「見てみろよ、綾香。のどかな風景だよな。 ・・・て、それどころじゃねえか。」
 ローカル線の電車に揺られ、俺たちは都会の喧噪から逃れていた。
 本来、俺と二人きりの遠出は 彼女ら猫娘の間じゃ御法度になっている。が、あえてその禁を綾香が破ることに 同意してやった。俺の出す条件を呑むかわりに・・・ 。
綾「んんっ・・・ んくっ・・・ ああぁっ・・・ こっ・・・ これじゃ・・・ 私、楽しめないよ。。。」
 「そっか? 俺には、楽しんでるようにみえるぜ。」
綾「そんなこと・・・ ない。」
 クリと乳頭を道具によって攻められ、綾香は 車外の風景を楽しむ余裕なんてあるわけもなかった。
 「もっと楽しめよ、綾香。おまえの我が儘を聞いてやってるんだぜ。
 それとも、・・・ 帰るか?」
綾「 ・・・帰るわけにはいかない。」
 綾香は、快感をグッと堪えながら 答えた。
 いじらしい姿だ。
 が、それができるのは 綾香だけではないはずだ。他の猫娘にも、きっとできる。
 「んなら、もっと俺を楽しませてくれ。」
 俺は、ゆっくりとリモコンのメモリをあげた。
綾「んんんっ・・・ ダメッ・・・ くうっううっ・・・ イクッ・・・ イッ・・・ クゥゥゥ〜〜〜・・・ 」
 増大した刺激に耐えられず、吐き出される快感の声を 自らの手で塞ぎ、綾香は 今日何度目かの絶頂を迎えた。
 「いまんとこは、これくらいにしといてやるか。まだ、夜があるからな。
 着いたら、起こしてやるから ゆっくり休んでろ。」
 俺は、スイッチを切ると クテッとなっている綾香の膝に俺の上着をかけてやった。
 失神したのか、まったく反応はない。
 窓から吹き込む風が、気持ちよくて 眠くなるぜ。街の電車じゃ、感じることのない感覚。旅に出ているということが、気持ちを落ち着かせているんだ。
 だからといって、俺まで眠っちゃ 車掌さんに起こされることになりそうだ。それは、少しみっともないと思う。
 我慢したいのだが、こう電車の揺れが気持ちいいと 抗うのが難しいぜ。
雪「だめだよ・・・ あっこ。」
秋「だって・・・ あんなの見たら・・・ 我慢できないよ。」
雪「あっ・・・ んっ・・・ だめだって・・・ 」
 俺にとっては、聞き慣れたような言葉が 聞こえてくる。
秋「そんなこと言ったって、ゆっこのここ ビチョビチョだよ。」
雪「本当に・・・ やめて・・・ ここじゃ・・・ 」
 女の子二人組か。。。
 俺たちに触発されて、発情しちまったんだな。
 二両編成のこの電車には、俺たち以外に客はいないようだし 面白いことになりそうだ。
 「声が聞こえるのは、俺の後ろのボックス席か。」
 俺は、気づかれないように体勢を変え 後ろを向くと ゆっくりと背もたれの上から彼女たちのいる席を見た。古い車両なんで、背もたれが高いのは不便とみるべきか 便利とみるべきか微妙なところだ。
 ・・・どうやら、俺と背向かいの席にいるようで このままじゃ見えない。
雪「んっ・・・ んんっ・・・ んん〜〜〜っっっっっっ・・・・・・・・・ 」
 攻められている女の子は、声を必死に殺している。
 俺は、さらに身を乗り出すことで 確認することにした。俺的に、横から覗くより 上から覗く方が好きだ。
雪「あっこ・・・ あああっ・・・ 私・・・ 私、イッちゃう・・・ 電車の中なのか・・・ イクッ・・・ ウウウウゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・ 」
 俺が、やっと覗いた瞬間 女の子は絶頂を迎えた。必死に湧き上がろうとする声を押し殺して 辛そうだ。
秋「ゆっこ、もうイッちゃったの?」
 攻めていた女の子は、驚いている。異常なシチュエーションが、絶頂を早めたことを すぐに理解できなかったのかもしれない。
秋「 ・・・・・・えっ!?」
 女の子が、不意に上を向いたんで 覗いてた俺と目が合った。
 「よおっ。」
 目が見開いて驚いてる女の子に、俺は声を掛けた。
秋「 ・・・ ・・・ 」
 どうやら、固まってるみたいで ピクリとも動かない。瞬間的に悲鳴をあげられるより、対処は楽だろう。
 また、それは絶好のチャンスでもある。このチャンスを逃せば、彼女たちを逃してしまう。
 俺は、頭を引っ込めると 彼女たちのいる隣のボックス席へと移ることにした。行動は、迅速に行わなければ チャンスを逃す。タイミングは、綾香たち猫娘たちとの経験で見に染みついてるんで 迷いはない。彼女たちが、覗きだけで済ましていたんなら たぶん放っておいただろう。
 「悲鳴あげるなよ。」
 俺は、彼女たちの向かいに腰掛けて言った。絶頂の余韻から醒めない女の子と、驚きか恐怖で固まっている女の子。彼女たちは、どんな反応を見せてくれるんだろうな。
 「別に、脅すつもりはないし 覗きはお互い様だろ?
 覗いて、あんなことてたんだから 俺が綾香に何してたんかわかってるんだろ?」
 俺は、ゆっくりと 平然として言った。彼女たちにみられたことに、何も怒っちゃいないんだから 声色を変える必要もないんだしな。
雪「えっ・・・ えっ!?」
秋「ゆっこ、落ち着いてっ!」
 やっと俺に気づいた女の子が、慌てた娘を制止している。
 「んんんっ! んんっ!!」
 口を押さえられて、もがいている。
 衣服が、乱れたまんまなんだけどなぁ〜。
 「落ち着いて・・・ ね。大丈夫だから。。。」
 「んっ・・・ んっ・・・ 。」
 俺を怯えたような目で見ながらも、落ち着けないでいる。
 「いいのか? 悲鳴を上げれば、隣の車両の人がやってきて その乱れた姿まで見られるぜ。こんなローカル線に乗ってるくらいだから、もしかしたら顔見知りかもなぁ。」
雪「んっ!?・・・ 」
 俺の言葉に、状況を理解することができたのか 一言唸った後 静かになった。そして、ゴソゴソと乱れた服を直している。
 「さっきも言ったんだが、別に脅すつもりはない。俺たちにしても、そっちが気づくと判ってやったことだしな。でも、まさかレズるとは思わなかったぜ。」
秋「うっ・・・ だって・・・ 」
 「俺は、見慣れてるんでな。だが、男同士のはごめんだぜ。」
 美しくもないし、興味もない。見たくもない。とにかく、関心もない。
秋「見慣れてるって・・・ 私たちをどうするつもりなの? 続きをさせたいの?」
 「そう身構えるなって。連れがのびちまってるんで、話し相手になってくれればいいさ。」
雪「 ・・・そんなこと言って・・・ 私たちの躰が目当てなんじゃないの?」
 イかされていた女の子は、落ち着きを見せ 俺に食いかかってきた。
 「そうだな・・・ あんたたち、結構かわいいからな・・・ 俺の相手してくれるのか?」
 「いやっ!」×2
 「ハモって言うなよ。俺だって、綾香に殺されたくないんでな。あいつが見てない所じゃ、何もしない。」
 今回は、状況が状況なんで 事後承諾の可能性もあるけどな。
秋「あいつって、一緒にいた女の人?」
 「ああ。俺より強いぜ。本気で怒らせたら、瞬殺されかねない。」
雪「嘘・・・ あんな綺麗な人が?」
 「まあな。可愛い奴なんだけどな。」
秋「そうじゃなかったら、付き合ってらんないわよねぇ〜 あははっ。」
 「ひでぇなぁ〜。」
 警戒していた彼女たちも、綾香をネタにしたくらいから 打ち解けてきた感じがする。
雪「あの・・・ あれって、調教って・・・ 言うの?」
 「ん? あ、ああ。そうだぜ。約束もあったかんな。興味あるのか?」
雪「 ・・・ ・・・ 」
 「人目に触れる畏れのある場所では、リスクがあり過ぎて まずしないんだが・・・ 今回は、特別なんだ。あんたらしかこの車両に乗ってないの判ってたし、見られてもいいって思ったかんな。」
秋「あんたらっ・・・ て、私には秋子って名前があるんだから。。。」
 「悪ぃ、悪ぃ。俺は、浩之だ。そっちで寝てんのが、綾香だ。よろしくな秋子ちゃん。」
 攻めの元気な女の子は、秋子と名のった。感じは、夏子って感じの娘だ。
雪「わ・・・ 私は、雪子・・・ です。」
 「ああ、よろしくな雪子ちゃん」
 受けの女の子は、雪子と言った。控えめな感じの女の子だが、芯は強そうだ。
秋「ねえっ、あんなこと いつもしてるの?」
 「あんなこと? あ・・・ ああ。さっきも言ったように、本来 外ではやらない。ていうか、綾香には始めてだな。」
秋「ふ〜ん。。。」
雪「には・・・ て、・・・ 他にもいるってこと?」
 雪子は、俺の言葉を聞き逃さなかった。普通なら、気にも留めない一瞬の言葉なのだが 聞き逃さなかったことには驚かされる。
 「 ・・・ 」
秋「そうなの? ねえ、そうなの!?」
 秋子は、興味津々で 目を輝かせている。俺が、話すまで離してくれそうにないな。
 「まあ・・・ いろいろあってな。」
秋「んふふっ、聞かせてくれる? もちろん、聞かせてくれるわよね?」
 「んなこと言ったって、時間ねえぞ。」
秋「大丈夫。この電車乗ってるってことは、落葉温泉に行くんでしょ?」
 「そうだが?」
秋「あそこって、温泉宿 うちしかないのよね。」
 「 ・・・というと・・・ 。」
秋「私たちの親が経営してるの。」
雪「私たちは、従姉妹です。私たちの両親が、温泉宿をやってます。」
 姉妹にしゃ、不思議な感じがしていたが 従姉妹だったとはな。
 それにしても、秋子は以外と頭が切れるようだ。
 「んで?」
秋「まだわかんないの?
