、会場到着は07:45頃。会場シャッター前に結構集まってますね。08:05〜08:10にはシャッターがあき、机出しとか開始。「いつもの」自主的な人海戦術により速攻で卓が並び終わり、そのあとは併設同人誌イベントのTAT-HONの設営...うわ、TAT-HONのサークル参加者、来てない(苦笑)。人によっては何となく疑問に思われた方もいましたが造形イベントサークルと同人誌サークルの文化の違いとかなんとか色々興味深く考えつつ、こちらもあっというまに設営完了。まぁ実際は「TAT-CONがおかしい(褒め言葉)」わけですが。

開場前後の慌ただしい中、ふと給湯室で茶碗洗ってる自分に気付き、何やってんだろ自分...とか思いましたが、まぁ休憩スペースとかそういう場所があるからには誰か準備をしてるわけで、それ以前に都産貿の給湯室のお湯の用意とかの知識ってオタク的にどれくらいレアかつディープなんだろう...あとタバコの灰皿のルールとか。タバコ吸わないけど。

昨年は光硬化パテ使用方法実演とかしてましたが、今年は。オーブントースター分解ライブやってました(爆)。なんか設置したら暖まらないとか言われて、見たら外装はひん曲がってるし、中の電熱器は外れてるしニクロム線ははみ出てるし。ドライバーを借り(この人たちは何でも持ってるなぁ!)、復帰したら...なんかコンセント差す所が違ってたらしく、通電されてない所に配線してました。まぁ通電されてたらブレーカー落ちてたって事で(負け惜しみ)。

ええと、このあとも色々あるんですが、先にサークルの個別感想を。
ASOさんで原潜さんズのロサンゼルス級のミニフィギュアと水中を泳ぐフィギュアが。原潜さんズとは風道さんのサイトの人気漫画ですね。ミニフィギュアの方は多分今回完売が一番早かったんじゃないかと。水中を泳ぐ方はタミヤの水中モーターを付けてバラストを調整すれば泳ぐというもの。なかなか面白いです。

ProjectGSさんでCuminが。なぜかTAT-CONでは加圧法とか減圧法とか遠心分離法とかを当たり前のように使ってくるサークルが多いですが、こちらもやたら細かい造形で、なにか突き抜けてる感じがあります。
展示のみでしたが2005年に「ツルムスメ」という作品があり、実は個人的に以前からかなり気になってはいたんですが、再販しないんですか?と聞いた所、複製技術の関係でもともと販売はされていなかったとか。最近の技術の急速な発展で可能になってたらいいなぁ。

Frill berserkerさんで空飛ぶ郵便屋さんトレッタが。前回展示のみで気になってはいたんです。今回再販最後だそうで。メカと女の子。

茂毛工房さんで椎子さんが。シルエットさくらさんのキャラだそうです。もう最近のスカートのレースはこういう表現を当然のように仕掛けてきて、何かやる気が出てきます。

小模研BOOKsさんで冊子各種が。こちらも細かいパーツを作成される方で、そのノウハウを書いた冊子等が。ちっと読んだだけで何か凄い事が書かれているのはわかりました。あとでじっくり読んでみます。

きまさんでモチペンが。blogを以前より拝見していましたが、餅のペンギンな事に今気付いた...。かわいいです。あとモチペン漫画のガレキのモチのコピー誌が。良い話です。

とりあえす一旦ここらへんにして、続きは明日にでも。
TAT-CONとWHF名古屋7のイベントレポはこれから探しにいきます。


2007/03/22 (Thu)

TAT-CON04 感想(つづき)
昨日の帰りにいきなり風邪と熱が出て一日中だるい今日この頃。きっかけは花粉症かも。

ちょっと訂正。昨日、TAT-HON参加サークルが設営時に誰もいなかったよとか書きましたが、女性の方で4階で一緒にTAT-CONの設営を手伝ってくれた方がおられました。感謝感謝。

昨日はWHF名古屋7イベントレポリンク集のみでTAT-CONの方はありませんでしたが、これは普通に当方の更新チェッカに引っかからなかった為です。カメラ持って写真撮影してた人、5人くらい見たんだけどなぁ。ご連絡いただければ速攻でリンクします。
主にコメントの感想だとYapi's Rakugaki PageさんのDiaryのMar.21,2007 (Wed)とか10ページほど捕捉してます。どう紹介しようか考え中ですが。

TAT-CONといえば開場時入場はシャッフル入場が有名ですが、当方はなにげにシャッフル入場で入った事って無いんですよね。01,02は昼頃入場だったし、03,04は設営からお手伝いだったし。
よく都産貿の前の広場から開場前に建物を見上げると、窓に外を見下ろしてる人が見えたりして、「チクショー偉そうにしやがって」って感じがしますが、今回開場前に上から見た感じだと「うひょー、人が並んでる!すげぇ!」って感じで内心おおはしゃぎです。事前に主催の方から「最初に集まった人に手を挙げさせて、手が(塗料等で)汚れてる人を優先的に入れさせて。(デザインナイフ等で)傷のついた人とか」という指示があり、ああ、いいなぁ、こういう優先ってと思いました。

あと卓位置を書いた紙は作られませんでしたが、忙しかったというのもありますが特定のサークルだけ見て終わりじゃなくて、全部見て回ってねという事でした。入場後、途方にくれる参加者達。よく言われる「TAT-CONのまったりムード」というのは、この何をしていいのかわからずに途方に暮れるというのが要因にあるんじゃないかと今回思いました。逆に他イベントの「活気のある」雰囲気というのの構成要素や成分を分析してみると何か嫌な事に気付いちゃうかもしれませんね。あと開場数分後に作業卓や休憩卓に座る人がいて笑いました。持参で何か持ってきて作ってたし。

いろいろバタバタと4階と3階を往復し、気付いたらなぜか3階で受付してました。まさか自分が都産貿の同人誌イベントでパンフレット売る身になろうとは。感慨深く目を潤ませると、開場内ではゴスロリさんが踊ってたり、他階のイベントの黒に緑を一滴垂らしたようなセーラー服を着た麗しい方がいたり(もちろんプリーツの裾は翻りません)、なんかいいなぁ、ここ、って感じでした。

TAT-HONとTAT-CONは入場相互可だったのでTAT-HONに来た方が結構TAT-CONまで来てくれたみたいですが、その関係でTAT-CON開場内に「模型イベントとしては」高い比率で女性がいたんじゃないでしょうか。かつてWHF横浜で会場の半分は同人誌で半分はフィギュアという時代がありましたが、その時は会場内はすっぱり二分されていて相互の人の移動は無かったように記憶しています。

いろいろなblogの感想や説明を読むとTAT-CON参加者の自主性という点をよく見ますが、ちょっと怖いのはお金の関係ですね。例えば主催者は当方の顔やアドレスを知ってますし、いろいろルートを辿れば個人の特定とかも出来るかもしれませんので、それなりに信用していただいているのと思いますが、受付のイベント参加費を担当する人に自主的でも知らない人が入り込む可能性とか考えると怖い物があります。そのあたりが最後まで残る「適当に来て好きな事して帰る」イベントの難しい所だと思います。

ああ、最後のは文が上手くないですが、ニュアンスだけでも拾って下さい。
今日はレポ収集で時間をとりすぎてしまったので、酔いどれ中隊さんの1/72穴ウサギを。いただきました。Macのリターンキーの大きさと比較してね。


2007/03/23 (Fri)

風邪
熱のど鼻が辛くて関節に力が入らない今日この頃。

そろそろマナさん塗装を再開したい所ですが、一応今日までレポ探索強化期間って事にして、巡回巡回。

そういえばTAT-CON04にて作業卓に英語のフィギュア製作本をさりげなく置いといたんですが、一応紹介。

Modeling the Figure in Clay (Practical Craft Books)
なにげに有名な本ですね。最初に骨格標本のフィギュアを作って、そこに肉を盛りつけてってフィギュアを完成させるという本。骨の段階で歪んでたらどうするんだろうと心配しますが英語をちゃんと読めばその辺書いてあるのかも。写真しか見てないのでわかりませんが。

Creating Life-Like Figures in Polymer Clay: A Step-By-Step Guide
個人的にオススメの本。こっちの方が日本人好みかも。よく世界堂とかで色のついたカラフルな粘土のpremoとかが売ってますが、そういうのを一から粘土をこう盛って行きます的に写真で手順を一つづつ紹介しています。その際に気になるのが、一つの工程をどれだけ詳しく解説してるかですが、これくらい(jpg 220KB)です。

あといわゆる川崎氏ご推薦の本も先週末にひととおり到着したんですが、まだ吟味してる暇がないです。

そんなわけで、おっちらかってる机の上を写して明日へ。
っていうか年度末で帰りが23時はザラなので、早朝更新を本気で考えないとなー。


2007/03/24 (Sat)

楽をする為に
ゆーあいエトランゼとか読んでちょっとSF分を吸収する今日この頃。充電ちゃん2巻とかも。

今日のマナさん
さて、今日も何かしてる時間を確保出来なかったので、今日は塗装を視野に入れた加工を。

マスキングってありますよね。パーツ表面をマスキングテープで覆い、その上から塗料を乗せると、マスキングテープが貼ってない所だけパーツに色が付き、マスキングテープが貼ったる所はテープで保護されているのでパーツに色が付かないという手法です。
平面なら普通にピッと貼ればいいんですが、角の場合。またはゆるい溝が掘ってある場合。例えばこんな場合で盛り上がった所だけを塗装したい場合、

下の面をマスキングするわけですが、その角がゆるい曲面になっている事が有ります。多々。その場合にマスキングテープを貼る位置ですが、パーツの「解釈」にもよりますが位置は3つ。

曲面の下に貼るか、上に貼るか、適当に中間くらいに貼るか。曲面の下に貼ればなんか激しくはみ出した感じがするし、上に貼れば塗れてない感じがするし、中間くらいに貼れば線が安定しなくて数十ミクロンの違いでも微妙に気になったりします。
そういう場合は彫刻刀の平刀で角を削り込み、エッジを鋭くするとマスキングテープが貼りやすくなって楽です。

あとそのパーツの造形がなんか鋭くなった印象が出てきます。ガレージキットの魅力の一つに鋭いエッジ、シャープな線というのが有ると思いますが、より鋭くなるかも。
まぁ、今塗ってるマナさんは最初から角部分が鋭いので特に何もしませんが。


2007/03/25 (Sun)

消した
結構書いたのに故意に消しちゃってやる気の出ない今日この頃。

瓦礫な部屋さん経由でMr.Hobbyのサイトにふたば!モデリングなるWEBコミックがあるんですな。初めて知りました(笑)。
工具屋が工具の説明をすると言うのは本来とても大事な事で、売ったら売りっぱなしじゃない姿勢が好感度大ですね。引き続き期待。

今日のマナさん
さっき仮組してて、ちょっと首が緩いかなーと思って、もっと太い軸にしようとピンバイスで穴を広げたら...全然合わなくなっちゃいました。

角度はずれてるし、穴の太さはなんとなく太いし。ここんとこ擬似的に失敗状況を作ってましたが、今回はリアル失敗です。
しょうがないので穴にエポキシパテを詰め、棒を刺し、首を固定。途中でずれないようにマスキングテープで仮止め補強したのが今日の写真。

失敗を繰り返しても負けずに完成に近づけて行きます(今回の最重要ポイント)。

[2007.03.26修正]
日付が間違ってたのを修正。


2007/03/26 (Mon)

時間の確保
RSSで常時引っ掛けてるアキバ人ブログさんの記事を読んでえーと思わず声が出た今日この頃。

すくけんさんのたけ。の2007WF夏 製作記録はコチラの2007/3/26で光硬化パテで(略)を紹介&実践していただきました。WF2007夏に向け、がんばってください。

今日のマナさん
さて、もう少し。今日はバランスの話。

このマナのキットの場合、仮組方法がわるいのか、あーゲフンゲフン、まぁさまざまな理由でそのままでは立たなくなってしまいました。普通なら何も悩まず足の裏にピンバイスで穴を開けて針金刺して、床にも同様に穴をあけてそこに針金を差して立たせたりしますが、せっかくそのまま立てるなら、立たせてあげたいじゃないですか。それに人に見せるのでも鞄からジャーンと出してテーブルにすとっと置くとインパクトあるじゃないですか。

元々女の子のフィギュアというのは立ちにくいとされています。髪の毛が長いとそのぶん背中側が重くなるので後ろに倒れがちになります。服の装飾が多すぎるもの、銃等を持っていて片側が重いものも立ちにくいです。
ポーズの付いている物は、動いている瞬間をポーズとしたものは立ちにくいです。どっしり腰を据え、ふんばって立っている姿なら倒れにくいですが。このあたりは人間でもそうですね。

話を戻して、現状だと後ろに倒れます。尻餅をつく恰好ですか。重心が後ろにあるんです。なので重心を前に持っていく事にします。どうすればいいのか。

ポースを変えたくない場合は頭部の中をくりぬいて鉛や半田等の重りを入れると前部が重くなります。でも思ったよりも改善はされません。スカートでもはいてればスカート内の見えない部分にエポキシパテを貼付けて重りにするんですが。

しょうがないので、見えない部分をさりげなく曲げる事にします。
このキットの場合、ウエストの部分で上半身と下半身が分離出来ます。なので、その取り付け角度をほんの少し前に向けてみると、前方向に重心が移動します。

その他目立たない所でやるとすれば、足の裏ですか。このキットは右足先、左足先、左足かかとの3点で接地して居ます。前に倒したいので、両つま先を軸として左足かかとを上に持っていけば前面に倒れます。シークレットブーツですね。

どれくらい上に上げればいいかは、適当に厚紙とかを挟み、ちょうどバランスが取れる高さがありますので、その高さ分、エポキシパテ等で靴底を厚くしてやります。いくらか範囲に余裕がありますので、その余裕の中間地点あたりを見つけて下さい。具体的には、かかとの下の厚紙は4枚くらからバランスが取れはじめ、8枚目以降だと今度は高すぎて駄目といった場合、じゃあ中心を取って6枚分の高さにしようか、となります。厚紙とは、まぁダイレクトメールとか適当な紙の箱とか。


2007/03/27 (Tue)

TAYLOR
植木等さんが亡くなって途端にやる気をなくした今日この頃。

今日のマナさん
で、バランスを取る為に左足かかとを上げる事にしました。

ゆうべ寝る前に足のかかとの裏にエポキシパテを付け、そのまま硬化。朝になったら固まってました。
デザインナイフで余分をおおまかに削り、足りない所にタミヤ光硬化パテを盛って光を当てて硬化。400番の耐水ペーパーでやすって整形。仕上げに瞬間接着剤を薄く塗ってパテの剥がれ等を防止し、また400番の耐水ペーパーでやすりがけ。
その状態が今日の写真です。

これで安定して立つようになりました。

えーと、あと何か言い忘れた事は無いかな...

[2007.03.29修正]
日付が間違ってたのを修正。


2007/03/28 (Wed)

年度末
コンビニのゼーレのスピーカーが欲しい今日この頃。SOUND ONLYか。


今日のマナさん
とりあえずここまで出来ちゃったので、そろそろ塗装に入ろうと思ったんですが、せっかくなので四月から始めるようにしようかなーと。明日、明後日は年度末もラストで帰りがいつになるか解らないし。

では、今日は当ページで今まで触れてなかった道具の、その使わない理由の話をしましょうか。

ポリパテ シンナー臭いです。家の中で使うと家族の人に怒られます。っていうか、怒られました。
溶きパテ シンナー臭いです。家の(以下同文)
サーフェイサー シン(以下同文)
瞬間接着剤硬化スプレー うちの近所ではごくたまにアルテコのとか売ってるのを見ますが、常時行けば買えるわけじゃないので当ページでは使用を控えています。

ってな感じですか。においが散るものは今後も多分なるべく使いませんよ。


2007/03/29 (Thu)

積み
今度の土日の咲き始めの花見もいいけど来週土日の散り際の花見もなかなかいいとおもう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

今日のマナさん
ガレージキットに限らずプラモデル等もそうだけど模型を作らずに貯めておく事、箱に入っているのなら上に重ねてしまう事を「積み」と言います。「積みプラ」とか。ガレージキットの場合だと一期一会的な所があって、今目の前のものを買わないと次ぎに見た時には無いかもしれないという切迫感が完成もさせないのに買わせてしまう原理となっています。
その「積み」を「罪」と引っ掛け、積んでおく行為は良くない事とし、どんどん完成させていけばいいんですが、普通はそれがなかなか上手く出来ません。完成させるよりも買う方が早いし。

何故積んでしまうかと言えば、それは多分積むスペースがまだ余裕があるからで、心理的に物が飽和すれば無茶な購入も押さえられるかもしれません。

さて、積まない為にはどうすればいいのかというと、買わなきゃいいんです。しかしそれは無理な話なので、心の中に何か基準を設定するといいと思います。たとえば「自分の知らないキャラは買わない」とか「オリジナルキット以外買わない」とか。当ページは最近言ってませんがオリジナルキット応援サイトですよ。まぁそれでも時には例外的にやった事の無いキャラのフィギュアをゲットしてしまう事もありますので、そのへんは適当です。

あー、すみません、今おもいっきり居眠りしてました。

それ以外にも、キットを購入したら「早く完成させる」とか。

あー、だめだ。また寝てしまう。
そういうわけでまた明日。

[2007.03.30修正]
模型製作リンクへのAタグが間違ってたのを修正。ご指摘ありがとうございます。


2007/03/30 (Fri)

死亡フラグ
車検のはがきが来てて予定外の出費確定な今日この頃。あれ?もしかして一年車検突入?

