「ちょっと、ヒロ!!」
 「 ・・・たく、いきなりやって来て なんなんだよ。」
 授業の鐘が鳴り止んだと同時に、志保が教室に飛び込んできた。
 「何行ってんのよ! あかのよ、あかりっ!」
 「ああ・・・ なんだ。」
 「なんだじゃないわよっ! ここんとこ変だったけど、今日なんか休んじゃってるじやない。あんたが、原因だってことくらいわかってんのよ。」
 まだ、多くのクラスメイトがいる中 志保は怒りを露わにしている。好奇の目が、俺たちに向けられる。
 「で、俺にどうしろって言うんだ?」
 「どうしちゃったっていうのよ・・・ いったい、何があったのよ。」
 「さあな。」
 ガタッ
 俺は、いつまでも志保に付き合う気はなく 席を立った。そして、そのまま 志保の横を通り過ぎた。
 志保は、何も言わない。
 俺は、教室の出口に歩みを進め 俺たちの動向を見ていた委員長に近づき 耳打ちした。
 委員長は肯き、俺が教室を出て行くまで 振り向くこともしなかった。
 「ちょっと、待ちなさいっ!」
 志保は、慌てて追いかけてくる。
 バタバタバタバタ・・・
 俺は、廊下に出ていた。廊下も、また多くの生徒がいる。
 「ヒロッ!」
 廊下にいる全ての人の注目を浴びるような大声で、志保が叫ぶ。
 志保の叫き立てる声が、耳障りで仕方ない。
 しょうがない。
 「うっせえなっ。何が聞きたいんだ。」
 「何って、わかってるでしょうが!」
 「言いたいことがあるなら、はっきり言いやがれっ!」
 「だって・・・ ここじゃ・・・・・・ 。」
 「ちっ、しょうがねえな。裏の神社に行くから、来るんだな。」
 これ以上、好奇の目にさらされるのは ごめんだ。俺は、さっさとその場を後にした。
 それにしても、少しは周りを気にしやがれっていうんだ。あいつが、噂されるのはかまわないが 俺が噂の中心になるのは やめてほしい。問題が問題だけに、俺の猫たちにまで被害が及ぶ可能性がある。
 「わかったわよ。逃げんじゃないわよ!」
 「はいはい。」
 遠ざかる俺の背中に浴びせられる言葉に、適当に答えた。

 ***
「ヒロユキ、シホが騒いでいたけど どうしたノ?」
 下駄箱に着くと、レミィが近づいてきた。さっきの事が気になっていたんだろう。
 「あかりのことで、言いたい事があるんだってさ。五月蠅いんで、ちょっくら決着つけてくるわ。
 他の娘たちには、ちいとばかり遅れるって言っといてくれ。」
 「ウン、わかったヨ。じゃ、またネ。」
 「ああ。」
 レミィは、いつもと変わらない調子で 帰っていった。
 これで、綾香たちへの連絡はいいな。後は・・・ 神社に葵ちゃんが現れるかどうかだ。ま、いいか。
 それにしても、暑いぜ。ジュースでも買ってくか。

 ***
 「逃げなかったようね。」
 「俺の後を、コソコソ付いてきた癖に 何言ってやがる。」
 ズズッ
 俺は、ジュースの残りを一気に飲み干した。
 「フンッ。」
 「ま、そんなことはどうでもいいぜ。
 で、どうしてほしいんだ? また、俺に抱かれたいのか?」
 「ばっ、バカ言ってんじゃないわよ。あ・・・ あれは、経験値稼ぎよ。それに、あんたにはあかりがいるじゃない・・・ 。」
 志保は、顔を赤くしてうつむいている。こいつも、こうしてると可愛気があるのにな。
 「あかりと、何があったのよ・・・ 。」
 「何もないぜ。」
 「何もないわけないでしょ! あかりに聞いたって、何も答えないのよ。だから、あんたを問いつめるしかないのに 何もないってしか言えないの!?」
 「あかりは、何もしなかったから 何もない。」
 「どういうことよ?」
 「逃げたんだよ、あかりは。」
 「何から逃げたっていうのよ。」
 「 ・・・それは、あかり本人に言わせるんだな。」
 あかりは、わかっているはずだ。自分が、逃げているだけで 挑みもせず現状に満足していたってことに。
 琴音ちゃんと葵ちゃんが俺の家にいた時、俺を攻めもせず 彼女たちに立ち向かうこともしなかった事が、俺があかりを突き放すけことになった。そのことを、あかりに気づいてほしいぜ。
 「 ・・・それが・・・ それができるんだったら・・・ できないから、こうしてるのよ。私だって、あんたに抱かれたことで あかりを裏切ってるのに。」
 考え方の違いだが、志保の言う通りだと 俺は裏切りまくって彼女たちを騙していることになる。
 「俺は、裏切ったとは思ってないぜ。」
 「?! なんでよ・・・ 」
 「志保は、裏切っちゃいない。あかりを傷つけているのは、俺だからな。俺は、志保の気持ちに気づいて 志保に惹かれた。そして、志保の気持ちに応えた。それだけだ。」
 「それだけって・・・ なんて、そんなに簡単に片づけちゃうのよ!」
 「さあな。」
 「私が・・・ バカみたいじゃない。親友の為に、好きで処女まであげた男の子と 諦めたのに。なのに・・・ なのに、私の想いを踏みにじるって言うのっ!!!!!」
 「ちっ・・・ バカが。」
 俺は、半狂乱しそうな志保に歩み寄り グッと右手で下顎を掴んだ。
 「なっ・・・ んぐっ!」
 顔を強引に上げ、唇を奪う。
 「んぐぐっ。」
 ジタバタして、俺から離れようと藻掻く。
 「んん〜・・・・・・・・・・・・・ ぷはあっ! なにすんのよっ!!!」
 大人しくなったみたいだから手を離したのは、まずかったな。すかさず飛び退いて、俺と距離を取って また叫きだす。
 「キス以外には見えないぜ。」
 「うるさいっ! あかりが、どうしてああなったかわかった!
