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 君は地下水が斜めに流れ落ちる、緩やかな滝と言ってもいいような細い穴に滑り
込んだ。穴の先は蛇行していて先が見えないが、曲がり角に体が接触するおかげ
で落下速度に制動がかかり、岩に激突して即死するような勢いにはならずに済んで
いた。
 とはいえこの穴は地下水の流れ落ちる道だ。最終的にどれほど地下深くまで落下
してしまうのか、再び地上に出てこられるのか。不安と恐怖感が君の心を埋め尽くそ
うとするのを留めることはできなかった。
 どのくらい滑り続けたのかもわからないまま、ただ冷たい水に濡れた体の感覚が無
くなりかけた頃、激しく揺れ動くランタンの明かりがかろうじて届く先に、別の明かりが
見えてきた。
 人の手の入っていないこの洞窟に明かりとは、一体どういうことだろう。
「知覚力チェック」をおこなうこと。
 
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