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2007/03/19 (Mon)
●pasmo ピンバイスのドリル刃の入れ物をひっくり返してしまった今日この頃。3本ほど行方不明です。
関東のJRや私鉄やバスでSUICAとPASMOの相互運用が始まりました。
小田急の駅によくあるパン屋であるところのスカンジナビア・ナチュラル・ロマンな北欧パンがあるんですが、そこのレジがPASMOに対応してたんで、SUICAで支払いしてみました。あー小銭を出さなくていいのでいいですね。
SUICAかPASMOかと言われれば当方はSUICA派なんですが...ペンギンとロボット選べと言われたらペンギンでしょ...普通...。定期券とSUICAを合わせる為には会社の方の駅で定期券を買う必要があるんですが、定期券を無くすと発行駅に戻されるので、向こうまでわざわざ出向かなくてはならないんです。それが面倒かなと。あーでもSUICAと一緒になったらもう戻ってこないと見た方がいいか。無くしたら即アウトと思わなきゃ。
そういえば先週始めに出張に行った先の会社の食堂の食券販売機がSUICA対応でハイテクでした。段々と増えていくといいなぁ。
今日のマナさん
メーカー製のレジンキットを作ってる分には、実はたいして技術って要らないんですよ。今回の一連の工程でもほとんど難しい事は書いてこなかったし。しかしガレージキットが中級者向けと言われているのは、アマチュアディーラーのキットについてなんです。今まで書いてきた微細気泡の対処なんて全く問題じゃないですよ。っていうか対処しなくても気にならないと言えば気にならないし。ぶっちゃけた話、ウチみたいな256×256で全体像を写す写真なら微細気泡なんて全く見えないし。
さて、世の中のガレージキット製作講座が触れないような事。雑誌掲載の講座なんて、もってのほかな事。大きい気泡の対処法に付いて書きましょうか。気泡っていうか、レジン注型時に細かい所までレジンが回りきっていないものの対処です。ふだんメーカー製レジンキットばかり塗ってる場合、アマチュアディーラーのキットではざらにこういうのがあって、キットを開封したはいいけど、見なかった事にしてまた封をしてしまいたくなります。
たとえばこんなのとか。SPRING社の月姫のアルクの手を型想いで包み、カッターで切り開いてそこにレジンを流したもの。うまい具合に指の先端までレジンが行き渡ってませんね。今日の題材はこれにします。
足りないぐらいなら多く余分に付いてる方が遥かにマシだよなぁ...とかブツブツ言いながら、これから指を作る所に針金を差し、鉄筋にします。長さは目的の長さに若干短い程度で。今回は見本があるからいいけど、どれくらいの長さにしていいか解らない場合、説明書やキット付属の完成写真があればそれを参照し、無ければイベントレポでどこかこのキットが写ってるサイトが無いか探しまくります。っていうか、そういう時の為に当サイトではイベントレポを集めてるんですよ。写真は0.4mmの穴をピンバイスで開け、カタログ等のホチキス針を刺して芯にしてます。ちなみにピンバイスのドリル刃はタミヤのセット。柄は模型店で案外いい値段するミネシマの。芯の向きは完成形を考えながらはみ出さないような位置や方向で。
一度に必要量は盛れないと思うので、とりえず軸が隠れるくらいに光硬化パテを盛って光を当てて硬化させます。一度にあまり厚く盛ると光が中心まで届かなくて硬化しないし。
もう一度。足りないくらいなら多く盛っとこうって事で。あとで足りないと思ったらまた盛ればいいんだし。
あとは完成図を見たり妄想にふけりながら耐水ペーパーでヤスリがけし、本来の形と思われる状態にしていきます。ある程度やすったのが今日の写真。とりあえず塗ってしまえば言わなきゃ気付かない程度にはなりました。ここからもっと仕上げるのも良し、限界だと思って先に進むのも良し。全く無いよりかは格段にマシになりました。
まぁこういった欠けたパーツがあるのは個人で抜いているキットではあって当たり前で、むしろこれを攻略しない事にはキットが完成しないわけだから嫌がってないで前向きに考えるべきです。例えば...そう...楽しみが増えたとか!(笑)。原型師と共にキットを作っていく一体感というか。まぁ誤摩化しとしても、こんなちょっと欠けたパーツの為に素晴らしいキットを放置しとくなんて勿体ないですよ、ほんとに。
今回は指先を例にしましたが、服や髪の先端が折れてしまった時や、ずらっと並んだ突起物の先端全てに気泡があったりとかいった時に積極的にガシガシ埋めてったらいいんじゃないでしょうかね。
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2007/03/17 (Sat)
●光硬化パテでパテ埋めする 途中一週間程度WF対応があったとはえ一ヶ月も同じキットをやっときながらまだ塗装までたどり着いてない今日この頃。ある意味、お徳。
さて今日のパテ埋めはタミヤの光硬化パテです。