 今夜、浩之たちの部屋にお邪魔するってことよ。いろいろと、お話聞きたいもの。」
 秋子は、当たり前だとばかりに言うし 聞かない構えだ。雪子も、秋子に付いてくるだろう。秋子一人で、俺たちのところへ行かせたくないのと 自分の興味から来るのだろう。
 「まだ、そこに行くって言ってねえだろ!」
秋「じゃあ、どこに泊まるか言ってみてよ。」
 「うっ・・・ 落葉温泉旅館・・・ だ。」
秋「んふふっ、今夜が楽しみだわぁ。どんなお話が聞かせてもらえるのか、ワクワクする。」
 「ちょっと待てよ、秋子ちゃん。部屋に入れるなんて、一言も言ってねえぞ。
 それに、俺たちはノンビリしにきたんだからな。」
秋「なんにもない田舎の旅館なのよぉ。電車の中であんなことしちゃう人たちが、大人しくしてられると思わないけどなぁ〜。」
 ダメだ・・・ 秋子は、何が何でも来るつもりだ。
綾「いいじゃない、浩之。」
 「綾香!?」
綾「私を放っておいて、楽しそうじゃない? 寂しかったわよ。。。」
 後が怖いぜ。二人きりになりたいのに、それを邪魔されたんだから その怒りは俺だけじゃなくて この二人にも向けられそうだ。
 「おまえが、起きないからだろが。」
綾「目が覚めるまで、傍に居てくれないの?」
 「すぐ隣にいたぞ。」
綾「優しくないっ!」
 「 ・・・そんなこと言っていいのか?」
 俺は、秋子と雪子に気づかれないように リモコンの存在をちらつかせた。
綾「うっ・・・ でも・・・ 」
秋「私も、優しくないと思う。ねっ、ゆっこ!」
雪「うん・・・ そう思う。」
 こいつら・・・ 綾香は後でお仕置きとして 秋子と雪子も堕としたくなったぜ。今回は、後腐れねえようにしねえとな。
 「優しくない・・・ か。なら、見せてやるよ。。。」
 「えっ!?」×2
 「自分ん家なら、俺たちが泊まる部屋は 自分で調べられるだろ。晩飯の後だったら、いつでもいいから 来な。」
秋「いいの?」
 即答だった。普通なら疑うもんだ。迷いもするもんだ。
秋「最初から、訪ねるつもりだったしね。許しが出たんだから、気兼ねなく行けるわ。」

***
綾「美味しかったね、浩之。」
 「ああ、美味かった。」
 夕食を堪能した俺たち。ありきたりのコース料理ではなく、素朴な田舎料理のみを頼んでおいたのは 正解だった。俺は良いとして、綾香は美味い物を食べ慣れてる事を考慮しての選択だった。
綾「ねえ・・・ あれから何もしないけど、いいの?
 そりゃ、私は楽しめたからいいよ。でも・・・ 」
 「綾香が、大声で喘いでもいいように離れの部屋をとったんだが 思わぬ効果も付いてきたな。」
綾「私一人じゃ、浩之を満足させられないんだ・・・ 」
 綾香は、自分の不甲斐なさを嘆いているのか。
 「そんなことは、思っていないぜ。それにな、電車の中で綾香が失神した時に 夜までは何もしないと決めてたんだ。」
綾「そうなの? 知らなかった。。。
 でも、あの娘たち 来るんでしょ?」
 「来るだろうな。嫌か?」
綾「せっかくの二人きりなのに・・・ 。」
綾香の落胆ぶりから、どれだけ期待していたのかが伺える。残念がるその姿がかわいくって、また虐めたくなるぜ。
 「口封じもせにゃいかんからな。とりあえずは、来てくれんと困るぞ。」
綾「そうだけど・・・ 。」
 綾香からしてみれば、貴重な時間を取られるというより 俺を取られる心配をしているようだ。
 「あいつらは、俺に興味があるんじゃないと思うぜ。」
綾「え?」
 「俺たちのすることに興味があると思うぞ。」
綾「そうなのかな? そうかもしれないような気もするけど。」
 「俺たちは、エロ本と一緒だってことだな。」
綾「それって、失礼しちゃうわね。」
 例えは悪いが、そういうことなんだ。生きた教材とも言える。
 「だから、あの二人には 身をもって感じてもらうのさ。」
綾「そうね。。。
 でも、あの娘たち たぶん二人とも処女よ。破るの?」
 「俺が、無理矢理犯ると思うか?」
綾「ううん。。。」
 「強姦はしないさ。彼女たちが、求めれば応じるけどな。」
 彼女たちから、求めるように仕向ける。彼女たちは、必ず求めてくる。
綾「 ・・・そう・・・ 。」
 「もちろん、綾香も手伝ってくれるだろ?」
綾「それは、ご主人様としての命令?」
 「そうだ。」
綾「わかったわ。」
 綾香は、猫娘として俺に従い 俺の命令一つでなんでもする猫娘として 彼女たちと向き合う決心をした。彼女たちの処女を散らせと言えば、躊躇しないだろう。反対に、彼女たちのおもちゃにさせることもできる。
 「道具は、持ってきているのか?」
綾「持ってきてるけど・・・ 。」
 「見せてみろよ。」
綾「う、うん。。。」
 綾香は、部屋の隅にあった段ボール箱を取って 持ってきた。俺たちが着いた時には、すでにあったが 俺は別段気にはしていなかった物だ。
 「その箱は?」
綾「えっと・・・ かわいがってもらうのに必要かなと思って 宅配で送っておいた物。
 でも、まさか 他の人に使うことになるなんて思いもしなかった。。。」
 「貸してみろっ。」
 俺は、綾香に詰め寄ると 受け取り箱を開けた。箱の中には、いつも使ってる物が ぎっしりと入っている。新しい物はないが、ほとんどの物が入ってるみたいだな。つまり、俺たちだけだったら 必要のない余計な物まで入ってるってことだ。
 「綾香、これで俺に何をする気だったんだ?」
 バイブ付きのパンツを取り上げて、綾香に見せた。女性が、女性を攻めるのに使う物が 本来必要であるはずもない。俺は、綾香に犯されるのは嫌だぞ。。。
綾「何も考えずに詰め込んだから・・・ 。」
 「綾香にしては、珍しいな。」
綾「まあね。浮かれてたって事もあるからかな。
 でも、無駄にならなくて済みそうね。」
 「そのようだな。
 他にも、道具だけじゃなくて ローションや薬まで入ってるぞ。まるで、これからのことを予感していたかのようだな。」
綾「私にとっては、残念なことだけどね。」
 綾香は、俺と二人きりの夜を過ごせそうにないことに まだ不満を持ってるようだ。
 「その不満は、これから来る訪問者に向けるんだな。綾香は、オールラウンドプレーヤーだから 自分の思った展開に持っていけるさ。
 秋子たちだって、ある程度の期待はしてるんだろうし 覚悟もしてくるはずだ。」
綾「そうよね。」
 慣れ以外なにものでもないこの展開に、綾香は含みを込めた笑顔で答えた。
 こういう時の綾香は、容赦ないとこがあるから 秋子たちが気の毒と思うぜ。
 「とりあえずは、俺たち本来の目的を果たしていこうぜ。」
綾「本来の目的?」
 「ゆっくり二人で過ごすんだろ? さっきは、大露天風呂に入ってきたから 今度はここの風呂に入るぞ。」
綾「うんっ!」

***
綾「あの娘たち、このまま来なかったらいいのになぁ〜。。。」
 もうすぐ日付も変わろうとしている。なのに、まだ来ない。秋子の感じだと、早いうちに来そうだし 家の手伝いで現れそうなものだった。
 「だったら、もう寝るぞ。」
綾「ねえ、抱きついて寝ていい?」
 「ああ。」
 カタッ
 「 ・・・来たみたいだな。」
綾「そうね。。。ほんと、お邪魔虫なんだから。」
 綾香の気が、一瞬で戦闘モードになったような感じられる。
 「二人とも、入って来ないのか?」
秋「ゆっこのせいで、ばれちゃったじゃない。。。」
 そう言った後、秋子はゆっくりと戸を開けて現れた。後ろに雪子もいる。
 「覗きは良くないぞ。来ることになってたんだから、堂々と入ってこればいいものを。」
秋「だって・・・ 。」
 多少は、俺たちの邪魔をすることに後ろめたい気もあるのか 秋子は俯いていた。
 「とにかく、鍵をかって 入って来いよ。」
 彼女たちが来るということで、最初から鍵をかけていなかったのだから 覗き見されたと言ってもいいな。
 雪子が、鍵をかり 無言で入ってきて 内戸を閉めた。
 二人して、戸の前にちょこんと座る。
 「また覗きとは、いい趣味だな。そのうち、痛い目みるぞ。」
秋「だって、あんな甘々なシーンが見られるとは思わなかったし。」
 「秋子ちゃんは、またHしてるとこが見れると思ってたのかな?」
秋「そっ、そうじゃないけど・・・ 。」
 「まあ、いいさ。それにしても、随分遅かったな。」
秋「両親が、寝静まるのを待ってから 来たの。」
 「慎重なんだな。」
秋「一応はね。」
 朝、起こしに来られていなかったら どう言い訳するつもりなんだ?