この年度末進行が終わったら、いっぱい塗装するんだ...と思ってここんとこ遅くまで仕事をがんばってましたが、今日家に帰ったら部屋の蛍光灯がつきませんでした。玉切れ程度で済めばいいなぁ。
明日は明るいうちにすること済ましとこう。

今日のマナさん
非オリジナルキャラの場合、元ネタを良く知っているほど、または思い入れがあるほど上手く出来た時の仕上がりに満足がいくかと思います。逆にオリジナルキャラの場合、とくに設定が作り込まれていない場合は自分での脳内設定がどこまで出来るかが要点になってくるかもしれませんが。

このマナさんの場合は、最初にフィギュアを見た時に「やばい、こりゃゲットしなきゃ!」と元ネタも知らずに自分の技術も考えずに買ったんですが、時々ありますよね、そういうの。だって、しょうがないもの。不可抗力ですよ。

一応説明するとWHITE ALBUMというゲームの登場人物で、軽蔑した笑みでプレイヤーを見下してくる生意気な少女です(いいのかそんな説明で)。
ゲームのストーリーとしてはプレイヤーには最初から彼女がいますが、彼女が忙しくなってだんだん疎遠になってきてどうしましょう、ああなんか気になる女の子がいるな、という話です(いいのかそんな説明で)。何人か女の子が出てきますが、彼女とつきあい続けるルートがメインとして存在し、それをやってしまうと彼女がけなげすぎて他の子のルートをするのに罪悪感もひとしおです。そこがこのゲームの中毒性のある魅力なのかもしれませんが。あと「〜ですが、何か?」というフレーズの元ネタとも言われています。歴史的にはあまり詳しくないので本当かどうかわかりませんけど。
ゲームのプレイは塗装完了後に結構たってからですかね。ああ、この一文を知ってればもう少し塗りの感じが変わったんだろなぁ、なんて思いながらプレイしてました。

そんなわけで元ネタを知る重要性というのを感じたわけですが、しかし別に元ネタどおりに塗らなきゃならないというわけでもないし、「いや、ここはこうだろ」という主張を展開しても構わない。何か実験的な事をしてもいい。要は最終的に満足いく結果になるように塗りなさいよという事を言いたいわけですが、「いや、必ず自分なりのアレンジを加えなければならない」と主張する人は、同じくらいに「元ネタを尊重すべきだ」という意見も認めてあげて欲しい所です。


2007/04/01 (Sun)

観月マナ
スターバックスって適当なカタカナ語っぽい事を長々と言ってればそれなりの物を出してくれるんじゃないかと思う今日この頃。オールユアベースアービロングトゥアス下さいとか。

夕べの更新後、ノリノリで一気に徹夜で卓球模型さんのマナさん塗っちゃいました。あー。

これから寝ます。寝させて下さい。使用工具等は明日書きます。ねむー。


2007/04/02 (Mon)

後半
春物の服で外出してみたら帰りに雨降る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

はい、マナさんの塗装も今日から後半です。
当ページを以前からご覧の皆さんはご存知の事かと思いますが、ここから水性塗料で塗ります。ああ、水性塗料という言葉は適切じゃないですか。シンナー臭のしない塗料で塗りますと言った方が正しいですかね。
塗料の具体的な商品名的にはGSIクレオス社の水性ホビーカラーとタミヤ社のタミヤカラー アクリル塗料、Too社のコピックを主に使用します。

今でこそ何も言われなくなりましたが、当ページを始めた頃は「フィギュアモデラーなのにアクリルを使ってる」とよく言われました。これはタミヤのアクリルと言えば戦車を塗るものという感覚がある為です。
クレオスの水性カラーと言えばガンプラの推奨塗料ながらガンプラには誰も使ってないとか、子供向けとかよく言われています。

やっぱり模型はラッカー塗料、クレオスのMrカラーでしょう。タミヤのエナメルも小瓶で角瓶で通好みっぽい。最近だとガイアノーツ社も隠蔽力の強い色を出してるしね。
そういった意見を「くさいから」の一言で丸ごとポイして当ページは臭いの広がらない塗料を使います。っていうか家庭の事情という表現をしてますが家族の人に怒られるんですよ、シンナー臭が漏れると。模型専用部屋を持っていない人間は貧乏人とか言う人もいるし、模型やる部屋と寝室が同じ部屋はウサギ小屋とか言う人もいるけど、わたしはそういった模型系掲示板等でバカにされてる人たちの仲間だから。大丈夫。それは模型をやってはいけない事に繋がらないから。

あ、最初にも言いましたが、これはガレージキット講座じゃないですよ。わたしの塗り方法のまとめです。既にラッカーを使用出来る環境を持っている人や道具を既に揃えている人に買い直しを迫るつもりはありません。道具をこれから揃えたい人や現状と違った事をしてみようかと思ってる人の選択肢を増やそうとしているだけです。
フィギュアに塗装する大多数の人はラッカー系塗料だと思いますので、現状ちゃんと塗れてる人にはこのあと増々読んでもしょうがないページになる事かと思います。

でもね。

こっちも紹介するからには、ああなんて水性塗料って便利かつ楽しそうなんだろうって事は言っていくつもりなので、催眠術にかかるつもりで読んでって下さい(笑)。

今日はとりあえずパーツ並べてみました。


2007/04/03 (Tue)

エアブラシへ
早く帰って来たわりに帰宅後何をしてたのかイマイチわからない今日この頃。知らないうちに時間が経過しています。

今日のマナさん
さて、塗る前にエアブラシについてちょっと書いとこうと思います。

昔のプラモ入門とか読むと塗装は筆塗り縦縦横横とか書いてあるんですが、最近では何は無くともエアブラシみたいになってきましたね。
筆塗りの基本はまず一方向に筆を動かして塗装し、乾いたら90度交差する感じで筆を動かして二度塗装するときれいに塗れる(それでもまだ薄かったらまた90度交差する筆運びで三度目を塗装する)とされていて、それを「縦縦横横」と表現する事があります。他にも呼び名はありますが。
ただそれだと完全に乾く前に二度目を塗って下地がめくれたり、表面張力等の関係で角に近い部分や谷部分の塗料が薄すぎたり厚すぎたり、三度塗りくらいしてもなんか下地が見えたりで、なんか想像してたのと違うなぁ...と思って幻滅したりします。

さぁそこでエアブラシなわけですが、これが道具一式揃えると結構な値段してきます。わたしも道具を一式揃えるのに三ヶ月くらいに分けて買っていきましたから。エアブラシを使うときれいに塗れるよ。エアブラシを使うと均一に塗れるよ。エアブラシを使うとグラデーションがかけられるよ。なんて模型誌に書いてあって、ああエアブラシを買わないと駄目なのね、とか思って買っちゃうわけです。

ArmourModelling誌とかに言わせれば「縦縦横横で塗らせて失敗させるのはエアブラシ屋の陰謀」って事なんですが、ArmourModelling誌は戦車とかの雑誌だからドライブラシとウェザリングで楽々塗装って感じですか。手法に得手不得手はあるにしても縦縦横横って個人的には難しい手法だと思うんですよ。

エアブラシって結構な値段するから買っちゃったら使わなきゃいけないような気がしますが、まぁべつにここは使うべきじゃないと思ったら使わなくてもいいんですよ。部分的に筆塗りでもマーカーで塗っても。全てが全てエアブラシで塗ってると、その為にマスキングしたりして長時間を無駄にしたりします。マーカーでピヤっと書けば一発なのに、みたいな箇所とか。

エアブラシというのは塗装手法の名前で、主にコンプレッサとハンドピースから成り立っています。圧縮空気を出すのがコンプレッサで、塗料を吹き出すのがハンドピースです。しかしタミヤ社のスプレーワークスシリーズのハンドピースにはエアブラシと書かれていて、ああこの部分がエアブラシなのかって思ったりもしますが。そういう事もあって、装置全体をエアブラシと言ったりもしますし、ハンドピース部分だけをエアブラシと言ったり、技法の事をエアブラシと言ったりします。このあたりは文脈や空気で判断して下さい。正しくはこれがエアブラシでこれ以外認めないと言う人もいますが、ほっといて次ぎにいきましょう。

当方の使っているのはGSIクレオス社のL10というコンプレッサに減圧弁とかが付属するセットと、タミヤ社のスプレーワークスのトリガ型のハンドピース、それらを繋いでいるホース。違う会社なのにうまく付いているのは、会社間で利便性を判断しての事でしょう。好感度大。写真のハンドピースが挟まってる台はタミヤの。形のわりに意外といい値段します。
このコンプレッサの下にはオーディオ用のスピーカーの下に敷く防振ゴムみたいなのを置いていますが効果はイマイチかも。厚手の手ぬぐいでも敷いた方がマシかもしれません。
エアー圧は後日触れますが高めの設定だと思います。
ちなみにGSIクレオスにはL10のほかにL5というコンプレッサもありますが、なぜL10を選んだかというと...L5とL10があったら、なんとなく上のを買いたくなるじゃん(笑)という、とくに意味の無い理由によるものです。

と、資料の準備がある程度出来るまでちょっと時間稼ぎしてます。


2007/04/04 (Wed)

DVDを物理的に圧縮する
暖冬のはずが寒すぎる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

たてがみ屋さんの2007年4月4日で昨日のエアブラシ云々を捕捉いただきました。たてがみ屋さんからは過去数回コメントいただいていますが、今までで一番リンク来訪者が多いです。
まぁ手法の説明とは言ってもこれが最良と言うつもりは全く無くて、何か塗装したい人に対してこういう方法もあるんだよという選択肢を増やす程度にしか考えていませんので、この場合はスプレー缶の方がいいとかこの場合はエアブラシの方がいいとか今日はこの手法でやってみようとか各自適当に選んでやってみたら良いかと思います。
ちなみに当方の場合はスプレー缶は塗装ブースで野外に何時間も排気し続けるという条件下でなら文句を言われない事に最近気付きました(苦笑)。

今日のマナさん
ああそんな事やってたら時間が無くなってしまった!
って事で、今日は先日個別に某さんよりメールにてお問い合わせありました、塗料の収納方法について書いて時間稼ぎします。内容的には2005/11/10に書いた事と同じです。

写真に写っているケースは、今は無き東急ハンズ藤沢店で買ったアクリルケースです。高さが塗料瓶とほぼ同じ。この「高さがほぼ同じアクリルケース」というのが難しく、今でこそ100円ショップで多種多様なケースが売られていますが、当時はほとんど無く、雑貨店やスーパーやデパートやホームセンターDIY店等をいろいろ歩き回って最終的に東急ハンズで見つけたという(苦笑)。この中に20瓶入ります。
ケースが透明なのは、色を扱うものなので外から中身が見えた方が華やかで良いだろうと。
前面に数字が書いてある箱は、片付け時に便利だろうと試しに内部の色の配置を書いた紙を入れてみたんです。やっぱり内部が見えないと寂しいので、今度カッティングシートとかで文字を作りますか。

右にコピックを入れた透明の容器がありますが、これは菓子の入ってた容器です。藤沢市は辻堂の東海岸という菓子店のものですが、多分全国的に同様なものはあるかと思います。

あと雑多なものは写真右上の、100円ショップの釣り具入れみたいな小物ケースに入れてます。瞬間接着剤とか爪楊枝とか短い針金とか、散らばると厄介なものが入ってます。

このほかにタミヤ社のエナメル塗料があるんですが、あまり種類は持っていないのでこれもまた菓子の容器に35色ほど入れてます。あふれ気味。

今日の結論としては、塗料ケースに専用のものはないので、適当に流用して下さいねって事で。模型店で塗料を6瓶とか一度に買うとメーカー梱包用の箱に入れてくれたりしますが、それだってあまり入らないし。


2007/04/05 (Thu)

octuple
宗教の必要条件であるそれを「死後の世界」と「死者復活(または永遠の命)」で分けるとすると後者な大牟田市の事件ですが、あとで生き返るから年金をもらい続けてるという理論に後頭部を鈍器で叩かれたような強い衝撃を受けた今日この頃。斬新すぎます。

今日のマナさん
はやいうちに説明しといた方がいい事を。いつも「水性カラーで塗ってるんですよ」と言うと「えー、水性カラーなんかで塗れるんですか〜?」と言われ、そのたびに毎回説明してる事です。
この場合のちゃんと塗れるのかどうかという疑問には何種類かあり、

あたりだと思うんですが、ちゃんと出てくるしパーツにも付くし乾くけどラッカーの様になってるかは不明です。


ラッカー塗料というのはノズルから出た塗料が対象物に当たって揮発し顔料がパーツに付着すると思います。普段使ってないのでよくわかりませんが(えー)
水性カラーも同じですが、乾くのが遅いです。タミヤのアクリルカラー用溶剤で希釈すれば揮発も比較的早いし粘度も低いのでさらさらしてます。あ、粘度を表現する「さらさら」というのは粉っぽいという意味ではなく、「ねばっこくない」という意味の方が正しいかと思います。この水性カラーを水で希釈した場合、アクリルカラー用溶剤よりも「固い」というか硬水寄りになりますし、乾きが遅くなります。なので個人的には水は塗料希釈用途には使わず、タミヤのアクリル溶剤ばかり使っています。そのほか他社のアクリル塗料用溶剤は使った事が無いのでわかりません。
これがフラットカラーになってくると、塗料中の顔料の粒子が大きくなるのでコンプレッサのエアー圧を若干上げざるをえず、塗料が対象物に届く前に溶剤が揮発する事になり、対象物には顔料というか粉が付く事になります。

ええ、当方は塗料の液を吹き付けてるんじゃなくて、塗料の粉を吹き付けてるんです。これが当方の塗り方と世間様の塗り方の最大の違いでしょうか。
これには点描画の手法活用がわかりやすいとか、マスキングが楽だという特徴があるんですが、それはまた塗る時にでも。


2007/04/06 (Fri)

最近、いつガンプラを作りましたか?
五月連休前進行が徐々に始まってきた今日この頃。

先日のアメトークのガンダム芸人特集後あたりからですが、最近では先週土曜。
「最近、いつガンプラを作りましたか?」とよく聞かれます。考えてみると、おととしの年末以来でしょうか。

最近でもガテンだかの転職雑誌でバンダイ社のプラモデル製作工場の特集が組まれてましたが、ここんとこ、よくガンダムのプラモデル、略してガンプラを模型誌以外でよく目にするようになりました。
今までいくつくらい作った?と聞かれても「お前は今まで作ったガンプラの数を覚えているのか?」って感じですが、最近どんどんサイズが大きくなってきているので置き場所に苦労します。アッガイとか想像以上に大きくて購入をためらいます。

でもまぁたまには組んでみようかなという気もあったりします。時間をみつけて(苦笑)。

今日のマナさん
塗装時にパーツを直接持って塗装すると塗装した所に指紋がついたり持ってる手に塗料が付いて別のパーツを汚したりするので、出来る事ならパーツは直接持ちたくないです。
そこでパーツに取っ手を付けます。取っ手というか、持ち手というか、触っていい場所というか。
たまに真鍮線を取っ手に使う人がいて無駄に金持ちだなぁとか思ったりしますが、普通は割り箸とか爪楊枝とか適当な棒を使います。当ページでは主にどこの家庭でもあるガンプラのランナーを使用しています。...なんだよう。
2年に一度くらいの割合でガンプラを作ってけば困らない程度のランナーが取れますから。このガンプラのランナーですが、他のプラモデルと比べて結構長い棒が取れます。MGシリーズなら太さは約3mm。ニッパー等で長めに切り取り、枝を切り落として棒にします。

先端をデザインナイフで輪切りにして平らにし、軸打で使った棒の太さの穴を開けます。

そして軸打ちの棒を差し込みパーツの取っ手にします。

台に立ててみるとこんな感じ。

どうしていいかわからないパーツは棒の先端を輪切りにして平らにし、その面に瞬間接着剤を付けてパーツに付けます。


ほとんどはランナーに軸打ちで使った棒(針金)を挿す為にその針金の径と同じ太さの穴を開ければ直接させるので、軸打ちの軸は同じ太さに統一しておくと良いと思います。


しかも穴を開ける関係から出来れば刃が折れにくいといいですねって事で、0.8mmあたりのクリップを伸ばしたのが良さげです。

それで全パーツに取っ手を付けてみました。

瞬間接着剤で付けた場所はなるべく目立たない所です。

続きは後日。


2007/04/07 (Sat)

禁断症状
部屋内の本をひたすらスキャナで撮りまくる今日この頃。

すみません、週に一体くらい何か別に完成させて下さい。そろそろ禁断症状出てきました。
とりあえず今日はガンプラのMGのGM改をパチ組み。久々に組んでも手が勝手に動いて楽しいですね。ガンダムとかGMとか内部の骨組みが同じで外側っていうか外装が違うだけなので、何体も作ってると大体わかってきます。相変わらず銃器がペラいのがアレだけど。なので、なんか適当に余ってた武器とかを持たせてみました。

ガンダム及びその量産機としての軍事兵器なので武器類は共用出来てしかるべきっていうか、主人公らはしょっちゅう盾を投げたり銃で玉を受けたり剣を敵に刺しっぱなしにしてるので多量に必要なわけで、基地内には盾とか多量にあるはずなんですよ。それこそ飛行機の中からガンダムが出てきただけで盾を一枚捨てられたりするから。

で、このGM改、背中のランドセルに1本と盾の内側に2本で合計3本ビームサーベルっていうか剣の柄を収納出来るんですが、何故かこのプラモには2本しか付いてきません。どうなってんの!?弾幕薄いよ!(いいがかり)
なので、やっぱりそのへんに余ってたパーツを足してみる。無かったら部品請求とかしちゃうよ。
MGのGMの時は、設定上は剣は1本だったにもかかわらず2本実装出来るパーツが付いてきたりバズーカ取り付け用の治具が付いてきたりで、このプラモの設計者は本当にGMが好きなんだなぁって感じでしたが。
あとGM改もカトキ版ガンダムもそうですが、背中に盾って付かないんですね。まぁ簡単な加工で設置出来るようになりますけど。

でもまぁGMコマンドまたはその派生機は案外好きな方なんですが、先日GMって結構好きなんですよという話をしたら「GM好きって理解出来ない」とか言われてしまいました。しおしお。徳光康之の漫画であるおたく先生にもGM好きが出てきて、同様に主人公らから理解を得られないって話がありましたが。はっきり言って主役機であるガンダムって1つありゃ十分なんですよ。2つもいらない。所詮実験機だから。その点...GMは何体あってもいい。なんてったって量産機だしな!2機で行動しても別の機種と作戦行動を共にしてもいい。たとえ破壊された残骸でも絵になるなんて、なかなか主役連中には真似出来ません。

とまぁ、語りはじめたらキリがないのでこの辺でよしときますが、こんな事を考えながら手を動かすのも楽しい所です。

今日のマナさん
昨日は脳が80%以上寝てる状態で書いてたので最後のほうは逃げに入ってましたが、今日も昨日に負けずに眠いのでちゃっちゃと行きます。

基本的に普通のランナーが3mmと昨日書きましたが、ってことは大きいパーツで穴をあけていいスペースが十分あればピンバイスで3mm穴をあけて直接刺していいという事になります。先週塗ったモチペンは台座裏に3mm穴をあけて直接ランナー刺してたし。

取っ手を付ける場所捕捉。瞬間接着剤で付けるのは穴を開けたり出来ない時に通常ありえない方向からありえない角度で接着出来るので、数回助けられると病みつきになります。薄いプレートを縦に付けたり。

以前は割り箸等の棒にガムテープを粘着面を外側にして巻いてパーツを付けていましたが、最近の100円ショップの普及により全然くっつかないヘボいガムテープばかりになってしまい、普通のスーパーでもサランラップの方がまだ粘着力あるよ!って感じのガムテープばかりになってしまったので、やめました。

あと昨日のにも重複しますが、ガンプラのランナーを使用しているのは、うちにガンプラのランナーがいっぱいある為で、皆さんの家で何かたくさんあるもので流用しても良さそうなものがあれば使ってみるのも面白いかと思います。
っていうか流用するものは、できれば普段は無価値なものがいいですね。通常ならゴミとして処分される運命にあるものとか。この取っ手を金を出して真鍮線とか買ってる人がいると思うと、してやったり感が高いです。こういった小さな工夫が集まって完成時の満足に加算されます。そしていつか人と話す時にネタとなり、それはあなたの付加価値になります。たぶんね。

