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この階段が地表に出るために下るものなのか、さらに地下へと到るものなのか、
それすらも曖昧なまま、岩の中に緩やかな曲線を描く階段を降りて行く。
 そして階段の降り口が見えなくなる頃、平らな地面に辿り着いた。
 どうやらここは直線状に長い通路の中間点らしく、左右に伸びる通路の先を
見通すことはできない。
 また上の階と比べれば、空気が冷気と湿気とを帯びており、足元もだいぶ
滑りやすくなっているようだが、どちらへ向かおうか。


・ 右へ向かうなら(22ヘ
・ 左へ向かうなら(62へ
・ 再び階段を上り広間に戻るなら(47へ