 「綾香、彼女たちに 飲み物でも出してやってくれ。」
綾「そうね。」
秋「お構いなく。私たち、お客様にそんなことしてもらいたくないよ。」
 「今は、そっちがお客さんだ。」
秋「でも・・・ 。」
 秋子は、遠慮している。昼間とは、ちと雰囲気が違う感じだ。
綾「はい、どうぞ。」
 用意してあった薬入りドリンクを、コップに注ぎ 差し出す綾香。一口でも飲めば効く程の薬が入っている。これから始まることの第一歩だ。
 「雪子ちゃんも、遠慮無く飲んでくれよ。家から持ってきた、綾香特製のジュースなんだ。」
 薬入りジュースと言うより、薬を薄めたジュースと言った方がいいんだよな あれ。
雪「あ・・・ ありがとう・・・ ございます。」
 俺から差し出されたコップに、雪子は反射的に手を差し出した。
 「ほら、雪子ちゃんは受け取ってくれだぞ。」
 秋子にも、コップを差し出す。
秋「変な物・・・ 混ぜてないでしょうねぇ?」
 「入ってねえよ。」
 コップに入ってる物の主成分が、普通じゃないんだから 後からは混ぜてはいないぜ。
 「俺たちに、いろいろ聞きたいことがあるんなら 多少唇を湿らせといた方がいいぜ。それに、喉もな。覗きしてて、乾いてんじゃないのか?」
秋「ほっといてよ。なんか怪しいなぁ〜・・・ 。」
 「飲みたくなければいいさ。雪子ちゃんは、飲んでるみたいだけどな。」
 雪子は、コップに口を付けていた。喉が動くのを見ると、飲んでいることは間違いなさそうだ。
秋「ゆっ・・・ こ・・・ 大丈夫?」
雪「 ・・・ちょっと変な味だけど、美味しいよ。」
 雪子は、用心深いのか そうじゃないのか わからない。あんだけ俺を警戒してたんなら、普通は簡単に出された物を口にしないよな。。。
秋「そう・・・ なの?」
 秋子は、雪子を心配しながらも 飲み始めた。
秋「何これぇ〜・・・ 変な味ぃ〜〜・・・ 」
雪「そうかな?」
秋「ゆっこは、昔から変わった味のジュース 平気で飲んでたの忘れてた。。。」
 秋子は、覚悟を決めたようにして 一気に煽って飲み干した。
綾「私の姉さんが作った物なのよ。」
秋「こんなの、いつも飲まされてるの?」
 秋子の口には、合わなかったらしい。
綾「飲んだことないわよ。だって、私には必要ないもの。」
秋「なっ!? ・・・浩之はどうなの?」
 「俺か? 俺にも必要ないから、飲んだことねえな。」
 俺が飲んだら、倒れるまで猫娘たちとしまくるんじゃないかという恐怖もある。
秋「そんなもん、私たちに飲ませて・・・ どうする気なのよ?」
 「俺たちが、楽しむための準備さ。」
雪「あっこ・・・ 私・・・ 躰が熱い・・・ の・・・ 。」
 雪子に、早くも効果が現れてきた。
 「どんな感じだ、雪子ちゃん?」
雪「躰が熱くなって・・・ 躰に力が入ら・・・ ない。。」
秋「いやっ・・・ 私、帰るっ! ・・・えっ!?」
 秋子は、雪子の様子から危険を感じたらしく すぐに逃げようと立ち上がろうとしたが、無駄だった。薬が、効き始めたのか 立つことさえもできなかったのだ。なんちゅう即効性。恐るべき先輩の魔法薬。
 「綾香、鍵の確認をしてこいっ!」
綾「OK!」
 「さて・・・ と・・・ 。」
 秋子と雪子は、寄り添って潤んだ瞳で 俺を見ていた。
 「そう怖がるなって。無理もないけどな。
 俺たちのを見てるだけじゃ面白くないと思って、参加させてやろうというんだ。喜んでくれよ。」
秋「かっ・・・ てな・・・ ことを・・・ 。」 
綾「ここに来たってことは、少なからず来たいしてたってことでしょ? それを実現させてあげようってんだから、私たちって優しいんじゃない?」
 それは、とらえ方の違いでもあるが 終わってみなければ判断のしようもないと思うぜ。
綾「とりあえずは、もうちょっと大人しくしててほしいから・・・ 追加ね。」
 綾香は、スポイトで原液を吸うと 秋子の唇に垂らした。口をつぐんでいても、わずかな隙間から 口の中に入っていく。少しでも入ってしまえば良いのだから、無駄な抵抗だ。
 「雪子。」
雪「やぁ・・・ ああ・・・ 」
 俺が、頬をさすると ビクッとして声を上げる雪子。
 「汚れるから、寝間着 脱ごうな。」
雪「やぁ・・・ いやぁ・・・ 」
 「気づいてないのか?
 すでに、雪子の愛液が ズボンまで染みてんだぜ。このまま放っておいてもいいが、二人が どこまでいやらしい液で寝間着を汚せるか 視姦されるだけだぜ。それに、躯の疼きを どれだけ我慢してられるんだ?」
雪「 ・・・ ・・・ 」
秋「くっ・・・・・・ 」
 「今なら、まだ薬のせいにできるぞ。自分の本当の意志で裸になったんじゃないってな。」
 そう自分言い聞かせても、堕ちてしまえば 一緒だ。
秋「 ・・・好きに・・・ すれば。。。」
 「雪子は?」
雪「 ・・・うん。」
 二人は、覚悟を決めた。というより、諦めたのだろう。まだ、何をされるのか判らない時点で 覚悟を決めることはできないのだ。
 「んじゃ、寝室に行こうか。俺は雪子を運ぶから、秋子を頼むぜ 綾香。」
綾「うん。」
 雪子は、畳の上に躰を横たえ 目だけが俺を追っている。
 俺は、雪子を後ろから抱きかかえると 持ち上げ 運んだ。軽い躰・・・ 肉付きが少ない感じだ。胸も薄い。
綾「秋子、意外と華奢なのね。胸も、まあまあだし。」
 綾香のプロポーションに勝てる奴は、そうはいないぞ。綾香からみれば、みんな下ってことだ。例外は、知ってる限りでは先輩とレミィくらいか。委員長は、次点ってとこかな。
 二人を布団の上に寝かせて、改めて見ると 二人とも秘所を中心として 大きな染みを作っている。グッショリだ。薬の効果が、これ程とは。。。
綾「はいはい、脱ぎ脱ぎしましょうね。 ・・・あらっ、なかなかいい趣味の下着。。。」
 俺が、関心してるうちに 綾香は雪子を脱がせ始めた。諦めている雪子は、一言も発さず されるがままだ。
 しかし、よく考えてみれば 疑いもなく薬入りドリンクを飲んだのではなく 何か来たいがあったのではないかと思える。そう、実は 雪子は積極的な女の子なのではないかということだ。
綾「あなた、勝負下着履いてるってことは 覚悟はできてるのね。」
 綾香は、哀れんだ感じで言った。
 「いいじゃないか。雪子が、望んだことなんだから 応えてやろうぜ。」
綾「浩之は、ただ犯りたいだけじゃないの?」
 「綾香、おまえは俺のなんなのか判ってるよな?」
綾「あっ・・・ うん。。。」
 「なら、今ここで準備するんだ!」
綾「 ・・・はい。」
 綾香は、雪子を下着姿にしたまま 自分の浴衣を脱ぎ 裸になった。
 「二人とも、見てることぐらいできるだろ。綾香の本当の姿をみせてやるよ。」
 二人の目は、綾香を追っている。二人の驚く表情が見物だ。
 「綾香、尻尾を入れるところを見せてやるんだ。」
綾「そんなっ・・・ は・・・ はい。」
 隅で尻尾を入れようとした綾香を止めた。ここでと言ったのに、逃げんなよ。
綾「あの・・・ ここでいいのかな?」
 「ああ。二人に良く見せてやるんだぜ。
 二人も、ちゃんと見てないと ダメだぜ。見てなかったら、酷いことするぜ。」
 綾香は、秋子と雪子の間に 二人の顔に尻を向けるようにして 四つん這いになった。そして、伏せるように できるだけ躰を低くした。それで、二人には 綾香の秘所もアヌスも良く見えるはずだ。
綾「恥ずかしい・・・ でも、よく見ててね。」
 綾香は、ローションを塗った接続プラグの端を アヌスへと導いていった。
 猫娘の尻尾の形をしたそれに、二人とも驚いている。
綾「んっ・・・ 。」
 クチュッ・・・ チュッ・・・ プチュッ・・・
 アヌスの皺をかき分けるように、穴へと入っていく接続プラグ。
綾「んんっ! ・・・んああっ・・・ んんんっっっ・・・ 」
 ズプッと、尻尾の根元まで入り 神経接続が開始される。
 尻尾でさえ、二人には未知の物なのに それをアヌスに入れるとは思いもよらなかっただろう。驚いているところへと綾香の呻き声は、恐怖をかき立てるのに十分だ。
秋「 ・・・。」
雪「 ・・・。」
 目を逸らすこともできず、絶句している二人。薬で声が出せないのではないな。
 ピョコッ・・・ パタッパタッ・・・
綾「んん〜、 ・・・んっ? ・・・異常ないようね。」
 綾香は、いろいろと尻尾を動かし 具合を確かめていた。
綾「どおかな、私の尻尾?」
 尻尾で、秋子と雪子の頬を撫でる綾香。その行為は、挑発的でもあるし 官能的でもある。
 「そんなに濡らしながら、なにやってんだか。」
綾「えへへっ、いつも用意する時より ずっと感じちゃった。」
 「みたいだな。
 だが、今夜のことは 一時の戯れ。一夜の夢。日が昇れば、躯に刻まれた痕があろうとも 胸の奥へと納め隠さなければならない。それが、俺たちの誰にとっても よいことなんだ。」
綾「わかってる。この娘たちにも、しっかり判らせてあげる。」
 忘れなくするように気がするぞ。それでも、隠さなきゃならないようにしてやるぜ。
綾「どっちから犯るの?」
 「雪子だな。秋子より順応してるし なにより俺たちを見る目がいい。」
 秋子と違い、俺たちのすることに目を逸らさずに見ているのが よかった。自分の置かれてる状況を理解し、覚悟もできているのがわかる表情をしている。
綾「よかったわね、雪子。ご主人様は、気に入った娘には優しいわよ。」
 「綾香は、秋子を頼む。しっかり教えてやってくれ。」
綾「いいけど・・・ 私の好きなようにしてもいいんだよね?」
 「ああ。」
 綾香は、笑っている。
 「 ・・・行こうか、雪子。」
 俺は、雪子を抱き上げると 布団へと運ぶことにした。二人が転がってるとこじゃ、不便だし 気分も良くない。
綾「秋子も、行きましょ。」
 綾香は、秋子の両足をつかむと 引きずり出した。
 おいおい・・・ それじゃ、恨み買うだけだぞ。
 「雪子、十分濡れてっから このまま入れるぞ。」
 俺は、布団に雪子を降ろすと 脚を広げ秘所を露わにした。異性に初めて見せるであろう雪子の花園は、充血して赤い花を咲かせているようでもあった。
 躰の自由が利かず、諦めるしかない。従うしかない。あがらえないこの状況では、俺のすることを受け入れることしかできないのだ。
 抵抗のない雪子の脚の間に躰を入れ、モノを 開いたことのない秘所の入り口にあてる。
 雪子は、俺をみていた瞳を閉じ 意識を秘部に集めているようだ。
 「そんなに集中してると、すげぇ痛いぞ。」
 雪子の耳元に顔を近づけ、囁く。
 そんなことで、容易く解くことができるはずもないのはわかっている。
 先輩の薬には、鎮痛効果もあったはずだから もしかしたら痛くないかもしれん。痛みと快感は、別でもあり 一緒でもある。ただ、感じ方が違うのかもしれない。これから、雪子がどう感じるのか知りたいと思う。
綾「これから、あなたの大事な娘が 純血を失うわ。しっかり、その目に焼き付けておきなさい。」
 綾香は、俺たちの後ろに陣取っている。秋子に、破瓜の瞬間をみせようとしているのか。
 雪子の様子から、綾香たちの位置がわかってないみたいだし 何をしようとしているのかも気づいてないみたいだ。
 「入れるぞ。」
 グッ
 小陰唇をかき分け、未開の秘穴を押し開くべく 突く。
 顔が歪む、雪子。
 膣口は、周りの肉とともに窪み 最初の抵抗をみせる。それも、薬による弛緩と愛液で 意味を失せているようなものだ。
 ミシッ ミチッ ・・・
雪「いっ・・・ やぁ・・・ 」
 膣口は、押し開かれ 処女膜は弾切れようとしていた。
雪「痛い・・・ 痛いっ・・・ 痛いっ・・・ 」
 ブチッ プチプチッ
 ズプッ!
