7 君は地下水が斜めに流れ落ちる、緩やかな滝と言ってもいいような細い穴に滑り 込んだ。穴の先は蛇行していて先が見えないが、曲がり角に体が接触するおかげ で落下速度に制動がかかり、岩に激突して即死するような勢いにはならずに済んで いた。 とはいえこの穴は地下水の流れ落ちる道だ。最終的にどれほど地下深くまで落下 してしまうのか、再び地上に出てこられるのか。不安と恐怖感が君の心を埋め尽くそ うとするのを留めることはできなかった。 どのくらい滑り続けたのかもわからないまま、ただ冷たい水に濡れた体の感覚が無 くなりかけた頃、激しく揺れ動くランタンの明かりがかろうじて届く先に、別の明かりが 見えてきた。 人の手の入っていないこの洞窟に明かりとは、一体どういうことだろう。 「知覚力チェック」をおこなうこと。 ・成功したなら(19へ) ・失敗なら(47へ) |