 覚えときなさいっ! きっと、あんたの化けの皮、ひっぺがして あかりに土下座させてやるからっ!!」
 志保の、俺から離れてからの行動は 素早かった。ほとんど、本能的に捨て台詞を残して 逃げていった。俺は、ただ逃げ去る志保を眺め 呆れていた。相変わらずの強がりに。
 ま、あんな事を言ってはいたが それは無理だぜ。志保には悪いが、先手は打たしてもらうからな。
 俺は、おもわずスリリングな展開にニヤけてしまった。
 「ご主人様、追わなくてもいいんですか?」
 「 ・・・葵か。」
 葵ちゃんが、林の中から姿を現した。練習でもしようと来たところに、俺たちが来たので隠れたんだな。
 「はい、申し訳ありませんが 立ち聞きしてしまいました。」
 「そんなことは、いい。で、葵はどう思う?」
 「きっと、何か探りを入れてくるでしょうね。」
 「だろうな。」
 葵ちゃんの言いたいことは、わかっている。志保のいつも取っている行動を見ていれば、わかることだ。ま、どこか抜けてるから 志保を捕らえる隙は いくらでもあるさ。
 「いいんですか?」
 「俺に考えがある。大丈夫さ。それより、久しぶりに組み手でもやるか!」
 「あ、はいっお願いします。」
 「遠慮は無しだぜ。」
 「先輩こそ、手を抜かないでください。でないと、練習になりませんから。」
 組み手といっても、ほぼ実戦に近くなっている俺たちの練習。俺が、綾香と付き合うようになって 葵ちゃんとも同等に戦えるようになったからできることだ。彼女たち・・・ 猫たちを守る為にも、俺が弱くちゃ 洒落にならんからな。強くなけりゃ、ダメなんだ。
 特に、いつかはあのクソジジイをぶっ倒してやるぜ。

 「なあ、藤田くん。なんやの、あれ?」
 委員長が、訝しがるのもしょうがない。志保のあからさまな尾行は、不愉快だからな。
 夏休みを目前にして、午前中で授業が終わった後も 俺は委員長と図書室に今まで居た。
 今は、学校を出て ヤックに行く途中だ。ヤックなんて委員長に言うと、怒るから 委員長の前ではヤクドと言うようにしている。
 普段なら、自宅に戻るか 猫の館へと行ってるとこだ。が、数日前のあれ以来 俺は警戒して志保を揺さぶっている。こうして委員長といたり、芹香先輩といたり、綾香といたりして 一つとして同じ行動を見せていない。
 葵ちゃん以外は、志保の行動の理由を知らないから 自然に振る舞ってるところもあるし 危険なところもある。公衆の場で、猫化することもあるからだ。
 「ちょっとな。」
 「ちょっとって、図書室の中でも寄ってこんで ずっとこっちを見とったんやで。気味悪いわ。
 あれって、やっぱ神岸さんのことが関係あんのか?」
 「 ・・・まあな。委員長、あかりのこと気にしてたんだ。」
 「うん。ここんとこ、全然元気なかったり 休んだりしたからな。ま、あれくらいであないなってるようじゃ うちらの敵じゃないで。」
 「おいおい。」
 「ライバルやから、容赦せんて。それよりも、当面はあれやな。」
 委員長は、振り返りもせず 親指で後ろを指した。
 「もうできてるはずだから、今日けりをつけるつもりだ。」
 「どういうことやの?」
 「あいつを堕とす。」
 「 ・・・ふぅ〜ん、そういうことか。ま、コソコソと後を付けられるんも 嫌やしな。
 ・・・あの娘のお味は、どないやったん?」
 「お味って・・・ 強がっていても、見栄張ってても 処女だった。バカな奴だよ。」
 「意外やな。ま、ああ見えても 結構身持ちは堅かったってことか。」
 志保のくしゃみが、聞こえてきそうだ。
 委員長にしても、遊んでいるように見えるらしい。委員長も、援交してると噂されたことがあるからな。ま、なんにしても ちょっとしたことでも話はでかくなるから 気をつけんとな。
 「でも、あの娘も災難やな。藤田くんを好きになるなんて、これからどんな目に遭わされるかわかりもせんで。」
 「自分のことは、棚上げかよ。」
 「ええやん。あんたを好きっちゅうことに変わりがないどころか もっと深く好きになっんやから。それに、うちも自分があないHぃことが好きとは 知らんかったしな。」
 「恥ずかしい奴。」
 「藤田くんの前では、素直になれるんよ。」
 「そっか。」
 俺と委員長が、仲良く下校してるのを 志保はどうみているんだろう。前なら、邪魔しに来たようなもんだが 隠れるように後をつけてくる。バレバレだってことに気づいてないのが、可愛いもんだけどな。
 「なあ・・・ 長岡さん、なんで ああも神岸さんの為に必死になってるん?」
 「あいつ、あかりのことが本当に好きだから あかりの気持ちを知ってて あかりの為に自分に嘘をつける奴なんだ。」
 「 ・・・バカやね。」
 「ああ、バカだ。」
 委員長も、その気持ちを知ってるから それ以上は言えないみたいだ。騙されるより、騙してる方がどれだけ辛いか・・・ 委員長が語った話にあったのを 思いかえされる。
 「長岡さんの気持ち、もっと揺さぶって はっきりさせたろかな。」
 「んっ?」
 「ヤクドは、中止や。あっちいこっ!」
 委員長は、急に俺の腕に抱きつき 反対方向へと引っ張った。
 「ちょっと付き合ってえや。」
 まるで恋人同士のように、ピッタリと寄り添い歩く。触り慣れた胸が、押しつけられる。生地越しとはいえ、普通のシチュエーションに興奮しそうだ。
 「どこ行くんだよ。」
 「んふふ、ええところや。」
 委員長が、楽しそうに微笑む。
 志保が、後をつけていないかのように 可愛い微笑みを俺に向ける。こうして、委員長と何気なく歩くなんて 久しぶりだ。主人と猫という関係が、普通だということを遠ざけていた。だから、今 委員長が楽しいように 俺も楽しい。
 「楽しそうだな。」
 「うんっ! めっちゃ楽しいっ!! こんな風に寄り添って表を歩けるとは、思ってもみんかったことやからね。その点では、長岡さんに感謝せなあかんな。」
 頬を染め、楽しそうに笑う委員長。生き生きとしている。
 「そんなこと、いつでもできるじゃないか。」
 「そんなわけには、あかんのよ。私らで、決めた約束もあるし。それに、藤田くんの為でもあるんよ。いろんな女の子と歩いてんのみられて、噂立てられんのも ええ事ないやろ?」
 「まあな。」
 「せやから、こうやっていられんのは 特別な事でしかないんよ。」
 委員長の腕に、力が入る。それは、想いのあらわれだろう。
 「そっか。」
 「あ、藤田くん こっちや。」 
 急に引っ張られて、細い路地へと入る。
 何気ない事が、特別な事になってしまっている。そのことに気づかなかったなんて、俺としたことがなんたる失態。俺の為にいろいろしてくれる彼女たちに、俺は何もしてないみたいじゃないか。彼女たちに、いつも甘えていたってことじゃないか!
 「藤田くん?」
 「 ・・・ん? ああ、なんだ?」
 「悩まんどいてえな。うち、今幸せなんやから。これが、一時の幸せでも その記憶は残るし。」
 「寂しいこと言うなよ。これからも、もっと楽しい思い出を作っていこうぜ。」
 「!? うんっ!」
 俺たちは、本当の恋人として 細い路地を抜けた。
 そこには、地元では有名なホテル街だった。 ・・・なんで、委員長が あんな抜け道を知ってるんだ?
 それにしても、学生服でここを歩くのは やばいよな。
 「どっか、さっさと入るか。」
 「いややは、藤田くん。」
 委員長は、顔を赤くしてはいるが 嫌がってはいない。
 「 ・・・うちかて、ご主人様にゆっくり可愛がってもらいたいけど 今は後を付けてきてる長岡さんのことが 先やろ。ここは、我慢して 通り過ぎるだけにしときましょ。」
 なるほどな。しわの激情をさらに煽ろうとしたってことか。考えたもんだな。
 「そのうち、一緒に来れるといいな。」
 「んっ・・・ 。」
 本当に可愛いぜ、委員長。そんな仕草されると、本当に連れ込みたくなるぜ。


 「ちゃんと、ついて来とんな。」
 「ああ、関心するほどしつこいぜ。まあ、俺たちもついてきやすいようにしていたんだけどな。」
 「そうやな。 ・・・うちの短い夢も終わりか。楽しかったな。」
 「そんなこと言うなよ。また、デートしようぜ。それに、みんなに気兼ねしなくていいぜ。同じように、みんな相手していくからよ。またデートできるまで、ちょっとばかりかかっちまうけど 待っててくれ。」
 「うんっ! 楽しみに待ってるから、忘れたらあかんで。」
 嬉しそうに、委員長は俺から跳ね退いた。
 踊るトレードマークの三つ編み。
 そして、物語を締めくくるように 俺と委員長は向かい合った。もうすぐそこには、館の門が見えている。だが、そこからは入れない。周りの住人からの目もあるので、もっぱら勝手口を使っている。来栖川邸の高い壁に面しているから、少しは安心できるのだ。
 「ああ。」
 チュッ!