雪「くぅぅぅああああぁぁぁぁぁ・・・・・・・・ 」
 処女膜が散り、モノの三分の一が膣内に潜り込んだ。
 俺は、処女膜を突破したのを感じると 腰を押し付けるのを止めた。
 薬が、痛みを和らげてるはずなのに 感じる痛みを意識の中で増幅させているのを 雪子に感じる。
綾「見てご覧なさいよ。二人が、繋がったところから 赤い筋ができているわよ。」
秋「ゆっ・・・ こ・・・ 」
 雪子が、純血を失った瞬間を目の当たりに心境は どんなものだろう。
 俺は、奪うばかりで 奪われたことがない。奪われることになったら、俺はどうするだろうか。。。
 「雪子。。。」
雪「んんっ・・・ んっ・・・ 」
 苦痛の吐息を続ける雪子の唇を、俺は塞いだ。予想していなかったことか、雪子は驚いて 瞳を大きく見開いて 俺を見ている。
 ズププッ
雪「んっっ! ん〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっ・・・・・・・・ 」
 不意をついて、モノを奥へと進めると 傷口を擦られた刺激と子宮口を突かれたことで 悲鳴とともに肺の中の空気を俺に注いできた。
 「 ・・・奥まで入ったぜ。」
雪「あっ・・・ あっ・・・ あっ・・・ 」
 雪子は、パクパクと口を開くだけで 声になっていない。
綾「あんなに血が出ちゃって、痛そうぉ〜。秋子も、そう思うでしょ?」
 俺たちの結合部を見ている二人には、どんな風に見えているのだろう。破瓜の血が、どけだけ流れているのだろう。それが、秋子にどれだけの恐怖を与えたのだろうか。
綾「今は慣れちゃったけど、この太さで最初にされたら・・・ 」
 「動くぞ。」
 ズズッ
雪「ひゃっ・・・ 痛っ・・・ やめて・・・ 痛いっ・・・ 」
 「 ・・・本当に痛いのか?」
 薬の効果から、どれだけ痛みを感じているのかわからない。反射的に反応しているだけかもしれない。
雪「 ・・・う・・・ ん・・・ 」
 「本当に、泣き叫ぶほど痛いのか?」
 俺は、雪子の本心を知りたい。
雪「 ・・・・・・ううん・・・ 苦しいの。。。」
 「 ・・・なら、大丈夫だな。」
 ズプッ!
雪「んはぁっ!!」
 ジュプッ ジュプッ ジュプッ
 ジュプッ ジュプッ ジュプッ
 俺は、容赦なく腰を振った。
 雪子は、顔を歪めているが 甘い吐息を漏らし始めている。
 ジュプッ ジュプッ ジュプッ
 ジュプッ ジュプッ ジュプッ
綾「秋子、よく見ておきなさい。もうすぐ、熱いものが雪子の中に注がれるからね。」
 そう、新しい膣内に 俺のは爆発寸前だ。 ジュプッ ジュプッ ジュプッ 
 ジュプッ ジュプッ ジュプッ 
雪「んああっ・・・ ああぁ・・・ ああ・・・ 」
 「イクぞ、雪子っ!」
 ドクッ!
雪「 ・・・えっ!? ・・・う・・・ そ・・・ 」
 ドクッ ドクッ ・・・
雪「あ、熱いのが・・・ 入ってくる・・・・・・ 」
 雪子は、信じられないといった 驚いた表情をしている。
 ドプッ・・・ ドプッ・・・
 「どうだ? 初めて男の精を受けた感想わ?」
 俺は、雪子の耳元で 現実をわからせた。
雪「あっ・・・・・・ 」
 雪子は、ビクッとした後 何も言わなくなった。
 「気絶しちまったか。。。」
 中出しされたことが、ショックだったんだろう。
 ・・・クプッ
 俺は、動かなくなった人形のような雪子から 一物を抜いた。一度開いた花は、完全に閉じることはなかった。
綾「泣いてないで、よく見ておきなさい。」
 俺が、雪子の上から退くと 綾香は秋子の顔を雪子の秘所へと近づけさせた。
 陵辱され、口を開いたままの膣口を目の当たりにして 秋子は引きつっている。そして、奥から流れ出てきた精液に 一層恐怖を感じたのだろうか だだをこねる子供のような表情になった秋子。
綾「早く処置しないと、やばそうね。たっぷりと子宮に出したしね。」
 「 ・・・薬あるのか?」
 俺は、今になって気づいた。猫娘たちは、ピルを飲んでるから 中出しに対して気をつかっていない。それに、これまではすぐに薬を用意できたんだが 今は出先だ。帰ってから薬を送っても 間に合うのだろうか?
綾「たしか・・・ 一応・・・ あった!」
 綾香は、金属製のケースを探し出して 持ってきた。
綾「焦った? もうちょっと考えてくれないと困るわ。」
 「 ・・・面目ない。」
 綾香は、ケースを開け 3本ある小瓶の内1本を取りだした。蓋を開けると、中の液体を雪子のわずかに開いた唇の隙間へ 流し込んだ。
綾「これで、大丈夫かな。
 秋子も、安心しなさい。今、雪子に飲ませたのは 着底阻害剤なの。と言っても、わかんないかな。受精した卵子が、子宮の壁に付かないようにする薬ってこと。受精卵は、子宮に留まることもできず やがて排出される。悲しいことなんだけどね。」
 錯乱している秋子に、綾香の言葉はどれだけ届いたかわからない。
 「それで、次はどうする?」
綾「もちろん、続けるわよ。ここで止めたら、秋子の為にもならないと思うわ。」
 「そうだな。
 綾香・・・ 秋子に浣腸してやってくれ。」
綾「 ・・・はぁ〜、しょうがないわね。でも、吸引機がないから 綺麗になるまでちょっと時間かかるわよ。」
 「雪子をすぐに起こすのもなんだから、丁度いいんじゃないか。」
 秋子は、雪子の姿にショックを受けている。もしかしたら、興奮しているのかもしれない。
 「たまには、俺も手伝うぜ。」
綾「ありがと、ご主人様。」
 綾香は、少し怒ったように答えた。ちょっとだけ、秋子を気の毒に思ってのことだろう。
 「んじゃ、さっさとやるぜ。」
綾「はい、はい。」
 綾香は、呆れるように立ち上がった。
 「秋子、雪子とは違う体験をさせてやるからな。その為にも、まず綺麗になってもらうぜ。」
 パニクッてる秋子には、俺たちの話など理解できていまい。好都合なことではある。
綾「1ダースあればいいかな?」
 十分過ぎる量だ。
 「ああ。とりあえず、3個いってみようか。」
綾「初めての娘に、多くない?」
 「そう言いつつ、用意はするんだな。」
 綾香は、イチジクを包んである包装を破っていた。
綾「私が、何言ったってやるんだろうから 準備だけわね。」
 よくわかってるじゃねえか。
 「ほれっ、さっさと済まそうぜ。時間は限られてるんだ。」
 俺は、秋子の両足を掴むと持ち上げ 局部とアヌスを上に向け しやすいようにした。
 「ストッパーは?」
綾「ちゃんと、用意してます。紐付きよ。
 汚物まみれになるのは、嫌だからねぇ〜。」
 「片付けてくれそうな雪子は、くたばってるしな。」
綾「んじゃ、とりあえず一個目っ!」
 ツプッ・・・ チュゥ〜
 呆けている秋子に、始まりの一本目を入れた。秘所から溢れ流れた愛液が、菊座をも濡らしていたんで まったく抵抗さえできず侵入を許した。
秋「う・・・ あぁ・・・ 」
 一気に注入された浣腸液の冷たさが、秋子の精神を刺激し 目覚めさせたのか?
 ツプッ・・・ チュゥ〜
秋「やっ・・・ あぁぁ・・・ 」
綾「ちょぉ〜と苦しいかもしれないけど、我慢してね。」
 排泄しか知らなかっただろうアヌスからの侵入に、苦悶の表情をみせる秋子。
 ツプッ・・・ チュゥ〜
秋「くぅ・・・ ううっ・・・ 」
綾「これで、お終いだからね。あとは、しっかり我慢しなさい。出す時の爽快感は、格別よ。
 ・・・あなたたちが来なければ、こんなことにはならなかったのに。私とご主人様のささやかな幸せを奪った罪だと思ってね。」
 内心、ずいぶんと怒ってたんだな。
綾「我慢できるように、栓してあげるわね。」
 ヅプッ
秋「ん〜〜〜・・・ 」
綾「あらっ、そんなに嬉しかった?」
 お〜怖っ。
 キュルッ・・・ キュルルッ・・・
 秋子の腸が、鳴き出した。
秋「んんんっ・・・ んん〜 」
 浣腸に腸が悲鳴を上げ、苦しむ秋子。
綾「まだまだ、我慢しなさい。それとも、ここで垂れ流して みんなに迷惑かける?」
 「自分の出した物にまみれたいなら、いいぜ。そん代わり、朝になって 家の人にみつかったらどう言うんだ?」
秋「ん〜〜〜・・・ ・・・ 」
 秋子は、腹痛をジッと耐えるように 静かになった。家人に知られたくないのは、誰も一緒だ。俺たちが、雪子や秋子に何をしたかまで 疑われるんだからな。
 「そうそう、ちゃんと大人しくしてろ。
 綾香、脚を持ってくれ。」
 グイッ
秋「んんんっ!」
 俺は、秋子の両脇に手を差し込むと 持ち上げた。その振動が響いたのか、秋子は声を荒げた。
綾「いきなり吐き出さないでよぉ〜。」
 綾香は、苦笑いして言った。
 俺と綾香が動き出すと、揺れる秋子は 低い声で唸っている。時折、腸が蠕動する音がする。
 トイレまでは、15メートルくらいだろうか。その距離が、秋子にはとてつもなく遠く感じているのかもしれない。
 俺たちは、急ぐでもなく わざとゆっくりするでもなく 身長に秋子を運んだ。
 「着いたぜ、秋子。」
 便座に座らせると、安堵の表情を見せる秋子。
 「十分に出してくれっ!」
 グッ・・・ プチュルッ!
