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ハイライト/縮小してあります
■ ハイライト 
背景画決まり、画面全体の明るさが決まったら今度はそれに合わせてハイライトを描いていきます。

・背景の書類を元のサイズに戻す。
・先ほどまで作業していた人物のファイルを呼び出し、一番下に背景をペーストします。
 今度は背景に合わせて人物にハイライトをおいていきます。
 明るくなるところに、エアブラシで大まかに白を吹いていきます。
 大まかに塗り終わったらペインターに行きます。

・ペインターでは、全画面サイズの透明レイヤーを作ります。
・その透明レイヤーに透明レイヤーに描けるようにバリアントを調整したブラシで髪のハイライトを
 描いていきます。このブラシはわざと「筋っぽさ」が強めになるようにしてあります。
 髪の流れる方向を意識して一番明るいところにハイライトを描いていきます。
・セーター、マフラーなども毛羽だった感じがでるように光を描いていきます。
・これが終わったらフォトショップに移ります。

★蛇足
 ・私は臆病なので、間違えても戻れるようにレイヤーを多用します。
  ハイライトのレイヤーに所々黒い部分があるのは、同じレイヤーで線画の修正もやったからです。
  細い鉛筆で、ほつれた髪の毛を描いています。白で光った髪を、黒で普通に見える髪を描いてあります。
  取り込み用の絵の段階では、どんなに細く描いても200dpiでは線は「ボテッ」となるので
  こうして直描きをやったほうが線は綺麗になります。

★それ以外の白の周りが汚くなっている部分はjpegの劣化です。

縮小してあります
■ 線修正 
線を修正します。この作業では、フォトショップとペインターの間を頻繁に行き来します。

線画を周りの色に合わせて修正していきます。
 ここからフォトショップです。
 セーターならセーターから色を拾ってそれをパレットで暗めに調整してちょうど良い色を探していきます。
 黒過ぎず、かといって線画が明るく目立たないような色で線画を塗っていきます。
 塗るときは、線画のレイヤーを「透明部分の保護」をチェックします。
 その後、不要と思われる線画を消していきます。*1
 こうしているところを残して線画を削っていきます。*2

ここまでがフォトショップの作業です。

再度今度はペインターに持っていき、細部の線の修正を行います。
 予め修正を行う部分はフォトショップで消しておきます。

睫毛などを描き込んだら最終調整のためまたフォトショップに戻ります。

 ここまでやったのが上図です。
 

*1:「透明部分の保護」のチェックを外しておかないと線画は消せません。

*2:色を塗るときに予め「この部分の線画は消そう」などと考えて塗っていきます。
   線画が無くても、色の段差などでフォルムが取れるように塗るのが肝心です。

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