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【 時間点+1 】
 その広間には、上の階に上がるための2つの階段があり、入り口の向かい側には用途
不明の箱のような物が、部屋の半分を占めるほどに置かれていた。
 ひと回りして調べてみても特に役立ちそうな物は見当たらなかったが、壁に貼られたま
ま朽ちた紙片のような物と、そこに記された古代文字と絵が目に留まった。それをルルに
読んでもらうと「…月の………………」「パ……キン」(PA…P………)と大きく見出しのよ
うな文字があって、続く文面には具体的な生育方法などが記してあるようだとわかった。
描かれた図案は、ある種の柑橘系果実に見られるような茶褐色の房が円形に固まって
できた植物を示していたが、この世界の生物に疎い君は当然として、ルルの記憶にさえ
存在しないとなれば、やはりこの遺跡のみで扱われていたような希少植物なのかもしれ
ない。

  ・ 右の階段を上がる(207へ
  ・ 左の階段を上がる(218へ
  ただし左の階段を上がるのが2度目であれば(129へ
  ・ 通路に引き返すなら(140へ)