433 扉の向こう側に気配の無いのを確認した後に開けると、そこは船体に沿う形に造られ た長い部屋で、二段になった古い寝台が整然と並んでいた。この部屋は海賊達の寝室 であり、主な居住空間らしい。だが寝台のほとんどはまたしばらくの間……あるいはもう 2度と使われることがないだろう。あらゆるところに生活臭を残していても、こうなってしま えばもはや墓所のように思える。 おそらくロクな物は残っていないだろうが、どうしても気になるのなら貴重な時間を割い て室内を調べてみてもいい。そうせずに部屋を出て行くなら扉は左舷側の壁に2つある。 ただしそれはどちらも先ほどの通路に繋がっているようだ。 ・ 室内を調べてみる(484へ) ・ 部屋を出る(476へ) |