[2007.04.08追記]
たてがみ屋さんの2007年4月6日7日合併号で昨日のガンプラ作ってる?を捕捉していただきました。ちなみに当方はMGでザクFZを出して欲しいです。


2007/04/08 (Sun)

投票
自分のサイトなのに好きな事が書けないなんて、ニュースサイトは不自由だなぁと思う今日この頃。まぁ日記である当ページも自分の事なんか書くなとよく言われますが(苦笑)。

今日のマナさん
昨日一昨日に紹介した取っ手にしても模型工具メーカーからそれ専用のものが売られててビックリします。こんなんワニグチクリップに針金付けただけじゃーんって。まぁ値段見ても特にボッてるわけじゃないのでべつにいいですが。同様に驚く事があるのが、今日の話のパーツ乾燥台ですか。

これも各自皆さんいろいろ工夫されていて、それだけ見てても楽しいんですが、当方の場合は今日の写真のようなスポンジを利用しています。たしか何かを買った時に梱包材としてあったものです。これも普段ならゴミとして処分されるものの再利用ですね。
先に欠点を書きますが、軽いので上に挿すもののバランスが悪いと倒れます。あと上面が白いですがこれは塗料が付着し乾燥して出来た粉で、この上にパーツを落とすと粉がパーツに付いて、ぬぐったくらいでは落ちません。
利点としては、とにかく安いし元々ゴミなので古く劣化したら新しいものを持って来れるという所でしょうか。あと棒を刺せば簡単に穴があくので棒を刺す所が簡単に増設出来るという所です。

以前は発泡スチロールの固まりを使ってました。これも何かの家具を買った際にはこの中に入っていた梱包材です。東急ハンズとかで買うと結構な値段するのにタダでゲットわははとか思って使ってましたが汚くなったので捨てました。上記のスポンジ同様に軽すぎるってのが不満ではありましたが。
最近だと100円ショップでブロック塀のブロック型の発泡スチロールの大きいのを売ってたりしますね。

段ボールを何枚も重ね合わせて接着し、穴のあいている横面を上に向け、その穴に棒を刺すという人もいます。使った事無いので欠点とか解りませんが。段ボールならamazonから毎週毎週毎週毎週送られてくるって人は多量にあるかと思いますので活用してみてはいかがでしょうか。

油粘土に刺すってのもあります。大きいパーツを粘土に刺したら自重で傾いたり倒れたりするんじゃないかと思ってしまいますが、特に失敗談とかは聞いた事が無いので大丈夫なんでしょう、きっと。個人的には油粘土の臭いが好きじゃないので露出したまま長時間部屋に置いときたくないってのがありますが。

部屋の壁に糸を張り、そこにパーツをぶら下げて乾かすという人もいます。写真屋かい。スペースに余裕のある人向けですね。

多分大勢のモデラーが集まった際にこの話題を振ると当分盛り上がるんではないかと。


2007/04/09 (Mon)

ツヤで遊ぼう
車が車検だと思ったら12ヶ月点検だった今日この頃。あぶないあぶない。

気付いたら最近記事がやたら長文ですね。何をそんなに語る事があるんだろうと不思議な気がします。書き方の効率が悪いだけだろうか。

今日のマナさん
ちょっと後日公開予定の手法の下ごしらえをしてたんで、今日は軽めに。
今日は塗り始める前に一応頭の隅にでも置いておきたいこと。

ガラスとかプラスチックとかアクリル板とか水面とかを除けば、ツヤのある面と言うか鏡面というかグロス処理された面ってそうそう無いと思うんですよ。人体なら眼球や脂ぎった肌、汗ばんだ肌くらい。
当方が基本的につや消しで塗装しているのはそういった理由です。フィギュア特有のお約束があってね...なんて、当方には誰も教えてくれなかったから。
だからまず何は無くともタミヤアクリルのフラットホワイトに溶剤を同量以上混ぜて下地を吹いているんです。こうする事により上に薄く吹いた色は何でもかんでも完全なツヤ塗装にはならないから。

ただ、何でもかんでもつや消しでは面白くないので、ある程度ツヤを変えたりして遊びます。
塗料箱を覗けば、例えば黒ならツヤ有りとしてブラック、半ツヤとしてタイヤブラック、つや消しとしてつや消しブラックがあります。それで3種類。下地にフラットホワイトを吹いた所に上記カラーを吹けばまた3種類。合計6種類は変えられます。実際の所、最初の3種類だけでも使い分ければかなり遊べます。

さらにフラットカラーなら溶剤を3倍くらい加えて薄ーく吹くのと、溶剤を塗料と同量て度加えて吹くのと、塗料だけで吹くのとでは違った質感が生まれて楽しいですが、悲しいかな、写真にはなかなか出ません(苦笑)。実物見ればわかるんですが。

ここまで塗り分け出来るようになると楽しくなっちゃってフラットベースを混ぜてリニアにつや消し塗料を作りたくなるんですが、慣れないと白い粉を吹いて失敗します。
あとこの上からつや消しスプレーやトップコートスプレーを吹くと全体的雰囲気が変わってまた違った感じになります。
ここまでが、とりあえず今思いつく範囲内でのツヤ消しの話。

そして逆にグロス処理はグロス処理でまた先人達の編み出した技法や日々開発されている技法などさまざまな表現方法があるわけですが、当方はあまりそっち方面は踏み出した事がありませんので、今回グロス方面の説明は割愛したいと思います。

今日の写真はそのサンプルを作ろうとして時間切れでやめた写真。面白いのに。

興味のある人はROUGHNESSさんの2004/04あたりのDiaryやColumnを読んでみると為になります。


2007/04/10 (Tue)

春の鉄道風物詩
多くの事が少しづつ確実に片付く方向に進んでいて楽しくなってきた今日この頃。
明日の記事がいつにも増してメチャクチャだったり更新が無かったりしたら酔いつぶれてると思って下さい。

今日のマナさん
昨日、黒を例にしましたが、基本的に当方は黒を使わないんですよ。
黒を使わないとどうなるか。他の色で「黒い部分」を塗る事になります。その違う色を黒として扱うわけですから、他の部分の色合いが少しづつ変わってきます。それを考えるのが面白いです。
空気遠近法を持ち出さないまでも、大きいものを小さくするというのを遠くにあると見立てたとき、その対象の色調は明るくなるというか全体的に淡くなります。その考えで行くと黒を黒で塗る事を最初から放棄したほうが都合が良くなり、覚悟完了って感じがします。

「黒は存在しないという哲学」にどんな名前がついてるのかは今ちょっとググッたけど出てきませんでしたが、その場合の黒というのは「非白」にたまたま黒という名前を付けただけで今回は関係ないです。色で言うから混乱するのであって、0と1というか、もっと単純に電気で言う所のLow levelとHigh levelの話ですから。
日本人は欧米人のような二値的感覚よりもグレースケールの感覚に近いと言われています。非アリストテレス的というか(笑)。それは善悪というキリスト教文化と八百万の神の住む仏教神道いりみだれで実は無信教という違いから来るものだそうですが、それも今日は関係ないです(なら言うな)。

そうして黒を排除すると、今度は「黒」に意味が生まれてきます。意味っていうか記号っていうか。何かの象徴とか。いや、悪とか強いとかじゃなくて(すぐ上で否定した)。
そんな事を考えながら黒を塗ると、ハッとするようなアクセントの効いた黒を置けるという選択が可能になります。いや、塗料自体は今まで通りのただの黒なんだけど。

同様に昨日書いたツヤの事も、今までツヤ塗装のみで塗っていたのを最初からつや消し基本で塗っていけば、いざツヤ塗装の部分を塗る時にはその「ツヤ」というのに意味が生まれてきますよって事を言いたいんです。

まぁそんな口八丁でいつまででも話題を引っ張っててもアレなんで、そろそろ塗りはじめますか。鞄あたりから。


2007/04/12 (Thu)

あなたのサイトは好きですが、あなた自体には興味ありません。勘違いするな。
ようやく2006年度の積み残しが片付き肩の荷が下りた今日この頃。

今日のマナさん
さーて今日から塗ろうかなーと思ったら、瓶の蓋があかない。蓋が塗料で固まっています。
今日の写真の矢印で示した所。

瓶の蓋のふち及びネジ部、塗料蓋裏の同部分に塗料の液体があるのに蓋を閉めると、時間が経つとそのまま固まりません。パーツを塗ってもすぐ剥がれるのに、なんで瓶にはガチガチに張り付くかなぁ...なんて思うと解せませんが、強力にくっついています。
マメな人や基本に忠実な人は瓶のふちに付いた塗料をティッシュ等で拭ってから蓋を閉めますが、ズボラな方法はそこまでしません。なので固まります。

固まった場合はどうするのか。
普通固く閉まっている程度なら昔から生活の知恵として蓋に幅広の輪ゴムを巻いて握って蓋を開けるという技が知られています。蓋の外周を大きくしテコの応用で開けやすくなり、またゴムなのでグリップが良くなり開けやすくなるというもの。以前紹介しましたが100円ショップのダイソー等で瓶を開けやすくさせるゴムが売られてますので、それを利用するという方法があります。

ただ、塗料が固まったのはこれでは無理な事が多々あるので、瓶と蓋の間にマイナスドライバーを差し込みテコの応用で瓶と蓋の間を広げると瓶内に空気の入る音(または固まった塗料が割れる音)がするので、3〜4カ所同様に広げてやると蓋が楽にあくようになります。ただこの方法だと蓋が悪くなりそうです。

が、そんなに頻繁に開けるって事は塗料の減りも早いって事で、蓋が完全に駄目になる前に中身を消費してしまいます。

プラモ入門とかを読むと筆塗りの場合は筆を瓶内に直接入れてはいけませんと書いてありますが、これは瓶内の塗料を筆でかき回して筆の毛を落とさせない為というのもありますが、筆に余分に付いた塗料を瓶の淵で落とさせない為というのもあるそうです。瓶の淵で落とすとそのまま淵に塗料が残り、蓋を閉めて蓋が固まる、と。

他にプラカラーの蓋の開け方としてよくあるのが口でくわえて歯で蓋を噛んで固定し腕で瓶を回すという方法。さすがに二十歳を超えると、そんな事したら歯が悪くなります。
あとは蓋や瓶に布を巻き、蓋や瓶の径を太くしてテコの応用で開けるというのもありますが空けた瞬間に塗料がこぼれて布を汚したり、それ以前に布が滑りやすいかも。そろそろクレオスあたりで塗料瓶用バイスプライヤーでも出しませんかね。蓋用と瓶用で二本セットで。

[2008.01.19追記]
最近はクレオスのクレオスのオープナー使ってます。


2007/04/13 (Fri)

塗装
やっぱり過激なタイトルだと食いつきがいいなーと思う今日この頃。わたしが考えたんじゃないけど。

お便りコーナー

ピナコテークさんのぴなぶろの2007-04-11で再度入歯洗浄剤で(略を捕捉していただきました。
そろそろまとめて別ページ化しないとなぁ...

今日のマナさん
塗ろうと思ったら蓋が開かないとか、いかにも当ページらしいんですが、普段なら無意識にあーはいはい開け開けとか開けちゃう所をなんとか気付いて記事に出来て良かったです。人に何かを説明する際に、この無意識的にやっていることをいかに気付くかというのが難しい気がします。

さて、じゃあ鞄を塗ります。最初は取っ手を付けたパーツの状態。

塗料を調色スティックでよくかき混ぜ、塗料瓶の底におぞんだ顔料を上澄みの溶剤とよくかき混ぜて混合します。いい感じになったら塗料皿に移します。

調色スティックで一滴二滴三滴と量を数えながら垂らします。そこに同量程度の溶剤をスポイトで垂らします。

塗料を一滴二滴と数えながら垂らしたのは、溶剤を垂らす量の目安の為です。このスポイトは当方はホルベインのドローインクの空き瓶を溶剤入れに流用しているので、その蓋です。無ければ普通に模型店で売ってるミネシマのスポイトとか習字のスポイトでいいと思います。で、塗料皿の中身を調色スティックで混ぜます。なんか量が少なかったな。。。塗料の量が少なめでいい場合はハンドピースの塗料カップ内で混ぜるほうがいいと思いますが、余りやった事無いので今回はやらない事に。次に塗るやつくらいからやりはじめますか。かき混ざったら塗料をハンドピースの中へ。

塗料皿から直接入れる事もあればミネシマのスポイトで移す事もあります。その場合は各色それぞれ別のスポイトを使っています。茶色用スポイトとか青用スポイトとか。塗料をカップに入れたら蓋をします。

これは熱中してハンドピースを横にしたり逆さにしたりすると塗料がこぼれるから蓋をしています。あと意外に重要なのが、多量に吹いている時に数分後には塗料中の溶剤分が揮発してくるので、その防止です。蓋をしているのとしていないのとでは結構違います。

最初は一方向からのみ塗ります。

かばん下面が完成状態でのほぼ下なので、下側に影を付ける意味で。すると下を向いた面に良く塗料が付きます。逆方向はほとんど白いです。

ハンドピースから塗料を出す量は少ないというか、細吹きというか、狭範囲にというか。あと奥まった所や塗りにくそうな所を塗っていきます。鞄横とか。この際もハンドピースをパーツにあまり近づけずに、塗料の吐出量を少なくして少しづつ色を出して着色していく感じで。

ここまでのポイントとしては、意図しない所や変な所に吹いてしまってもあとで修正出来るという事でしょうか。吹くのもパーツから離れた所から一方向に弱く吹いてるだけなので、簡単だと思います。
あとは今度は広範囲に吹く感じで、全体的に薄く吹いて、さきほど変な所に吹いてしまったムラが均一になる程度の濃度まで吹くと知らないうちに全体的にいい感じな濃淡を持った塗料になります。

とりあえず簡単な説明でした。


2007/04/14 (Sat)

小春日和
何だかんだ言って何も変わらない今日この頃。それが味だもの。

お便りコーナー

ゑぶ面さんのblogなゑblo面のApril 13, 2007で卓球模型さんの宇宙人に合わせて入歯洗浄剤で(略を試されたようです。
なんか最近当方が想定している以上に皆さんの効果が上がっているようで、ちょっとジェラシーを感じていますが、忙しい現代人の模型生活で完成までの時間が少しでも短縮出来れば嬉しい所です。

今日のマナさん
昨日の写真見て「買ってきたばかりのレザーっぽいなぁ」と思ったら、塗ったあとで何か不満点が出てきたら、この上から別の色を塗装します。気が済むまで塗装すればいいんだし、やりすぎて最初に戻りたいと思ったら溶剤で塗装を落とせばいいんだし。この溶剤で塗装を落とす、通称「ドボン」は別の日に時間をとって詳しく書きます。

そういえば昨日何の塗料を使ったか書いていませんでしたね。GSIクレオスの水性カラーのマホガニーです。Pinky:stの髪の色の明るい所と言えばわかる人もいるかも。
あと溶剤を混ぜた時に塗料:溶剤を比率で書きましたが、本来は多分粘度で書くべきなんです。粘度が高い、ねばりけがあるとハンドピースから塗料が飛んでいかないし。しかし一般人は粘度計なんて持っていないだろうし、持ってたとしてもプラカラーなんて少量を粘度計にかけるわけにもいかないし。なのでプラカラーの粘度を新品同様と仮定して溶剤を加える量を比率で表しています。でもこの新品というのもくせ者で、プラカラーが売れない模型店は溶剤が飛んじゃっててやたら濃い塗料を売ってたりするし、中が固まってカピカピなのを売ってたりします。購入時に瓶底を見ても中身が固形化しているかどうか程度しかわからないし、ナイショで蓋を空けた所を店員に見られたら即お買い上げは必至な模型店もあるし。っていうか店員の同意無しで塗料の蓋は絶対に開けてはいけません。蓋を開けた時点で中古と見なすべきかと。

使い込んだ濃い色になるように塗装する事にします。使い込むという事は曲がる場所や可動する場所や手で触る場所が変色する事を意味します。WhiteAlbum作中ではこの鞄で主人公をポカポカ叩くシーンがあったと思うのでそれも配慮に入れるという手もあります。
ずっと使っていれば不慮の事故等で何でもない場所にも傷がつく事があるかもしれませんが、そこまではやりすぎな気がします。塗装時に失敗して変な痕が付いた時に傷という俺設定を作るというのもありますが。そのへんは、どっちに転んでもあまり気にしないのがいいかと。
マホガニー:ブラック:溶剤を2:1:3でエアブラシ。この比率算出は昨日書いたように調色スティックで一滴二滴と加えてった量の最小公倍数で、実際は4:2:6です。
吹く場所は段差や角部分です。

ここでも多少エリア外に吹いても気にしません。するとそれっぽくなります。

あとはタッチアップとかタッチアップ塗装とかタッチアップ修正とか一般に言ったりしますが、面そう筆等で細かい所を塗ります。エアブラシ塗装と言っても最後は筆塗りが物を言います。
ここでは金具を塗ります。今回は金具を銀にしましょうか。銀色に関してはこれもまた皆さんいろいろコダワリがある分野ではありますが、当方の場合はいろいろ試した結果、ガンダムマーカーのメッキシルバーが一番好みかと。
メッキシルバーと言えばGSIクレオスで青い箱で塗料と溶剤セットの高いやつを売っていますが、このガンダムマーカーのメッキシルバーはアルコール系塗料なので臭いもほとんど無くて、粒子も細かく奇麗な銀をしています。
マーカーなのでペン先を押せば中の塗料がドバドバ出てきますので、適当な紙やビニールやポリなどの捨ててもいいような物の上に出します。その塗料が乾く前に面そう筆に付けてちょこちょこ塗っていきます。今日の写真に写ってる塗料を出したやつはバンドエイドの包装です。たまたまさっき使ったので。

この銀部分、やっぱり使い込んでいるなら真鍮であるべきだとか今思いましたが、そういうときはこのメッキシルバーにクリアーオレンジを混ぜれば金色になるので、そこまでこだわる人はそうやってみるのもいいかもしれません。


2007/04/15 (Sun)

もっと気軽にドボンしよう
スキャナの読み取り面に汚れが付いているのに気付いた今日この頃。どれくらい撮り直せばいいんだ...

