408 

【 時間点+5 】
 君は激しい頭痛と身体の痺れとともに覚醒した。HPを3点減少させること(その結果、
死んでしまったら「14」へ)
 君が意識を取り戻したのは、ルルによれば『ごく短時間』ということだった。ルルにとって
もはや時間というのは感覚としてしか理解できないもので、現状のように自然現
象を体現する観測対象として君という人間しか存在しない場合、見て判るほどに髪が伸び
たり、体組織が老化したりというわかりやすい時間経過の証が無ければ、全てが「短時間
」でしかないという認識らしい。
 いずれにせよ、再びこの倉庫内に侵入しようと思えばまた失神か、最悪の場合、命を失
うことになるかもしれない。それが遺跡内のどこかに存在するならば、この装置を止めた
後に改めてここへ来るべきだろう。君はこの部屋を後にした。(213へ