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【 時間点+1 】
 君がとどめの一撃を与えた瞬間、ドラゴンの姿は霧散し、目の前には扇型の何もない
空間が残された。目覚めたばかりの薄い膜がかかったような意識にルルの切迫した声
が響いてくる。
 『よかった。覚醒してくれましたね。でもまだ油断しないでください』
 状況はいまいち把握できなかったが、さっきまでの戦闘は実際に存在するものではな
かったようだ。君はルルを構えて室内の気配を探った。
 『あなたの目では認識できませんが、私達以外の何かが存在しています。あるいは実
体の無い存在かもしれません』
 一か八かに賭けて無闇に剣を振るうのは労力の無駄だろう。広範囲を一度に攻撃で
きるような手段があれば試してみることもできる。

  ・ (魔法を使える場合)魔法を使ってみるなら(264へ) 
  ・ 瞬間発火薬を所持していれば使ってみることもできる(212へ
  ・ 背後の扉(向かって右側)から逃げるなら(170へ
  ・ 背後の扉(向かって左側)から逃げるなら(243へ