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■ 背景 
人物が一通り出来たら今度は背景を描きます。

この過程はあまり普遍的ではないので行った作業をざっと列記するにとどめます。

 ・予め、ペインターで「テクスチャを表現」を適用して作ったでこぼこの壁の地をレイヤーでペースト。
 ・その上に、ペインターで描いた茶色の壁の地を乗せて、「乗算で合成」。
 ・クイックマスクモードにして全体に「雲模様」フィルターをかけ、
  これを「明るさとコントラスト」でコントラストを上げる。
 ・通常のモードに戻り、作成したマスクを使って全体のコントラストと明るさを調整する。*1
 ・人物の影を自由選択ツールで作り、「明るさとコントラスト」で暗くしてコントラストを少し上げる。
 ・全体にガウスぼかし(3ピクセル)を適用。遠近感を出す。
 ・自由選択ツールで影にしたい部分を選択>クイックマスクモードにして、
  選択範囲をガウスぼかし(3ピクセル)を2回適用してぼかす。
 ・出来上がった壁のレイヤーを複製して、下になった方をガウスぼかし(10ピクセル)を適用。
 ・上になったレイヤーを「スクリーンモード」にして、下になったレイヤーを25%にする。

*1:フィルターで背景などを作ると全体の調子が一様すぎるのでこうしてばらつきを出してやります。

★蛇足
 ・背景を作成するときは、人物の部分を全て結合した後、書類全体を縮小します。
  ペインターが楽に動くくらいまで縮小すると作業がはかどります。
  人物を一緒に縮小すると全体の感じがつかめます。このときは、人物に手を加えませんので、
  レイヤーを一枚にして置くわけです。
  上の絵も作業時の原寸です。今までの人物部分と比べてみて下さい(あれが人物の原寸です)


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