 軽く、唇が触れるだけのキスを 委員長に贈る。志保は、きっと驚いてるだろうな。
 「んふっ、嬉しいわ。ありがと。。。」
 そして、俺たちは 勝手口のある路地へと入る。これで、志保からは見えなくなるんで 慌てて寄ってくるだろう。それも計算して、ゆっくりと歩く。
 俺たち以外、誰もいない道。
 わざとらしく、ゆっくりと辺りを見渡して 勝手口を開けて中に入る。ここで忘れちゃいけないのが、完全に閉めてはダメだ。少し開けて、志保が中に入れるようにしておくのだ。
 「うちらが、待ち伏せするん?」
 「違うぜ。な、セリオ。」
 隠れているセリオに、声をかける。
 「なっ!?」
 委員長が、驚き 振り返る。いい反応だ。
 「家の中に入ったところで、待機するんだ。」
 俺は、委員長を引っ張って 館の中に入る。あとは、セリオが志保を押さえてくれる。
 館の中へと入ると、扉の脇にある監視用モニターをみた。
 「さっきの電話は、セリオへの指示だったんやね。」
 「そういうこと。さて、餌撒きは全て終わった。あとは、志保が食らいつくだけだ。」
 「楽しいなぁ。」
 「ああ。 ・・・来た。結構、早かったな。」
 モニターの中に、扉をそっと開けて 中の様子をうかがう志保の顔が映った。
 横で、委員長の唾を飲む音がする。
 ジッと、俺たちがみつめる中 ゆっくりと身体を忍び入れてくる。周りをうかがいながら、歩みを進めている。
 セリオには、気づいてない。外の集音マイクも、誰の声も拾っていない。
 呼吸音だけが聞こえる静けさの中・・・ やがて、その時は来た。
 モニターの中に、ゆっくりと志保に近づくセリオが 写り出される。
 「長岡さん、不法侵入です。」
 バチッ!
 「ぎゃあっ!・・・ 」
 セリオの手が、志保の肩に触れると同時に 志保の身体が一瞬踊り 崩れ去る。
 セリオの指から放たれた高圧電流により、麻痺状態になったのだ。
 「なにしたん?」
 「電気ショックさ。行くぜ、智子。」
 「はい、ご主人様。」
 扉を開けると、すぐ目の前に 地に倒れている志保と、それを見下ろしているセリオがいた。
 「ごくろうだったな、セリオ。」
 「いえ、大したことではありません。」
 「志保、いい様だな。おっ・・・ ふぅ〜ん、俺たちの後をずっと付けてきたから 溜まってたんだ。」
 志保のスカートと地面に、染みができている。電気ショックで、失禁したみたいだ。
 俺の言葉に、一言の反応もできない志保の心境はどんなものだろうか・・・ 。
 「そうみたいやな。けっこうな量が出とるで。
 ・・・長岡さん、堪忍してや。これも、うちらの為なんや。その意味、これからわかってもらうんやけどな。」
 腕を組んだ委員長が、見下ろす。
 「いつまでも、ここにほかっておくわけにはいかないぜ。 ・・・よっ、けっこうあるな こいつ。」
 「ご主人様が、汚れてしまいます。私が、運びますので 降ろしてください。」
 「これぐらい、どうってことないさ セリオ。これぐらいしてやんないと、こいつも救われないぜ。」
 「そうですか。では、せめてスカートを脱がしてください。」
 セリオは、小水で志保の濡れたスカートを脱がせようとする。雫が、ポツポツと落ちるのがわかる。
 ここで脱がせておいた方が、後々楽だと思った。
 セリオが、器用に脱がせていく。
 「パンティも、ずぶ濡れで透けているで。それにしても、色気のない下着やなぁ。これなら、オムツでも変わりないな。」
 「智子、志保をいじめるのは 後にしておけ。」
 「はぁ〜い。」
 「スカートなど汚れているので、洗濯いたします。ご主人様の服も汚れてしまったようなので、一緒にいたしますね。」
 「ああ、頼む。じゃ、入るか。」
 濡れたスカートを持つセリオを先頭に、俺と委員長が続く。この場所なら、敷地に入っていなければ 誰にも見られることはないが、それでも 志保がいつまで麻痺しているかわからない以上 次の段階に進むことが肝心だ。
 館に入ると、目指すは あのお仕置き部屋だ。あそこなら、志保の身体も洗ってやれるし なにより道具が揃っている。
 志保は、身体は動かせないままだが 瞳を動かして周りの状況をうかがっている。
 「心配か、志保? 壊れちまわないように、気をしっかり持つことだな。俺には、それしか言えんよ。」
 ここで、一度不安を煽って 覚悟させる。そうすれば、少しは大丈夫だろう。
 ガチャッ
 「ご主人様、どうぞ。」
 セリオが、あの部屋の扉を開ける。志保の顔に、不安の色が浮かぶ。
 セリオに続いて中に入り、ヒンヤリとしたタイル張りの床 温水シャワーの近くに志保を降ろす。
 部屋の中には、すでに先輩とレミィ、マルチが待ちかまえていた。
 「んじゃ、あとは頼んだぜ。」
 「はい、お任せください。」
 マルチは、掃除の達人だから 志保をきれいにしてくれるだろう。それに、レミィが居たって事は 志保を押さえる役が必要ってことかと思う。
 俺は、部屋を出ると すぐに風呂に向かった。汚れている服を脱ぎたいのと、汗を流したいからだ。
 「ご主人様、うちも一緒にええかな?」
 「いいぜ。」
 俺を追ってきた、委員長。二人して、脱衣場に入る。そこには、綾香と葵ちゃんが待っていた。
 「上手くいったようだね、ご主人様。」
 「ああ、上手くいったぜ 綾香。」
 俺は、服を脱ぎながら答える。こういうときには、手を出させない。服の着脱を手伝ってもらうことに慣れていないのもあるが、鬱陶しく感じるのもある。彼女たちは、ただ見ているだけだ。
 「簡単に引っかかるから、面白くないんだけどな。」
 「でも、これからなんですよね。」
 「そういうことだ、葵。」

 「いい格好だな、志保。」
 お仕置き部屋に戻ってきた俺は、身体を洗われ 他の娘同様に腸の洗浄をされた志保が 椅子に固定されていた。椅子と言っても、特別なもの・・・ 分娩台だ。それにしても、どこから調達してきたことやら。
 「これは、どういうことなのよ ヒロ!」
 「おっ、声はでるようになったんだな。」
 「うるさいっ! そんなことは、どうでもいいわよっ!!」
 騒ぎ立てるが、志保の手足は麻痺しているのか ほとんど動いていない。
 「芹香、薬使ったのか?」
 「はい。官庁の途中で暴れ始めましたので レミィさんの協力を得て大人しくさせました。いけなかったですか?」
 「上出来だ。」
 俺は、芹香の頭を撫でて 誉めた。先輩は、嬉しそうにジッとして 赤くなっている。
 「ちょっと、私のことほかっておいて 何小声で話してんのよっ!」
 「うるせえな。自分の立場ってもんを、わかってねえようだな。俺の一声で、おまえをどうにでもできるんだぜ。」
 「なっ・・・ なによ、私を脅す気?」
 「静かにしなさいっ!」×2
 「きゃああっ!!!」
 志保の左右から、綾香と琴音ちゃんが 志保の二つの乳首を摘み捻り上げた。
 「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い・・・・・・ 」
 パッと手を離されると、志保の乳房は踊るように揺れる。
 あれだけ痛がっていたところをみると、薬の効果を薄めているようだ。まあ、両手足・腰はしっかりとベルトで固定されているから どのみち動けないさ。
 「あんたたち・・・ 変だよ。そんなかっこうして・・・ ヒロのこと、ご主人様って どういう事よ。」
 呟くように話し出した。乳首を抓られた事が、効いたのだろう。
 「私たちが、変? 違うわ。あなたが、変なのよ。ここでは、これが当たり前の姿。だって、私たちはご主人様の猫だもの。」
