楽しい50連打基本セット

written by t.akiba & studioKotatsugaHouse 2008.10.12

はじめに

ハドソン社より大人気携帯ゲームであるシューティングウォッチ「シュウォッチ」が復刻されました。
10秒間に何回ボタンを押せるかを測定するという単純かつ熱中する機能を持つこのゲーム機。シューティングゲームの連打の練習に、暇つぶしに、ストレス解消にと一大ブームを巻き起こしました。

2008年12月の一般販売を前にハドソン社のオンラインストアで2008年10月に先行販売されたのですが、多分一般販売される頃には良ろしく無い手段を使ってハイスコアを出す輩が出るんじゃないかなーと思うので、そういう奴らよりも先にズルをしちゃって、方法も公開しちゃいます。真似する人は最後まで読んでから実行に移して下さい。

用意するもの

shwatch
シュウォッチ。(amazonだとこちら)

denchibox
電池ボックス。タミヤの定番商品。あるとすれば模型店で売ってます。

motor
モーター。おなじみ日本が世界に誇るマブチモーター。今回は回転数が高そうなのを。あるとすれば模型店で売ってます。

denchi
電池。電池ボックスに合った大きさのを。

tape
ビニールテープ。DIYショップで売ってます。電気工事士の友達とかにもらっても可。

pipe
内径2mmくらいのパイプ。今回は綿棒の芯を使用しました。後述の組み立て方を読んで適当に似た物を調達して下さい。無ければ紙でも巻いて作って下さい。

組み立て方

バイブレータを作ります。
はじめに電池ボックスを組みます。取扱説明書に従い作ります。
denchibox
最近のって電池入れる所が2つに分かれてるんですね。スイッチ固定用の木ネジを締めても刺さらないじゃないか。

モーターに軸を挿します。その昔、冷戦時代にはソ連の核ミサイルに使われているベアリングよりもマブチモーターに使われているベアリングの方が精度が高かったという話を聞いた事がありますが、今回のには関係ない(なら言うな)。
motorjiku
モーターの軸が2mmなので、内径2mmのパイプを挿します。キツい場合はむりやり、緩い場合は何か適当に紙でも挟んでキツく挿して下さい。
その軸にテープをこんな感じに
maite
巻いて
tatande
畳んで
tatande2
畳んで畳んで畳んで畳んで
tatande3
振り子を作ります。
furiko
軸の余分は切ってしまいます。振り子の大きさや重さは適当です。振り子の厚みは5mmくらいあると思います。
haisen
スイッチにモーターを配線します。線の接続の仕方は電池ボックスの説明書に書いてある。
電池を入れる際にスイッチがONになっているといきなりモーターが回りだして笑えますが、OFFにしておきましょう。
haisen
で、電池ボックスとモーターをビニールテープで強引に付けます。モーターの位置は振り子が回った際に電池ボックスに当たらないように気をつけて位置を決めて下さい。電池ボックスの電極にモーターの金属が触れる場合は、触れないように紙やポリ等で絶縁して下さい。
見てくれが悪くても結果を出しゃーいいんです。

スイッチオン。
dousatest
いやっはー。テンション上がって来たー。

使用上の注意

先に言えって感じですが、使用上の注意を。
モーターに振り子が付いています。モーターは勢いよく回るので、振り子の軸の接続があまいと振り子はすっ飛んで行きます。マーフィーの法則により、振り子はあなたの顔に、目をめがけて飛んできます。それが嫌な人はゴーグル等で体を保護して下さい。
バイブレータの振動により腱鞘炎等の害が出る人がいます。その他の症状が出るなど振動に弱い人は使用を控えて下さい。
当ページのをそのままやるとシュウォッチが壊れます。当方のは壊れませんが、あなたのは壊れます。
その他想像出来ない原因により想像出来ない症状や事故が発生しますので、各自で対策をしなさい。

連打してみる

では使ってみましょうか。
とりあえず本体裏のリセットを押したあとの初期化状態。
shiyou
スタートボタンを押し、ボタンにバイブレータを少しづつ当てていき、カウントし始めたらそのままの状態で手を保持、10秒耐えます。最初のうちはAかBどちらか片方のボタンだけで連打し、感覚を掴むと良いでしょう。

まぁこういうのは動画で説明した方がいいと思うので、これを。QuickTimeのH.264なMPEG4形式で1MBあります。見れない人は電気屋行ってiMacでも買って来て下さい。

一応これが何度か試してみて、片側Aボタンだけで出た数字。電池を替えたり練習すればもっと出るかな?
highscore
片側だけでこれだから、両側にちゃんと当たれれば100連打も夢じゃないかも。あ、ほら、ギター弾いてた16ビートのあの人の...(うろおぼえ)。

問題点

違う機種のバイブレータで試してみたところ、シュウォッチがフリーズする事が何度かありました。たいていはカウンタが188表示になりフリーズしましたが、時にはそのままの状態でフリースしました。多分不正行為防止機能か何かが動作したものと思われますが、詳しくは不明です。通常使用ではこういった事は起きていませんが。

おわりに

こんなページ作っといて何ですが...こういう事やってて、むなしくないですか?当方は飽きましたよ、ハイスコア競争に。数字が自由に出せるんだもん、次に尋常じゃないスコアを見せられても、ああそうですかって感じですね。ハイスコアというものに全く意味が無くなった。ありがたみが全く無くなりました。ただ単に大きい数字ってだけで。
となると重要になってくるのが、その数字は自分で出した数字なのか?自分の腕で、自分の指で、自分の力で出した数字なのか?という事になってきます。自己申告の問題。それっぽい数字を記録して自分が出したと嘘をつく事も出来ますが、それであなたは満足か?楽しいか?楽しかったか?満足出来たか?何か得るものはあったか?
今、自分に正直である事、自分の能力を磨く事こそがシュウォッチの楽しみ方となりました。

では、いざ。




履歴:
2008.10.12 公開。