眩しい季節



この絵を描き上げたのは七月一日、奇しくも今年一番の暑さとも言われ、
正に夏到来を確信させる暑い日です。

久しぶりの晴れの日は、忘れていた夏の日差しを否応もなく思い出させると共に
息をする毎に肺に入り込んでくる熱気をも感じさせます。

しかし今、取りあえずは長く続いた梅雨の曇りと雨の日を忘れて洗濯をし、
表を手ぶらで歩ける気ままな休日を楽しもうってな感じのイメージです。

少しメリハリが弱いような、相変わらず光らせ過ぎたような、ちょっとやりすぎた感も漂いますが
取りあえずは今目の前に広がる眩しい光景をイメージした絵に仕上げてみました。

(ここからは与太話)
本当は背景に澄み切った青空を大きく取って広角っぽい画面に仕立て上げようと思ったのですが
そうすると人物も若干パースを効かせ気味にしなければいけないと言うことに人物を描き上げてから気がついたのと
背景に使おうと思った青空の写真が今一思い通りに撮れていなかったのとで断念しました。
前者はいつもの「人間を描き上げてから背景を考える」事の弱点が出てしまったと言うことですね。

使っているデジカメは小型軽量で資料集めの取材では大変便利な機種で、そうした目的には
威力を発揮するのですが、残念ながらかなりJpeg荒れが酷いのと、画面中央から同心円上に
色味が変わっていく傾向が強く素材として使うのにはやや力不足のような気がします。

これが本機特有の現象(性能?)なのかは分かりませんが、こうした素材用に
高性能のデジカメを買うべきなのか・・・
画像の綺麗さで言えば銀鉛カメラにするべきなのでしょうが、流石に面倒くさいですしねぇ・・・

素材用には大型(大口径CCD)で尚且、時間がかかっても良いので
無圧縮形式での保存が可能な機種(あるのか?)を選ぶべきなんでしょうね。

しかしレンズの画角や傾向をも模して絵を描くのは難しいです。アニメーターの人は凄いなぁ。
それと、レンズでのボケと単純なぼかしは見た目がはっきりと異なるので
そうした事の再現も難しいです。いや、別に写真っぽく描こうとは余り思っていないのですが・・・
その所為で面白味に欠ける画面になりがちなのは何とかしないといけないと思ってます。
 



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