今日のマナさん
さー今日は楽しいドボンの紹介です。
レジンパーツを塗っていて、おーっと修復不能な感じに塗ってしまったーとか、マスキングテープを剥がしたら下地やサフもろとも剥がしてしまったーとか、乾いていないのにホコリや毛布の上に落としてしまったーとかいった場合。このキットは無かった事にして箱に閉まって押し入れの奥にしまってサヨナラ俺のメモリーとしてしまわないで、いったん塗装を落として最初からやり直しましょう。その塗料の中にパーツをドボンと漬ける事から通称「ドボン」と呼ばれている事です。

プラモデルとレジンキットの違いは、溶剤に漬けてもパーツが溶けない事でしょうか。レジンってシンナーで溶けないんですよ。柔らかくはなるけど。

ではやってみましょう。
容器を用意します。

今回はプラのコップです。
いつも飲料に使っているコップでは溶剤を入れるとなんかヤバそうなので、捨ててもいい容器という事で。
紙コップだと、数分は耐えられますが何度か使ったり長時間漬けてしまうとノリが溶けて漏れてしまいます。紙コップに対してはシンナー以外でも石鹸水やアルコールでも同様。
容器の大きさはパーツが入る程度の大きさです。

容器に溶剤を入れます。

写真に写っているのは溶剤はGSIクレオスのペイントリムーバ。シンナー臭がしないので安心ですが、だからといって吸っていいというわけではなさそうなので、換気は十分に行って下さい。本来はオレンジ色のきれいな色をしていますが、ドボンを繰り返すとこんな色になります(泣)。

20〜30秒ほど漬ければだいぶ表面的な塗料は溶けるっぽいですが、きれいに落とすには歯ブラシなどでこすると良く落ちます。

個人的には歯ブラシでこすると溶剤が飛び散るのであまり好きではありませんが。
綿棒でこする方が個人的には好きですが、あまりよく落ちません。

それで落としたのが今日の写真。

だいたいこの程度落ちていればいい感じです。スミの方に残っていると、次に塗った時にその部分の溝が埋まっている事があってアレですが。
もっときれいに落としたいときは、きれいな溶剤をティッシュ等に付けて拭いて下さい。

残った溶剤はまた今度使うので、じょうごを使って瓶に戻します。

テクニックのある人はそのまま戻してもいいですが。あと大きいゴミ等が瓶内に入るのが嫌な人は、じょうごの底にティッシュでも詰めて、ろ紙のかわりにして下さい。ちなみにこのじょうごは100円ショップで購入しました。

このドボンに使用した溶剤はドボン専用にしています。汚れるの前提での使用です。人によってはドボン液と呼んだりしています。機械屋では洗い湯(あらいゆ)と呼んでいるかもしれません。筆を洗ったり通常用途で使うときは他のきれいな溶剤を使っています。

最初にも言いましたが、溶剤にレジンを漬けっぱなしにしておいた場合、レジンがゴムみたいに柔らかくなります。笑えます。染み込んだ溶剤が抜ければまた固くなりますが、丸一日漬け込んだレジンが元通り固くなるまで一週間程度かかると思います。一週間漬けっぱなしだったレジンが元通りの固さに戻るまで何ヶ月もかかった経験があります。その時は逆に固くなった事に驚きました。

あとドボンした場合、ラッカー系の溶きパテやサフまできれいに落ちますので、サフ派の人はまたやり直して下さい。当方はサフは使わないので知ったこっちゃないですが。

一生懸命塗ったものに対して塗装を落とすのは、ちょっと勇気がいるというか、ガッカリする事ではありますが、駄目なものをいつまでもいじってる暇があったらドボンして最初からやり直した方が時間的にも練習としてもマシという考え方があります。
人によっては何か色を塗るのと同じくらい気楽にドボンしようと主張する人もいます。

まぁそこまで覚悟が出来なくても、失敗した時に何度でも後戻りできるという安心感があるのは嬉しい所ですね。


2007/04/16 (Mon)

かぶり
スキャナの調整方法が少しわかってきた今日この頃。ES-7000Hのサービスマニュアル入手出来ないかなぁ...。

今日のマナさん
鞄の塗装を元に戻しときます。でも今度はちょっと明るめがいいな...という事で、マホガニーをレッドブラウンに変えて同手順でエアブラシ。先に言っとくと、マホガニーは半ツヤ、レッドブラウンはツヤありです。
そしたらなんか木で作ったみたいに。

じゃあ全体的に薄くマホガニーを吹いてみるかな...と思ってやったのが今日の写真。

どんどん理想と離れていくっていうか、さっきのほうがマシというか。手を加えれば加えるほどおかしくなる事もあります。今がそう。デスマーチというかなんというか。

明日、改めて陰影のメリハリを付けてみます。

あ、普通雨の日は塗装は避けるべきとされています。空気中の水分が多くなると塗料のラッカー分と反応してしまいがちです。水分は天敵です。エアブラシをすると空気中を飛んでる時にラッカー分が水分の影響で膜状になったり細かいスポンジ状になったりして、パーツに付着すると白っぽく見えてしまいます。いわゆる「カブリ」という状態ですね。雨だからカブっちゃったよーというような表現をします。

しかし水性だとそういう事にならないまたはなりにくいので、これから天気が悪い日が続きますがガンガンいけます。これが水性塗料のいいところです。


2007/04/17 (Tue)

ハンドピースの洗浄
長崎市長銃撃事件で報道ステーションの「事前に犯行声明が来てました」で「知ってて黙ってたのか」の電話があったみたいで「やっぱ犯行声明じゃなかったです」の訂正があったのと、NHKの19:55頃銃撃で20:02ニュース速報で早すぎる件って何か関連があるのだろうかと思った今日この頃。

今日のマナさん
昨日の続き。ちょっと暗めにするという事で、GSIクレオスの水性カラーのマホガニー+ブラック+タミヤアクリル溶剤を2:1:3でエアブラシ。

なんか明るめに写ってて昨日とあまり変わらないですが、実物はもっと暗いです。

さて、ガレージキット製作入門とかでエアブラシ当然って感じなページは多々あれどあまり触れていない事に、ハンドピースの洗浄があります。色を変えたり一日の終わりには必ず行います。色替えの度にやらないと前の色が後の色に影響し後の色が濁るし、一日の終わりに洗浄しないと翌日使おうとするとニードルが固まって洗浄が大変になるからです。
ハンドピース洗浄を紹介しないのは...多分地味で面倒だから、あまり知らせたくないからじゃないでしょうかねぇ。
慣れるとイタリアの福祉公社の子が銃を分解組み立てするくらい無意識的にやるようになれます。

本当は塗りはじめ初日から映像化をしようと思ってたんですが、いつも毎日何度もやってる事でもいざ記録に残すとなると緊張しちゃって(笑)いつもやらないような無駄な動きや手順の間違え等があって紹介出来てませんでした。
今日、普通に取れたんで紹介しましょうか、水性カラー使用後のハンドピース洗浄。QuickTimeでH.264なMPEG4で3分5.6MBあります。いろいろ汚いのは気にしないで下さい。


見所:
00:00 開始。コンプレッサは動作中です。
00:03 ハンドピースのカップ内に残っている塗料を捨てる。
00:27 カップの洗浄。
00:50 ノズルの洗浄。
01:10 ニードルの洗浄。下手に触ると曲げたり手に刺して危険だから触るなという意見もあるけど。
01:17 コンプレッサを止める。ニードル洗浄は続く。
01:31 ハンドピース内の清掃。内部に入れている液はタミヤアクリル溶剤。
02:22 ニードル復帰。
02:30 ノズル復帰。
02:40 コンプレッサ再始動。内部の溶剤を抜くと同時に汚れた溶剤の除去。
02:45 カップ復帰。
02:51 ニードルのカバー復帰。
02:56 カップの蓋復帰。
02:58 完了。

ここで今日は終わる場合は最後にハンドピース内部にタミヤアクリル溶剤を入れます。内部が乾くと残った塗料が固まるから。

2003年頃はもっと楽しい洗浄方法をしてたんですが、それはまた今度紹介します。

[2007.11.27変更]
映像の置き場所を変更。


2007/04/18 (Wed)

かたぱか
菜種梅雨と竹の子梅雨の間らしい今日この頃。竹の子梅雨なんて言葉、初めて聞いた気がします。

先週、土日で何か別に作らして下さいと書きましたが、こないだの日曜はGM改の肩を開いてました(笑)。あと胸板を平らにしたりとか。

わたしはセンチネル連載中はMGを読んでませんでしたが、気付いたらSガンダムのプラモとかバラバラにしてたという世代なので、なんとなく分割してそうな場所は分割してしまうという習性があります。
肩のパーツが左右同じっぽかったので、あとで複製すればいいやって感じでニコイチにして、裏側の足りない部分をエポキシパテで埋めてヤスリがけしてみました。
あとこの盾、表の覗き穴下の丸いくぼみと裏の覗き穴下の丸い突起が一直線じゃないんですね。写真で覗き穴下に穴が2つくっついて開いてるのはその為です。
まぁちょっと満足しちゃったんで、残りはパーツの合わせ目消しでもしましょうか。

今日のマナさん
当ページは先日から何をノソノソやってんのかって事ですが、実は目の描き方の別ページを作ってます。今。写真は全部用意出来たんですが、文章の量が結構あって、なかなか完成しません。
その完成を待って目を塗ろうかと思ってたんですが、もうこれ以上引っ張るのは無理があるので少し進めます。

わたしは目は比較的早い段階で塗るようにしています。なぜか。目の塗装に熱中してると余計な所を汚してしまう事があるからです。わたしは。ほほの上の方とか、目尻の横とか。なので後戻りしやすいように早いうちに塗っとくようにしています。
今日は目を保護するシールを作ります。
目にマスキングテープを貼ります。写真はタミヤの6mmテープです。

目のくぼみに沿って爪楊枝で跡を付けます。眼球部分にしわが寄らないように気をつけます。

跡に沿ってペンで線を書きます。今回はコピックMULTILINERの0.05mm黒で。どっちが左右か書くとあとで上下左右がわからなくなっても平気です。

パーツからマスキングテープを剥がしてカッター板に貼ります。

デザインナイフで線に沿って切り抜きます。目のくぼみの内側に線を引いたのか外側に線を引いたのかで違ってきますが、今回は眼球側に線を引いたのでこういう残し方をしてます。カッターの刃はマスキングテープの上からカッター板を押し付けるように切っていきます。これだとカッター板が悪くなるけど。

シール完成。目を描いたあとでこのシールを目に貼り肌色を塗装します。

ということで。


2007/04/19 (Thu)

0083
4月でも山に雪降る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

お便りコーナー。
毎度お馴染みたてがみ屋さんの2007年4月19日で昨日の肩パカを捕捉いただきました。
グレーに合うスジ彫りの黒というのも難しいですが、逆にスジ彫りの黒に合うグレーで塗るというのはどうでしょうか。パステルカラーの灰色とか。

今日のマナさん
今日は全体的に下地にタミヤアクリルのフラットホワイト+タミヤアクリル溶剤を1:2でエアブラシしてみました。

サフを吹く習慣の無い当方ですから、このフラットホワイトがサフだなんて言うつもりは無いですが、この白の隠蔽力はなかなかですよ。
先日もフラットホワイトを吹く意味を適当に書いてみましたが、結局の所、なぜ吹くのかっていうのは...この質感が好きなんです、という、ただそれだけの理由です。全体に強く影響を及ぼす事をそんな適当な理由でいいのか...まぁ、それが味だし。


2007/04/20 (Fri)


雨の中休みな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

今日のマナさん
えー時間がないので今日はチャッチャといきます。
マスキングの話。当方のやってる水性塗料での塗装は基本的に吹いた塗料が毛管現象でマスキングテープの裏側に回り込んだりする事が無く、ただ上に何か置いてるだけでいいので、この手法はラッカー塗料では応用出来ないと思います。逆に言えばこれが水性塗料の魅力であり、完成時間短縮に効果絶大な所であります。

服の襟とか胸の部分で細かい所をマスキングしましょう。

このスペースちょうどを覆うマスキングテープがあればいいんですが無理な話なので、そこを普通のマスキングテープで覆います。
マスキングテープを適当に切り、手のひらや手の甲に貼り、油やケラチンをマスキングテープに付けて粘着力を弱めます。

そしてマスキングテープを三角に切ります。角度は適当です。

これから貼る部分の角度の半分以上、全部以下と言った所でしょうか。
マスキングテープを三角のどちらかの辺に合わせて貼ります。

先端や横に隙間が出ないように気合いを入れて貼ります。春と来は爪楊枝でマスキングテープを奥に差し込む感じで貼るといいかと。
その上から重なってもいいんで逆側の辺に合わせてマスキングテープを貼ります。つまり、一つの角は二枚のマスキングテープで貼っていくという事です。45度の角も90度の角もそれ以上もそれ以下もです。2枚以上でもいいけど。

あとは同様に爪楊枝で角に差し込む感じで貼り、

貼り、

残りを細切れのマスキングテープを差し込みつつ表面を覆っていったのが今日の写真。

塗料が毛管現象でマスキングテープの裏に染み込まないので、これで十分なんです。


2007/04/21 (Sat)

つっぷしてねる
久々に会社から帰ってきて疲れてそのまま寝た今日この頃。

今日のマナさん
マスキング続き。
マスキングで難しい所は角、曲線、段差ですが、角は昨日紹介しました。今日は段差を。
段差の下側をマスキングするのは楽なんですが、上側(写真だと根元側)をマスキングするのは、巻いたとしても上手く巻けません。

また切片が斜めなので、簡単には巻けませんし。
そういえば言うの忘れてましたが、マスキングテープを使う際はハサミで両側を切り落としてから使っています。

どうしてもホルダから切り取っただけでは端面がギザギザしてるし。
貼る部分におおざっぱに巻き、段差に沿って爪や爪楊枝等で跡を付けます。この際に同じ部分が何重にも巻かれないようにします。二重でも嫌なくらい。

そしてマスキングテープの上からデザインナイフの刃を当てて切ります。この刃はなるべく新品、交換したてが良いです。切れない刃で力を入れて切ったり押し付けたりすると、せっかく塗った塗装面やパーツを傷つけます。

今回は塗ってんだか塗ってないんだかわからない状態ですが、時には既に塗装済みの上からマスキングする事も多々ありましょう。この新品のデザインナイフの刃というのは恐ろしくよく切れ、軽く刃をマスキングテープに当てただけでスパッときれいに切断出来ます。良く切れるのでパーツに無理な力をかけずに、またたとえ傷がついたとしてもきれいな細い直線傷が付くだけなので比較的目立ちません。しかし...
このパーツに刃を当てるという行為は何となくせっかく塗った所を駄目にしかねない気がして、ちょっと勇気が要ります。だけど切れる刃でやてば大丈夫だって。切れない包丁は危ないというのと一緒で(多分)。
そうして切りカスを除去したのが今日の写真。きれいに段差の上部分だけマスキングされています。

そのほか、例えば波形の部分にマスキングしなければならない場合とかは昨日紹介した細かい三角をひたすら貼ってってもいいんですが、ばーっとマスキングテープを一枚貼ってデザインナイフでニョゴニョゴ切ってった方が時間短縮になります。場所にもよるけど、出来そうなら積極的にやってみるべきです。

あと昨日言うの忘れてましたが、マスキングテープというのは貼ってから日数がたつと端とかがだんだん剥がれてくるので、貼った当日に塗装するのが良いとされています。しかし普段無い時間の合間を縫って模型やってる日常を考えると当日塗るなんて無理な話っていうか一日中模型やってる先生方のお言葉が「あれ?ちょっとおかしい事を言ってるぞ」と気付く瞬間というか、まぁそんな事はどうでもいいですが、塗装直前にもう一度ちゃんと貼れてる事っていうかテープが浮いてないかを確認してから塗装する事を忘れないようにしましょう。何度か忘れると体で覚えるけど。


2007/04/22 (Sun)

市議選
選挙結果が待ち遠しい今日この頃。選挙管理事務所のホームページをリロード地獄です。

お便りコーナー
ガレージキットの塗装に興味のある人なら要チェックのサイトであるHobby Dogさんの04月21日(土)で「瞳といえばとあるひのコタツガさんのところで瞳の描き方のページを現在作っているらしいので完成が楽しみ。」とのコメントを頂きました。
いやっほーという事で、今日は09:00に起きてコピックで目を描くページの残りを書きました。出来たの23時(笑)。最終的なチェックを行っていないので公開はまだまだ先になりますが。
一応「全く塗れない人」を「とりあえず完成に持っていける人」にする事を目的としたページで、現在ある程度完成出来る人の技術向上という感じには書きませんでした。
フィギュアの目というものはキット一つ一つ形が違うし、同じキットでも左右の目でさえ対称じゃない事がざらにあるので、普通にサンプルを用意して一から手順を教えていっただけでは他のキットに応用が出来ないので、フィギュアに対するものの考え方の認識が重要になって来ることが今回わかりました。それ以前にガレージキットというものの性質上、HowToBuildを載せた時点でキット入手不能な場合がありますので(苦笑)、そういう方向性でしか紹介出来ないってのもありますが。

猫父modeしようさんの猫父工廠-人形部のWHF有明16 帰ってきた在庫処分編の第7回「凄い?複製終了!」で、入歯洗浄剤で離型剤を(略)を紹介&実践していただきました。効果あったようで何よりです。
あーSDヴィルヘルミナがオリジナルキットだったら即ゲットしてましたが灼眼のシャナって知らなんだよなぁとか思って躊躇したのをよく覚えています。

毎度おなじみぴなぶろさんの2007-04-22で入歯洗浄剤で離型剤を(略)を紹介&実践していただきました。多分インターネット上で一番入歯洗浄剤で離型剤を落としている人だと思います(笑)。
こちらも連休中くらいには別ページ化したい所です。神戸や有明でガレージキットを買ってきたよ、さあ作れ、みたいな流れが理想的です。

あとは...TAT-CON04とWHF名古屋のイベントレポリンク集を別ページ化するタイミングを逃した...。04/30のWHF神戸や05/05のコミティア内のTAT-CONブース出展までには...とは思ってましたが。むー。

とりあえず土日で何か作るというのは、キットと別ページは当ページにとって等価なので、今週の土日製作はキットは無いよ。

今日のマナさん
いや、どっちもマナさんなんだけど、こっちのマナさんは今日はお休みにします。
今日の写真は現在の様子。


2007/04/23 (Mon)


連休前進行
この一週間で仕事を片付けねばと焦る今日この頃。

入歯洗浄剤で(略)ページ作成の為の写真を撮りはじめたんですが、離型剤を落とすサンプルはいいんです。きれいに落ちるから。問題は比較として離型剤を塗布したままのパーツ。離型剤のスプレー吹いた上からサフ吹いたんですが、意外にサフが乗っちゃって(笑)、じつは離型剤って落とさなくてもいいんじゃないか?状態に。まずいなぁ。捏造するか。今流行だしな(やめなさい)。
もうちょっと効果のわかる方法を考えてみます。

今日のマナさん
今日はもう寝ようかと思いましたがマナさんを先に進めたいので服を塗ることに。せっかくマスキングしたんだし。

塗る前の状態。

昨日の状態から、後ろに出ているYシャツをマスキングしました。
先日の鞄と同様に、完成時に下になる方向から一方的に吹いてみる。

色はGSIクレオスの水性カラーのネービーブルー+インディブルー+タミヤアクリル溶剤を1:2:6でエアブラシ。塗料箱の中にあいかわらず余ってるので。下からしか吹いてないので、下を向いている面しか塗れていません。エアブラシは比較的細吹きで少しづつ塗っていきます。
そのあとで広範囲というか全体的にまんべんなく吹くと、最初に吹いた所が後に吹いた所に比べて濃くなります。
腕も同様に塗り組んでみた。

