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2007/05/09 (Wed)
●好きに塗る 何を食べてもカレーの味がする今日この頃。まだ舌が若干麻痺してるかも。
当ページの今回のマナさん塗装に於いて、特に塗りはじめてから、精神論というか考え方に付いてあれこれ書いてきました。
模型なんて好きに塗装すればいいんです。 この「好きに」というのは「自由に」という意味ですが、時々間違って解釈されている先生方がいます。「塗装はオリジナルでなければならない」という考え方です。世の中決まり事だらけだ、塗装は自分の好きに塗るべきだ、として、既存の塗り方を否定します。この考え方のどこが間違っているかというと、決まりに沿った塗り方をしてはならないと言っている点です。ただ単に自分以外のものは駄目だと言っている場合もありますが。
「偏見」や「固定概念」というと先進的クリエイター(笑)から目の敵にされている言葉ですが、個人的にはそう悪い言葉ではないと思っています。偏見とは身を守る為に危険に近づかないようにする警報という面がありますし、固定概念とはある一定の品質を保証するという面があります。そりゃあ全く新しい事は出て来ませんが、ある一定の物が得られます。
模型なんて好きに塗装すればいいんです。 この言葉を言う人の中は、センスの良い人が多いです。オリジナル塗装をしようとすれば、ちゃんとヴィヴィッドに配色できます。しかしセンスのない人が真似すると気違いじみた配色になる場合があります。塗ってみたあとで、ああこの先生は才能やセンスがあるんだなぁ、センスのない人間の感覚なんて知らない(または忘れてしまった)んだなぁ、なんて思う事があります。 そういった場合、センスのない人間が頼るとすれば、既存の価値観やある一定の評価を得ているものに沿った事をすると良いかと思います。つまり一つの事に対して考察を重ね決まり事に沿って行動するという方法です。はっきり言ってこれは楽だ。誰かが通った道を辿るだけだから。
センスというのは生まれつき持っている人もいれば、長年の経験の上に確立した感覚と言う人もいます。たとえそのどちらでも、自分のそのセンスのある部分に無自覚な人はいます。皆出来て当たり前だと思っていたりします。元々出来る、または今現在出来るので、それを理論的に教えるのがすごく苦手だったりもします。
模型なんて好きに塗装すればいいんです。 決まり事から解放されて自由に塗装する事を主張するなら、決まり事に沿って塗装する自由もまた認めて下さい。
今日のマナさん 関係ないけどガンプラ改造で既存の決めごとに縛られないで自由に作るぜと言う人はジュースの空き缶をその形が判るような形でプラモにくっ付ける法則というのがあると思うんですけど。その次に多いのが、ひげ剃りの替え刃。なんで?解放の象徴?っていうか空き缶はないだろう空き缶は。小学校の夏休み工作ですか。
マスキングテープを剥がすと、そのテープの端がぼやけている事があります。ももとニーソの境目とか。少しテープが浮いていたりする原因で。こないだも書きましたが、その時はコピックMULTILINERなどのミリペンで境目に線を引くと境目がシャープに見えて奇麗に見えます。
マスキングテープを剥がすと、剥がす際に爪等で引っ掻いたり、下地をヤスリがけした際にやすった粉を除去しきれてなくて塗料が粉ごと剥がれたりと、失敗する事があります。 こういった時は塗料を溶剤で薄く溶き、濃度を調整しながら筆塗りします。狭い面積なら全体を塗ってしまっても良いかと思います。その部分だけを筆塗りで修正する場合は、周りの色に近づけるべく何度も濃度を塗りながら確認して塗ります。ツヤ無しの修正は難しいかもしれませんが。何でもかんでもツヤ有りや半ツヤになってしまう。あと塗装中と乾燥後に色合いが違ってくる場合があるし。時間をかけて少しづつ修正します。
あとは筆塗りで細かい所の塗装。制服の中のセーターはGSIクレオスの水性カラーのイエロー+タミヤアクリル溶剤で濃度を確認しながら筆塗り。タイのリボンは水性カラーの朱+タミヤアクリル溶剤で筆塗り。髪飾りの中は水性カラーのイエロー+オレンジイエロー+タミヤアクリル溶剤。靴の金具はガンダムカラーのメッキシルバーの塗料を紙に出して筆塗り。
いよいよ明日、組み立てます。
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2007/05/08 (Tue)
