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■ 下準備(3) 

塗り分けたい部分毎にレイヤーを作って線画の下に重ねていきます。
 それぞれの部分の優先順位(上に来るかどうか)を考えて作成します。
 レイヤーの数を減らすように、重ならないような部分は優先が違っても
 一枚のレイヤーにするようにします。

塗りつぶしは、「自動選択ツール(マジックワンド)で「線画」レイヤーで塗りつぶしたい部分を
 選択して行うと楽です。(選択−>塗りつぶし(Alt+Del))
 線画を丁寧に調整したのはこのとき楽をするためです。*1

上が、線画を可視にした状態です。
 なるべく線画を不可視にした状態で色を塗る部分に隙間(透明部分が見える場所)がないかどうかを
 ここでチェックすると良いでしょう。。
 隙間があればなるべく埋めます。*2
 面倒ならば(線の下に来る事が確実な場合)、下にある色を大きめに塗ることで埋めていきます。*3
 

*1:マジックワンドで選択したとき設定にもよりますが、もうちょっと選択範囲を大きくすると
  線画の下にまで選択範囲が潜ってちょうど良いと言うときがあります(と言うか大抵そうです)。
  こんな時、TIPSで書いた「選択範囲の拡大をアクションにしてファンクションキーで実行」
  できるようにしておくと良いです。
 

*2:線画の尖った所は選択しにくいので漏れがあります。こういうところは丁寧に細いペンで
  塗っていきます。

*3:下のレイヤーの色(つまり「肌」に対する「セーター」ですな)、ははみ出ても上のレイヤーの色が
  きちんと形が取れていれば見えません。
  レイヤーの上に行くほど線画通りの形で描く(塗りつぶす)必要があるわけです。
  逆に言えば、下の方ほど隠れた部分は適当で良いです。

  これは、ペインターは塗っていない部分の方向から筆を入れると「白」が混ぜられてしまうからです。
  本来は下に塗られた色を巻き込むのですが何もないとそうなるようです。
  塗っている内に白が混ざると面倒なので、外周部分以外はきちんと塗っておいた方がよいです。
  

 因みに、私のパレットの配置具合はこんなものです。
 本絵は1152×864でキャプチャーしました。それを800×600に縮小してあります。


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