 アナルストッパーの紐を引き、強引に抜き取った。
秋「ひいっ!」
 空気を吸い込むような驚きの声を上げる、秋子。気の緩んだ所での衝撃は、排泄感を抑えることができるはずもなかった。
 最初に液体を吐き出す音がし・・・ ミチミチッと言う音とともに、本体が出てきた。
秋「いやあああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・ 」
綾「消臭、消臭っ!」
 綾香が、素早く備え付けられていた消臭スプレーを振りまいた。
 「綾香。。。」
 俺は、便器のリモコンを取ると 綾香と外に出た。
 かわいそうだったかなという気も、してきた。
綾「あの娘・・・ 壊れちゃったかな。。。」
 綾香の言葉に、後悔の気持ちが強くなる。
 「どうすればいいと思う?」
綾「わからない・・・ けど、本人の意識を確かめてから・・・ 。」
 言葉を詰まらせる綾香。それでも、俺には綾香が何を言いたかったのか なんとなくわかった。
 「大丈夫だろう。秋子は、雪子が心配だから 逃げることはできない。だから、秋子は俺との行為を拒まないはずだ。」
 確信はない。けど、弱気になっていた俺としては それを表には出せない。弱味を見せれば、猫娘たちとの関係が崩れてしまうのだ。
 「それに、これぐらいで壊れてちゃ しょっちゅうショック死してなきゃならないかもしれないぜ。」
綾「それも、そうだろうけど・・・ 。」
 「まあ、いいじゃないか。何度も言うようだけど、彼女から踏み込んできたんだ。
 ほら、もう一回しとこうか。」
 俺は、イチジク3個とリモコンを綾香に渡した。
綾「はいはい。じゃ、やってくるわ。」
 綾香が、トイレに入っていくと 水の流れる音がした。戸は、少しだけ開いている。
綾「どう? すっきりした?」
秋「 ・・・ ・・・ 」
綾「もう一回するから、我慢するのよ。」
秋「や・・・ やめて・・・ 」
綾「だぁ〜め。あなたが、踏み込んだことなのよ。雪子は、犯られ損になるわ。恨まれるかもね。
 それに、口止めの意味もあるから。。。」
 雪子のことを持ち出されると、秋子はあがらえないのか おとなしくなったようだ。
綾「じゃ、入れるわよ。」
 綾香が、手際よく浣腸していくのが 戸の隙間から見える。
綾「こんなに乳首を立たせちゃって・・・ あら、こっちもすごいわ。すごく大きいのね。こんなにに勃起しちゃって・・・ 私より大きいかしら?」
秋「んあっ!」
綾「こらっ、漏らさないの!」
 綾香が、楽しそうにいたぶっているのが しっぽの動きでわかる。
綾「席を外すから、我慢するだけしてから 出すのよ。確認して、私が満足できなかったら どうなるかしらねぇ〜。」
 そう言って、綾香はでてきた。
 「サンキュッ」
綾「この後、すぐするの?」
 「風呂で、きれいに洗ってやりたいと思う。」
綾「それは、賛成だけど・・・ それだけ?」
 「ん〜、抱くのは雪子の側がいいのだろうか?」
綾「そうね・・・ 好きにすれば? んっ・・・ 」
 綾香は、キスをしてきた。
綾「んっ、んんっ。」
 舌を絡め、愛撫する。わずかにできた二人だけの時間を惜しむように、綾香が求めてきている。
綾「はぁ・・・ 」
 恍惚として、俺から離れる。俺は、すかさず抱きしめた。
綾「きゃっ!」
 一瞬驚いて、安心したように微笑む綾香。
綾「ありがと、浩之。」
 綾香は、ゆっくりと俺の背中に手を回してきた。そして、やさしく俺を抱きしめ・・・
 「ぐわっ!」
綾「こんな時ばっか、優しいのもなんかなぁ〜。」
 ギュッと抱きしめてきた。
 「くっ、苦しいっ! 俺を落とすつもりか・・・ 」
 スッと、力が抜かれた。
綾「んなわけないじゃない。ちょっとした不満の解消。普通に移動してくれば、こんなことにならなかったのにと思ってね。」
 「そうだな。」
 ハプニングは、俺たちには憑き物なんだろうけどな。自分から、それを作ってるってことも否めない。今回は、うまいこと他の猫娘たちを捲いてきたが 後を付けられた可能性もまだある。
綾「さて、そろそろ秋子をいただきましょうか。」
 「おまえが、それを言うか!」
綾「えへっ。」
 綾香は、おどけると トイレの中に入ると リモコンを操作した。お尻の洗浄し、水を流す。それをされるということは、次に進む合図。
 「すっきりしたか、秋子?」
 グリセリンの影響で、もうでないのに 排泄感が治まらないことに顔をしかめているようだ。
 「綾香。」
綾「はいはい。」
 二人で、秋子を抱え上げると 風呂場へ移動する。目の焦点が合っていない、秋子。

***
 秋子を俯せに床におろしてても、ジッとしている。
 「さて、きれいにしてやるぜ。」
 俺は、シャワーを手に取り シャワーヘッドをホースから外した。
綾「ちょっと浩之、何するのよ!」
 「きれいにしてやるんだよ。」
 蛇口を捻り、水量と温度を調整する。
 「まだ、しぶってるみたいなんで もっときれいにしてやろうってんだ。」
 秋子のアヌスは、伸縮を繰り返していた。それを止めるのに、真水で洗ってやるのがいいと思う。
 ブシャッ!
 水を流しているホースの先を 秋子のアヌスに押しつける。
秋「ひうっ!」
 逃げようにも、薬の効果が続いてるため 体を動かすこともできないでいる。
 温めのお湯が、どんどんと秋子の腸内へと入っていく。
秋「あああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・ 」
 綾「あらあら、おしっこもらしちゃったの?」
 わずかに溜まったばかりの小水を、漏らした 秋子。
秋「うぐぅっ・・・ 苦しい。。。」
 腸内に溜まっていく水が、出口を求め アヌスの内側から押す。ぷくっと、膨れた感じになっているのが 証拠だ。
 プシュッ プシュッ
 流れ込む水と出ようとする水が、反発しあって 隙間から勢いよく抜ける。
 イチジクとは、普通に浣腸とは違う。常に勢いのある流れ込み。疲れた括約筋には、もうあがらう力は残っていないようだ。アヌスが、開いているのだ。隙間からでる量が、増えた。
 「 ・・・ 」
 ズプッ!
秋「ひぐぅっ、うわぁっ!」
 開いたアヌスに、ホースの先端を押し込んだ。秋子は、初めて進入する太い異物による痛みに 悶えた。
 シャワーヘッドの接続金具が、止め金具となって アヌスから抜けるのを防いでいる。
 ホースをくわえたアヌス。隙間から、水がダラダラと溢れている。
秋「ぐぅっ・・・ 苦しい・・・ やめてっ、止めてっ!」
 浣腸器を使った浣腸と違って、量がわからない。
 グプッ ブポッ
 そんな音が、秋子のお腹から聞こえてきた。
綾「あらあら、妊娠してるみたいに 膨らんできたわね。
 でも、そろそろやめた方がよさそうね。腸が、破裂したらまずいでしょ。」
 まずいどころの騒ぎじゃないだろ。
 俺は、すぐに止めてみた。
秋「ぐっ・・・ うつ・・・ んくぅっ・・・ ああっ・・・ 」
 アヌスに刺さっている物を、恥じらいもあり 吐き出すこともできず 大量の水による腹痛に悶え苦しんでいる。
 「今、抜いてやるな。」
秋「いやっ・・・ んんあっ!」
 秋子は、苦痛に顔を真っ青にしている。
 「俺は、ドSじゃないんでね。」
 グググッ・・・ ズポォッ
秋「いあああああぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっ!!!」 俺は、ホースを引っ張り いやがる秋子のアヌスから無理矢理抜いた。
 ブシャャャャャャャャャァァァァァァァァァァァァァァァ
 ほとんど透明の水を、勢いよく噴き出している。初めて見る光景に、圧倒される思いだ。
秋「うっうっ・・・ うっうっ・・・ いやあ〜〜〜〜・・・・ 」
 秋子は、泣きじゃくっていた。嗚咽にあわせて、アヌスから噴き出る水が 強弱をつけている。
綾「奥に残っていたのが、混じっているわね。それに、宿便も混じっているわ。」
 「宿便?」
綾「ほら、この黒いフレーク状のがそうよ。腸壁にこびり付いていた便の垢のようなもの、と言えば わかりやすいかな。」
 「なるほど。それって、誰にでもあるのか?」
綾「あるでしょうね。たしか、腸洗浄っていうのが 流行ったこともあったような。」
 「そうなのか?」
綾「まあ、女性にとっちゃ いいこともあったからね。吹き出物が減ったりとか。」
 「ふぅ〜ん。」
 俺たちが話してる間に、ほとんど出し終わったのか アヌスは絞り出すよう 少しだけ泡立たせ 蠢いている。
綾「もう、出し終わったかしら?」
 綾香は、秋子のお腹を押さえた。
秋「ん〜〜〜〜・・・ 」
 プシャッ
 押されたからなのか、また噴き出した。
綾「けっこう、奥まで入っちゃってるみたい。出し切るまで、時間かかるかな?」
 「ん〜、時間もないし ここで決めとくか。」
 ここまでくるのに、まあまあ時間がかかった。寝る時間もなくなるし、薬の効果も切れるだろう。
綾「そうね・・・ はいっ、どうぞ。。。」
 綾香は、手で石けんを泡立てると 秋子のアヌスに塗った。
綾「本当は、ローションの方が刺激が無くていいんだけど 消毒も兼ねるってことで。」
 「んじゃ、いただくか。」
 俺は、横たわってる秋子をうつ伏せにすると 尻を左右に開き 亀頭をあてがった。
 アヌスが、跳ね返そうとする。
 俺は、躰ごと押し込むようにして 体重をかける。
 アヌスが、ゴム輪を拡げるかのように開いていき 俺のモノの侵入を許す。
 グググッ・・・ ズボォッ!