●シュクリア 心地よい夜風が窓から部屋に吹き込む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
藤沢市内の有名カレー店はいくつかありますが、ここ知らなきゃ素人という店にシュクリアがあります。
ビックカメラ藤沢店がまだ丸井藤沢店だった頃、地下食品売り場の片隅にあったカレー店。その香りがエスカレーターを煙突とし上階の婦人服売り場にまで達してたりして服屋として致命的だった気がしなくもないですが、丸井閉店に際し駅ビルのルミネに移転してました。
しかしルミネ内装工事と共にまた移転し、今週から遊行通りっていうか北口の映画館フジサワ中央の通り、FM放送局レディオ湘南の前に新装開店しました。
店舗から10mくらいまで近づくと漂う、直接代謝を狂わすこの香り。
店の印象は、外の看板や内装や備品を見るに、丸井時代から持って来れる物は引き継いで、新たに作った所は当時を再現といった感じです。新しいんだか古いんだか。
ここのカレーのルーの特徴は、野菜や肉が小さくて、一瞬ルーのみ?という見た目がありますが、それよりも特徴的なのが、辛さを0〜70度の数値で指定できる事です。0は普通の辛さ。10度で辛口。30度で激辛(当方調べ)。70度以上もあるっぽいですが、それは果たして食べ物かどうか。
小さい頃は70度とか食べてましたが、いろいろ食べ比べた結果、個人的には30度あたりが一番美味しく食べれる気がします。常に上を目指すのもいいですが、美味しく食べたいよ、わたしゃ。
今日まで開店セールとして100円引きだったんで、会社帰りに行ってきました。ビーフカレーの30度を。このザラつき目の香辛料の舌触りなど、以前のままな気がします。他の客も30度を頼んでた所を見ると、それくらいが結構好まれているのかも。食後にあとで自分の息がシュクリアのカレーの香りそのものだった事に気付き、ああ完全復活だったんだなぁなんて思いました。
久々の辛さに、連休後のたるんだ自分に喝が入った感じでした。
今日のマナさん
やっぱり靴は筆塗りの方が良かったかなぁなんて思いつつも、せっかく途中までマスキングしたんだからと、一通りマスキングテープでマスキング。
タミヤの6mm幅をデザインナイフと定規で2mm幅に切り、4〜6mmの長さに切ってちまちまマスキング。方法自体は以前書いたように、角は三角二枚で貼るって事でしょうか。丸いカーブ部分はテープに無理な角度を付けないようにし、それっぽい形にハサミでマスキングテープを切り、張り付ける感じで。当ページでの水性カラーでのエアブラシの場合はしっかり粘着してなくても隠れてさえいればだいたいいいんです。塗料が染み込まないから。
そしてGSIクレオスの水性カラーのブラック+タミヤアクリル溶剤を1:1でエアブラシしてみました。
これでエアブラシを使う場所は全部終わりかな。
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2007/05/06 (Sun)
●メイドさんフィギュア 結局一日中ネットにかじりついてた今日この頃。
イベントレポ収集の合間を縫って、昨日コミティア80でゲットした付和雷堂+ネコイズムさんのメイドさんフィギュアを組んでました。
っていうか、昨日ちゃっかりコミティア80も見に行ってました。WHFをざっと1周して12:00頃から東館へ。今回は一人じゃないので、じっくりみる間もなくって感じで勿体なかったですが。 おなじみTAT-HON卓では自作ドールヘッドとかスカルピーで黙々と造形されている方とか。電動ファイトの方はまだ設置中?でした。 コミティアに於けるフィギュアというのも前々回あたりから気になりだしはじめてましたが、模型イベントはちょっと違った造形が見られるんじゃないかと今後もチェックの方向で。 本の方は、WHF神戸26レポサイト巡回の際にうっかりチェックしちゃったイラスト系サイトでうっかり気になっちゃった所をうっかり卓番控えちゃったので、そのあたりとか。あと2月のコミティアでゲットして面白かった本のサークルの新刊とか。
そんなわけで、ちゃんと探せばもっとフィギュアを出してたサークルがあったんじゃないかと思いますが、今回は毎日見てる樹のせいさく日記さんに告知があったので、ここのみチェック。 このフィギュアはカラーレジンで、全高4.5cmという小さいサイズでありながらちゃんとはめ込み式になっていて、よく出来てるなぁと。 デザインナイフでバリや湯口を除去。肩の部分が薄くてバリ除去中に誤って中間に穴をあけてしまったので、瞬間接着剤で埋めてタミヤエナメルのフラットホワイトを塗ってごまかし。他のパーティングラインは400番,600番の耐水ペーパーでやすりがけ。黒パーツや茶色パーツはやすった跡が白くなったので、メタルプライマーの缶スプレーを吹いてます。 目は肌色なので、下地をタミヤエナメルのフラットホワイトで筆塗りし、乾いたらはみ出た所をデザインナイフの先でキョリキョリ削って除去。コピックモデラの0.02mm黒とコピックMULTILINERの0.05mm茶で描き込み。 あとは瞬間接着剤で全体を固定して完成〜。
