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 君にはやはり奴隷生活を強いられているかもしれない娘を放っておくことはできなかっ
た。例えそれが無駄な危険を冒すことになったとしても、確信が得られるならば必要な苦
労だったと納得できるはずだ。
 君はルルに意思を告げ、すでに姿の見えなくなった海賊達を追って足を速めた。できれ
ば娘と接触するまで発見されたくはないが、状況を見定めるには様子がうかがえる程度
の距離まで接近するしかない。

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