314 その液体を飲み込んでしばらくすると寒気がして身体が震え始めた。その様子にルル が心配げな声をかけてきた。 『震えているようですが、大丈夫ですか?』 体温が低下し、気分が悪くなってくる。真冬のように指も痺れて思うように動かせなく なってきた。 君の飲んだ液体は体温とともに運動能力を奪った。以後「時間点」が10点加わるまで の間、戦闘時の君の「技巧力」(戦闘力)は1点減少したままになる。やはり正体不明の 物を口に入れるべきではなかったのかもしれない。 もうこの部屋には見るべきものも無く、君は部屋の外に出た。(279へ) |