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ほぼ正方形の部屋にいる。壁や床は汚れており、天井の裂け目から崩れ落ちた岩が
部屋中に転がってはいるが、元々は乳白色の石に似た材質のようだ。ただしその継ぎ
目が見当たらないことに君は驚いた。
部屋の壁には同じように白い扉が1つだけあって、天井の裂け目からは君が結び付
けたロープが垂れている。岩壁に打ち込んだフックはそのまま残してあるため、登る時
の労力は少なくて済みそうだ。
君は今後の探索のため、改めて方角の確認をおこなった。これまでの洞窟探索で感
覚が狂っていなければ、扉のある壁はほぼ真東にあたるはずだ。
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