459 


 扉を開けると最初に目に入ったのは、部屋の中央に置かれた大きなテーブルに身体を
投げ出して寝息をたてる海賊の姿だった。ルルを抜きかけた状態のまま室内を見回すと、
もう1人の海賊が壁際で寝転がっているのに気づく。海賊の眠りは共に深いようで、ひと
まず目覚める気配はなさそうだ。テーブルの上に薄汚れた本や食べ残しのパンがのった
皿、木製のゲーム札等の雑多な物が散らばっているところをみると、海賊達の娯楽室と
いったところだろうか。この部屋には船首側の壁に1つ、船尾側に3つの扉が並んでいる。

  ・ 船首側の扉へ(482へ
  ・ 船尾側左舷の扉へ(453へ
  ・ 船尾側中央の扉へ(330へ
  ・ 船尾側右舷の扉へ(468へ