 綾香は、胸を張って答えた。その姿は、女王と言ってもいいほどの威厳を感じた。
 「そうだヨ、シホ。シホも、Catになってみればわかることネ。」
 レミィが、志保の後ろから顔を覗き込むように言う。
 「わからないわよ。。。私、そんなのになる気ないし。あんたたちが、勝手にやってればいいのよ。」
 「ん〜、できればそうしたいんだけどねぇ。でも、ダメなんだな これが。あなた、ご主人様に抱かれたでしょ。それに、あなたの素行がね・・・ 問題なのよ。」
 「絶対に、絶対に誰にも言わないから。ねっ、ねっ!」
 「だぁ〜めっ!」
 綾香は、懇願してくる志保を にっこりと微笑んで跳ね返す。それで、志保は何も言えなくなったのか 口を堅く詰むんでしまった。
 「まあ、そう言うことだ。
 志保のことだから、一筋縄じゃいかないことぐらいわかってるさ。だから、こっちも そのようにさせてもらうぜ。」
 志保の場合、他の娘たちみたいに 心を簡単に開いたりしない。それは、志保と長く付き合ってるから わかることだ。時間をかけ、志保が墜ちるのを待つしかない。
 「とりあえずは、猫の姿になってもらうかな。」
 俺の言葉を合図に、尻尾を持って準備していた葵ちゃんが 志保に近づく。
 それを見た志保は、顔を青くして あがらい始めた。
 「いやっ! 嫌よ、そんなのっ!!!」
 身体を分娩台に固定されて、どうにもならないのに暴れ出す志保。
 「おとなしゅうせんかいっ!」
 ズプッ
 「☆☆☆☆☆!!!!!きゃああああぁぁぁぁぁっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!」
 粘性の高いローションを塗した委員長の指が、志保の尻の穴に突き立てられた。
 予想もしていなかった出来事。
 考えもしなかった場所への刺激。
 志保は、絶叫するしかない。
 「いっ・・・ たいっ! 痛いっ・・・ いた・・・ い・・・・・・・ 」
 ガチガチと歯を鳴らして、痛みをこらえる志保。
 「あんたが、おとなしゅうせんから悪いんやで。」
 「 ・・・抜いて・・・ 抜いてよ・・・ 。」
 「ダメやっ。」
 グリッ グリッ
 「いやあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっ!!!!!!!!」
 委員長が、指を捻り 尻の穴を刺激する。もしかしたら、中に入ってる指の部分を曲げているのか?
 「ええ感じやろ? ここの味を知ったら、病みつきになるで。うちなんか、この中の誰よりも先に ご主人様にされんやからな。そら、ごっつう恥ずかしかったけどな。いくら嫌がっても、やめてくれんかった・・・ 。」
 「そんなことしないで・・・ 。」
 指を止めない委員長に、泣く志保。妙な構図だ。
 「でも、感じてしまうんや。あんたかて、濡れてきてるやないの。オメコ、パクパクさせて クリもでかくなってるやんっ。」
 たしかに、委員長の言う通り 志保の秘所が開いている。白濁した愛液が、滲み出てアヌスまで垂れてきている。
 委員長の指の動きは、回転に加え 前後の動きが加えられ、チュポチュポと音を立て始めた。
 「んっ・・・ ああっ・・・ そんなこと・・・ ない。」
 「感じてないって言うのか? そのわりには、色っぽい声を出してるじゃないか 志保。」
 「冗・・・ 談。我慢・・・ くうっ・・・ してるだけ・・・ よ。」
 「そっか。」
 俺は、志保のアヌスを弄んでいる委員長の腕を掴むと アヌスから指を引き抜かせた。
 チュポッ
 「あっ・・・ 。」
 刺激を失った志保の窄まりは、収縮を繰り返し 新たな刺激を求めているかのようだ。それは、志保の顔をみても 期待をうかがわせる表情をしているのがわかる。
 躯は、紅く火照りをみせ 先程までの抵抗をみせない。
 「心配すんなって。」
 「心配なんてしてないわよっ! 私をいたぶりたいなら、さっさとしなさいよ。そんなことされたって、私は絶対にあんたたちの言いなりになんてならないからっ!」
 志保は、躯の火照りを振り払うかのように 俺たちに敵意を向ける。
 俺は、そんな志保の強がりを打ち砕きたくなった。
 「セリオ、剃毛の用意をしてくれ。」
 「はい。」
 「なっ・・・ 剃毛って・・・ ?」
 「別に、志保の頭を丸めるわけじゃないさ。あそこの毛を剃って、きれいにするだけだ。」
 「あっ、当たり前よっ! 頭なんて丸めたら、人前にでれないじゃないっ!!」
 「そっかぁ? 頭丸めたって、パフォーマンスかと思って 受け入れられるんじゃねえか?」
 「んなわけないっ!」
 いつもの志保の調子に戻っている。
 「ご主人様、どうぞ。」
 セリオが、シェービングクリームと安全カミソリを持ってきてくれた。
 手にクリームを取る。
 「冗談でしょ?」
 「いんや。」
 ペチャッ ワシャワシャ
 クリームを、志保の陰毛全体に馴染ませる。
 「いやよ・・・ そんなの。」
 「俺の猫たちをバカにしてくれたからな・・・ その罰は受け手もらうぜ。」
 ジョリッ・・・ ジョリジョリッ・・・ ジョリッ・・・
 「いやあっ! いやぁ〜っ!」
 「嫌がってるわりには、わかってるんだ。大人しくしてねえと、クリを削ぎ落としちまうからな。」
 志保は、身体を強ばらせて耐えている。
 「くうっ、恥ずかしいから さっさと終わらせてよ。」
 「俺に、命令する気か?」
 「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっっっ!!!!!!」
 俺は、剃るのを止めて 志保の充血したクリトリスを指で潰しあげた。
 「うわぁ〜、痛そう。」
 誰かともなく、声を漏らす。
 俺に対して生意気な口の聴き方は、猫になる為には許されない。それは、ここでの掟だからだ。決して、俺の本意ではないが 他の娘たちの手前厳しくしなければならない。でなければ、不公平となる。
 俺は、志保を良く知っているから 加減も知ってる。これぐらいで、従ったりしないのも。だから、厳しくする。誰よりも、強く調教してやるぜ。
 プシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・
 志保は、耐えきれずに失禁した。クリトリスを摘んでいる俺の手の平に、温かい水流が勢いよく当たる。
 「あなた、ご主人様にオシッコをかけるなんて 許されると思ってるの?」
 グイッと、志保の顎を掴んで 綾香が睨む。
 「あああ・・・ やだぁ〜・・・・・・ だって・・・・・・・ 」
 チョロロロロロ・・・・・・・・・・ ・・・
 やっと小便も止まり、俺は手を離した。
 志保の顔を見ると、綾香に顎を掴まれ 涙と涎でグシャグシャにしている中にも 安堵の表情をしていた。充血したクリトリスを摘まれたのが、余程こたえたのだろう。
 「綾香、やめろ。」
 「でも・・・ 。」
 「いいんだ。これくらい大したこと無いぜ。それに、まだこれからなんだ。」
 「ご主人様が、そう言われるんでしたら。」
 綾香は、渋々引き下がった。
 「ご主人様、シャワーです。」
 「ああ、ありがと マルチ。」
 マルチが、シャワーを引っ張ってきて 小便で汚れた俺の手や床を洗い流してくれる。
 「残りは、うちが剃ります。」
 委員長が、俺の手からカミソリを取り 志保の残りの陰毛を剃り始めた。
 俺は、何も言わず それを見守った。
 「えらい愛液滲ませてんね。あんだけのことされたんやから、当たり前か。」
 ジョリ ジョリ ジョリ ・・・
 志保は、まったく動かず ただ天井を見ている。投げやりになったのか?
