5 右への通路はしばらく進んで左へ曲がり、再びまっすぐに続いている。 だがその先に、何か人間のような影が佇んでいた。 いや、その影は君が見つめているのに気づいたかのように、こちらへ近づいてくる。 片方の脚を引き摺るように動かしながら。 視界に入ったその姿は、まさに人間のなれの果てとも言うべき屍骸の惨状を晒し、 濁って視点の定まらない眼球と、唇が無く鼻腔まで神経組織を剥き出している顎が ガクガクと動くのに君は恐怖を感じる。 だがこの動く死体にとどめをさしてやらなければ、前に進むことは不可能だ。 動く死体 戦闘力:5 HP:6 なお、現在の君は素手で戦わなくてはならないため、攻撃成功の際に減らすことの できるHPは1点のみとなる。 ・ 見事に徒手空拳でも倒すことに成功したなら(41へ) ・ T字路まで逃げ戻るなら(55へ) ・ この程度の奴に倒されてしまったのなら、頭蓋骨を齧られながら(14へ) |