69 【 時間点+3 】 つらら状に地面から突き出た岩に手をかけながら、足を滑らせれば一気に下まで滑り 落ちてしまいそうな斜面を降りていく。その足取りはどうしても遅々としたものにならざる を得ない。 やがて斜面の半ばを過ぎ、平らな地面が林立するつららの向こうに見えてきた頃、君 は岩の隙間で蠢く細長い影に気づいた。 岩陰から顔を出したもの。それは双頭の蛇だった。体長は大蛇と言えるほど大きくは ないものの、もし毒蛇であれば厄介だ。仮に襲いかかられた場合、この足場で戦うのも 分が悪い。君は蛇から離れるように斜面を降りる速度を速めた。 双頭の蛇が君を気に留めずにいてくれるか「強運チェック」をおこなうこと。 ・ 成功すれば、蛇は君を追ってはこなかったため無事に降りられる(17へ) ・ 失敗したら(84へ) |