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 君の感覚で言えば地下2階にあたる階段の傍に立っている。
 この場所もまたかなり広い部屋状になっているが、今までとは雰囲気が異なる。
 これまでは、あくまでも自然にある岩山の内部を加工しただけという印象だった
が、この場所は白い岩石を積んで造られた、完全な人工物のようだ。
 何より異なるのは、この広間には家具という人間の生活感を表すものが相当
残っているということだった。
 このような場所に暮らしていたのは、一体どういう人々だったのだろう。


 ……と、思案に耽るのをやめて君は部屋の中を見回した。
 家具が残されているとはいえ、かろうじて形を留めているというだけに過ぎない。
 もしかしたら何か使えるものが残っていてもおかしくはないが、君の現状を改善
するためには役立たない物だろう。
 また一方の壁の中央には細い通路があって、壊れた木の扉に行き着いている。


・ それでも家具を物色するなら(15へ
・ 正面の扉から出て行くなら(101へ
・ 左の壁にある通路を進むなら(128ヘ
・ 再び階段を上がる場合、巨大蜥蜴を倒しているなら何事も無く(78へ
・ まだ蜥蜴を倒していないなら、獲物を待ち構えているところに飛び込まなければ
ならない(65へ