 ジョリ ジョリ ジョリ ・・・ ・・・
 「まあ、こんなもんやろ。ちっちゃい子みたいにきれいになったで、長岡さん。これからは、自分でケアするんやで。」
 委員長は、剃り終えると 志保の恥丘を撫で上げた。一瞬、ビクンッと反応するも 声さえださない。あきらめたのだろうか?
 いや、こいつの場合 油断はならない。
 「んじゃ、一発いっとくか。」
 俺は、ズボンの中から 張りつめたモノを解き放った。獲物を求めているモノが狙うのは、志保の未開発なアヌスだ。
 俺は、剥き出しの志保の下半身に近づいていくが 志保は俺を見ようともしない。強がりも、あきらめも、今のうちだ。自分が、何をされるか知った時 無視などできなくなるからな。
 「志保、覚悟はできたか?」
 「 ・・・ 」
 「俺とは、話もしたくないか。まあ、いいさ。
 セリオ、ローションを持ってきてくれ。」
 「はい。」
 流石に、潤滑なしでは アヌスに挿入は苦しい。一応、愛液と小便で濡れてはいるが 心許ない。ヴァギナなら、一度開通してるから 滲ませている愛液だけでも十分に入れることもできるだろう。俺のモノが、ダメージを受けるとは思えないが 用心するにこしたことはない。他の娘たちとのプレイもあるしな。
 「ご主人様、どちらがよろしいですか?」
 粘性の違う、二種類のローションを持ってきた セリオ。
 「粘性の高い方でいい。」
 俺は、ローションを受け取り モノに垂らした。ドロォ〜とした感じで、俺のモノに絡み付いてくる。見た目は、蜂蜜でも付けてるって感じだ。
 「んっ? なんか、スースーするな これ。」
 「夏ですので、少し涼しくなると思いまして ハッカオイルがブレンドしてある物を用意してみました。」
 ・・・なんか、冷えて 萎えちまいそうだ。
 「そっか。でも、もう少しハッカは控えた方が 俺的にはいいぞ。」
 「わかりました。気を付けます。」
 なんとなく、落ち込んだセリオが 可愛そうになる。最近、特に感情表現が豊かになってるから ドキッとするぜ。元々、美人顔なんだからな。
 「待たせたな、志保。」
 俺のモノが、ビクンッと上下する。
 俺の言葉を聞いて、志保の躰もビクンッと反応する。志保の秘所と菊門が、キュウッと萎むのがわかる。
 「綾香・芹香、志保のケツを広げろ。」
 「はい。」×2
 すかさず行動に移る二人。左右から、グッと尻を広げられる。プックリと、肛門が膨れ上がるように突き出る。
 「えっ? ええっ!?」
 ピトッ・・・ ググッ・・・ グッグッ・・・
 「いやあっ! いやあっ!」
 アヌスを、俺のモノが力強く突破をはかる。が、志保も抵抗を強くする。
 アヌスが窪み、モノの先端が入ると ローションの効果もあって 次第に奥へと進む。
 「そんなとこに・・・ 入れないで。お願いだから・・・ お願い。」
 「ダメよ。早く済ませたいと思うなら、お尻の力を抜いて 受け入れることね。」
 「そんなこと・・・ 。」
 「受け入れないって言っても、無駄よ。だって、もうすぐ入ってしまうもの。くすくす。
 それに・・・ ご主人様のお手伝いしようかしらね・・・ また、お豆さんでも摘んで。」
 「えっ! それだけは、嫌っ!!!」
 志保は、先程のあの強烈な刺激を思い出していた。その恐怖が、志保のアヌスの力を抜いた。
 ズズズッ
 「んああっ!」
 一瞬、キュッ!と締まりをみせるが 慌てるように締め付けを緩める。
 志保の躯が、小刻みに震えている。侵入物に耐えているからか? たまに、ビクンッビクンッとも反応する。躯は、興奮しているのだろう 乳首をビンビンに立てている。
 ズブブブブブブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・
 「おああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!」
 俺のモノが全部入ると、志保は絶叫した。それと同時に、俺のモノを痛いほどに締め付けてくる。
 「二人とも、もういいぞ。」
 綾香と芹香の二人は、手を離し下がる。
 「さて、気分はどうかな 志保くん。」
 縛られている身体を動かして、暴れる志保。暴れたって、突き入れているモノが抜けるわけじゃないのに 無駄なことを。手足の縛られているところが、傷つくぞ。
 「痛いっ! 苦しいっ! もう嫌っ、こんなのっ!!!」
 「すぐに終わってやるさ、今日はな。」
 ニュププッ・・・ ズズッ!
 ニュププッ・・・ ズズッ!
 「ひあっ! んあっ・・・ んっんっ・・・ おああっ!」
 ズプッ・・・ ズズッ〜・・・ ズッズッ
 ズプッ・・・ ズズッ〜・・・ ズッズッ
 「どうだ、志保? 初めてのケツわ犯される気分は?」
 「止めてっ! おね・・・ がい・・・ だから・・・・・・ 」
 また、涙と涎で グシャグシャの志保。それをみて、罪悪感が湧いてきた。志保だから、多少の無茶はいいと思っていた俺だが それは間違いだったのか? 俺は、志保の内面を忘れていたかもしれない。それとも・・・ ここでの生活が俺を変えたとでも言うのか。。。
 「そうだな・・・ 初めから飛ばしちゃ、壊れちまうかもな。んじゃ、終わらせてやるぜ。」
 ズプッ ズッズッズッズッ ズプッ ズッ ・・・
 「んああ〜、激しくしないでぇ〜〜〜!!!! 私の・・・ 私のお尻が、壊れちゃう〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・ 」
 「イクぞ・・・ イクぞ、志保。 ・・・くっ・・・ んんっ!」
 ドクッ ドクッ ドクッ ドクッ
 志保の直腸壁に、精液を激しく叩きつける。今日最初の射精は、濃く長く感じる。
 「いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」
 射精を感じた志保は、大きく声をあげ 反り返って逃れようとする。
 「熱いっ・・・ 熱いのが、たくさん入ってくる。嫌っ・・・ 嫌だ・・よ・・・・・ 」
 志保のアヌスは、収縮を繰り返し 俺のモノを搾りあげる。吹き出る精液を、吸い上げているかのようだ。
 「そんなに締め付けて、中だしされるのが気に入ったのか 志保。」
 「うああっ、いっぱい・・・ いっぱい・・・ ・・・ 」
 「ふぅ〜、ま いいか。」
 ズヌヌヌヌ・・・・・・ ズポンッ
 「うひゃあっ!」
 「葵、すぐに志保に尻尾をつけろっ!」
 俺は、志保の中から俺の精液がでないうちに 栓をしようと思った。
 「あっ、はいっ!」