先日ニッパーで湯口を除去する時にわざとらしくパーツを破損させましたが、破損具合が足りないのでニッパーでもう少し切り込んでみました。こんな感じ。今日はこれを例題にします。
光硬化パテ。全国の模型店で、ねりワサビみたいな、黒く光沢のある邪悪な感じの箱に入って売られています。箱の中には遮光用の黒ビニールに入って写真のチューブが入ってます。当方は箱も遮光ビニールも捨てました。邪魔だから。光硬化パテのチューブだと言っても普段はこのチューブのまま普通に棚に置いて保管してます。たまたま直射日光の当たらない所ですが。
よく光硬化パテ使用記事を見ると一度日の当たらないような容器に出して使用するというのが紹介されていますが、なんか面倒なので、横着して必要量をチューブの口から直接取っています。取ったら早めにキャップしてます。取ってる棒はタミヤの調色スティックですね。
それを早めにパーツの該当箇所に付けます。
光硬化パテの塗布する厚さは2mm以下にしろと説明書に書いてあるので、あまり厚くならないようにします。厚くしたい場合は、2mm以下の厚さを何度かにわけて盛るといいかと。
電球の近くにパーツを持ってって、ぴかっと。照射時間は10秒程度。もっと短くてもいいけど、余裕を見て。ちなみに電球は普通の電気屋さんで売ってるパルックです。光硬化パテは紫外線や赤外線で固まるわけじゃないようなので、白色光源がいいかと。OHPやスライドで使用するレーザーポインタで試してみましたが硬化っていうか効果はありませんでした。せっかく買ったのに。100円ショップでペンライトでも買えばよかった。
固まったらこんな感じ。
光硬化パテは硬化時に空気に触れている部分は硬化しないようなので、中身が硬化しても表面がヌルヌルしてます。なのでシンナー等をティッシュに含ませて表面のぬめりけをぬぐいます。当方の場合は家の中でラッカーシンナーは使えないので、GSIクレオスのペーントリムーバを使用しています。
あとは耐水ペーパーでやすりがけし、余分を取ったのが今日の写真。ヤスリがけの際にパテで埋めた所がポロッと取れる事があります。その時は取れたパテをパーツに瞬間接着剤で接着します。
とりあえず今日はこんな所で。
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2007/03/16 (Fri)
●少し止まる 日付が変わる頃帰ってきたのに明日は出張の今日この頃。Wooとか見てる場合じゃないです。
今日は軽めの更新を。
昨日の写真のプラ棒で付けた軸や針金の棒ですが、組むのに楽しくなっちゃって何度も組んだり外したりしてると、穴が削れてきたりしてだんだんパーツが緩くなってきます。いわゆる、はめあいですな。はーい今エチい事考えた人はカーマスートラの第二編第一章でも読んでてね。金属加工をする人とはめあいの話をすれば一晩中話し込むほど奥深い分野ではありますが。
とりあえず軸をキツくするには、プラの棒ならラジオペンチで軸をほんの少し潰し、円柱を楕円にすればキツくなります。
針金の場合は、ラジオペンチで針金の途中を二,三カ所「く」の字に軽く曲げてやればキツくなります。
あとレジンって冷えてても、大きいキットの自重等の重い力が長期間かかる場合は少しづつレジンが曲がってくるそうなので、その対策として骨を入れるように深い穴を開けて太い針金を差しておくと、1/6のキットが足首から曲がったりモーターヘッドがたわんだりしなくていいそうです。情報ありがとうございます>homa2さん
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2007/03/15 (Thu)
●少し戻る 気付いたら毎週アメトークを見てる気がする今日この頃。面白いです。
えーと今日は少し戻って軸打ちの話の言い忘れ。 軸打ちは慣れないと上手くいかないですし、軸打ちが上手くいかないと仮組みや完成時に組む時にボロッといっちゃって悲しかったり、それ以前にパーツが曲がって付いたりすると何が違う...って感じなので、しっかりやりたい所です。
先日も書きましたが、強度が要らなきゃ軸打ちはしなくてもいいんですよ。両面テープでとめたり瞬間接着剤で接着したり。 両面テープというのはある程度厚さがあり、そのブヨブヨとした厚さがパーツの微妙な凹凸にフィットしパーツをしっかり貼付けます。いつも接着剤ばかり使っていると、両面テープの貼付け強度に驚きます。 瞬間接着剤で接着する場合は、瞬間接着剤を塗る表面の塗料は溶剤で落とし、レジンの地肌を出した方が良いです。何かの衝撃で接着が剥がれてしまった場合にわかるんですが、塗料の上から瞬間接着剤を塗った場合、瞬間接着剤が付いているのはレジン地肌ではなくて塗料の膜にだからです。またそこに瞬間接着剤を塗ると、その接続面がだんだん厚くなりパーツが離れていきます。
