130 君は羽根の髪飾りを手に取ってみた。その羽根は君が見たことのない銀白色に輝いて おり、海賊が身に付けるような物だとはとても思えない。 『これは身に付けるための物ではなく、魔法のように祈りと発動言語の発声によって、 蓄えられた魔力を具現化させる魔導器の一種でしょう。刻まれた古代文字から考えると、 飛行生物から身を守る効果のあるものではないかと』 ルルが言うように、この髪飾りは装飾品として使えないこともないが、本来の目的は 「翼を持って飛行する生物に対する加護」にある。もしそのような生物と戦う場面でこの 魔導器を使用すれば、その生物は直ちに逃亡するため、君は戦闘を行わずに勝利した ものとして先に進むことが出来る。ただし戦って勝利した際に得られる「経験点」やアイテ ム等は一切入手できない。 この魔導器の残り使用回数はサイコロ1個分で、使い切るとたんなる髪飾りに戻る。 これを持っていきたければ所持品に加えて(167へ) |