Record of everyday scenery.

とあるひのコタツガ logfile


2004/03/23 (Tue)

GEISAI 5
予定どおりGEISAI-5の感想。
googleで検索しても、あまり感想とかレポートとか引っかからないのね。

日曜に家に帰ってきたあとで考えてみて、あーこりゃ否定的な感想が多そうだなーなんて思ったんですが、まずそのあたりから。
入場料1500円。模型イベントのついでに寄った人にとっては、高いと感じるかも知れませんね。TAT-CON 500円、WHF横浜 700円だから。まぁ冊子の内容と会場の規模とゲスト出演料を考えれば妥当と思うんですけどね。
で、入場して最初に感じるのが、タバコくさい事。入り口のすぐ外が喫煙所なんですが、会場内がなぜか負圧になっていて、タバコの煙が会場内に入ってくるんです。入り口付近は前回大会の優秀者と電源使用者。なんか大変ですね。
でまぁ目当てもチェックしてないんで手前からまわるんですが、とにかく通路が狭いです。人三人がすれ違えるかどうかの幅です。客層的に大学生が多いと思うんですが、この人達の習性として地面に座るという行動が知られていますよね。両側座られたら、一方通行になるんですよ。座らなくても、展示の前に立たれても同じ。
会場は左右に分かれていて、壁際と中央の通りが広く取られていました。左右の作品スペースに入る横道はそれぞれ互い違いになっていて中央の通りは十字路になっていないので、人を中央の通りに出しやすいようになっているんですが、かといって中央の通りが通りやすいというわけじゃない。最もごった返している場所になっていました。
あと匂い。甘い匂いが鼻につきました。いろんなスペースから少しづつ臭ってきて、結構気持ち悪かったです。展示品の匂いだと思うんですが。それに加えてマクドナルド臭いのがプラスされて、吐きそうでした。周りの人は平気な感じでしたが、わたしだけかなぁ。
電源使用スペースではMacintoshというかiBookがよく目につきました。ここでカチンと。Mac置いてあったらアートですか?iBookはセンスいいんですか?道具でしょ、それ。画材でしょ、それ。Mac買ってきて置いたら作品ですか?確かに画面の中で動いている映像は何週間も何か月もかかって作った苦心の作かも知れませんが、Macという器を覗き込まないと気付かないというか、その作品は完全に見た目はMacです。なんかねぇ、作りたい作品があって道具としてMacを選んだ、じゃなくて、Macで作品を作るというお題で作ったみたいで。
そして音。会場BGM。曲が変わって、ちょっとテンポが変わり、あーなんか始まるのかなーなんて思いながら待ってるんですが、何も始まらない。ただ単に曲が変わっただけ。それがなんとも拍子抜けでアレでした。

こんな調子で2周まわりました。
...だめだ。こんな事じゃ、わたし、会場に押し潰される...五感のうち、触覚、嗅覚、聴覚と、半分以上に不快感が出てる...
芸術でしょ?
アートでしょ?
それらについて、広い場所に出て数分考え込みました。
そして気付きました。わたしが今思った事は、デザインだ。会場デザインだ。個々の作品がどうのこうのじゃない。見方が間違っていたんだ。
これからどうする?わたしならどうする?ここで何をする?と考え、そうだ、ポストカード集を作ろう、と思い立ちました。各スペースでは作品のポストカード、または作品としてポストカードを配布、販売している所が結構ありました。それらを、わたしというフィルタを通して集めてポストカード集を作る事にしました。販売と言っても一枚100円から高くても150円程度だし。収集条件としては、
村上隆系は全部スルー(お手本を真似してどうすんだ)。
ダリ系、ゲルニカ系もスルー(アートとしては安易です)。
気持ち悪い系もスルー(気分悪くしてどうすんだ)。
有名な俺様が来てやったぜ系ももちろんスルー(何様だ)。
そんなわけで会場角から順にまわり直しました。

ママピースさん。お子さんの絵の絵はがき。うわ。いきなり来た。無垢な幼児が自由に描いた絵ですよ。もうゲットするしかないじゃないですか。

mobileのmasako.yodaさん。たしかこちらだと思うんですが、「どうですか?」と聞かれたので、曖昧に「いやー、わたしには難しいですねぇ。」とか答えてしまいましたが、文頭に書いた事で頭がいっぱいだったんで、ギリギリな感じでした(笑)。

OOTAKUMIKOさん。いわゆるキマヒキマさんですね。GEISAI5パンフレットには「アートを作って売って生きる」とか書いてあるページがありますが、こちらの作品が今回の中で一番 product という感じがしましたね。 work ではなく。

藤永 結さん。右の写真の人です。子どもたちが歌っている絵とかが惹かれました。

セノシズカさん。なんかポストカードを一枚オマケしてもらった(^^;。基本的に絵がうまいのと色使いが上手いんですね。

広瀬祥子さん。可愛い絵がエチくて良かったです。

鈴木 真琴さん。暗くて広い世界の中にたたずむ自分、という解釈をしましたが。絵にストーリーが感じられます。

あしざわまさひとさんの、だらだら人形。ゆっくり頭と胴体がまわって、だらだら寝返りを打ってる人形で、なんか、ずっと見てたかったです。

よこやまななえさん。ちょっとカタログ中どこに載ってるか判らなかったんですが。町中に鳴るサイレンの音を泣きながら耳を塞ぐ少女の絵とか、かなり好きです。うわ、すげぇ、とか思いました。

えー、あとはポストカードだけあって名前がわかりません。全部で合計28枚。
帰りに無印行ってポストカード入れ買って、パンフレット切ってインデックス作って一冊のアルバムにしました。あ、パンフレットは端切ってスキャナで取り込んでpdfにしちゃったんで、紙としてはもう不要だったから。

あー、長くなりましたが、こんな感じでわたしなりにGEISAIを楽しんでみました。

推賞環境:Safari, FOMA
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