なんかそれっぽい。
あとは全体を組んだ際に、やっっぱここって影になるよなぁとか、ここって下を向いてるよなぁとか気付いて、例えば脇の下とか右腕の下を向いている面とかを吹いてみました。
そんなわけで塗ったのが今日の写真。
こんな感じに塗っていくと、陰影が利いてていい感じです。

[2007.04.24追記]
全体的にぶわっと吹くのを書いていなかったので追記。


2007/04/24 (Tue)

迷走
文頭の言葉が出ない今日この頃。パソコンの前に座って10分間。今日は諦めました。

昨日書いた入歯洗浄剤で離型剤を落とすページ用作例ですが、昨日はレジン複製時程度の離型剤を吹いたんですが足りなかったんで、今日はメタルプライマーを吹いてる時のような量を吹いてみました。うわ、エアブラシすると塗料がムラになるのか。

今日のマナさん
昨日の写真は濃淡を付ける説明としてはいいですが、青すぎるので、今日は上から同様手法にてタミヤアクリルのフィールドブルー+同溶剤を1:1でエアブラシしてみました。

...うー。ドボンしようかな...。
っていうか、よくよく考えたらフラットホワイトの上から色を吹いて、その上から別の色を吹くのって、あまりやった事なかったです。あーやめやめ。明日ドボンするよ。


2007/04/25 (Wed)

気楽にドボンと
眠さがピークな今日この頃。立ちながら寝ちゃいますよ。

今日のマナさん
とりあえず昨日言ったように今日はGSIクレオスのペイントリムーバで塗装を落としました。方法は先日説明したとおり。
その後、乾かしてからタミヤアクリルのフラットホワイト+同溶剤を1:1でエアブラシしたのも先日のと同じ。そこからマスキングした方法も同じ。上着の色は、タミヤアクリルのフィードブルーをベースにし、GSIクレオスの水性カラーのパープルを混ぜ、なんか色が違うなーと思いながら水性カラーのインディブルーを混ぜ、まだ足りないので水性カラーのネイビーブルーを混ぜて色を調整しエアブラシ。各混合比はなんか途中で解らなくなった。陰影の付け方は先日書いたとおり。
そんな感じでまた戻ってきました。

先日もマスキングテープの時に言いましたが、水性カラーでマスキングする時はそれほどテープをきっちり巻くわけじゃないですが、制服後ろのYシャツが出てる所とか、きれいにマスキング出来てるでしょ。


2007/04/26 (Thu)

デザインとは「変な形」である
HOBBY COMPLEXのページがリニューアルしててちょっとビックリした今日この頃。さっきまで以前のままだったのにっ

今日のマナさん
やっぱり昨日のを考えると、失敗に失敗を重ねたのをさらに修正しようとして失敗するよりも、とっととドボンして最初からやり直した方がいいって事でしょうかね。

「同じ失敗は二度と繰り返さない」という言葉がありますが、個人的には模型の場合は「失敗は、その表現をしたくなった時の為にしまっておけ」って感じでしょうか。元々何かを模すという分野においては、ある特定の表現をしたい時を考えると、レパートリーというか引き出しを多く持っておいた方が有利です。いつかその表現をしたくなった時に、たしか以前こういった風になった経験があるな...とか。そばかす、鮫肌、ボサボサなど、下手をするといつその萌えトレンド(苦笑)が来るか解ったもんじゃないです。肌にうっすら見える静脈萌えとかね。っていうか「萌え」って言葉、久々に使ったな。

さて、マスキングを剥がすと、細かい部分、今回の場合だと袖口、胸のYシャツに、マスキングテープが若干浮いていたのか、色の境界線がちょっとぼやけた場所がある事があります。こういった所は修正しようにも面そう筆で塗ろうと思っても表面張力とか毛管現象とかいろいろな物理法則があって、それだと難しいです。
こういった場合、ミリペン、今回の場合はコピックマルチライナーで一本境界に線を引き、あと白い部分を塗り潰すときれいな境界線が出来ます。今日の写真の左が修正前、右が修正後です。ちょっと色が違う気もしますが、実際の大きさはこの1/3や1/4程度なので、言わなきゃ気付かない程度です。
同様に袖口部分も。

実際の大きさは画像右下の写真くらいです。たぶん。

上の写真ではなんかペンで引いたって感じでも、実物の大きさではあまり気にならないです。むしろエッジがシャープになったおかげで塗装がびしっとなるようになったとか。


2007/04/27 (Fri)

トニー版
まだまだ五月連休には入らない今日この頃。

今日のマナさん
今日はあまり時間をとれなかったので、制服の前のボタンと腕の袖口のボタン両腕と鞄の留め金をガンダムマーカーで筆塗りしました。やりかたは以前紹介したとおり。ガンダムマーカーのペン先をいらない紙等に押し付けて塗料をドバドバ出し、面そう筆で筆塗りです。

さて、昨日塗れてなかった所や境目にマーカーで線を引くと書きましたが、今度は逆で塗装の方がはみ出てしまった時。

写真は襟左側に青い線が見えると思います。っていうか昨日修正に失敗した青かな。
その部分を上から白い塗料で塗ってもいいんですが、それをやりだすと段々と変になっていく事うけあいなので、なら塗料ごと削っちゃいましょうか。
デザインナイフを使いその余分な塗料部分を切り取るという表現で合ってるかわかりませんが、そんな感じです。

それでキッチリ線が引けた。

そう、下地が白だから出来るといえばそうなんですが。まぁ塗装した、塗料が乗ってる部分の塗料を塗膜といったりするから、幕は切れるし離せるよと考えると解るかと思います。


2007/04/28 (Sat)

はだいろれしぴ
突然の大粒の雨に関内を慌てて走る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

当studio KotatsugaHouseにゆかりの深い、斉ちゃんの結婚式にお呼ばれして行ってきましたよ。
彼の守備範囲は「THE ALFEE」と「宝塚」。当方は宝塚に熱心な斉ちゃんの姿は知らないわけですが、彼の生い立ち中で比較的最初の頃の登場人物である当方の存在は、その後高校時代や大学時代のご友人にとって未知な訳で、やっぱ興味のあると言うかアレなんだろなーと。逆に当方も高校入学以降接点が薄れてきて、大学時代や社会人時代の彼はよく存じないわけで、そちらも興味津々というか。
まぁでもこういった機会でまた交流が深くなったらなぁと。お幸せに。

あーそういえばケミカル系メーカーの研究員である金子氏も同席してたんで、シリコン系離型剤落しがなんでタフデントで落ちるのか聞いたんですが、とりあえず漂白剤は関係ないっぽいです。いきなり言ったんで即答しろってのも無理があるけど、今度家に遊びに行くので深く聞いときます。
あと年数がたつとプラカラーがアレしてくる、模型側の人間が「レジンから離型剤がしみ出してくる」と言ってるホラーめいた現象ですが、レジン硬化時の未硬化な部分がしみ出してきてるのもあるかもよって言ってました。新たな要因が追加か。
とりあえず「最強はブレーキクリーナー。特に原液」って言ってました。原液って...どこで売ってるの?と聞いたら「売ってない」ってオイ(笑)。

今日のマナさん
日本語でフレッシュと言えばなんか新鮮な感じがするし、爽快感とかすがすがしい感じがします。D&Dなどのロールプレイングゲームが好きな人は、なんか筋肉隆々なマッチョマンを連想するかもしれませんし、動く死体(いわゆるゾンビ)を連想するかもしれません。辞書をひくと、やたら肉肉書いてあるように、今日は肌色の話をします。

当ページの場合は、以前はタミヤアクリルのフラットフレッシュに多量のフラットホワイトを加えたものを肌色としてエアブラシしていました。この白い肌感は今でも結構お気に入りだったりします。
ただ、一度多量に作ってそれを使うのでは勉強にならないという事で、昨年09月頃より肌色はキットごとに作るようにしました。毎回変えるというのも面白いし。

肌色。なんて人種差別的な言葉なんでしょう!
肌色と聞いて連想するその色。忘れていませんか?黒人も人間なんですよ。同様に外人と聞いて欧米人を連想しますか?アジアの方も外人なんですよ。この連想ゲームを初めて聞いた人は大抵頭が沸騰するような感覚になり我を忘れて自分を否定したり正当化したりして、落ち着けって感じですが、まぁ肌の色ってのは人種によっても違うし、住んでる所はもとより、細かく見れば個人個人違う色をしています。だから肌色を考えるのは面白い。

模型イベント等のガイアノーツ卓で売ってるフレッシュセットというものがあるんですが、まぁイベント限定ってわけじゃなくて普通に大手量販店でも常時在庫してたりしますが、このフレッシュセット1を8ヶ月ほど置いといたんです。色の分離は3ヶ月もすれば結構分離してきますけど。

これを見るとノーツフレッシュは隠蔽力の強い白にほんの少量のピンク、それらの何倍ものイエローって感じです。ピンク系シャドーはイエローじゃなくてオレンジイエローとクリアブラウン、オレンジ系はクリアオレンジ、ハイライト用は...クリアか?
上の方に浮いてるそれら塗料が方向を決定しているとしても、最終的な印象は底の方にうっすらと層をなしてる部分が影響してるんじゃないかなーと。詳しく見ればもっと混じってるはず。

これをフレッシュセット2で同様にやってみると、Exフレッシュはノーツフレッシュよりもホワイト+ピンクが多めでクリア(?)イエロー。ノーツフレッシュ2はExフレッシュのイエローをオレンジイエローに。

ちょっとギョッとするのはマリンフレッシュ。ピンク強めにクリームイエロー、そして目につくグリーンですか。肌色にグリーンを入れるのはちょっと勇気が要ります。同様にワイルドフレッシュはクリームイエローがオレンジがかったような気色悪い色が入ってますね。

まぁもっとちゃんと見れば他の成分がわかるかもしれませんが、とりあえず人気のカラーはおおざっぱにそんな感じです。

当ページの場合は、とりあえず肌色情報を教えてもらった通りにしばらくやってみて基準を掴み、それに対して他の色はどうなんだという感覚を養う為に、基本手的な色は4種としてます。

最初にホワイトにピンクを混ぜ、薄いピンクに。ピンクという色は結構他の色を混ぜないと影響力が強いです。朱に交わればナントカカントカ。
その薄ピンクにオレンジイエローを混ぜるとあら不思議、肌色っぽくなってきましたよ。個人的には薄ピンクにオレンジイエローを混ぜた瞬間がいつも不思議でしょうがないです。
あとはお好みでイエローを混ぜたりブラウンを混ぜたり。
ホワイト:ピンク:オレンジイエロー:イエローの混合比は10:1:1:1を基準としています。そこから何色をどれくらい多くするとどうなるのか、とか。ちなみに以前使ってたフラットフレッシュ+フラットホワイトはイエローが強い、というご意見を頂いています。

普段プラカラーで肌色を作ろうとすると何故か茶色になってしまうという不思議な法則がありますが、ちょっとコツを聞けばバリエーションの元となる色は簡単にできますよ。
あーちなみに赤立ち上げとかサフレス用クリアオレンジとかは当方の手に負えないので詳しい方よろしくお願いします。


2007/04/29 (Sun)

コピックで目を塗る2007 preview release
風薫る新緑の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

今日のマナさん
今日はゴールデンウイークスペシャル(他人が)。コピックで目を塗るのの現状版の写真を撮ったので先行公開ってほどじゃないけど説明に使います。
今日のは後日公開する、TAT-CON02での講座のエミュレートである「コピックで目を塗る2005」と、現状の当方の目の塗り方を記録する「コピックで目を塗る2007」のプレ公開という位置づけです。足りない所はご指摘いただければあとで追加捕捉修正します。
[2008/01/20追記]
コピックで目を塗る2005のページへのリンクを追加

ガレージキットの目というのはキットごとに違いますし、そのキットでも左右で違ったりしますので、ハッキリ言ってこういう手順で塗りますという写真説明は無意味に近いんです。どちらかといえば、こういう事を考えながら塗るといいよとか、実際の目はこうだけど漫画化した場合はこうなるよとか、現在の流行はこんな目だよとか、思想面での説明をすべきなんです。ただそれだと目を塗れない人がどうやっていいのか途方に暮れるので写真で説明します。
これから塗ろうとするキットの目を見て「全然形が違うじゃん」と思っても、それが当たり前なんです。なので、このキットの場合はここを当てはめて塗ればいいのかな...?とか考えながら塗る必要があります。
最終的に全く形の違う目でもそれなりに塗れるようにしますので、最初からそのつもりでいて下さい。

おさらい。眼球をマスキングする為のシールを作ります。
そのあとで全体をタミヤアクリルのフラットホワイト+同溶剤でエアブラシ
これがここまでの状態。

コピックはもとより、水性ペンやアルコールマーカーというのは基本的にレジンに乗りません。ビニールに水をかけたみたいに弾きます。弾かない時は傷だらけの状態の時です。なので、乗るようにしなくてはなりません。何でもいいんですが、当方の場合はフラットホワイトがその役割をしています。つまりレジンにコピックを塗ってるんじゃなくて、フラットホワイトの塗膜にコピックを塗ってるんです。フラットホワイトが嫌ならGSIクレオスのつや消しトップコートでもいいですね。

とりあえず上まつげをコピックMULTILINER0.05mm黒で塗って基準にしましょうか。

真っ白な状態では落ち着かないけど一本線を引くと落ち着くってエバのシンジ君も言ってたしな。眼球のマスキングテープ制作時を振り返ると、今塗った上まつげはマスキングされません。肌色を塗った際には消えるか薄くなります。なので多少変な形になっても気にしません。でもいい線が引けるとやる気が出るので、息を止めて丁寧に線を引きます。当方は短い細い線をシャッ、シャッ、と少しづつ引いてますが、写真緑矢印のように外側にはみ出る事があります。
そういう時はそのはみ出た先端を太さの基準として塗っちゃいます。

あとマナさんなので原画のカワタ氏特有の目頭の黒いくさび形とか書いちゃったりして。一応まつげなので、眼球には書かないです。まぶた側に書きます。
あと下まつげも書いときましょう。

フィギュアの目というのは右か左かどちらかを見てる方が圧倒的に描きやすく、また左右の瞳の大きさが多少違ってもなんとかなるのでオススメなんですが、このキットの場合はまっすぐ前を見てる方がいいな〜とか思うので、真正面を見る位置で今回は説明します。
この顔パーツを5分ぐらいムムムムムと見ていると、なんとなく瞳が見えてきます。

多分眼球が円形でそこに出来る影とか、眼球のふちの残像がそう見えるようになるんだとは思いますが。このへんは妄想ぶっちぎりで対処します。どうしても見えてこない時は好きな漫画でも読んで妄想を膨らませて下さい。
目や記憶に残層が残っているうちに線を引いちゃいます。

黒目の内側が先でも外側が先でも構いませんが。目というものは上1/4くらいが上まぶたに隠れているもので、下も多少は下まぶたに隠れているものです。黒目が下まぶたに接していないと犯罪者の目とか何かを成し遂げようとする人の目とか強い意志を持った人の目とかワールドカップサッカー選手の目とか三白目とか言われてますが、上目遣いってだけでハァハァしちゃう人はそれでも構いませんが、今回はそうしません。下まぶたに接して下さい。
なるべく丸くなるように描いてくといい感じになります。

この時の注意ですが、白目側にははみ出ないようにします。黒目側にはみ出るぶんには後でいくらでも修正できますから。怖かったら若干内側めに描いてあとで最終的なラインを引くのもアリです。
今後何度かやる際に左右の大きさが同じにならないと悩む場合は、苦手な描きにくい方を先に描き、逆側をそれに合わせると左右同じにしやすいと以前テレビで女性アイドルが眉毛描きtipsを言ってました。
なんか左右の目が外側を向いてるなーと気付いたら内側の線を目頭寄りに太くすればだんだん目が内側に寄ってきます。

外側の線を内側にするのはもう一回描いちゃった線なので消せないので諦めて黒目を大きくする方向で修正という事で。
あとまぶたの淵とか塗りにくい場所を塗り潰しときます。この段階まで行けばはみ出す事を恐れずに塗りつぶせるはずです。

瞳というか瞳孔を描きます。なんか面白い顔に。

このあたりから眼球の大きさと黒目の大きさを混同し混乱してきます。錯覚ですな。肌色が塗ってあれば多少は違うんでしょうけど。何かおかしいと思ったら顔パーツを遠くから見てみると我に返るかも。瞳孔の大きさはもっと大きくてもいいです。黒目の半分は瞳孔でもいいです。ここで黒目の輪郭線の太さが瞳の大きさを小さくさせる原因となりますが、白目と黒目の境目が黒目の大きさなので、ここでも錯覚しないようにして下さい。この写真では錯覚してます(苦笑)。
あと黒目に落ちる上まつげの影を描いときます。

黒目をコピックsketchのE25CaribCocoaで塗ります。

更に上から塗って濃く。

一気にぐりんと弧を描くように塗ればムラにはなりません。この時点で黒目内側にはみ出た線は目立たなくなってます。瞳孔のいびつさも。
模型をコピックで塗る場合、基本は濃い色をカラーレスブレンダで薄めます。薄い色を厚塗りはしません。コピック批判の大半は厚塗りしてホコリや指紋をつける失敗によるものです。濃い色を薄くすればちゃんと乾きますし、手で触っても指紋は付きません。
カラーレスブレンダでCaribCocoaを薄くします。

ここでも筆遣いは弧を描くようにぐりんと。ちょっと色を落としすぎたので、カラーレスブレンダの筆先に付いたCaribCocoaをペタペタ付ける感じで元に戻します。

茶色を落としすぎた所を塗り直しときます。

左右対称となるように。そして瞳孔も消えたので書き直しておきましょう。

黒目の輪郭も。黒目の輪郭の太さはカラーレスブレンダで好みの太さに削るように消したり書き直して太くしたりします。お好みで。
目のカラーレスブレンダで落とした所ですが、あまり濃くすると瞳孔周辺や黒目上部との色の差が少なくなり、完成時にこのフィギュアを遠くから見ると目が真っ黒となって、せっかく目をがんばって塗ったのに...となってしまうので、メリハリが欲しい所です。薄めくらいが丁度いい。

ハイライトを塗ります。
爪楊枝の先をデザインナイフで切り落とし、ハイライトの大きさのスタンプを作ります。

タミヤエナメルのホワイトを適当な紙等に出し、爪楊枝の先に付けます。

このホワイトは分離した溶剤を取り除いたもので、ぶっ濃いです。いちいちかき混ぜる必要がないので楽なので一本作っとくのをお勧めします。
ハイライトを目に爪楊枝でスタンプします。

左右対称でも同じような位置でも楕円でも四角でも好きないように。
これだけだと形がいびつなので、爪楊枝での先端で削ります。

塗料が濃いので結構固形です。削りすぎたらまたスタンプすればいいです。もし削るのが怖ければコピックMULTILINER0.05mm黒でハイライト外周を塗ってもいいです。多少の塗料の盛り上がりは気になりません。
あとは削りすぎた所を修正し、完成とします。

試しに髪の毛を付けると今日の写真のようになります。

いくつか注意を払って一発勝負な所はありますが、だいたいは後で修正可能な所がこの塗り方のいい所ですね。

とりあえずザッとではありますが、こんな所です。

[2007.04.30追記]
いくつか補足を追記。


2007/04/30 (Mon)

肌色
普通に会社の今日この頃。

今日のマナさん
じゃあ今日は肌を塗って行きますよ。
肌色についての説明は一昨日のを参照。

まず

目をマスキングします。爪楊枝等で目のくぼみにはめ込む感じで。隙間が無いようにしたい所ですが、切る位置を間違えたりすると余分に隠したり隠す所が足りなかったりします。でも少しくらいは気にしない。

混色ですが、順を追って見てみましょうか。
フラットホワイト+ピンクを10:1。

それにオレンジイエローを1。この時点で結構いい感じです。

イエローを1。

溶剤を20。

まず手は細かいので面そう筆で筆塗りしたいので、イエローを入れる前の状態で溶剤を4くらい足して筆塗りしてます。エアブラシを持ってるからと言って全てエアブラシしなきゃならないってわけじゃないです。
あとはエアブラシ。とりあえず顔から行きます。あごの下、耳、おでこの髪に隠れる部分を先に細吹きでエアブラシ。

あとおでこ方面から鼻に向かってエアブラシするとほほの上側だけを塗装できて80年代テイストに。その後広範囲にエアブラシしたのが今日の写真の状態。あとニーソの上のももが露出している部分をマスキングせずにエアブラシ。
あー言うの忘れてましたが、髪の毛もニーソもマスキングしてません。なぜか。肌よりも濃い黒系の色を塗るので省略しました。あと腰の制服のすそのパーツつなぎ目も同理由によりつなぎ目を埋めた所との色の差があっても上から濃い色を塗るので無視してます。



で、吹いてみて。あーイエローを入れるんじゃなかったー。なんかやたらイエローが目立って出てくるぞ。

とりあえず明日まで乾燥させて様子を見てみるか...

