35

 
突然、崩れ落ちた壁の間から何かが飛び出し、君の肩にぶつかった!
よろめきつつ見下ろすと、それは一抱えもあるほど巨大な蛙に似た生物であり、
蛙にしては長い、それも6本ある手足でしっかりと君に張り付いている。
 そして大きな口にびっしりとひしめく触手で、君の首を舐めた。
 ピリッとした痺れが首筋にはしる。


 この怪物の触手が分泌する唾液には麻痺毒が含まれており、これによって
君の身体はしばらくの間、痺れたままだ。
 つまり、少なくともこの戦闘に関してだけは「技巧力」が1点低下した状態で
戦わなければならない。


 イミテート・トード 戦闘力:6 HP:6


・ この怪物を倒すことができたら(89へ
・ もし敗れたら、頭から丸呑みにされて(14へ