左前からは今日の写真の。 右前から 左後ろから 右後ろから
この4.5cmという高さがその辺りに置いておいても邪魔にならないというか良さげなサイズなのが上手いです。
そんな連休最終日。
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2007/05/05 (Sat)
●ワールドホビーフェスティバル有明16 感想 連休もいよいよ終わりに近づいてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今日はWHF有明16に行ってきました〜。 いずみさんと湘南台に08:30に待ち合わせ、10:00に会場着。いつもと違う西会場2階なので係員に聞きながら屋上で待つ。大きい列が4列目?11:00の入場開始時にはさらに2列追加。45分で1列、残りの15分でもう1列か。 キッカケがあり前に並んでる女性と会話が。なんでも戦隊ものの握手会で来たのだとか。ああそういえばWHFでブログ検索してたら、ここ二日ばかしそんな書き込みばかりでした。ガレージキット方面と握手会方面で客層が全く違うのに同じ列に並ばされて大変だなーと。握手会の人たちって、会が始まるまでの間ずっと室内外周に並び通しでしょ。
会場に入ったのは11:09。会場内はいつもより人が多かったか?卓自体も、回りにくかっただけで思ったよりも数がない気が。この時点で83℃さんと希有馬屋さんに目立った列が出来ていましたが、83℃さんの列に並べば確実に買えた感が。ミリメートルモデリングさんのあたりは凄かったはずですが、何故か記憶にに残らず。既に終了してたのかも?不明。 あと今回、中古屋ゾーンに結構ガレージキットディーラー卓があったなぁ...という印象がありましたが、いずみさんは毎回これくらいはいたかも、と。帰り際に道の人と会ったのでその事を伝えましたがレポに反映されるかはわかりません(笑)。
入り口付近のワールドホビーコンテスト、今回も力作ぞろいでしたが、スカルピーの森田女史を見ちゃったらやっぱりそれが気になるじゃないですか。もう。だれか写真に収めてきたかな?
なにげなくパンフが置いてある所を見たら、WHF横浜DASH2の広告が。今年も開催されるんですか。喜ばしい。カタログ作成後に急に決まったんでしょうか? カタログはカタログで78ページのWHFリアル自主規制の記事で肝心な所のDTPが荒れてたり、66ページのWHF神戸27募集の記事で「新生リニューアルを記念して〜」の文を読んでWHF神戸って26で終わってたんかい!って感じもしましたが、慌ただしい中、本当にお疲れさまでした。
さて、ディーラー個別感想〜。 Pieceさんでサーヴァント・アサシン、サーヴァント・ライダー、サーヴァント・ランサーが。前回好評だったFateのタロット絵柄風フィギュアの続編。あーゲットしてないのはどれだったっけなーと思ってこれこれこれ下さいと言ったら「新作だけって事は、前回買ってくれた人ですね」と。いい感してます。すみません、まだ塗ってませんでした...。
AutarkieさんでSDなセイバー、黒セイバー、黒桜が。丸め方が目を引きました。ありそうでなかなか。一人で影で遊ぶ黒桜がかわいいです。
Vixenさんで和風メイドさんが。このうつむき加減がまたいいですな。
ゲル世界征服堂さんで2番たんが。ついに来たー。こういった極一部でメジャーだけど超マイナーなキャラが立体化されると嬉しい所です。
あと...ホームページに何も書いてないしネタ的に微妙なんでアレですが、某卓でムーディーが。すごいなぁ。右から右から何かが来てーるー。
工房金竜さんで、日だまりスケッチのおすわりゆのさんが。ゆのっち。時事的にもっと他卓でも作られる方がいると思ってたんですが。あっというまに売り切れてしまいました。
で、個人的に今回一番ヒットしたのは、M's Factoryさんのペンギンですか。塗装済みで、それぞれ柄が違うのをチョイスして販売という形態。当方は一人旅ペンギンを選んでゲット。それが今日の写真のです。かわいい。こういったセンスのディーラーさんも今後要チェックの方向で。
