329 【 時間点+3 】 全身に響く強烈な痺れとともに君は覚醒した。HPを1点減らすこと(その結果死んでし まったら14へ) 君が意識を失っていたのは、ルルによれば『ごく短時間』の間ということだった。ルルに とってもはや時間というのは感覚としてしか理解できないもので、現状のように自然現象 を体現する観測対象として君という人間しか存在しない場合、見て判るほどに髪が伸び たり、皮膚が老化したりという時間経過の証が無ければ、全てが「短時間」でしかないと いう認識らしい。 いずれにせよ、再びこの倉庫内に侵入しようと思えばまた失神か、最悪の場合、命を 失うことになるかもしれない。それが可能であるなら、警戒装置を止めた後に改めてここ へ来るべきだろう。君はこの巨大倉庫を後にした。(213へ) |