196 【 時間点+1 】 曲がり角で身を屈めた君の目の前を通り過ぎた海賊達は、酔っているためか君に気づ くこともなく、正面の壁にある大きな扉に向かっていった。 「ここは何が入ってるんだ」 「あれだろ?相当昔の。毒にでも変わってちゃヤバイんで手は出さんのさ」 「少しくれぇ金目のもんもあるんじゃねーの?」 「そんなことより早く戻らねぇとビドロの兄貴達が戻ってきちまう」 「俺たちゃ海賊だぜ?漁師のまねばかりしてられねぇって」 「お宝もねぇのにいつまでもいらんねぇよなぁ」 呂律の怪しくなったそんな言葉が聞き取れ、海賊達もこの遺跡に何らかの目的があって 入り込んだらしいと知れた。その目的がイスターヴェの漁師達への襲撃とどう関わるのか はわからないが、もし海賊がここを根城としているのなら一石二鳥に事を解決できるかもし れない。 ともあれ、海賊達との接触が不可避なのであればまずはこの場で戦力を少し削がせて もらうとしよう。君は海賊達の背後から躍りかかった。 この戦闘では最初の1回に限り、君の攻撃は自動的に命中し、反撃もされない。 そのうえ海賊達はかなり酔っているため、君が負うダメージも常に1点低下する。 また、望むなら君は手加減しておくこともできる。その場合は「技巧力」を2点低下させた 状態で戦い、ルルを使用した攻撃でも2点のダメージしか与えられないが、相手のHPが0 になっても殺す事はなく、気絶させるだけで済む。 海賊(イーグラー)A 戦闘力:4 HP:6 海賊(イーグラー)B 戦闘力:5 HP:5 海賊(イーグラー)C 戦闘力:6 HP:6 ・ 海賊達を倒したなら(182へ) ・ 殺されてしまったら(14へ) |