 亀頭を飲み込んだ。
秋「ぐえぇっ・・・ 痛いっ!」
 ググウゥッ
秋「くうっ!」
 「秋子、ほとんど入ったぞ。どうだ、初体験の感想は?」
秋「こんなの・・・ 初体験じゃない・・・ 。」
 「そうか?」
 ズズズゥッ
秋「ひあっ!」
 俺は、腰を引いた。カリで止めまり、アヌスがモノに吸い付いているかのように 盛り上がっている。
 「秋子が、どう思おうが 初体験なんだよ。」
秋「ひゃあっ!」
 俺は、腰を前後に動かし始めた。
 グッチャ グッチュ グッチャ グッチュ
 石けんのせいなのか、いつもより大きい気がする。
秋「ひぃ・・・ ふぁっ・・・ かはっ・・・・ 」
 突かれるたびに、声を吐き出す秋子。
 「どうだ、痛いだけか?」
 モノに、水っぽいものを感じる。奥から、残っていた水がでてきたのか。
 そして、スライドに合わせて 体外に排出されている。
秋「くう・・・ はあ・・・ 苦しい・・・ 」
 「それだけか?」
秋「んっあっ・・・ ゾクゾクする・・・ 」
 「前にも、入れてほしいか?」
秋「んっ・・・ くっ・・・ 怖い・・・ んあっ!」
 アヌスを攻められながらも、答えてくる。初めてで、これだけの反応するということは 秋子のメイン性感帯はお尻かもしれないな。
綾「あ〜ら、すごく感じてるわね。乳首も、さっきよりコチコチだし・・・ ヴァギナも濡れ濡れね。」
秋「あっ・・・ やっ・・・ 乳首抓らないで・・・ んんあっ!!」
 綾香が、秋子を弄るたび アヌスが脈動して俺のモノを締め付ける。
 秋子は、お尻を犯されてることに感じてしまっている。
秋「ああっ・・・ いいっ・・・ お尻いいいぃぃっっっ!!!」 ビュクッ ビュクッ ビュクッ
 秋子は、お尻でイッてしまったようだ。
 俺は、まだだっていうのに。
 「おいおい、まだ俺はイッてないぞ。」
 俺は、ピストン運動をやめない。
 秋子のアヌスは、イッたせいか 少し緩くなったような気もするけど。おかげで、滑りが良くなった。
秋「やあっ、イッたのに・・・ もっと感じてる・・・ また、イッ イクッ・・・ !」
 ビクッ ビクッ ビクッ
 また、モノをギュッと締め付けてきた。
 ここまで感じたのは、初めてらしく 息が上がっている秋子。
綾「秋子って、感度いいのね。しかも、お尻がいいなんて。」
 「おまえだって、そうだし 委員長もお尻が好きだ。」
綾「そうだけどねぇ。」
 「くっ・・・」 そろそろイクぞ、秋子。しっかり出してやるからな。。。」
秋「中は・・・ いや・・・ くううっ・・・ お尻壊れちゃう・・・ あああっ!」
 「ダメだっ! イクぞっ! イクぞっ!!」
 俺は、ラストスパートで さらに激しく腰を振った。射精感が、頂点に達してきた。
 秋子のアヌスは、真っ赤に腫れあがっている。
 ドクッ ドピュッ ドクッ ドピュッ
秋「うあっ!」
 俺は、腰を押しつけ モノを根本まで射し込んで 発射した。
 「くうっ。」
秋「あああ・・・ 入ってる・・・ 熱いの・・・ 」
 精液が、秋子の腸壁に降りかかる。
秋「あ・・・ ああ・・・ 私・・・ 汚された・・・ 汚されちゃった・・・ 」
 汚されたというわりには、秋子の顔はうれしそうだった。
雪「あっこ・・・ 」
 いつの間にか、雪子が俺たちをみていた。素っ裸で、立ちすくんでいる。
 足の間には、俺が中出しした精液が 流れ落ちている。破瓜の血で、薄くピンク色している。
 「雪子、動けるのか?」
雪「 ・・・なんとか・・・ 。」
 雪子は、そう言うと へたり込んだ。薬が切れたばかりだったんだろう。秋子のことが、心配で 無理したのか?
 「よっ・・・ と。」
 グググ・・・ ズッ ポッ
秋「あふゃっ!」
 モノを抜くと、床に張り付いているかのように 動かなくなった秋子。
 アヌスは、閉じることを忘れたかのように 開いている。
 激しい呼吸をするのが、精一杯って感じだ。
綾「まだまだ、元気そうね 浩之。雪子で、もう一発やっとく?」
 「ん〜・・・ 」
 俺は、次に何をするべきか 考えてみた。
 雪子と秋子を見比べて、どうすれば良いか・・・
綾「何考えてるの?」
 「何すればいいか、迷ってるんだ。今までは、俺のことを好きだと言ってくれる娘としてきたんで 勝手が違うんだ。」
綾「そうだね。そう言うわりには、やる気満々?」
 ピンッと、俺のモノを指で弾く 綾香。
 「なんか、縮まねえんだよなぁ。」
秋「んっ・・・ 」
 秋子が、声を漏らした。
 俺と綾香が、秋子を見ると アヌスからコポッと精液が吐き出されてきた。
 精液が、膣口や小陰唇・クリトリスを伝い 落ちていく。
 アヌスも、少しずつだが 閉じていってるみたいだ。
綾「浩之、気づいてた?
 この二人、好き合ってるのよ。」
 「なんとなくな。電車で、あんなことしてたんだし。
 だが、女同士だろ?」
綾「そんなこと、関係ないくらい わかってるでしょ?」
 「んだな。
 綾香には、何かいい考えがあるのか?」
 すでに、綾香の中には どうするのか決まっているのだろう。
綾「あれを使って、二人を結ばせてあげましょう。」
 「あれって、何だよ?」
綾「あれよぉ。箱を開けた時に、”こんなもんまで持ってきて、俺に使うつもりなのか”って 言ったやつ。」
 そう言われて、やっとわかった。
 「なるほど。んじゃ、二人を寝室に連れて行くか。」
綾「それは、ダメ。これ以上、私たちが寝るところを汚されちゃ ゆっくり寝れないでしょ。それに、あれを付ける時 まず漏らすから。」
 「そっか。だったら、綾香は あれを持ってきてくれ。俺は、雪子を。」
綾「うん。。」
 綾香は、すぐに取りに向かった。
 「雪子、見ていただろ。秋子は、まだ処女だぞ。」
 俺は、雪子に手をかけると 抱え上げ 秋子の側へと連れて行った。
 「ほら、見てみろよ。まだ、お尻の穴が開いてるぜ。精液も、そこからでてるだろ?」
 俺は、足を開いて ほぼ大の字になっている秋子の足の間に 雪子を降ろした。
雪「あっこ・・・ 」
秋「ゆっこ・・・ 私、汚されちゃ・・・ た・・・ 。」
 まだ、言ってやがる。
雪「そんなことないよ、あっこ。」
 慰めの言葉なのか、いたわりの言葉なのか。
雪「私だって、されちゃったし。。。」
秋「私・・・ おかしいんだよ・・・ 私、お尻の穴で・・・ イッちゃったの。。。
 すごく、すごく気持ちよかった。」
 あのうれしそうな顔は、もしかしたら 秋子の何かを目覚めさせた結果だったのかもしれない。
雪「そう・・・ なの?」
秋「それだけじゃない。もっと、他にもされた。嫌がってたけど・・・ ドキドキしてた。」
 それは、わかっていた。嫌がってる中にも、別の顔をのぞかせていた。
秋「私のお尻の穴、変でしょ。自分のじゃない・・・ みたい。」
雪「そうね。真っ赤になっちゃって・・・ 白いのがでてる。」
秋「あっ・・・ 触らないで。汚いから・・・ 」
 雪子は、秋子のアヌスに指で触れた。キュッと、アヌスが窄まったが 力無い感じだ。
 それにしても、秋子はうつぶせになったまま 起きようとしないのはなぜだ?
 雪子が、もうこれだけ動けるのに 秋子が動けないはずはない。 連続でイッて、腰が抜けてるのか? 
雪「あっこのお尻の穴、熱い。。。」
 指先にまとわりついた精液を、アヌスの周辺に塗りひろげ 愛撫しているようだ。
秋「あんっ・・・ ゆっこ・・・ やめて・・・ 」
 秋子は、感じている。膣口が、パクパクとしているのが見えるぞ。
綾「もう、始めているの? せっかちね。」
 綾香の手には、目当ての物が握られていた。
綾「雪子、秋子と結ばせてあげましょうか?」
 「俺たちには、それができる。雪子の処女はもらっちまったが、秋子は まだ一応処女だ。雪子が、それを貰う気はあるか?」
 雪子に、その気がなければ 俺が貰ってもいい。綾香にも、あれを使ってもらってもいいな。
雪「本当に・・・ できるの?」
秋「ゆっこっ!」
 雪子の反応に、秋子が驚いていた。
 いつもは、雪子が受けで 秋子が攻めという構図ができているのだろう。それが、逆転できるチャンスでもある。
 ただ、雪子と秋子とで 薬の効きがこうも違うことに 疑問がある。
 「できる。無機質か物で、散らせるようなことはさせない。それを信じるか、信じないかは 雪子次第だ。」
綾「私の尻尾を、ごらんなさい。私たちには、あなたの望みを叶えることが可能だということが わかるでしょ。」
 綾香は、尻尾を縦横に 自由に動かしてみせる。
雪「私は、どうすればいいの?」
 雪子の気持ちは、固まっているようだ。俺に奪われたくない気持ちだけかもしれない。
綾「これを使うんだけど、ちょっと大変よ。私が、尻尾を付けた時のことを思い出して。」
 雪子の顔に、不安の色が表れた。
 綾香の持っている物に、目を見開いて絶句している。
 「まだ一回貫通したばかりで、それはちときついだろう。」
綾「それでもね、苦しんだ後に びっくりする世界が見えるわ。」
 雪子は、綾香から目が離せないでいる。
 「決心が揺らいだか?」
雪「 ・・・・・・・・・・ 」
 綾香の持っている物に、恐怖があるのがわかる。
 「仕方ないな・・・ 綾香、やるぞ。。。」
綾「結局、こうなるのね。。。」
 俺たちは、怖じ気づいた雪子に 襲いかかった。
雪「やっ・・・ やああぁっっっ!!!」
 俺は、雪子を秋子から引き離して 組み締めた。もともと、力のそう強くなさそうな雪子を 押さえるのはたいしたことじゃなかった。
綾「ふぅ〜、観念しなさいよ。」
 綾香は、なんなく雪子の足の間に入り 閉じないようにした。
綾「う〜ん・・・ 乾いてきちゃって 滑りが悪そうね。」
 そう言うと、一緒に持ってきたローションを 雪子とあれに塗り始めた。
雪「いやっ・・・ 怖いっ・・・ それで、何するの!?」
綾「あきらめなさい。」
 クチュッ・・・ ズ・・・ ズズッ
雪「痛いっ! 痛いっ、痛いっ!」
 綾香は、雪子のヴァギナに 精神接続型のツインディルドーを挿入し始めた。装着した者の膣内の液を集めて 射精のように放出できる優れものだ。
 まだ、雪子の中に俺の精液が残っていると言うことは・・・
綾「無理できないから、辛いわ。セリオがいれば、少しくらい無理しても 問題なかったけど。」
 セリオを連れてこなかったのは、しかたないことだ。
雪「痛いよぉ〜 」
秋「ゆっこっ! ゆっこっ!!」
 雪子の叫びに、やっと秋子も動き始めた。それでも、まだ普段のようにはいかないようだ。痺れて、動きが制限されてる感じに似ている。
綾「もうすぐだから。」
 グプッ!
