465 「邪術」と忌避されるような術はどんなものなのか。本当に忌避されるような能力をこの 娘は持っているのか。もしかしたら彼女を救いにくるべきではなかったのだろうか。それ を確かめたい気持ちが君をスヴァルニーダに問い掛けさせた。あるいは君自身の失わ れた記憶にある何かがそれを求めたのかもしれない。 意に反して君の口調は深刻なものにならなかったようだ。そのおかげかスヴァルニー ダは少し微笑んだように見えた。 「呪いではなく呪術が見たいなんて、まるで何も知らない子供か、他の世界から来た人 のようね」 独り言のように言いながらスヴァルニーダは君の目の前まで歩いてきて言った。 「どこか身体に問題のあるところはない?毒や病に侵されているとか」 ・ 問題があるなら(522へ) ・ どこにも異常が無ければ別の行動を選ぶこと(502へ) |