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 扉を開けた瞬間、目の前に男の背中が目に入ってきて驚いた君は動きを止めた。冷や
汗をかきながら耳をすませば、テーブル上に上体を預けたままの男からはかすかに寝息
が聞こえてくる。室内中を見回せば、会議でもできそうな広い部屋にいる海賊は2人。もう
1人はやはり無防備に床で寝転がっていた。部屋の中央を占めるテーブルには薄汚れた
本や食べ残しのパンがのった皿、水差し等の雑多な物が散らばっている。そして部屋の
向かい側の壁には3つの扉が並んでいた。とりあえず海賊は深い眠りについているように
見えるし、部屋を通り抜けるくらいで目を覚ますことはないだろう。

  ・ 向かって右にある左舷側の扉へ(453へ
  ・ 中央の扉へ(330へ
  ・ 向かって左にある右舷側の扉へ(468へ
  ・ やはり通路に戻るなら(482へ