軸打ちに使う針金ですが、先日書いた事と重複しますが模型誌では真鍮線を使っているのをよく見かけます。利点はまぁ錆びても目立たないし、それほど固くないので電工用ニッパーですぐ切れるし、なによりもウエーブ社で製品として売ってるので、ある程度の大きさの模型店なら全国で手に入る(と思う)所でしょうか。 でも当方はクリップやホチキスの針を使用していますけどね。やはり入手性ですよ。次に強度。以前塗ったカレイドルビーは全体の重さをつま先に打ったクリップ一本で支えています。もう3ヶ月ほど。 あと、なんでこんな0.5mmとか0.8mmとかの細い線を使っているかというと、軸打ちに失敗した時にすぐ隣のあいたスペースでやり直せるからです。3mm線とか使うとしっかり接続してるような気がしますが、一回失敗するともう接続面は全て使ってしまって別の手法を試みる必要があります。細くても強度的には十分だし。
さて、軸打ちを何度やっても失敗しまくった場合。もー嫌んなっちゃったな、やめようかな...なんて思わずに、昨日紹介したようにヤスリで適当なレジン屑等をやすって粉を作ってもいいし、赤ちゃんがいる家庭ならシッカロールを使ってもいいので、その粉を軸打で失敗した穴に詰め込んで瞬間接着剤を薄く塗って穴を埋めるのもいいですね。もう一度チャレンジだ。
しかし時間がある場合はもっと簡単な方法があり、先日文字で紹介した内容ですが、かなーり適当に穴をあけて適当な棒を刺します。例は2.5mm穴をピンバイスで開けてガンプラのHGUCのランナーを差してます。次にその棒がすっぽり入る穴を逆側に開けます。例は3mm穴をピンバイスで開けたあとでデザインナイフや彫刻等でゴリゴリ掘って大きくしたもの。そこにエポキシパテを、穴の体積よりも少なめの量を入れ、逆側のパーツをぐっと押し付けます。エポキシパテが掘った穴からはみ出るようなら量が多いので減らします。 そして固まってパーツを外したのが今日の写真。これも正確に軸が出来ますね。
ってなわけで、失敗しても何度かはやり直せる事と、簡単な方法もたくさんあるって事で失敗を恐れる事は無いです。 ああ、今日の文を書くにあたって背中を押してくれたhirofumiさん、メールありがとうございました。
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2007/03/14 (Wed)
●×4.88 試しにゆうべ寝る前に腕立て伏せしたら肩こり頭痛が無く過ごしやすかった今日この頃。気のせいかもしれないけど。
えー、瞬間接着剤でパテ埋めに対してご意見を頂きました。気泡埋めに便利だよと。
実は折りを見て書こうと思ってたんですが、良い例題キットが見つからず、また見つかったとしても「このキットは気泡が多くて丁度いい」なんて書いたら失礼なので、どうしようかと思ってました。でも迷っててまたご指摘いただいたら申し訳ないので書いちゃいます。
とりあえず例題は、レジンにMrカラーのラッカーを混ぜて発泡させて硬化させたもの。表面が気泡でアトピってます。それの表面を耐水ペーパーでヤスリがけし、水で洗ったあとで気泡が見づらいので鉛筆で表面に色をつけたのが今日の写真。
それを耐水ペーパーでヤスリがけし、気泡に鉛筆の粉を入れたのがこちら。南部煎餅みたい。この気泡跡を埋めていきます。
いつもは耐水ペーパーは水を付けて使用しますが、水を付けないで表面をやすります。するとパーツ表面が削れて粉が出てきて、それが気泡跡の中に入り込みます。
ひととおり入ったら、そこに薄く瞬間接着剤を塗ります。絵的にあまり変わらないけど。すると気泡の中の粉に瞬間接着剤が染み込み、薄く瞬間接着剤を塗った事も相まって、すぐに硬化します。しなくても、ほっとけば数分で硬化します。この時に瞬間接着剤から煙が出る事があるそうですが、当方はこの時点ではあまり煙が出た経験がありません。綿棒の先に瞬間接着剤を染み込ませるとよく煙が出ますが。吸い込むと痛くて危険なので、たとえ煙として目に見えなくても、硬化前の瞬間接着剤に顔を近づけたり吸気したりしないように気をつけます。
あとは耐水ペーパーで今度は普通に水を付けて磨けば、一気に気泡が埋まります。確認しやすくする為にサフを吹いてみた。端の方の気泡跡は比較として何もせず残しておいたもの。
もしこのパーツの表面をこれ以上削りたくないから粉が無いよーという場合は、なんか適当にバリとかゲートとかランナーとかを削って粉を作って下さい。べつにレジンじゃなくてもいいから。それを指とかで擦り込んで下さい。
とりあえずこれが微細気泡の埋め方として楽な方法です。点攻撃や線攻撃よりも面攻撃ですよ。
今回は気泡を目立たせる為に気泡跡を黒くしましたが、実際にやる場合はそういう事が無いので埋めた所は白かレジンの色に近くなると思います。サフレス塗装とか下地が薄めの塗装をする時にそれほど気にならないかと。
大きな気泡の埋め方はまた今度。っていうか気泡埋めネタだけで来週までかかるな。
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何かありましたら twitterの方がメールよりも繋がりやすいです。
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original CGI : めもCGI by Chama-Net modified: T.Akiba
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