 用意してあった志保用尻尾を、慌てて取りに行く葵ちゃん。
 「うううっ・・・ お尻が・・・ お尻が・・・ ううっ・・・ 」
 アヌスを犯され、中だしされたことがショックだったのか すすり泣く志保。そんな志保に、俺は手元に置いておきたいと 強く想った。
 志保のことだ、いつか俺の前から 突然消えてしまうことがあるかもしれない。そんなことをしても、俺の元に戻ってくるように 強い絆を作っておく必要があると感じた。
 「はい、ご主人様 持ってきました。」
 「んじゃ、志保のアヌスに挿入するんだ。」
 「 ・・・はい。」
 葵ちゃんは、接続部分を両手で持つと 唾を飲んだ。
 「間違えるなよ。まだ、口を開けている穴だぞ。」
 「はい。」
 ピトッ
 葵ちゃんは、尻尾の接続部先端を アヌスにあてがう。
 ズルッ ズプププププッ
 「いあっ! またなの? 入る、入る、入れちゃやだ・・・・・・ 」
 ジュプ〜〜〜〜〜〜
 「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
 プウ・・・・・・・ ウン
 コンタクトプラグが、全て志保の体内に入ると 精神接続が開始される。それで、葵ちゃんは 慌てて手を離した。
 「これで、いいんですか ご主人様?」
 「ああ、上出来だ。」
 「ご主人様、猫耳です。」
 「んっ・・・ 今回は、まだいらないんだ 琴音。」
 「えっ? どうしてですか、ご主人様!」
 俺が断ったことを、琴音ちゃんは 不思議に思っている。俺の猫になる為の、大切な儀式の一つであるのだから それは仕方ないことか。
 「いやあっ! なにこれっ!! なによこれぇぇぇ〜〜〜〜〜っっっっっ!!!!!!!!」

 自分の身体の一部となりつつある尻尾に戸惑い、パニックを起こしている。志保。縛られて、身体は動けないのに 自由になる尻尾だけが ピチピチと動き回っている。
 「 ・・・はぁ〜・・・ セリオ、志保の拘束を解いてやってくれ。
 志保、静かにしねえと またクリを潰すぜ。」
 「ヒィッ!」
 俺が、声を低くして脅すと ビクッとして志保は 慌てて口をつぐんだ。そして、大人しくなったところで セリオが拘束を解いていく。
 「気づいてないかもしれんが、こいつは 本音を言っちゃいない。みんなみたいに、俺の側に居たいが為に 猫になることを望んでいない。そんな奴に、猫耳を着けて契約を無理強いしたって 反古にされちまう。」
 「では、どうするのですか?」
 「まあ、考えがあるから 任しとけって。だいじょうぶだ。そんな心配そうな顔をすんなって、琴音。それに、葵も。俺だって、おまえたちとの日常を失いたくないからな。」
 「ご主人様ぁ〜〜〜。」×2
 左右から、琴音と葵が抱きついてくる。ホントに、可愛い娘たちだ。
 「アア〜〜ッ! ズルイネッ!」
 そう言って、レミィも抱きついてきた。
 「きゃあっ! レミィさん、その胸は反則ですよ。」
 俺に抱きついている琴音ちゃんの顔に、レミィの乳がきたのだ。
 「ごめんネ、コトネ。」
 「しょうがねえな・・・ とに。」
 俺は、次々と抱きついている三人の頭を 優しく撫でた。ペットのような感覚もあるが、それよりも 心が通じあってる者の心地よさに酔いしれる。
 「ほらほら、あんたらあも いい加減にしとき。」
 委員長が、呆れて声をかけてきた。焼き餅を焼いているのは、わかているさ。
 「トモコも、混ざればいいネ。」
 「イタイッ!」
 バシッと、委員長の手刀が レミィの脳天を直撃した。
 「あの娘のことが片づいてえへんのに、安心できるか! さっ、離れて 離れて。」
 委員長は、三人を俺からひっぺがす。志保のことを言われては、三人とも大人しく従うしかなかった。
 「悪かったな、智子。」
 「いえいえ、問題は早期解決が一番やからね。ところで、どうするん あれ?」
 拘束を解かれても、分娩台で’ぐてぇ〜’としている志保を指さして 問いかける智子。
 みんなの精神状態を考えても、決着をつけないと 悪くなる一方だろう。
 「志保っ!」
 俺が、力強く名前を呼ぶと 気怠そうに上半身を起こす志保。下半身に起こっていることも、認めたくないのだろうか。
 「俺と賭をしないか?」
 「か・・・ け?」
 「そうだ。おまえが、尻尾を着けたまま 24時間俺たち以外の・・・ 第三者に気づかれなかったら おまえの勝ちだ。ただし、家に隠るんじゃねえぞ。ちゃんと学校にもでて、普段通りの生活をするんだ。」
 「それで・・・ 私が勝ったら、どうなるの?」
 「おまえは、自由になる。俺は、あかりにここのことやこいつらのことを全て話す。」
 「それで?」
 「俺が勝ったら、おまえは俺のものになるんだ。その時には、おまえの本当の気持ちを みんなにも話すんだぜ。」
 「そんなの・・・ そんなの、あんたたちに都合のいい条件じゃない。あんたのことなんて、簡単にあかりにばれてしまうわ。それに、私になんのメリットもないじゃない。あんな・・・ あんなことされて・・・ 。」
 「わかってないのは、おまえだよ。志保は、この家の敷地に勝手に入ったんだぜ。いわゆる、”不法侵入”ってやつだ。
 それにな、その尻尾は 鍵がなけりゃ抜けないぜ。」
 「えっ? それ・・・ どういうことよ」
 尻尾が、自分の身体から自由に外せないということに 志保は驚きを隠せない。
 「私が、説明してあげるわ。この尻尾はね、内蔵電源と生体電気利用して動いているのよ。
 筋肉を動かすにも電気信号が使われているし、神経伝達も電気信号ね。私たち自身 体中の至る所で電気を発生させているわ。
 尻尾が神経接続されている以上、完全に私たちの身体の一部なの。だから、尻尾を動かすってことは 内蔵電源で足りない電気を 生体電気から吸い上げるってこと。カロリーを消費するのよ。
 その身体の一部となっている尻尾を、無理に抜こうとすれば どうなると思う?
 直腸内は傷つき、肛門は裂け 繋がっていた神経はダメージを受けるわ。そう、まるで手足をもぎ取られたみたいに。それだけのリスクを、あなたに犯せる? あ、尻尾を切ったって 同じだから。
 その尻尾を外せるのは、このスティックキーだけ。」
 「そんな・・・・・・ 」
 「尻尾が、取れないと苦しいでしょうね。なんたって、強制便秘ですもの。」
 綾香は、志保の恐怖を煽り立て 楽しんでいる。綾香にとって、志保は面白くない存在なんだろう。その現れが、この脅しか。
 志保は、身体の一部となってしまった尻尾を 意のままに動かし見つめている。綾香の言葉を考えているのか?
