218 階段は上りきったところで奥に向かって狭くなった逆扇型の空間が広がっており、左右 2辺となる壁の中央に頑丈そうな扉が1つずつある。どちらの扉にも小窓が付いていて、 それを覗くと同じような扇型の部屋になっていた。どうやらここは正方形に近い空間の対 角線上を壁で区切ったような部屋の1つらしい。 君は薄暗い室内に何か見えないかと四方に目を向けた。するとそこに見えたのは各々 の部屋で全く異なるものだった。 右の部屋に見えたのは甲殻を深紅に輝かせた巨大なサソリ。そして左の部屋に見え たのは三つ首の大蛇だ。どちらも肉食で凶暴だというのは明らかで、好き好んで戦いた いような相手ではない。だがどちらの部屋にもこの部屋と同様の向かいあった壁に扉が 見えており、探索する上では無視しきれないものがある。 ・ 右の部屋に入るなら(141へ) ・ 左の部屋に入るなら(237へ) ・ 階段を下って引き返すなら(189へ) |