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 船長はテーブルの上に置かれた物をしばし見つめた後、射るような目を君に向けた。
「やはりくだらぬ物だったな……もう下がれ」
 君は再びそれをしまい込みつつ考えた。やはりここでおとなしく引き下がり、当初の予
定通りに囚われの娘を捜すべきか、それとも……。

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