会場を出て、いずみさんと話をしてたら、普段はトイ方面の人ですが今回はガレージキットを思わず買っちゃったとの事。 HBC-Broteさんのちび銀嬢。がんばって塗って下さい。あと会場中、ベア子というフィギュアが多数あってHBC-Broteさんのが一番お気に入りだけど元ネタ何?とかの質問に答えたり。
そんな感じで会場を出たのが13:30。食事して家に帰り着いたのが16:00。お疲れさまでした。 例によってWHF有明16イベントレポは発見し次第リンク集に追加します。明日は一日これで潰れるな...。
[2007.05.05追記] いずみさんの購入したキットの名称がわかったので反映。 あと中古卓に埋もれてたけどストリートファイター2のキャラ(特にダルシム)がカッコ良かったんですが、どのディーラーかメモを取るの忘れてました。無念。
再追記。WHF横浜DASH2緊急開催って、ホビコン01神戸と同日にぶつけて開催なのか。WHFが本気になったと見てよいか!?わくわく。
[2007.05.06追記]
上記のダルシムははむすた工房さんでした。
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2007/05/04 (Fri)
●晴れの休日 いよいよ明日が連休本番って気がする今日この頃。
今日は金子氏の新築祝に行ってきました。 お土産にマジカルウォーター人工水というナントカ還元水みたいな名前の透明シリコンをいただいてきました。結構するな、これ...。持ってったお土産以上(爆)。使用レポートは後日。
話題をいくつか。
Technobahnの土星のリングのねじれ解説記事からリンクされてるnasaの解説ムービー。すげー。衛星が土星の輪の近くを通り過ぎたあとで、重力の影響で輪が波打ってる。土星の大きさを考えると、むちゃむちゃ大規模ですな。
WHF神戸26イベントレポリンク集を一昨日、その前のサイトさんに加え RedBrickRoad /ZEROさん こーほくのガレキblogさん らじかるあにこみさん 人(取り込み中)さん で紹介していただきました。ありがとうございます〜。
昨日のMOD関連で「MODが大変参考になったし、生産者側が消費者側への提示は嬉しい(意訳)」という感じのメールをいただきました。 あーやっぱり市場を拡大させる為には生産者が消費者を育てる努力をしないと市場は縮小傾向になりますからね。消費者が消費者を育ててるような状況じゃいかんのですよね。
今日のマナさん さーてガンガン進めるかーと思ったんですが、昨日の髪のつなぎ目を消した所にヒビが発見されたので、再度600番でヤスリがけし、瞬間接着剤をヒビの隙間やその周辺に流し込んで硬化させ、600番の耐水ペーパーでヤスリがけしたあとで再塗装。 特に急いでない場合や作り込みたい時は何度修復しても良いかと。まぁ1mも離れれば見えなくなる程度のヒビなんですが。
さて、ブルマである。 こんな事言うと歳がバレそうですが、当方は最後のリアルブルマ世代でありながら、元々そっち方面の属性がないので特に貴重だとも感じていないし、それについて何だかんだ言う事もないです。 なので何でここまでオタ世間一般でブルマが神聖視されているのかイマイチ理解できない部分もあります。まぁ現在も学校指定の体操服として採用されている学校が一般的に知られていない、絶滅したとされる存在だから貴重という、知識の上での事しかありません。
ブルマが絶滅したのは1990年前後に変質者による犯罪が目立つようになった際に槍玉に挙がった下着や体操着の古着屋、いわゆるブルセラショップの存在が表面化し、小遣い稼ぎや盗難等で非行の温床と叩かれるようになりブルマ=変態の恰好物というイメージが付いてしまった事が挙げられます。 それ以外にも性差別撤廃ブームにより男女同じな服を着させるべきという男女の体格の違いを無視した風潮が強くなり、なぜか男性にもブルマという方向にはならずに女性用ブルマだけが消えていきました。だけど現状を見ると女性用は女性用で男性用とは別のブルマじゃない体操着が指定されていたりして、結局はブルマ撲滅の為の詭弁でしかなかった事が伺えます。
ブルマは体操着としての用法以外にも普段から、スカートがめくれてもショーツを露出させないようにする為の、スコート代わりにはいている方も多かったと思います。変態の諸氏に於かれてはショーツでもブルマでも、それはそれでどちらでも可なんじゃないかという根本的な疑問がありますが。 ブルマ絶滅後はその役目がスパッツに変わっていきましたな。