[2007.05.02修正]
日付が間違ってたのを修正。


2007/05/01 (Tue)

どこまでこだわるか
いつも行く食堂が連休に入ってしまったのでコンビニでカップラーメン買って昼食にしたら午後はずっと腹痛になってしまった今日この頃。

今日のマナさん
今日は体操着に付いて熱く語ろうと思いましたが、こうアクセス数があるとちょっと勇気がいるので(笑)明日にでも。
さて、顔の肌を塗りました。マスキングテープを剥がしてみる。

画像左側の右目の目尻側の白目、ちょっと肌色が乗っちゃいました。これはマスキングテープがちょっと小さかった為です。当方の塗ってる水性カラーの場合は以前も言いましたが塗料の粉を飛ばしているので、基本的にはマスキングテープの裏側に毛管現象等で塗料が回り込む事はありません。でも今回みたいにマスキングテープが小さかったり浮いてたりしてカバーされてない事はあるので、これを修正して行きます。
肌色を白目の白にしたいので、デザインナイフの先端で塗料をキョリキョリはがします。他系統の塗料みたいに塗料の膜がベロンと剥がれるわけじゃなく、やはり粉が欠けていくだけなので、きれいに除去できると思います。するとレジンの下地が出てきます。白目はタミヤアクリルのフラットホワイトで塗っていましたが、レジンの下地。ほぼ白。いいよね、これくらい。白に白はそれほど目立ちませんよ。

さて、まつげ部分はマスキングテープで保護されていなかったので、色が薄くなっています。なのでコピックMULTILINERで描き直しましょう。目を描く際に目安として引いた線が失敗したと思った場合、ここでちゃんとしたのが引ければいいんです。肌色のしたからうっすら線が見えているので、どんな感じに塗ったらいいか解って便利。

ついでに眉毛も塗ってしまいましょう。眉毛の塗装というのもまた難しく、漫符としての眉毛は表情に大きく影響を与え、コンマ何ミリ位置がずれただけでフィギュア全体の印象を左右させてしまいます。まぁあんまり深く考えても仕方がないんで、いつも適当ですが(ぉぃ)。
今回のマナさんのように眉毛がモールドされ凸部分となっていると目安となって描きやすいです。モールドされてないと目の位置や髪の毛の位置や目頭や鼻筋から見当をつけて描く必要がありますが。あと左右がそれなりにバランスを取れていないとおかしくなるし。
さらにモールドされている場合でも、凸部の上の方だけ塗るか、凸全体を塗るかで印象は変わってきます。

個人的には凸全体を塗ると眉毛が濃すぎてしまう気がしますが、そういうキャラクタである場合もあるし、自分は太い眉毛が好きだという人もいるでしょうし、キャラに合わせてうまく印象に合うように塗ればいいと思います。ただもう一度言うけど凸全体を塗ると変だとわたしは個人的に思います。まぁ実際に街を歩いている人でもモールドっていうか実際の眉毛を完全に無視して描いてる人は大勢いますが。

で、眉毛を塗ってみた。ギャーはみ出たー。

しかし...ここは前髪で隠れそうだな...試しに前髪を被せてみる。

あー隠れないかー。そういったときはコピックMULTILINERが完全に乾いてから白目の時と同様にデザインナイフでキョリキョリ削ります。

ここも実際にはレジンの下地が見えているはずですが、眉毛の黒が目立ちすぎるので肌色にレジン地は目立ちません。眉毛がシャープな曲線である事も目立ちにくくさせる要因か。
それで前髪を付けたのが今日の写真。

本当は失敗した所が前髪で隠れるようなら修正しません。見えない所を修正する時間を、見える所の修正に割り振りたいからです。それに辺にいじって良い所まで悪くさせかねないし。まぁ見えない所に気合いを入れるのも、それがそのキットや塗装法のウリなら悪い事じゃありませんが。


2007/05/02 (Wed)

連休
もうゴールデンウイークも半分過ぎたとお嘆きの皆さん、こんにちは。
当方は今日からです。

お便りコーナー。
くだらなクラブ(R)さんのBLOG2007年04月30日(月)で先日の肌色混色にコメントいただきました。ああ、ガイアノーツの日焼け肌色カラーに緑が混じってたのは補色だったからか!(今頃気付いた)
肌色に灰色を足すとゾンビっぽくなる気がしますし、当方なら日焼けにするなら単純に茶色を混ぜると思います。あーでも当ページの過去ログを見ると、GSIクレオスの水性カラーのはだ色をそのまま使ってるか。当ページでの愛称は「トリエラフレッシュ」。
書くの忘れてましたが基本的に水性カラーじゃなくても、ラッカーでもエナメルでも同比率で出来ます。っていうか、そっちを使ってる人から逆に水性でも同じと聞いたんです。さらに付け加えると、肌色レジンを着色するのも白がレジンに置き換わっただけで同様に可能です。

Hobby Dogさんの05月01日(火)で先日の目の塗装にコメントいただきました。
書き忘れてましたが、当ページで紹介した方法は1/10〜1/12くらいのスケールのキット向けで、1/8〜1/6以上のスケールになると、ちょっとムラが汚く見えると思います。紙でのコピックでの着色が上手くなればまた違ってくるかもしれませんが。大きいキットの瞳塗装ですと、やはりエアブラシを使うのが効果的なのでしょうね。

今日のマナさん
今日は足の肌をマスキングします。
このキットの場合、ももとニーソックスの境目はニーソックスで肌が締め付けられている為にV字型にくぼんでいます。
タミヤの6mmとかのマスキングテープでそのままマスキングすると貼りづらいので、マスキングテープをデザインナイフで細切りにして使っています。

AIZU社のマスキングテープで細いのが模型店で入手できますが、そこまで細くなくてもいいです(笑)。雑誌掲載の模型製作入門を読むとマスキングテープはよく「両端は切り落として捨てる」という事が書いてあります。これはマスキングテープの端(機械で切った跡)が不満なのでデザインナイフできれいに切って使おうという意味があるんだと思いますが、マスキングテープをケースに入れないでテープのみ露出させて使ってると端に毛やホコリやゴミ等が付いて、それを巻き込んでマスキングしてしまう(そして毛管現象によりホコリの隙間から塗料が染み込む)からってのもあるかと思います。当方の場合はタミヤ純正のマスキングテープホルダに入れて使ってるのでホコリは付かないので、あまり神経を使っていません。細切りにする必要がなければ端を切らずにそのまま使ってるし。
マスキングテープの長手方向の断面は斜めに切って使っています。

これは...直角に切るよりも、この方が貼りやすいと思っているからです。あまり自信無いけど...。

内太ももの目立たない所を起点として巻きはじめます。

人によっては一番注目してるかもしれませんがね。
で、一周。6mmのまま貼ると太いので貼りづらいですが、捕捉して貼っているので途中で方向を変えたい時でも上手く貼って行けます。

それでも方向を変えづらい時はいったん切ってまた貼ると上手く曲線に貼って行けます。

広い面の場合は、いったん淵をマスキングし、

ケーキ屋や喫茶店にある手をふくペーパーにマスキングテープを付け、

ぐるっと巻いて貼ると

マスキングテープの節約にもなるし、マスキングテープに塗料を持っていかれる事の予防にもなるかと。

それでニーソックスとパンプスをGSIクレオスの水性カラーのタイヤブラック+タミヤアクリル溶剤を1:2でエアブラシしたのが今日の写真。

パンプスはツヤあり黒で再塗装する予定です。
あと髪を塗ったんですが、髪の境目を消す説明を明日一気に行いたいんで今日は説明しません。あとブルマも(えー)。


2007/05/03 (Thu)

髪消し
あと残すは肩こりくらいな今日この頃。
ふたば学園祭2は行きたかったけど泣く泣く行けませんでした。

今日のマナさん
かつてコトブキヤ社のWEBサイトにMODELING OR DIEというページがありました。
Read or Dieの主人公、読子さんの自社販売のレジンキットの塗装講座という内容で、開封から完成までの一連の手順を解説した、たいへん資料性の高いページでした。このキットは最近になって完成品フィギュアとして再度世に出る事となったのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
当ページではある時、MODELING OR DIE(以下MODと略)に準じて塗装をしてみた事がありました。今日はこのページまで行った、今日のはこのページに相当、など比較しながら、ガレージキットの完成の仕方を学んでいきました。その内容は今の塗装方法の中にも強く影響されています。
しかしその途中、突然MODのページが消えました。トップページからMODへのリンクやディレクトリや画像ファイルは残っていましたがMOD内の.htmlファイルだけが消えました。このタイミングで。何かの契約上の問題や公開終了ならディレクトリごと消してリンクも切るでしょうが、.htmlファイルだけ消えたんです。
当方の把握できる範囲などたかがしれていますが、当時MODをクローズアップしているページは当ページだけであったという思い上がりと、何かコトブキヤ社に対して不快な印象を与えたのではないかという思い上がりで、MODが消えたのは自分のせいだという認識になりました。
当ページがガレージキットの塗装方法のコツやTipsを公開するようになったのは、それによる罪滅ぼしの為です。ふたばの模型掲示板等で以前はMODという詳しいサイトがあったんだけど、という投稿を見るたびに罪悪感を感じていました。

今でこそ様々なサイトでガレージキット塗装法が紹介されていますが、MODにあって他サイトにフォローが少ない手法に「髪消し」というのがあります。この髪消しという単語自体がMOD由来の造語ですが、パーツ複製上どうしても前髪と頭部が別パーツとなったキットの、その境目を消す方法の事をさします。

ちなみにMODがどのような内容だったか知りたい方は...Internet Archiveにキャッシュされていますので、気合いで探して下さい。
あ、狙ってこのキットで説明してるわけではないし他意も無く偶然なので深読み無しの方向でお願いします。

さて、前段階として、髪の毛の細かい所を塗っちゃいましょうか。
髪の毛の細かい所をマスキングするのは面倒だし時間の無駄だし難しいので、先に面そう筆で筆塗りします。

肌と髪の境は息を止めて集中して塗り分けます。色はGSIクレオスの水性カラーのネービーブルーです。

乾いたら、若干髪にかかる程度でマスキングします。

真面目にやればこのマスキングで肌と髪の塗り分けをすべきですが、そんなの難しいから。以前はやってましたが。耳も丁寧にマスキングします。
顔を紙で覆います。

この髪はケーキ屋や喫茶店等でもらえるペーパーでもいいですが、染み込みやすい塗料を使っている場合はファーストフード店の油っこい食品をつかむ用のペーパーの方が良いかもしれません。紙の固定はマスキングテープでもいいですが、あとで前髪が付いた状態で引っ張って取れるようにしておいて下さい。今回はアゴにテープで貼り、おでこは引っ掛けてあるだけです。横から見るとこんな感じ。

そしてエアブラシで塗装します。

先に筆塗りした所と今エアブラシした所の境が目立たなくなるよう、濃く吹く必要があるかもしれません。顔を覆った紙に塗料があまり付かないように気をつけて下さい。特に染み込むタイプの塗料を使ってる人は。

瞬間接着剤で前髪を接着します。

この時、接着剤が顔を覆った紙に付かないように気をつけて下さい。付いてもいいですが、心がけとしてなるべく避けて下さい。
固まったら隙間をパテ埋めします。

今回はタミヤの光硬化パテを盛っています。光硬化パテの取り扱いは二ヶ月前のログ参照。このパテ埋め、以前はゼリー状瞬間接着剤で行っていました。それだと硬化が遅いし、硬化したらしたで固いので、今回は光硬化パテを使っています。瞬間接着剤でパテ埋めしたい人は顔を覆った紙まで浸透させて固定しないように気をつけて下さい。浸透させてしまってもいいですが。
そして一回塗った所ではありますが、このパテをヤスリがけします。

じゃあ最初に塗ったのは何だったんだという事になりますが、髪の裏側とか細かい所の塗装だったんだと思って下さい。400番の耐水ペーパーでヤスリがけしています。水で顔を覆った紙を塗らさないように下さい。
なんか光硬化パテがパーツの隙間の奥底で硬化していないようだったので、この上から瞬間接着剤を塗ってまたヤスリがけしています。

そして再塗装。

なんかイマイチですね。今度は600番の耐水ペーパーでもう一度ヤスリがけして、

今度は下地に使ったタミヤアクリルのフラットホワイト+同溶剤を1:1で吹いてから

また塗装してみましょうか。

段差や傷が気になるようなら、何度でも繰り返しましょう。
技としては、塗料が完全に乾く直前にヤスリがけして、傷や谷に塗料の膜や粉を埋め込むとか、今回やったようにフラットホワイトなどの粒子の洗い塗料を広く吹いて埋めるとかあります。要は最終的な塗装後に傷が見えなきゃいいんです。

あとは顔を覆った紙を引き抜いて、全てのマスキングテープを除去して今日の写真のようになります。

ちょっとホコリ付いたけど(すぐ落ちました)。
本当はここで顔を覆った紙が接着剤で張り付いてて引っ張っても取れなかったら面白かったんですが、なんか上手くいっちゃいました。取れない場合はとりあえず可能な限り引っ張ってちぎって除去したあと、スポイトで水滴を紙に染み込ませて紙が縮んだ所で爪楊枝等で奥の方に押し込んで隠す事ができます。それでも隠れない時は、多分ピンセット等で引っ張ればちぎれます。

これが髪消しの一連の手順です。
顔を隠すのに紙ではなくてネリケシを使うという方法も知られていますが、個人的にネリケシを使った技はあまり良い経験がないので控えています。多分大きいキット用の技なんでしょうか?

とりあえず、こんな所です。

[2007.05.04修正]
紙と髪が混じってたのを修正。まだあるかも。


2007/05/04 (Fri)

晴れの休日
いよいよ明日が連休本番って気がする今日この頃。

今日は金子氏の新築祝に行ってきました。
お土産にマジカルウォーター人工水というナントカ還元水みたいな名前の透明シリコンをいただいてきました。結構するな、これ...。持ってったお土産以上(爆)。使用レポートは後日。

話題をいくつか。

昨日のMOD関連で「MODが大変参考になったし、生産者側が消費者側への提示は嬉しい(意訳)」という感じのメールをいただきました。
あーやっぱり市場を拡大させる為には生産者が消費者を育てる努力をしないと市場は縮小傾向になりますからね。消費者が消費者を育ててるような状況じゃいかんのですよね。

今日のマナさん
さーてガンガン進めるかーと思ったんですが、昨日の髪のつなぎ目を消した所にヒビが発見されたので、再度600番でヤスリがけし、瞬間接着剤をヒビの隙間やその周辺に流し込んで硬化させ、600番の耐水ペーパーでヤスリがけしたあとで再塗装。
特に急いでない場合や作り込みたい時は何度修復しても良いかと。まぁ1mも離れれば見えなくなる程度のヒビなんですが。

さて、ブルマである。
こんな事言うと歳がバレそうですが、当方は最後のリアルブルマ世代でありながら、元々そっち方面の属性がないので特に貴重だとも感じていないし、それについて何だかんだ言う事もないです。
なので何でここまでオタ世間一般でブルマが神聖視されているのかイマイチ理解できない部分もあります。まぁ現在も学校指定の体操服として採用されている学校が一般的に知られていない、絶滅したとされる存在だから貴重という、知識の上での事しかありません。

ブルマが絶滅したのは1990年前後に変質者による犯罪が目立つようになった際に槍玉に挙がった下着や体操着の古着屋、いわゆるブルセラショップの存在が表面化し、小遣い稼ぎや盗難等で非行の温床と叩かれるようになりブルマ=変態の恰好物というイメージが付いてしまった事が挙げられます。
それ以外にも性差別撤廃ブームにより男女同じな服を着させるべきという男女の体格の違いを無視した風潮が強くなり、なぜか男性にもブルマという方向にはならずに女性用ブルマだけが消えていきました。だけど現状を見ると女性用は女性用で男性用とは別のブルマじゃない体操着が指定されていたりして、結局はブルマ撲滅の為の詭弁でしかなかった事が伺えます。

ブルマは体操着としての用法以外にも普段から、スカートがめくれてもショーツを露出させないようにする為の、スコート代わりにはいている方も多かったと思います。変態の諸氏に於かれてはショーツでもブルマでも、それはそれでどちらでも可なんじゃないかという根本的な疑問がありますが。
ブルマ絶滅後はその役目がスパッツに変わっていきましたな。

捨てる神あれば拾う神あり、というわけではないですが、スパッツを恰好する人たちもまた根強くあります。しかし...思うに、彼らは非常に上手くやっている。世間的に叩かれる事無く、息を殺し気配を消し。乱獲により絶滅した動植物の事を思い捕獲量を制限しながら調整を行う保護団体のごとく。