 「志保、素直になれよ。おまえがそんなんだから、あかりは甘えてるんだ。」
 「 ・・・・・・ 」
 「あかりは、俺におまえに甘えている事に 気づいてないんだよ。気づいたと思い込んでるだけだ。その結果が、これだ。ここにあかりがいないことが、わかってないってことなんだ。」
 あかりは、自分から進んで俺の元に来なかったから ここに連れてくることもなかった。
 「 ・・・わかったわ。私の為にも、あかりの為にも その賭に乗るわ。絶対に勝って、あんたをこの異常なことから 目を覚ましてやるんだからっ!」
 「そんな格好で、力まれたって 説得力ねえぞ志保。」
 「あんたたちが、こんなことしたんでしょうがっ!」
 元の志保に戻りつつあるが、迫力がなく 大人しい。
 「そうだな。おまえの体内には、俺の精液が入ってるんだ。ゆっくりと吸収してくれ。」
 「あっ・・・ !」
 志保は、真っ赤になって 身体を分娩台に沈めた。
 「心配すんなって。俺は、勝つさ。」
 みんなは、俺の側に身を寄せ合うように集まっていた。
 だが、こればかりは運次第なのだが 彼女たちに絶対の約束をする。俺の本命は・・・

***
 「よおっ、志保。逃げずに、ちゃんと来たな。」
 「当たり前よっ!」
 俺は、早くから登校し 志保を待っていた。それも、朝練のあるレミィと一緒だったからだ。
 志保を解放した痕、彼女たちと話し合い 愛し合い・・・ レミィを連れて、館を後にした。一人暮らしをしているレミィが、俺とベットを共にすることになったのだ。マルチだけじゃ、俺を起こせないってことだ。
 他の娘たちも、気になって 個々で早めに登校してきた。
 「さっそく、もう見られたんじゃないか?」
 「フンッ。そんなドジ、踏むわけないないじゃない。それに、見られたって 私が黙ってればわからないじゃない。」
 「ふぅ〜ん、まあ 電車で痴漢にあわなくてよかったな。ま、痴漢にあっていたら ここにはいなかっただろうよ。」
 俺は、心配していたことを口にした。一応、志保の尻尾には 特別に発信器が仕込まれていて セリオがモニターしていたから、緊急の場合助けに行けるのだが 志保に重大な身の危険が起こりうる可能性は 十分にあったわけだ。もし、志保の身に何かあったら 俺はどうしていただろう・・・ 。
 「うるさいっ!」
 「見られていても、おまえが気づいてないんじゃ 確かめようがねえわな。」
 「 ・・・どういうことよ。」
 「学校で、知り合いに見られたら・・・ そうすれば、おまえは自慢するに違いない。」
 「うっ・・・ 。」
 「間違いなく、お前が答えなくても 周りが教えてくれるさ。」
 「くぅ〜、そんなことないんだから。そんなこと、絶対にないんだからっ! 半日後に泣きっ面を曝すのは、あんたよっ!!!」
 ダッと走り出した志保は、捨て台詞を吐いた。あ〜あ、なくとなく尻尾が見えてんだけれどな。
 キーンコーン・・・ ・・・
 予鈴が鳴り、人気が減り 俺たちの存在が目立ってきた。
 「藤田さん、失礼します。行こっ、葵。」
 「はいっ、藤田先輩 また後で。」
 「ああ。」
 琴音ちゃんと葵ちゃんは、きびすを返して走り出す。
 「藤田くん、行こか。」
 俺は、委員長と教室へ向かって歩き出す。長い一日の始まりだ。
 「うちとしては、学校に来てほしくなかったんやけどな。」
 横の委員長が、本音を漏らす。
 「そうだな。その方が、簡単だったけど 志保にも意地があるからな。」
 「そうやけど・・・ 神岸さんに見られた場合 どないするん?」
 「速攻で、拉致って あの館に監禁。」
 「 ・・・鬼畜やね。」
 「いまさらっ。」
 グイッ
 「ひゃっ!」
 俺は、委員長を物陰に引き吊り込んで 唇を奪った。
 「んむっ・・・ んんんっ・・・ んっんんっ・・・ 」
 一瞬抵抗したが、すぐに舌を絡め始めた。まだ、駆け込んでくる生徒もいるのだが 俺たちには気づかない。
 「んんっ・・・ クチュッ・・・ ハア・・・ もうご主人様ったら、誰か見ていたらどないするんよ。」
 「智子が色っぽいから、我慢できなかったぜ。このまま吹けようか。」
 「ダメや。うちらが来てるの、何人も知ってる。」
 「そうだな。
 「誘ってくれるのは、嬉しいんやけど 切ないわ。」
 委員長は、残念そうに言った。俺は、その顔を見て考えなしに行動したことを 後悔した。
 「すまん。」
 「ううん。藤田くんが うちだけを見てくれたこと嬉しい。でも、もうちょっと場所を考えてほしいわ。」
 委員長は、それだけ言うと 俺の横をすり抜けと教室に向かった。俺も、後を追った。
 自分の席に着き、俺は自分の行動に・・・ 抑制がきかなくなっていることを考えていた。さっきのこともそうだが、志保のこともそうだ。あんな、志保が危険が及ぶようなことをしてしまっている。人目にまったく付きそうにない場所で、逢瀬を重ねるのではなく 人目に付いてもおかしくない場所で ちちくりあってしまう。先程の委員長とのキスなんか、クラスの奴にでも見られていたら 今も大騒ぎになっていただろう。そんなリスクを侵す必要がなにもないのに 俺は・・・ 自分の欲求を押さえられないでいる。
 まずい! 絶対的にまずい!!
 とにかく、なんとしても今日一日を乗り越え 志保と決着をつける。その後に、不安定な俺のこの精神状態の回復を謀ろう。
 俺は、委員長を見た。委員長は、様子のおかしい俺を気にしていたのか ずっとこっちを見ていたようだ。俺は、軽く手を振って応えてやる。

***
 「 ・・・後4時間くら・・・ いね。心の準備はいいかしら、ヒロ。」
 授業も終わり、下校する生徒がいなくなるまで 志保は待っていた。少しでも、尻尾を見られる可能性を減らす為とはいえ 他人より長く 用事もないのに学校に残っているのは初めてのことではないだろうか。
 「なに言ってやがる。一瞬の気の緩みで、墜ちるのはおまえだぜ 志保。なんなら、奥の手を使ってもいいんだぜ。」
 「 ・・・なによ。スカート捲りは、反則でしょうが。」
 「ああ、直接捲った場合はな。」
 「道具を使うなんて、卑怯よ。」
 「んなもん使うかよ。ま、いづれわかるさ。」
 俺には、琴音ちゃんの超能力がある。それに、志保はまだ気づいていない。彼女らは、気づかれないように離れて俺たちについてきている。それにしても、よくも一日見られずにきたものだ。それだけ、志保の努力と悪運が強いと言うことか。
 「んっ? そう言えば、尻尾をどこから出しているんだ?」
 俺は、不意にそんなことを思いついた。綾香たちは、裸の時にしか着けていないから なんの問題もないが、志保はどうしたのだろう。ノーパンのわけないだろうし。
 「あっ・・・ あんたなんかに、関係ないで・・・ しょ。」
 「なんだったら、ここで確かめてもいいんだぜ。」
 「えっ!? ちょっと・・・ まじ?」
 「ああ。」
 「 ・・・変わったね、あんた。そんなことする奴じゃなかったのに・・・ 。」
 「おまえだから、意地悪したくなるってのもあるがな。」
 「わ・・・ わかっ・・・ たわよ。その・・・ パンティーに穴開けて、尻尾を通しているのよ。おかげで、一枚バアよ。」
 「ふぅ〜ん、やっぱりそうか。で、そのパンティーも 濡れまくって透けてるんじゃないか?」
 「んなわけないでしょ。ナプキン充てて、吸わせているわよ。あっ、何言わせんのよ スケベッ!」
 「いいって、みんな同じようになるんだ。特に、委員長なんか お尻好きだからスゲー濡れるんだぜ。」
 「 ・・・保科さんが? ふぅ〜ん・・・ 。」