捨てる神あれば拾う神あり、というわけではないですが、スパッツを恰好する人たちもまた根強くあります。しかし...思うに、彼らは非常に上手くやっている。世間的に叩かれる事無く、息を殺し気配を消し。乱獲により絶滅した動植物の事を思い捕獲量を制限しながら調整を行う保護団体のごとく。
現在のブルマと言えば漫画やアニメの中、コスプレグッズや一部のビデオの中のみに存在し、もはやファンタジーの産物となってしまいましたが。 その中で、赤や青などのカラフルなブルマが登場しますが、実はそういったカラーブルマというのは実在していました。わたしの次の学年からでしたが。 タネを明かせばただ単に学年カラーというだけの話なんですが、最初に緑のブルマをみた時には気色悪かったです。その次の青はもっと気味悪かった。その次の赤に至ってはもうやめてくれって感じでした。実際にはそんなもんですよ?。っていうか赤はないでしょ。血の色ですか、お赤飯ですか、おめでたいですか、という意見が多く、不評でした。
まぁ特にこだわってない分野に対してあれこれ書いてもボロが出るだけなのでこのへんでやめときますが。 そんなわけでマナさんのブルマは黒にしました(笑)。ここまで考えないと色も決められないのか。まぁ塗装する色に対して、なぜその色を塗ったのか、なぜその色じゃなきゃ駄目なのかを考えながら塗るというのもまた面白いものです(今日はこれが言いたかった)。 GSIクレオスの水性カラーのフラットブラックを薄めないでエアブラシ。化学繊維っぽい表現をしてみました。
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2007/05/03 (Thu)
●髪消し あと残すは肩こりくらいな今日この頃。 ふたば学園祭2は行きたかったけど泣く泣く行けませんでした。
今日のマナさん かつてコトブキヤ社のWEBサイトにMODELING OR DIEというページがありました。 Read or Dieの主人公、読子さんの自社販売のレジンキットの塗装講座という内容で、開封から完成までの一連の手順を解説した、たいへん資料性の高いページでした。このキットは最近になって完成品フィギュアとして再度世に出る事となったのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。 当ページではある時、MODELING OR DIE(以下MODと略)に準じて塗装をしてみた事がありました。今日はこのページまで行った、今日のはこのページに相当、など比較しながら、ガレージキットの完成の仕方を学んでいきました。その内容は今の塗装方法の中にも強く影響されています。 しかしその途中、突然MODのページが消えました。トップページからMODへのリンクやディレクトリや画像ファイルは残っていましたがMOD内の.htmlファイルだけが消えました。このタイミングで。何かの契約上の問題や公開終了ならディレクトリごと消してリンクも切るでしょうが、.htmlファイルだけ消えたんです。 当方の把握できる範囲などたかがしれていますが、当時MODをクローズアップしているページは当ページだけであったという思い上がりと、何かコトブキヤ社に対して不快な印象を与えたのではないかという思い上がりで、MODが消えたのは自分のせいだという認識になりました。 当ページがガレージキットの塗装方法のコツやTipsを公開するようになったのは、それによる罪滅ぼしの為です。ふたばの模型掲示板等で以前はMODという詳しいサイトがあったんだけど、という投稿を見るたびに罪悪感を感じていました。
今でこそ様々なサイトでガレージキット塗装法が紹介されていますが、MODにあって他サイトにフォローが少ない手法に「髪消し」というのがあります。この髪消しという単語自体がMOD由来の造語ですが、パーツ複製上どうしても前髪と頭部が別パーツとなったキットの、その境目を消す方法の事をさします。
ちなみにMODがどのような内容だったか知りたい方は...Internet Archiveにキャッシュされていますので、気合いで探して下さい。 あ、狙ってこのキットで説明してるわけではないし他意も無く偶然なので深読み無しの方向でお願いします。
さて、前段階として、髪の毛の細かい所を塗っちゃいましょうか。 髪の毛の細かい所をマスキングするのは面倒だし時間の無駄だし難しいので、先に面そう筆で筆塗りします。肌と髪の境は息を止めて集中して塗り分けます。色はGSIクレオスの水性カラーのネービーブルーです。
