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「邪術」と忌避されるような術はどんなものなのか。本当に忌避されるような能力をこの
娘は持っているのか。もしかしたら彼女を救いにくるべきではなかったのだろうか。それ
を確かめたい気持ちが君をスヴァルニーダに問い掛けさせた。あるいは君自身の失わ
れた記憶にある何かがそれを求めたのかもしれない。
 意に反して君の口調は深刻なものにならなかったようだ。そのおかげかスヴァルニー
ダは少し微笑んだように見えた。
「呪いではなく呪術が見たいなんて、まるで何も知らない子供か、他の世界から来た人
のようね」
 独り言のように言いながらスヴァルニーダは君の目の前まで歩いてきて言った。
「どこか身体に問題のあるところはない?毒や病に侵されているとか」
 
  ・ 問題があるなら(522へ
  ・ どこにも異常が無ければ別の行動を選ぶこと(502へ)