雪「あああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!!」
 ブウゥンッ
 規定の位置まで入ると、精神接続が開始されたようだ。
 俺には、味わうことのない感覚だが 雪子の絶叫が 俺の感覚を揺さぶる。
プシャャャャャャャァァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
綾「ほらっ、おしっこ漏らしちゃった。。。」
秋「ゆっこぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
 「秋子、」そんなに叫ぶなよ。誰か来たら、どうするんだよ。」 秋「ゆっこが、苦しんでるじゃないっ!!!」
 こんだけ叫ぼうが、締め切られた浴室。そして、孤立した離れ。その条件が、近くを誰かが通らない限り 気づかれる心配をしなくていいと 油断させている。
 「落ち着け。まず、大丈夫だ。」
秋「まずって、何よっ!」
 俺にもたれかかって、絶叫している雪子と 雪子が心配ではいずってくる秋子を押さえるのに 気を遣うのは疲れる。秋子なんて、今にも食いかかってきそうだ。
 「綾香っ。」
綾「ちょっと、おとなしくしててね。」
秋「ぐうっ!」
 はいずってくる秋子の背中に、座って押さえつける綾香。
雪「あああああああ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」
 雪子の絶叫が、治まっていく。
 ビクッ ビクッ
 雪子のヴァギナから生えたディルドーが、反応して 動いている。 「どれっ。」
雪「ああんっ!」
 雪子から生えた物に、手を添えてみると ビクンッと反応する。
 さわ さわ ・・・
雪「あんっ、やめて・・・ ゾクゾクするよ・・・ 」
 ビクンッ ビクンッ と反応して、今にも射精してしまいそうな反応。
 「おっと、出すのは秋子の中だぜ。」
 俺は、慌てて手を離すと 雪子から離れた。
雪「あっ・・・ 」
 雪子は、切なさそうな声をだした。
綾「ふふっ、うまく繋がったみたいね。
 秋子、よく見ておきなさい。あれが、あなたの処女膜を破ってくれるのよ。」
 秋子は、雪子から生えているものを 見つめていた。
秋「あんな太い物が・・・ 」
綾「お尻の方に入れてもらいたい?
 そんなことしたら、私が指で破ってあげるわよ。もしかしたら、手首までいれちゃうかも。」
 綾香ならやりそうだなぁ。”あら、すべっちゃった。”とか言って、手首まで入れて 指で子宮いたぶりそうだ。
 「雪子が、辛そうだぞ。」
 雪子にしてみれば、お預けをくらわされてるといったところだ。すぐにでも、秋子に襲いかかって イきたいところだろう。
綾「私が、雪子の童貞もらってもいいわね。
 雪子、私の膣に入れてみる? 気持ちいいわよ。」
雪「本当ですか!? 私のこれが、ウズウズして おかしくなりそうです。。。」
 雪子は、初めての感覚に 翻弄されている。本当は、今すぐにでも擦ってイきたいんだろう。
秋「ゆっこ、どうしちゃったの? 変だよ・・・ 普通じゃないよ!」
 「それを求めてきたのは、おまえたちじゃないか。」
秋「違う。私は、もっと普通な・・・ 」
 「普通? 最初から、ノーマルなものじゃなかったよな。
 それとも、これがノーマルなのかもしれないぞ。」
 秋子は、いろんなことが起こって 自分が何を求めてきたのか忘れてしまったようだ。
 「まあ、うだうだ言っても やることは決まってるんだ。綾香、秋子の貫通式だ。」
 俺は、秋子の横に移った。
 「綾香、そっちを頼む。」
綾「わかったわ。」
 綾香が、秋子の上からどくと 俺は秋子を強引にひっくり返した。仰向けになった秋子を、右側を俺が 左側を綾香が足を開けて押さえつける。
 「ほら、雪子 いいぞ。どこに入れるか、わかるな。。。」
秋「いやっ、やめてっ! こんなの嫌っ!!」
綾「いい加減、あきらめなさいよ。雪子も、辛そうでしょ。」
 雪子は、秋子の秘所に釘付けになっている。ディルドーを、ビクンッ ビクンッと脈動させている。
雪「あっこ・・・ ごめんなさい。。。」
 雪子は、モノに手を添えると 秋子の足の間に躰を進めた。
 見ているこっちが、緊張する瞬間だ。
 クチュッ
 秋子のヴァギナに、モノが触れた。
秋「いやぁっ!」
 急に、秋子が反抗した。
雪「あっ!? あああっっっ!!!」
 モノの先端を擦られ、初めての刺激に 雪子は爆発させてしまった。
 射精すると言うより、噴射するといった表現が似合ってるほどの勢いで 噴き出している。
 秋子の頭から腰まで、降りかかる。
雪「あああああ・・・・・・・・・ 」
 モノを、ビクンッ ビクンッと大きく脈動させ 噴き出して秋子を汚す。
綾「わあっ、すっごい量!」
 綾香も、感心する量だ。
 「あ〜あ、もったいねえな。この全てが、秋子の子宮を満たすはずだったんだぜ。」
 これだけの量なら、子宮を膨らます程だっただろう。
雪「気持ちいい・・・ 。」
 恍惚としている雪子。
 「中に入れたら、そんなもんじゃねえぞ。ほらっ、そのまま入れてみろよ。」
 本物と違って、決して萎えることのないモノだから 言える。
雪「 ・・・ ・・・ 」
 雪子は、無言で 再び挿入を試み始めた。
 クチュッ!
秋「いやぁっ!」
 俺と綾香は、ガッチリと秋子を固定して 逃げられなくする。
 モノが、小陰唇を拡げ膣口を拡げる。
 ググッ
 グポッ
 「なんだ?」
 変な音がした。
綾「あらっ、秋子。お尻に、まだ残ってたのね。」
 秋子の顔が、さらに紅くなって 熱を帯びたようだ。
雪「あっこ・・・ 」
 雪子には、中断する理由にはならなかった。
 グゥ〜〜〜〜〜〜ッ
秋「痛いっ! ゆっこ、痛いっ!!」
 秋子が、また暴れる。
 ミチミチッ
秋「入ってる・・・ 入ってくるぅ・・・ 」
 モノのことを言ってるのか、先から噴き出る液のことを言ってるのか。。。
秋「うああっ!!」
 ズブゥッ ブチッ!!!
 抵抗していた処女膜が、はじけ飛んだ。
秋「ああああっ、いだいっ・・・ いだいっ・・・ !」
綾「秋子、おめでとう。今日、二度目の処女喪失ね。」
 もう、俺たちが秋子を押さえつける意味はなくなった。
雪「あっこ、あっこ・・・ 」
 グッチャ グッチャ グッチャ グッチャ
 ぱんっ パンッ ぱんっ パンッ
 秋子のことをいたわるどころじゃないらしい。自然と、腰が前後に動いている。
秋「あっあっ、痛い ゆっこ、痛いっ! お腹の中、押されるぅっ!」
 「容赦ねえな、雪子。」
綾「酔ってるって感じよね。
 私も、そうだった。だから、わかるわ。」
 おとなしい感じの雪子が、泣いている秋子にかまわず 腰を振ってるのを見ると 何が元で変わるかわからないものだ。
雪「あっこ、気持ちいいよぉっ!」
 ズップ ズップ ズップ ズップ
秋「ゆつこ、やめっ・・・ て。や・・・ あ・・・ 」
 一突き一突きが、根本まで入っている。
綾「この娘、射精しっぱなしみたい。」
 雪子の膣内分泌液が、どんどん秋子の中に放たれているのか 一突きごとに わずかな隙間から押されて 吐き出されている。
綾「 ・・・やばいわね。このままじゃ、秋子が 危ないわ。止めなくっちゃ!」
 子宮に、大きなダメージを与えかねない状態になっている。
 綾香は、雪子の背後に回ると 引きはがしにかかった。
雪「邪魔しないでっ! 私のあっこなんだからっ!!」
 おとなしかった雪子の面影がない。
綾「すごい力っ! この娘のどこに、こんな力があるの?」
 綾香に抵抗しながらも、腰を動かす 雪子。
 秋子は、泡を吹いている。まだ、白目を剥いていないが 時間の問題だ。
 「どけっ!」
綾「きゃっ!」
 俺は、綾香を強引に退かすと ローションを自分のモノに塗った。
 「雪子、やめろっ!」
 ズブッ!