現在のブルマと言えば漫画やアニメの中、コスプレグッズや一部のビデオの中のみに存在し、もはやファンタジーの産物となってしまいましたが。
その中で、赤や青などのカラフルなブルマが登場しますが、実はそういったカラーブルマというのは実在していました。わたしの次の学年からでしたが。
タネを明かせばただ単に学年カラーというだけの話なんですが、最初に緑のブルマをみた時には気色悪かったです。その次の青はもっと気味悪かった。その次の赤に至ってはもうやめてくれって感じでした。実際にはそんなもんですよ?。っていうか赤はないでしょ。血の色ですか、お赤飯ですか、おめでたいですか、という意見が多く、不評でした。

まぁ特にこだわってない分野に対してあれこれ書いてもボロが出るだけなのでこのへんでやめときますが。
そんなわけでマナさんのブルマは黒にしました(笑)。

ここまで考えないと色も決められないのか。まぁ塗装する色に対して、なぜその色を塗ったのか、なぜその色じゃなきゃ駄目なのかを考えながら塗るというのもまた面白いものです(今日はこれが言いたかった)。
GSIクレオスの水性カラーのフラットブラックを薄めないでエアブラシ。化学繊維っぽい表現をしてみました。


2007/05/07 (Mon)

完成へ向けて
また慌ただしい日々が始まる今日この頃。気付いたらもう夜だよ。

今日のマナさん
しょうがないので足のニーソ部分をマスキング。

ここまで貼っといてなんですが、こないだみたいに先にパンプスの際まで筆塗りしとけばこんなに苦労してマスキングする必要なかったんじゃないかと今気付きました。

あーそんで一応マナさんの完成が今週金曜あたりを目標って感じに見えてきました。なんとかなるでしょ。


2007/05/08 (Tue)

シュクリア
心地よい夜風が窓から部屋に吹き込む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

今日のマナさん
やっぱり靴は筆塗りの方が良かったかなぁなんて思いつつも、せっかく途中までマスキングしたんだからと、一通りマスキングテープでマスキング。
タミヤの6mm幅をデザインナイフと定規で2mm幅に切り、4〜6mmの長さに切ってちまちまマスキング。方法自体は以前書いたように、角は三角二枚で貼るって事でしょうか。丸いカーブ部分はテープに無理な角度を付けないようにし、それっぽい形にハサミでマスキングテープを切り、張り付ける感じで。当ページでの水性カラーでのエアブラシの場合はしっかり粘着してなくても隠れてさえいればだいたいいいんです。塗料が染み込まないから。
そしてGSIクレオスの水性カラーのブラック+タミヤアクリル溶剤を1:1でエアブラシしてみました。

これでエアブラシを使う場所は全部終わりかな。


2007/05/09 (Wed)

好きに塗る
何を食べてもカレーの味がする今日この頃。まだ舌が若干麻痺してるかも。

当ページの今回のマナさん塗装に於いて、特に塗りはじめてから、精神論というか考え方に付いてあれこれ書いてきました。

模型なんて好きに塗装すればいいんです。
この「好きに」というのは「自由に」という意味ですが、時々間違って解釈されている先生方がいます。「塗装はオリジナルでなければならない」という考え方です。世の中決まり事だらけだ、塗装は自分の好きに塗るべきだ、として、既存の塗り方を否定します。この考え方のどこが間違っているかというと、決まりに沿った塗り方をしてはならないと言っている点です。ただ単に自分以外のものは駄目だと言っている場合もありますが。

「偏見」や「固定概念」というと先進的クリエイター(笑)から目の敵にされている言葉ですが、個人的にはそう悪い言葉ではないと思っています。偏見とは身を守る為に危険に近づかないようにする警報という面がありますし、固定概念とはある一定の品質を保証するという面があります。そりゃあ全く新しい事は出て来ませんが、ある一定の物が得られます。

模型なんて好きに塗装すればいいんです。
この言葉を言う人の中は、センスの良い人が多いです。オリジナル塗装をしようとすれば、ちゃんとヴィヴィッドに配色できます。しかしセンスのない人が真似すると気違いじみた配色になる場合があります。塗ってみたあとで、ああこの先生は才能やセンスがあるんだなぁ、センスのない人間の感覚なんて知らない(または忘れてしまった)んだなぁ、なんて思う事があります。
そういった場合、センスのない人間が頼るとすれば、既存の価値観やある一定の評価を得ているものに沿った事をすると良いかと思います。つまり一つの事に対して考察を重ね決まり事に沿って行動するという方法です。はっきり言ってこれは楽だ。誰かが通った道を辿るだけだから。

センスというのは生まれつき持っている人もいれば、長年の経験の上に確立した感覚と言う人もいます。たとえそのどちらでも、自分のそのセンスのある部分に無自覚な人はいます。皆出来て当たり前だと思っていたりします。元々出来る、または今現在出来るので、それを理論的に教えるのがすごく苦手だったりもします。

模型なんて好きに塗装すればいいんです。
決まり事から解放されて自由に塗装する事を主張するなら、決まり事に沿って塗装する自由もまた認めて下さい。

今日のマナさん
関係ないけどガンプラ改造で既存の決めごとに縛られないで自由に作るぜと言う人はジュースの空き缶をその形が判るような形でプラモにくっ付ける法則というのがあると思うんですけど。その次に多いのが、ひげ剃りの替え刃。なんで?解放の象徴?っていうか空き缶はないだろう空き缶は。小学校の夏休み工作ですか。

マスキングテープを剥がすと、そのテープの端がぼやけている事があります。ももとニーソの境目とか。少しテープが浮いていたりする原因で。

こないだも書きましたが、その時はコピックMULTILINERなどのミリペンで境目に線を引くと境目がシャープに見えて奇麗に見えます。

マスキングテープを剥がすと、剥がす際に爪等で引っ掻いたり、

下地をヤスリがけした際にやすった粉を除去しきれてなくて塗料が粉ごと剥がれたりと、

失敗する事があります。
こういった時は塗料を溶剤で薄く溶き、

濃度を調整しながら筆塗りします。

狭い面積なら全体を塗ってしまっても良いかと思います。その部分だけを筆塗りで修正する場合は、周りの色に近づけるべく何度も濃度を塗りながら確認して塗ります。ツヤ無しの修正は難しいかもしれませんが。何でもかんでもツヤ有りや半ツヤになってしまう。あと塗装中と乾燥後に色合いが違ってくる場合があるし。時間をかけて少しづつ修正します。

あとは筆塗りで細かい所の塗装。制服の中のセーターはGSIクレオスの水性カラーのイエロー+タミヤアクリル溶剤で濃度を確認しながら筆塗り。タイのリボンは水性カラーの朱+タミヤアクリル溶剤で筆塗り。髪飾りの中は水性カラーのイエロー+オレンジイエロー+タミヤアクリル溶剤。靴の金具はガンダムカラーのメッキシルバーの塗料を紙に出して筆塗り。

いよいよ明日、組み立てます。


2007/05/10 (Thu)

観月マナ
もうかなり限界なくらい眠い今日この頃。

昨日の自由に塗るについてはちおとのブログ。さんの2007年5月10日 (木)でコメントいただきました。
あーやっぱり楽しく塗れるのが一番ですね。
そう考えると楽しくない塗りと言うのは具体的にどんなんだって事になりますが、楽しくない塗りを把握すれば楽しい塗りがより楽しくなるんじゃないかなーと思って考えてみました。しかし基本的に当方は塗ってるだけで楽しいというか、塗ってて楽しくないという経験って無いんですよね。だから楽しくないという状況はいまいち把握できません。謎。

今日のマナさん
12週にわたってお送りしてきました卓球模型さんの観月マナですが、今日で完成、最後の組み立てです。

左腕と鞄と右手をくっつけていましたが、右腕、左腕を胴体に付けると鞄が持ちづらい事に気付きました。たしか仮組ではうまく...と思っても、結局仮組は仮でしかないのね。鞄を外し、両腕と胴は瞬間接着剤で固定しました。
右手と右腕は両面テープで接着、角度を見ながらいつでも位置を変更できるようにしました。
あとは鞄は持たせておくだけです。

もしこの時点になって軸打ちを失敗している事に気付いたら、もうしょうがないので、軸を抜いて瞬間接着剤でくっ付けてしまいましょう。変に触って塗装面を汚してしまってもアレだし。

あと髪飾り、タイのリボン、Yシャツは瞬間接着剤で固定。
それで組んで完成〜。

鞄の位置関係もなんとかなってます。

とりあえずこれで明日に続く。


2007/05/11 (Fri)

2004 to 2007
アクセス数もようやく落ち着いてきた今日この頃。

今日のマナさん
書き忘れた事を思いつく範囲内で補足〜。

エプロン
皆さん、エプロンしてますか?当方は以前、コールテンのズボンを塗料で黄色く染めた事があり、その日のうちにローゼンっていうかスーパーへエプロンを買いに行きました。綿っぽいのだと染み込むと思ったので、ビニールっぽい染み込まなさそうなものにしました。
エプロンし忘れた時にかぎってパジャマに瞬間接着剤をたらして、あとでその部分が固くなって痛かったりしますので、忘れないようにしたい所です。

楽しく塗れないケース
昨日書いた楽しく塗装できる場合の逆ってなんだろうという事なんですが、例えば...よく模型イベントの帰りに「本当は欲しくなかったんだけど、付き合いで買ったよー」と自慢している人たちの場合でしょうか?(笑)。そういう方々は付き合いで作ったりするんでしょう、多分。
当ページの場合は、お世話になっていたり仲良くさせていただいているディーラーさんのキットでも、よっぽど気に入らないとゲットしないので(ひでぇよ!)、そういった事はないです。最近では知らないゲームやアニメのキットは敬遠しがちなので、さらに狭まってますが。

解らない感覚
上記の「楽しく塗れない」という感覚がわからないというのは昨日書きましたが、他にもわからない感覚というのはあります。
当方の場合、分量のある事を少しづつコツコツと進めていく事に嫌だという感覚は無いんですよ。あとは同じ事をひたすら繰り返す事も苦だとは思わないし。だから、それらが嫌いな人の感覚というのがよくわかりません。
そのあたりの影響で、説明する際にひたすら何度も繰り返しますとかサラッと書いてるかもしれません。ちゃんと面倒だと言う感覚を理解した上で説明しなきゃ駄目ですね。

漫画入門を書いたあとの漫画家の作品はショボい
自分でいったんそれについて解説すると、その解説どおりにしなければならないという感覚が生まれて才能を縛るから、というような事を最初に書きましたが、今、新たな仮説を実感しています。それは、自分の持てる物すべてを出し尽くして後継者育成に尽力すると燃え尽き症候群になるんじゃないか、と。当方の場合は当ページを始めた時期は別件で燃え尽きた後だったので、最初からローテンションでやってますよ。

ネタ
紙芝居芸人と言えば数年前の鉄拳あたりから興味を持ちはじめ、最近ではヒライケンジあたりが人気がったようですが、個人的には今回の解説中、塗装の写真の途中にトツギーノネタをむやみに入れたかったです。
なぜ入れなかったのか?それは、当方の興味が既にウメに移ってしまったからです。

エープリールフール
今年の04/01を読んで、当ページを以前からご覧の方は「あ、もう塗ったの。え?嘘?ふーん」と思ったでしょうし、最近見始めた方は「エープリルフールかー。ははは、そんなに速く塗れるわけないじゃん」と思った事と思います。
04/01掲載のは当ページで2004年に塗った同キットです。

今回の一連の説明中、塗装の品質よりも他の要素を優先するという日本人にあるまじき品質軽視な発言が気になった方がいらっしゃいましたら鋭いです。もちろん品質を突き詰める姿は美しくまた尊敬できる対象ではありますが、そういうのはガレージキット中級者や上級者にまかせて、当ページではガレージキット初心者がとにかく完成に持っていける事を重要視しています。素晴らしい作りかけよりも、必死な完成品。それに、皆さんの背後にある多量の積んどくキットが何らかのプレッシャーを与えているはずです(笑)。いつか化けて出るよ。
今回の一連の説明では同じ事を実現する為にいくつか違う方法を書きましたが、メインはあくまでも「速く塗れる方法」でした。いくつかの掲示板で俺ならこうする的なコメントをいくつかいただきましたが、大抵は工程完了に時間のかかる方法や水性塗料に不向きな方法でした。向いている方法をコメントいただいた場合は当ページでその都度紹介しています。
普段忙しい現代人にとって時間の確保は難しい問題というか、時間の無い事は手を動かす事への大きな障害となります。なので、短時間でチャチャッと出来る方法があれば良いわけで。それを今まで説明してきました。

では、実際にどれくらいの時間で完成するのか?明日、それを実験してみます。ミスター・スズキックスのスーパーイリュージョン!(例えが悪い)。
朝起きたら始めるよ。何時に起きれるかわからないけど(苦笑)。


2007/05/12 (Sat)

今日の宇宙人
あいかわらずスロースタートな今日この頃。遅くまで起きてるからだな。

って事で、これから卓球模型さんのるーこ・きれいなそらを塗りはじめまーす。
なるべく長くても1時間おきくらいに現状を報告します。
右の写真を最新状態にし、過去の状態は下の方に移動させます。



09:20 開始しようと思ったけど机の上が散らかってるので、離型剤を落としつつ、まずは片付ける事にします。



09:30 更新時間確認の為の更新。5分くらいかかるな。一応現在パーツをピクニックグッズのポリのコップに入れてタフデント。



10:20 机の上がだいたい片付いたのでタフデントからパーツを引き上げ、乾燥。カッター板の上にペーパータオルを敷いてその上にパーツを置いてます。たぶんケンタッ(略)の。あと水入れの水を替えてこないと。



11:00 定期更新。水を入れ替えてきてパーツを洗う。タフデントしたあとは結構粉っぽいな...。やっぱ水洗いしなきゃダメか。乾かしてる途中で朝食をとり、シャワーをあびて気合いを入れてきました。水滴とかをティッシュでぬぐい、水分除去。



12:20 定期更新。湯口除去中。後ろ髪左右、ジャケットは瞬間接着剤で接着しました。後ろ髪の合わせ目は消すので、瞬間接着剤を早めに硬化させたいので先行着手。
いずみさんから応援メールが。ゴールしたら一緒にサライを歌いま...歌いません。



12:40 あれ?これって顔の後ハメができるんじゃない?ってことで、後ろ髪と顔、前髪を合わせ、顔を外そうとしてみる。後ろの角が当たってるっぽいな...という事で角をデザインナイフで切り取り。写真では目安として赤く塗りつぶしておきました。すぐ消します。これで塗装後一回程度なら髪に顔パーツを滑り込ませれます。二度は塗料が前髪で傷つくので無理っぽいですが。もちろん前髪内側の塗料は落としておくけど。前髪と顔と後ろ髪を合わせて前髪と後ろ髪を瞬間接着剤で接着後に前髪をちゅるんと引き抜いてみる。おー。レジンの弾力性のおかげか。



13:30 定期更新。髪の合わせ目消し中。180番の耐水ペーパーでやすりがけ。



14:20 髪はその後400番の耐水ペーパーでヤスリがけ。
ちょっと軸打ちしたくなったので、胴と襟を手で合わせて首側から胴に向かって0.8mmのピンバイスで穴をあけ、今度は襟と顔を合わせて胴側から顔に向かって0.8mmの穴をあける。なんか貫通しちゃったけどここは見えない所なので、そこから胴に向かって顔、襟、胴へ伸ばしたクリップを差し込み串刺し。
ちょっと昼食とってきます。



15:30 定期更新。日が傾いてきました。キュロットに0.8mmピンバイスで貫通する穴を左右足の位置にあけ、足パーツを手でおさえたまま胴方向から足へ0.8mmで穴をほり、次に足方向から胴方向へ穴をあけ、足、キュロット、胴へ伸ばしたクリップを差し串刺し。バランス的にはまだ自立できません。



16:20 右の二の腕と胸の間の隙間が気になったのでデザインナイフや耐水ペーパーで削って、二の腕で胸をむにっと押してる感じを出そうと思ったら削りすぎて上手く行かなかったんで、光硬化パテを盛ってむにっと押し付けて電球の光を当てて硬化。
これから仕事してくるので、17:30頃の更新はありません。
せっかくなので窓際にこのまま置いておこう。



19:30 定期更新。仕事は二時間で終わると思ったらもうちょっとかかったんで、ついでにお風呂に入ってパン食べてきた。NHK教育の18:30の新アニメはまだ見てない。現在フジテレビ見てる。
さっきのパテ部分ですが、腕が服に入ってなかったのでダボを調整、もともとヤスらなくても良かったっぽい。たまには勘違いで削っちゃう時もあるよね。
その他はヤスリがけと仮組を同時進行中。



20:30 定期更新。以前WHF有明15あたりで髪パーツからこめかみ経由で貫通穴を開けて線を通し、左右の髪で蓋をするといいよと聞いたので、とりあえず貫通穴をあけ、左の髪を付けて掘り進み外し、右の髪を付けて掘り進み、としてパーツに穴を掘ります。図にするとこんな感じ。

図の灰色のパーツを黒いパーツに正しく押し当てていれば正確な位置に穴を開けられます。あとはこの灰色のパーツに相当する横の髪パーツに棒を刺して、完成時に頭部を左右からピンでとめるように挟めば顔固定〜のはず。



21:45 定期更新。仮組完了。ほんの何かのアレで何故か直立しない...。ので、右足かかとを高くすべく右足つま先裏をちょっと削るがイマイチなので、かかとの裏にさりげなく0.5mmほどのレジン破片を瞬間接着剤で接着。大丈夫、言わなきゃ気付かない...言っちゃたったけど。
横の左側の髪が肩に干渉するんですが、お湯等で熱を加えてさりげなく広げるといいっぽいです。
それと右手で持ってるリボンは手のひらからリボンの穴に通そうと思っても通らないけど二の腕側からリボンの穴に通すと通るっぽいです。
それと右足のひざ横に付いてるくぼみはジャケットのボタン左わきに付いてるくぼみに対応して軸の目安になるっぽいです。
あと電話下さった方、応援ありがとうございます。非常に参考になりました。
あと空条さん応援メールありがとうございます。いいんちょ作ってますからみんな見る事!ヽ(`Д´)ノ



22:40 いったんバラし、軸打ちの穴や針金が刺さっている所はガンプラのランナーに0.8mm穴をあけてそれを差し、大きいパーツは3mmピンバイスで目立たない所に穴をあけてガンプラのランナーを差してます。リボンは穴をあけたりできそうなところが無いのでガンプラのランナーを瞬間接着剤で付けてます。
って、今日は何時までやるんだ!?



