初冬の庭

初冬の庭、にしてはやや紅葉が鮮やかすぎる気がしますがこの絵を描いていた（2003年）11月末はあまり寒くなく、正に秋の終わりと言った風情でした。
絵というものは描いているときの気分や気候、季節感に大きく左右されるものなのでカレンダー的な季節感と体感的な季節がずれるときがままありますね。

この絵は元々当サイトの解説6周年のご挨拶用に描いたものです。
これまた急遽思い出して冬コミの準備の合間を縫って描き上げました。

やや前後の絵と雰囲気が違うのはこの絵が元々1999年頃に描き始められた絵だからです。
当時もやはり丁度今時分の季節でしたので絵の中の女性も同じく冬の装いです。

ただ描いた当初は雨の冬にするつもりだったので手に持っていたのも傘の柄だったのですが既に描き始めから4年が経ち当時何を考えて（何をモチーフにしようとして）傘を描こうと思ったのかはもう解りません。
と言うことで傘の柄を竹箒に描き直して庭掃除にしてみました。

自宅の庭にこうした鬱蒼と繁る紅葉の木々がある所などそう無いとは思いますけど、それも又風景と言うことで。

因みにモデルは「ToHeart」の”いいんちょ”です。
サイト開設の頃はまっていたゲームでもありますし、これも又縁かな、と言うことで。