雪「ギャァッ!」
 俺は、解してもいない雪子のアヌスに 一気に射し込んだ。
 「秋子が、死んでもいいのか!」
 嘘ではない。内蔵を傷つけられば そうなりかねないのだ。
 ズプ ズプ ズプ ズプ ・・・
 俺は、ローションの滑りだけで 腰を振った。アヌスが切れ、鮮血が飛び散る。
雪「くぅぅっ・・・ 」
 やっと、雪子の動きが止まった。
 それでも、俺は動きを止めない。
 雪子のモノは、秋子に入ったままだ。
 「雪子、理性を失って どうする。おまえの大好きな秋子が、今どうなっているのか わかってるのか?」
 ズプッ ズプッ ズプッ ズプッ ・・・
雪「ああああっっっっ!!!!」
 仰け反る、雪子。
 「秋子を見ろっ!」
 ズプ ズプ ズプ ズプ ・・・
 俺は、腰を振るスピードをあげた。
雪「あああああ・・・・ あっこ・・・・ あっこ・・・・ ごめんなさ・・・ い・・・・ 」
秋「ゆっ・・・ こ・・・ 」
 気を取り戻した秋子が、雪子の両頬に手を伸ばした。
 涙が、秋子の手を濡らす。
 「うおおおおっ!!!!」
 俺は、雪子の奥深くに発射した。
雪「あああっ、熱いっ!!!」
 俺の精液が、雪子の腸壁を焦がす。
秋「ゆっこのが・・・ でてるよぉ・・・・・・ 」
 そう言うと、秋子は バッタリと手を床に落として 気を失ってしまった。
雪「あっ・・・ こ・・・・・ 」
 雪子も力尽きたのか、秋子の上に崩れ落ちた。
綾「やれやれ、一時はどうなるかと思ったけど。。。」
 ズズスッ・・・ ズポッ
 雪子のアヌスからモノを抜くと、俺の腰の周りと雪子の尻は 血で真っ赤になっているのがわかった。
綾「あ〜あ、何カ所も切れてるみたいね。しばらく大変そう。」
 綾香は、口を開けたままの雪子のアヌスを見て そう言った。
 「しかたねえよ。こうでもしなきゃ、収まりきらなかったかもしれん。」
綾「そうだけど・・・ この娘たち、どうしよう?」
 もう、自室に戻るのは不可能だな。
 「俺と綾香。秋子と雪子が、くっついて寝ればいいだけのことさ。 とにかく、こいつらをきれいにして 寝間着を着せようぜ。」
綾「だね。
 ったく、大変な旅行になっちゃった。明日くらいは、本当に二人でゆっくりしたいわ。」
 「そうだな。」
 明日といっても、後三時間もすれば 夜が明けるのだがな。
綾「雪子のこれ、今はまだ外せないから 躰を洗って オムツを履かせないと。」
 「そんなもんまで、持ってきてるのか?」
綾「備えあれば憂いなしってね。
 浩之、私が我慢してるのわからない時もあるのよ。」
 「そうだったのか。これからは、なるべく気を配るよ。」
綾「ありがと。」
 「じゃ、はじめよっか。。。」



***
 プルルッ プルルルッ
 「うるせえなぁ〜。誰だよ、目覚ましなんてかけたのは?」
 俺は、音のする方へとはいずった。躰が、重かった。
 音の先には、見慣れない電話機があった。
 それ以前に、見慣れない部屋だ。 
 ・・・そういえば、旅行にきてるんだった。
 ガチャッ
 「はい?」
?「おはようございます。
 朝食の準備をいたしたいのですけど、よろしいでしょうか?」
 「あ? ああ、お願いします。」
?「かしこまりました。」
 ガチャッ
 う〜ん、何か忘れてるような。。。
 「それにしても、眠ぃなぁ〜。」
 はっきりしない頭で振り返ると、布団には頭が三つあった。
 「 ・・・一つは、綾香だよな?」
 頭が一つみえる布団と、頭が二つみえる布団。
 「ん〜???」
 コンッ コンッ
 「あっ!!!」
 昨夜のことが、思い出された。
?「どうかされましたか?」
 朝食の準備にきた婦人が、戸の向こうで不審に思っている。
 「あっ、いや、別に。」
?「そうですか? 
 では、失礼します。」
 カチャカチャ
 鍵は、かかってるはずだが・・・
 カチッ
 「はい?」
?「朝食の準備にまいりました。」
 入ってきた婦人の手には、鍵があった。もしかして、マスターキーか。
 「少し、待っててもらえませんか。連れを起こしますので。」
?「はい。」
 秋子と雪子を、どこかに隠さないと 怒られそうだぞ。
 「綾香、起きろ!」
 綾香を強く揺さぶる。
綾「ん、何よぉ。もう少し寝かせて。。。」
 「非常事態なんだ。
 手違いで、朝食の準備が始まる。秋子たちを、どっかに隠さないと。」
綾「ふ〜ん・・・ 」
 「おいっ、綾香っ!」
秋「なによぉ〜、うるさいわねっ!」
 俺の声で、秋子がむくっと起きあがった。
 「秋子、丁度いい・・・ 」
?「お客様、失礼します。。。」
 待っていた婦人が、断って入ってきた。
?「秋子、どうしてここにいるの? 雪子まで。
 お客様の部屋で寝てるとは、どういうことですか?」
秋「あ・・・ お母さん。。。」
 秋子の母親だったのか。
秋「あのっ・・・ これは・・・・ 」
母「いいわけは、いりません。」
秋「あ・・・ はい。。。
 ゆっこ、起きてっ!」
 秋子は、雪子をあわてて起こす。
雪「ん?」
 秋子が、狼狽えている。もらわれてきた猫娘みたいに、小さくなっている。
 この母親も、けっこう強いんだ。

***
綾「この史跡って、駅の向こうだよね。」
 「ちと、距離があるな。」
綾「いいじゃない。のんびり行きましょ。」
 俺たちは、フロントでもらった観光ガイドをみて 行き先を決めていた。

 行きすがら、何もないのに 綾香ははしゃいでいた。まるで、全てが物珍しいとばかりに。
 「おいおい、誰もみていないからって はしゃぎすぎだぞ。」
綾「いいのっ、楽しいんだからっ!」
 やれやれだ。まだ、心配事は、残ってるっていうのに まるで気にしちゃいない。
 ゆっこに装着したディルドーは、まだそのままだ。朝の騒ぎで、うやむやになったまま。
 どうやら、二人とも罰を受けてるみたいで どこかに行ったらしい。
 二人とも、まともに歩けるのか?
 雪子なんて、あれを付けたまま 平静でいられそうにないが。
 また、暴走したら どうする。。。
 そのことを綾香に言っても、”平気よ”と言うだけだし。
綾「ねえ、浩之。向こうから、誰か来るわ。何人もいるみたい。地元の娘かしら。
 私たちのこと、みせつけゃいましょ!」
 綾香は、俺の腕にしがみつくと 楽しそうに言った。
 「気が緩み過ぎだぞ。」
綾「だって、夫婦なのよ。」
 宿の予約は、夫婦として取ってあるが 年齢を誤魔化しているのも ばれてるっぽいけどな。
綾「夫婦なんだから、ベタベタしたっていいじゃないのよ。」
 綾香は、新婚旅行にでもするつもりなのか。
綾「えへへっ、このまま婚姻届でも出しにいきましょうよ。」
 おいおい、なんちゅうことを。
?「ちょっと、まったぁ〜〜〜っ!!!!」
 「なに!?」
?「綾香さん、それはないんとちゃうか? 
 ご主人様も、ご主人様や。綾香の横暴をほっとくつもりなんか?
 本来、ご主人様を連れだして 行方をくらませた事自体 重罪なのに。」
?「綾香、やってくれたわね。この志保ちゃんの目を盗んで ヒロを連れ出すなんて!」
?「ヒロユキ、非道いね。ワタシたちの前から消えるなんてテ。」
?「先輩、綾香さん、どうしてなんですか?」
?「浩之ちゃん、やっとみつけたよ。黙って出かけるなんて、非道いよぉ〜。」
?「浩之さぁ〜ん、置いてっちゃうなんてひどいですぅ。」
 俺たちの前方にいたのは、地元の人たちではなくて 俺の猫娘たちだった。
?「浩之さん、黙って居なくなるなんて非道いです。私、すごく不安でした。」
 俺たちをみつけて、各々に不満を口にした。
綾「あ、あんたたち・・・ どうやって?」
智「セリオを置いてった事が、失敗やったね。それでも、あんたらの所在を突き止めたのは 機能の夜やった。さすが、徹底してたなぁ。」
 委員長は、あきれていた。
綾「そっか。」
セ「綾香様、すみません。」
綾「いいのよ。こうなることも、予想してたから。ただ、思っていたより早くみつかっちゃったと思ってね。」
 「綾香、悪事は長続きしないって 本当だな。」
 猫娘たちは、うなずいていた。
智「まあ、ええわ。今日は、一緒のとこ泊まるさかい ゆっくり話そうやないか。」
芹「綾香、後でお話があります。」
綾「姉さん、ごめん。」
智「先輩には、謝って うちらには無しなんか。後で、嫌でも謝したるさかい 覚悟しぃやっ。」
 はぁ〜、委員長がかなり怒ってるみたいだ。他は、それほどじゃないみたいだが 表面上わかんないのが多いしなぁ。
 「もう、逃げも隠れもしないから な。」
志「そんなの、あったりまえじやないのっ! もう、逃がすもんですかっ!」
 「わかってるって。
 日の高いうちは、この観光ガイドに載ってるとこを巡ろうかと思っていたんだが おまえたちはどうするんだ?」
あ「私は、浩之ちゃんと一緒がいいな。」
智「うちもや。」
レ「ワタシもネ!」
マ「どこに行くんですか?」
葵「琴音ちゃんは、どうする?」
琴「もちろん、ついていきます!」
理「あははっ、みんな一緒ですね。」
芹「そうですね。」
 けっきょく、みんなを引率しての観光になっちまった。
 たった一日の二人きりの旅行も、これで幕を引くことになった。まあ、本当に二人っきりだったのは 半日ってとこだけどな。
 「んじゃ、旅館に戻るか 綾香。」
綾「え?」
 「荷物は、持ち歩けないほど多くはなさそうだけど 芹香先輩が疲れてるみたいだから 少し休憩させた方がいいと思うぞ。」
綾「そうね。姉さん、素敵な旅館よ。長旅で疲れたでしょうから、マッサージしてあげるわね。」
志「とっとと、行きましょ! 汗かいちゃったから、温泉はいりたいっ! マルチ、先に行くわよっ。」
 はしゃいで走り出す、志保。
マ「はわわっ、待ってください。」
 あわてて、志保を追いかける マルチ。
 普段の日常が、戻ってきた。”これでいいのか”、と聞かれれば
”かまわないさ”と答える。それが、選んだ道だからだ。どこで分岐するかわからないが、彼女たちが俺を求める限り 同じ道は続くだろう。楽しくも、苦難な道が。

Fin

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