23:30 定期更新。タミヤアクリルのフラットホワイト+同溶剤を1:1でエアブラシ途中。顔パーツの目を隠すシールを作るの忘れてたので顔だけ中断。あと髪で耐水ペーパーをかけたあとの傷が目立ちそうな所は再度やる必要があります。



24:00 目を隠すシール。タミヤのマスキングテープ6mmを目に貼り(略)。方法は以前紹介した通り。
今日はこれで終了にします。またあした。昼過ぎにはまた再開したいと思います。
へたれのHPさん捕捉どうもありがとうございます。


2007/05/13 (Sun)

今日の宇宙人
昨日のアクセス数が予定+300pageviewくらいあった今日この頃。

えー昨日の続きですが、今日は仕事をしながら隙を見ていじるので、ちょっと難しい気がしますがまぁやってみます。ちなみに今朝05:00起きで、もう一仕事してきました。



06:50 ゆうべ最終更新後に、せっかくだからと顔パーツをタミヤアクリルのフラットホワイト+同溶剤を1:1でエアブラシ。あと他のパーツでそれを吹いた事によってパーティングラインが目立ってしまった所は再度耐水ペーパーでやすりがけ。その後上記フラットホワイトでエアブラシしときました。
あーplastico del celestialさん、Hobby Dogさん、捕捉ありがとうございます。ライブ感覚でやっとります(笑)。



07:20 定期更新。目の描き途中。コピックモデラの0.02mmグレー及び黒で目安のまつげを描き。お手本としてみなさんが撮ってきたイベントレポの写真とか。っていうかその為にレポリンク集作ってんだしな。あとToHeart2Xratedとか。無駄に初回版なので設定資料集とか付いてます。ゲームは未プレイですが(こら)。っていうかこのイラスト、おまもりんごさんのabout画面に似てるな。よく知らんけど。



08:00 目。色はコピックスケッチのR39Garnetで塗りつぶし後0ColorlessBrenderで薄め、コピックMULTILINERの0.05mmWINEで修正。珍しく白目のシャドーをB41PowderBlueで入れてみる。ハイライトはタミヤエナメルのフラットホワイトを爪楊枝で点描。やり方自体は以前書いたとおり。
ちなみに目の形はツリ目っぽかったので、黒目を小さくするとそのままツリ目になると思ったので黒目大きめで。資料集を見るとどうも黒目の形は丸じゃなくかなり直線に近い曲線だったのでそんな感じで。
ちなみにこの時点では眼球が塗れてればいいので、ほかの部分は目安程度です。



08:40 目が乾くのを待ってる間に肌色が関係ないパーツで塗れそうな所を。髪を下地に使ったフラットホワイトにGSIクレオスの水性カラーのピンクを少し混ぜてエアブラシ下方向や横方向から一方行に吹いて溝部だけ塗り、溝や影の色がついたら全体的に薄くぶわっと。これもいつもやってる方法です。



09:20 定期更新。朝食とってきた。キュロットを下地に使ったフラットホワイトにGSIクレオスの水性カラーの機体内部色というアバウトな名前の色でエアブラシ。



10:00 キュロットのベルトはコピックスケッチのColorlessBrenderでぬぐい取るように塗料を落としレジンの下地を露出。
ジャケットは下地に使ったフラットホワイトにGSIクレオスの水性カラーのスカイブルーを少し混ぜてエアブラシ。キュロットといい何でこの色を塗ってるかというと、塗料瓶が二本あるからです。間違って買ったけど、なかなか減らないな。



11:00 世間のるーこ塗装で多分一番損をしてるんじゃないかと思う箇所、リボン。とりあえずスカイブルーで筆塗り。淵とか申し越し塗り加えますが、これからまた仕事なので15:00頃まで中断します。



13:10 復帰。昼食をとる。眠くなってきた。リボンはその後、青いラインを整える感じで塗ってみました。っていうかこのライン引く時間を考えたら、車で画材屋に行ってコピック買ってきて一気にビヤッと引いた方が早くて奇麗だったんじゃないかと今気付いた。
そろそろ肌を塗りましょうか。



13:50 マスキング。靴下のふちは適当。
超眠い。



14:30 定期更新。未成年者はインターネット禁止です。先に鎖骨と乳首とへそと股間にコピクスケッチのR32Peachで着色。さっき言うの忘れてたけど顔の口も。そのあとで肌をGSIクレオスの水性カラーのピンク+オレンジ+タミヤアクリルのフラットホワイト+溶剤を1:1:5:7でエアブラシ。最初は下方向から上へ向かって一方行にエアブラシ後、全体的に薄くエアブラシ。意識しなくても勝手に陰影が出来ます。



14:55 ガンダムマーカーのメッキシルバーをビニールに出した所。ほら、この縞ってなんだったっけ(どうでもいいよ)。
キュロットのベルトの金具、ジャケットのボタンをこのメッキシルバーを筆塗り。
息を吹きかけるたびに縞が再構成される〜。



15:20 顔の後ハメ加工したやつ。髪の中にいれる際、マスキングテープを使うといいよとyr?さんが言ってたのでやってみました。仮組時に干渉する部分っていうか尖った部分の先端がマスキングテープで保護される感じで。一応マスキングテープの粘着面は手の甲に何度かはって油を付け、粘着度を弱めてあります。
空条さんはGarageKit Finish Worksさんの記事を読んでサランラップでやってみたそうですがまだよく読んでないので記事のどの辺にあるかは未確認。
あ、目は肌色で薄くなったまつげ等をコピックMODELERの0.02mm黒やコピックMULTILINERのWINEで書き直してます。
[追記2007.05.13 23:00]ラップの元記事はコトブキヤのヤミ帽リリス製作記事だったっぽいので現在消えてるっぽいからIntervetArchiveあたりで探してくださいっぽい。



15:50 腕と手に持ってるものを接続。リボンは両面テープで。ジャケットははめ合いで。
顔接続。言うの忘れてたけど髪飾りはコピックスケッチのColorlessBrenderで消し。水性塗料に対してはペン感覚で塗料が落とせるのでColorlessbrenderは便利。髪飾りの花の中央は水性カラーのイエローで筆塗り。
そしてあと塗ってない箇所まとめ。靴下、靴、肩、エリ。
ほら、なんとなく今日中に塗れそうな気がしてきたでしょ。
これから18:00過ぎまで仕事なので、また中断します。



19:50 帰って来た。えー、変更。これからジャケットの色をキュロットと同じにします。



20:20 定期更新。ジャケットはGSIクレオスのペイントリムーバにドボンして乾かし中。
靴をGSIクレオスの水性カラーのネービーブルーで筆塗り一度目。



21:00 ジャケットの色変更。うっかり上下逆、つまり上を向く方を暗くしてしまったので、いったん塗りつぶしてフラットホワイトを加えていない機体内部色でエアブラシ。同時にキュロットも。



21:20 定期更新。パンプス二度塗り目。一度目と直交する方向で筆塗り。三度塗らないとダメか。
そういえばパーツに紙を巻いているのは、持って熱中して塗ってるとしらないうちに指の腹に塗料が付いてたりしてパーツを汚してしまうのと、指の油でパーツに指紋をつけてしまうのを防ぐ為です。



22:10 定期更新。っていうか、ウチの影の付け方ってコアンダ効果を利用してるのかなーとふと思ったけど今はそんな場合じゃない。
パンプス筆塗り三度目。いい色になってきましたよ。あとリボン関係を水性カラーのスカイブルー+ホワイトで筆塗り。ムラが無ければ輪郭はさほど気にならないか?そうでもないか?



23:00 こんな時間になって服をマスキングしたくなったんでマスキング中。普通なら最終調整とかしてなきゃいけない時間なのに。こんあこともあろうかと背中のあいた部分を隠すマスキングテープを作っといて正解だった。あ、晩ご飯食べてきます。



23:50 定期更新。ご飯食べてきた。マスキング継続中。25時くらいまでには完成したいなぁ。



24:45 マスキングおわったー。もうちょいー。



25:20 水性カラーのインディブルー+タミヤアクリル溶剤でエアブラシしてマスキングテープはがして組んで完成〜。詳細は明日の夜にでも。
見ててくれた皆さん、どうもありがとうございました。もう寝ます。
あ、一応大きい写真。


2007/05/14 (Mon)

spin off
WHF神戸後並のアクセス数な今日この頃。

そんなわけで今まで二ヶ月半に渡って説明してきた事をそのまま使えば十分フィギュアは完成するよっていう説得力を持たせる為に土日で一体、エキサイティングかつスリリングに塗ってみました。まぁやる前は無理だよと言われてたり無理かもと思ってたりもしましたが、無理だったなら無理だったでそれをオチにして終わろうかと思ってたので、どちらに転んでもOKってのはありました。

配色等に関してはただ単に塗料箱の中で間違って二本買っちゃった色を中心に塗っていくという、どうしょもない塗り方ではありますが、余ってるからそれを活用して、ってのは当ページ的にも十分アリな感じです。SONYでも昔トランジスタラジオの部品でバケツ一杯の不良トランジスタが捨てられそうだったので拾ってきて特性の良さげな部品を選り分けて暇つぶしに作ったのがSONYのワークステーションの始まりとかいう伝説もあるしな(うろおぼえ)。
途中一回ジャケットをドボンしてますが、これはそういう要素を盛り込んだわけではなく、普通に配色が気に入らなかった為で、まぁいつもこんな感じに気軽にドボンできるといいですね。

あとは、気でも触れたかと自分でも思ったけど、最後になって肩まわりの横縞マスキングですか。書くの忘れてましたが、マスキングテープはAIZUの1mmテープ。
まず基準とするラインを設定し1mmテープを貼る。
1mmテープにぴったり合わせて0.2mmテープを貼る。
0.2mmテープにぴったり合わせて1mmテープを貼る。
0.2mmテープをはがす。
1mmテープにぴったり合わせて0.2mmテープを貼る。
0.2mmテープにぴったり合わせて1mmテープを貼る。
0.2mmテープをはがす。
のループを延々すると1mmテープが0.2mm間隔で貼れるので、つまりその上からエアブラシすれば0.2mmのラインが引けます。爪楊枝等でパーツに押し付けるようにぴったりとマスキングテープを貼ったり、よく切れるデザインナイフでテープの端を切ったりと、熱中すれば楽しくなってきます。肩の布地の境で模様が途切れてるのなんか楽しい盛り込みどころです。

あとは背中の布地のシワや引っ張られ具合を考慮してマスキングすればもっと面白くなったと思いますが、そこまで盛り込めず。これは今後の課題ですね。

まさか最後になって髪の後ハメのtipsが出てくるとは思いませんでしたが。
今年2月のコミティア79でしたでしょうか。TAT-CON卓で技術的な話題でワイワイやっていた所、一人の年配の方がやってきて「コミティアって久々に来たけど、こんなのもあるんだなぁ」と声をかけてきて、皆で心の中で「無えよ!」とツッコミを入れつつも何か勘違いして行ってしまいそうだったので、大きな声で「模型やってる人間というのは、驚くほど横の繋がりが無いんです。だから知ってる事を実演すれば、何やってもそれは娯楽になるんです」と言ってやりました。去り際にちらりとこちらを見て、これもコミティアの一風景か、という感じで去って行きました。まぁ当方もコミティアが何なのか全く無知なんですけどね(こら)。今思い返すとその人はこの夏に一波乱ありそうなあの人だったに違いないと思いますが、あくまで予想なので誰だったかはナイショです。
何が言いたいかと言いますと、簡単に言えば、情報ありがとうございました。非常に役立ちました。という事でしょうか。当方も怪しげな技をどんどん紹介していきますし、ここ三ヶ月くらい有益な情報をたくさん頂いていますし、情報交換の場が無いと寂しいし不便だとは思いますが、そういった場があったらあったで活用されないような気もするのがモデラーのモデラーたる性格的な難しさかも知れません。よくわからんけど。



まぁそういった事で実習というか復習も出来た事ですし、この一連の塗装に関する覚え書き特集はここらで締めたいと思います。皆さんお付き合いありがとうございました。言い忘れた事があったら後日捕捉します。明日からは今回の内容をスピンオフさせ別ページ化や特集化をしつつ、通常更新に戻ります。まぁ最初にやる事は工作台の整理整頓ですが。明日は片付け日〜。
おつかれさまでした。


2007/05/15 (Tue)

るーこ使用工具
雹の振る季節となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

お便りコーナー
Q「最近完成後に使用工具を紹介しないんですか?」
A「忘れてました」
という事で、意外に時間のかかる使用工具一覧〜。

1.コンプレッサ GISクレオスのL10。この季節になってくると結構水の溜まりが早いです。
2.塗料捨て ハンドピース洗浄時に出る塗料の捨て場所。タミヤアクリル溶剤の空きボトルを利用してます。
3.スポンジ パーツに塗装用の取っ手を付けた時はその取っ手をこのスポンジに差して乾燥させます。拾ってきた。
4.溶剤 GSIクレオスのペイントリムーバ。筆にべっとり濃い塗料が粘着したのを落とす時に便利。
5.溶剤 GSIクレオスのペイントリムーバ。ドボン専用としているので汚いです。オレンジ臭がするからと言ってコップに入れっぱなしで部屋に置いといて寝ると朝には頭痛になっているので注意。
6.はさみ マスキングテープを切ったり耐水ペーパーを切ったり。普通のハサミで耐水ペーパーを切ると刃が悪くなりますが、このハサミは悪くなる事前提で使ってます。
7.ピンセット 溶剤や水の中からパーツを取り出すのに便利。プラ製。合が悪い。
8.ラジオペンチ 軸打で穴に針金を差し込んだり引き抜いたり切ったりする時に使用。
9.マスキングテープ タミヤの6mm,10mm,18mm。AIZUの1mm,0.2mm。消耗品なので常に一つくらいストックが必要ですね。
10.塗料 タミヤアクリルカラー。GSIクレオスの水性カラー。半年以内に一度の頻度でホワイトがカラになるので空きボトルがどんどん増えていきます。
11.棒 塗装時の取っ手に。ガンプラのランナー。
12.リップクリーム パテ埋めの時にパーツにパテが付いて欲しくない所に塗ると付かないです。
13.溶剤 タミヤアクリル溶剤。ホルベインの空き瓶に移し替えて使ってます。スポイト付いてるし。
14.塗料皿 万年皿。たくさん入っててそれほど高くないので箱単位で買ってます。なんで箱と皿と別々に写ってるんだろうか。
15.ニッパー マスキングテープを切る用だけど今回あまり使ったという記憶が無い。
16.カッター板 刃物はこの上で。
17.コピック コピックスケッチ、コピックMULTILINER、コピックMODELER。そういえばコピックMODELERにはグッスマ版とかオーガニック版とかいろいろあって謎。
18.ガンダムマーカー メッキシルバー。この価格帯なのにいい色です。
19.デザインナイフ タミヤの。刃を替えたばかりだと手を切りやすいので超注意。
20.マイナスドライバー 塗料の蓋が開かない時は蓋の隙間にドライバー先端を差し込んで中に空気を入れれば空きます。
21.ピンバイス 3mmは柄が付いてます。それ以下は柄とドリルが分離します。ドリルの刃はタミヤの。柄はミネシマあたりの。
22.筆 面そう筆。先端が命。
23.瞬間接着剤 100円ショップであるキャンドゥの。
24.パテ タミヤの光硬化パテ。工程が驚くほど早く。
25.スポイト ミネシマの。最近スポイトを使ってるというだけでもの凄く怒る人がいる事に気付きました。謎。いいじゃん使っても。
26.耐水ペーパー 紙ヤスリ。水を付けて使用します。
27.ドリル 刃。時々折る。また同じセットを買うと使わない太さだけ本数が増える。
画面外1.針金 クリップをまっすぐに伸ばしたもの。探せばいくらでも出てくる。
画面外2.ハンドピース タミヤのスプレーワークスのトリガ型。
画面外3.蓋開け オープナー。ゴム製の。100円ショップで売ってます。

こんな感じですか。

Hobby Dogさんでここ毎日リンクしていただいてました。当方の塗装法はまずシンナー臭のしないもので塗ってみるという所から始まって、積んでるキットの多さからとにかく速く塗れる方法を模索していった結果です。塗装している様子や塗装後の写真を見て自分も塗ってみたくなったとおっしゃられる方がいたら嬉しい所です。

ふぉるてやさんのつくってるものの白き月姫ファンタズムーン アルクェイド ブリュンスタッド更新の2007/5/13でも捕捉していただきました。こんな塗り方があるからイベント直前になっても塗り始めないという怖いことが起きます。


2007/05/17 (Thu)

日常復帰へ
父親をポストに押し込んで三歳児だけ帰ってきちゃえば良かったのにと思った今日この頃。

最近立て続けに「安物を買うからだ」と言いたくなる事が起き、なんかちょっと考え方が違うんじゃない?とか思う事が多くなったと、ふと気付きました。
例えば先日、スキャナとプリンタを組み合わせてコピー機ごっこをしている人がコピー機よりも精度が悪いと文句を言っているのを見かけました。そりゃパソコン周辺機器と事務機とでは精度がちがうだろよ、と。値段も十倍以上違うだろうし。
それとか安い事をウリにしているパソコンを買って、保証期限が3ヶ月だと文句を言っている人とか。安いパソコンを買う事が目的で、それが達成出来たんだから、もう満足でしょと言ってやりたいです。なんだかなぁ。いいじゃん安かったんだから動かなくても。
これもゆとりか。

文句があったらメーカーや買ったお店に言えばいいのに、口コミ系価格比較掲示板に書いて、メーカーは何何しろと要求している人も面白い。見てるのかなぁ...見てると思ってるんだろなぁ...。メーカーの担当者がその掲示板に降臨して企業倫理に基づく誠意(笑)ある対応をしてもらえると思ってるんだろなぁ。せめてメールアドレス欄にちゃんとしたアドレスでも入れておけばナイショで奇跡的に連絡くらい来るかもしれないのになぁ...。

おとといのるーこ・きれいなそらを萌えっとうぇぶさんの2007年05月17日で捕捉していただきました。
方法はこの土日以前の二ヶ月半くらいで全部書いたので、特にすごいという点はないですよ〜。難しいのは道具を揃える事と、時間を確保する事ですか。手順は基本を繰り返しているだけですし。機会があったら、ぜひ。

今日の水星ロボ

とりあえず湯口をデザインナイフで除去しつつ、リボルバージョイント接続用の穴を3mmピンバイスで開けていきます。リボルバージョイントの軸は3mmなので、本当なら3mm穴を開けるとはめ合いがゆるすぎるんですが、そんなに微調整出来ないので、緩い所はとりあえず紙でも挟んどきます。
出来た所から接続、仮組へ。明日に続く。



履歴:
2008/01/20:自分があとで参照する為に一連の記事を別ページ化。
2008/03/09:エムフロッグ01誌掲載を冒頭に記載。
2008/10/13:エムフロッグ02誌掲載を冒頭に記載。
2014/12/01:トイズプレスのサイトにmflogの内容がアップされてたので、リンク追加。あとリンク切れ修正。