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2007/04/15 (Sun)

もっと気軽にドボンしよう
スキャナの読み取り面に汚れが付いているのに気付いた今日この頃。どれくらい撮り直せばいいんだ...


オタ寄りお便りコーナー
猫鯖のパテ缶さんの4月14日(土)で私信についての話題にコメントいただきました。
でもまぁ現状でもブックマークしたり毎日巡回してくれている方もいらっしゃる事ですし、少なくともその方々には気にならない程度であると言えるでしょう。気になってるかもしれないけど(苦笑)ブックマークを消すほどは酷くないと。ここは甘えてみるのもいいかと思います。


今日のマナさん
さー今日は楽しいドボンの紹介です。
レジンパーツを塗っていて、おーっと修復不能な感じに塗ってしまったーとか、マスキングテープを剥がしたら下地やサフもろとも剥がしてしまったーとか、乾いていないのにホコリや毛布の上に落としてしまったーとかいった場合。このキットは無かった事にして箱に閉まって押し入れの奥にしまってサヨナラ俺のメモリーとしてしまわないで、いったん塗装を落として最初からやり直しましょう。その塗料の中にパーツをドボンと漬ける事から通称「ドボン」と呼ばれている事です。

プラモデルとレジンキットの違いは、溶剤に漬けてもパーツが溶けない事でしょうか。レジンってシンナーで溶けないんですよ。柔らかくはなるけど。

ではやってみましょう。
容器を用意します。
今回はプラのコップです。
いつも飲料に使っているコップでは溶剤を入れるとなんかヤバそうなので、捨ててもいい容器という事で。
紙コップだと、数分は耐えられますが何度か使ったり長時間漬けてしまうとノリが溶けて漏れてしまいます。紙コップに対してはシンナー以外でも石鹸水やアルコールでも同様。
容器の大きさはパーツが入る程度の大きさです。

容器に溶剤を入れます。写真に写っているのは溶剤はGSIクレオスのペイントリムーバ。シンナー臭がしないので安心ですが、だからといって吸っていいというわけではなさそうなので、換気は十分に行って下さい。本来はオレンジ色のきれいな色をしていますが、ドボンを繰り返すとこんな色になります(泣)。

20〜30秒ほど漬ければだいぶ表面的な塗料は溶けるっぽいですが、きれいに落とすには歯ブラシなどでこすると良く落ちます。個人的には歯ブラシでこすると溶剤が飛び散るのであまり好きではありませんが。
綿棒でこする方が個人的には好きですが、あまりよく落ちません。

それで落としたのが今日の写真。だいたいこの程度落ちていればいい感じです。スミの方に残っていると、次に塗った時にその部分の溝が埋まっている事があってアレですが。
もっときれいに落としたいときは、きれいな溶剤をティッシュ等に付けて拭いて下さい。

残った溶剤はまた今度使うので、じょうごを使って瓶に戻します。テクニックのある人はそのまま戻してもいいですが。あと大きいゴミ等が瓶内に入るのが嫌な人は、じょうごの底にティッシュでも詰めて、ろ紙のかわりにして下さい。ちなみにこのじょうごは100円ショップで購入しました。

このドボンに使用した溶剤はドボン専用にしています。汚れるの前提での使用です。人によってはドボン液と呼んだりしています。機械屋では洗い湯(あらいゆ)と呼んでいるかもしれません。筆を洗ったり通常用途で使うときは他のきれいな溶剤を使っています。

最初にも言いましたが、溶剤にレジンを漬けっぱなしにしておいた場合、レジンがゴムみたいに柔らかくなります。笑えます。染み込んだ溶剤が抜ければまた固くなりますが、丸一日漬け込んだレジンが元通り固くなるまで一週間程度かかると思います。一週間漬けっぱなしだったレジンが元通りの固さに戻るまで何ヶ月もかかった経験があります。その時は逆に固くなった事に驚きました。

あとドボンした場合、ラッカー系の溶きパテやサフまできれいに落ちますので、サフ派の人はまたやり直して下さい。当方はサフは使わないので知ったこっちゃないですが。

一生懸命塗ったものに対して塗装を落とすのは、ちょっと勇気がいるというか、ガッカリする事ではありますが、駄目なものをいつまでもいじってる暇があったらドボンして最初からやり直した方が時間的にも練習としてもマシという考え方があります。
人によっては何か色を塗るのと同じくらい気楽にドボンしようと主張する人もいます。

まぁそこまで覚悟が出来なくても、失敗した時に何度でも後戻りできるという安心感があるのは嬉しい所ですね。

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