乾いたら、若干髪にかかる程度でマスキングします。真面目にやればこのマスキングで肌と髪の塗り分けをすべきですが、そんなの難しいから。以前はやってましたが。耳も丁寧にマスキングします。 顔を紙で覆います。この髪はケーキ屋や喫茶店等でもらえるペーパーでもいいですが、染み込みやすい塗料を使っている場合はファーストフード店の油っこい食品をつかむ用のペーパーの方が良いかもしれません。紙の固定はマスキングテープでもいいですが、あとで前髪が付いた状態で引っ張って取れるようにしておいて下さい。今回はアゴにテープで貼り、おでこは引っ掛けてあるだけです。横から見るとこんな感じ。 そしてエアブラシで塗装します。先に筆塗りした所と今エアブラシした所の境が目立たなくなるよう、濃く吹く必要があるかもしれません。顔を覆った紙に塗料があまり付かないように気をつけて下さい。特に染み込むタイプの塗料を使ってる人は。
瞬間接着剤で前髪を接着します。この時、接着剤が顔を覆った紙に付かないように気をつけて下さい。付いてもいいですが、心がけとしてなるべく避けて下さい。 固まったら隙間をパテ埋めします。今回はタミヤの光硬化パテを盛っています。光硬化パテの取り扱いは二ヶ月前のログ参照。このパテ埋め、以前はゼリー状瞬間接着剤で行っていました。それだと硬化が遅いし、硬化したらしたで固いので、今回は光硬化パテを使っています。瞬間接着剤でパテ埋めしたい人は顔を覆った紙まで浸透させて固定しないように気をつけて下さい。浸透させてしまってもいいですが。 そして一回塗った所ではありますが、このパテをヤスリがけします。じゃあ最初に塗ったのは何だったんだという事になりますが、髪の裏側とか細かい所の塗装だったんだと思って下さい。400番の耐水ペーパーでヤスリがけしています。水で顔を覆った紙を塗らさないように下さい。 なんか光硬化パテがパーツの隙間の奥底で硬化していないようだったので、この上から瞬間接着剤を塗ってまたヤスリがけしています。 そして再塗装。なんかイマイチですね。今度は600番の耐水ペーパーでもう一度ヤスリがけして、今度は下地に使ったタミヤアクリルのフラットホワイト+同溶剤を1:1で吹いてからまた塗装してみましょうか。段差や傷が気になるようなら、何度でも繰り返しましょう。 技としては、塗料が完全に乾く直前にヤスリがけして、傷や谷に塗料の膜や粉を埋め込むとか、今回やったようにフラットホワイトなどの粒子の洗い塗料を広く吹いて埋めるとかあります。要は最終的な塗装後に傷が見えなきゃいいんです。
あとは顔を覆った紙を引き抜いて、全てのマスキングテープを除去して今日の写真のようになります。ちょっとホコリ付いたけど(すぐ落ちました)。 本当はここで顔を覆った紙が接着剤で張り付いてて引っ張っても取れなかったら面白かったんですが、なんか上手くいっちゃいました。取れない場合はとりあえず可能な限り引っ張ってちぎって除去したあと、スポイトで水滴を紙に染み込ませて紙が縮んだ所で爪楊枝等で奥の方に押し込んで隠す事ができます。それでも隠れない時は、多分ピンセット等で引っ張ればちぎれます。
これが髪消しの一連の手順です。 顔を隠すのに紙ではなくてネリケシを使うという方法も知られていますが、個人的にネリケシを使った技はあまり良い経験がないので控えています。多分大きいキット用の技なんでしょうか?
とりあえず、こんな所です。
[2007.05.04修正] 紙と髪が混じってたのを修正。まだあるかも。
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何かありましたら twitterの方がメールよりも繋がりやすいです。
WonderFestival2017s イベントレポートリンク集 常時リソース不足さんでWonderFestival 2017 [Summer]が。 モケイレポさんでワンダーフェスティバル2017夏レポートが。 [new 2017/08/2] last update of this area : 2016/12/20 00:51:32
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original CGI : めもCGI by Chama-Net modified: T.Akiba
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