 しまった。志保に、余計な情報を与えちまった。これは、早めに決着つけんと 俺のみがやばいかもしれん。
 「ゲームセンターでも、行くか? おごるぜ。」
 「いやっ。」
 「んじゃ、カラオケ。」
 「いやっ。私が、歌に夢中になってる時に 店員を呼ぶ気でしょ。その手には、乗らないわ。」
 くそっ、失敗か。やはり、最終手段に頼らざるを得ないのか。
 「藤田くぅ〜ん。」
 どうしようか考えている俺に、理緒ちゃんの声が飛び込んできた。来た道を振り返ると、走ってくる理緒ちゃんの姿があった。
 「やあ、理緒ちゃん。」
 立ち止まって、やってくるのを 志保の腕を掴んで待つ。逃げられちゃ、元も子もないからな。
 「ハアハア・・・ 」
 「こんな時間まで学校にいるなんて、どうしたんだ?」
 「うん・・・ ハア・・・ 進路とかアルバイトのことで 先生に呼ばれてて。」
 「そうか、大変だな。で、これからバイトなのか?」
 「ううん。今日は、アルバイト休みなの。お母さんも元気になって、ちょっとだけ余裕ができた感じなんだけど それでもね・・・ 」
 理緒ちゃんは、精神的に疲れたような感じを 漂わせていた。
 俺は、この娘だけは巻き込みたくなかった。他の娘よりも、遙かに生活的余裕がないのに あの館に引き吊り込むのは気が引ける。
 「私には、大学や専門学校へ行くことなんてできないから。私、こんなんだから・・・ 就職も難しいだろうなぁ〜。」
 「そんなことないって。理緒ちゃんのがんばりは、俺がよく知っている。だから、きっと仕事も見つかるさ。」
 「うん。藤田くんが、そう言ってくれるなら。」
 そう言ってみても、俺には不安がある。理緒ちゃんには、少し一般知識が欠けている部分がある。それを補完しないと、どんな目に遭うか心配だ。
 「ねえ・・・ ヒロ。」
 「なんだよ、志保。」
 「もう、行こうよ。」
 志保としては、自由な時間である以上 極力人との接触は避けたいみたいだ。
 「ったく、しょうがねえ奴だな。理緒ちゃん、途中まで一緒に行こうぜ。」
 「あ、うん。なんか、邪魔しちゃったみたいで ごめんね。」
 「そんなことないって。」
 理緒ちゃんが、何を申し訳なさそうにしているのか 俺にはわからなかった。志保のことを気にしてるのだろうか。
 俺と志保は、再び坂道を下り始めた。
 さて、こいつへの対応もをどうするべきか・・・ いっそ、あかりを使うか? このままあかりの部屋を訪れ、あかりを嗾けるのも一つの手か・・・ それとも、雅史を使って・・・ 。
 そんなことを考えていると、側に理緒ちゃんがいないことに ふと気が付いた。振り返ると、理緒ちゃんが先程の所から 動いていない。ただ、俺たちを見ているだけのようにもみえる。
 「理緒ちゃん、どうしたんだ?」
 「あ、うん・・・ なんでもない。」
 理緒ちゃんは、慌てて駆け出した。
 「あっ・・・ ええっ! あわわぁ〜〜。」
 理緒ちゃんは、いきなりつまずいた。しかも、すぐには倒れずに 下り坂を加速しながらこっちへ向かってくる。
 「転ぶっ、転ぶぅ〜。」
 理緒ちゃんは、転ばないように踏ん張ったが 勢いに負けたのだ。
 ドガッ! ・・・ ・・・ ズザッ〜〜
 俺は、正面から 理緒ちゃんを受け止めた。 ・・・が、その衝撃は予想以上に強烈で 俺を吹き飛ばすのに十分なほどだった。
 「くうっ・・・ 。」
 「いったぁ〜いっ。あっ、藤田くんごめんっ! だいじょうぶ?」
 「ああ、これぐらいで大したことねえぜ。なんせ、鍛えてっからな。それより、ケガしなかったか?」
 「私は、だいじょうぶ。
 本当に、ごめん! ・・・私のせいで、こんなことになっちゃった・・・ 。」
 「いいって、理緒ちゃんにケガなくて よかったぜ。 ・・・ところで、その手に持ってるのは?」
 「うああっ・・・ ・・・ 」
 俺の横で、志保がうめきながら 座り込んでいる。俺の転倒に巻き込まれたのではないみたいだが。
 「なんだろ?」
 グイッ
 「う゛ああっ!」
 理緒ちゃんが握っていたのは、志保の尻尾だった。尻尾を握られた志保は、初めて受ける痛覚と別の感覚に 腰を降ろさずにはいられなかったのだ。いわゆる、腰砕け状態なのだろう。
 「いやっ・・・ いやぁ〜〜・・・・・・ 」
 志保は、泣くような声をだすと プルプルと震えた。志保の足下から、アスファルトが水分を含んで 黒く濃く変わっていく。失禁したのだ。
 がんばってきたものが、一瞬で崩れ 緊張の糸が切れてしまったんだろう。
 「藤田くん・・・ これ、尻尾?」
 「ああ。 ・・・理緒ちゃん、ごめん。」
 ドスッ
 俺は、理緒ちゃんに当て身を食らわせた。もう、理緒ちゃんを猫の館へ連れていくしかなくなったからだ。俺が見逃しても、見張っていた彼女たちが 理緒ちゃんを見逃さないだろう。にら、俺の手で。
 「 ・・・ 」
 一言も発さず、気を失う理緒ちゃん。
 「嫌だ、嫌だ・・・ 」
 「ゲームオーバーだな、志保。」
 俺は、手を挙げて 尾行していた娘たちに合図を送った。
 「反則よ・・・ この娘だって・・・ あんたの仲間じゃないのよ。」
 「知り合いだが、仲間じゃねえよ。理緒ちゃんの家庭がどんなんだか知ってっから、引き込むことはできなかったんだ。」
 「嘘・・・ 」
 志保は、失望の色を濃くした。
 「勝負は、俺の勝ちなんだから 俺のものになってもらう。それが、約束だかんな。」
 「くっ・・・ わかったわよ。好きにすればっ!」
 「小便まみれで、粋がってんじゃなえよ。」
 「うっ・・・ 。」
 志保は、自分の置かれた現状から逃れられないのがわかったのか 反論するのをやめた。まあ、泣きわめかなかっただけいいだろうが 自分の置かれた関係を身をもって覚えてもらうしかないな。もっと、素直になるように。。。
 「藤田くん。」
 「委員長、琴音ちゃん、勝ったぜ。まあ、おまけがついちまったけどな。」
 「この人は?」
 「2年D組雛山理緒。琴音ちゃんより、未発達な身体をしているが 先輩なんだぜ。」
 「未発達だなんて、失礼ですっ。発育途上と言ってください。
 でも、なんで その・・・ 雛山さんの身体のことを知ってるんですか? もしかして、その人とも関係が?」
 琴音ちゃんは、ジロッと俺を睨んできた。うっ、琴音ちゃんから オーラが滲み出てるのがわかる。もしかして、俺 吹っ飛ばされるかも。
 「かっ、隠していたわけじゃなくて 理緒ちゃんの家庭の事情で 俺的にはあの館には連れていきたくなかったんだ。」
 「琴音ちゃん、怒らない。話を聞いてからの方がええよ。感情のままに行動しとったら、きっと後悔するし 藤田くんに嫌われるで。」
 「そっ、それは困ります。」
 「委員長、ありがとな。琴音ちゃん、ごめんな 心配かけて。館に行ったら、みんなに話す。それで、俺のことをどうしたいか 決めてほしい。」
 彼女たちは、俺に対して不安を募らせるばかりなのに 俺は隠し事をしていた。それが露見した今、その不信感は最高潮と言ってもいいだろう。
 委員長は、冷静を装ってはいるが 心の奥では不安をグツグツと煮えたぎらせているに違いない。
 「もう、隠している娘はいない。それだけは、信じてほしい。」
 「その返事は、猫の館に行ってからするよって まず そこの二人をどうにかしよ。」
 気を失っている理緒ちゃんに、失禁している志保。それを見下ろしている俺たち。その構図は、傍目にはすごく怪しい。
 「理緒ちゃんは、俺が背負っていくから 二人は志保のこと頼む。」
 「了解や。ほな、長岡さん行こか。」
 委員長は、志保の腕をつかむと 立ち上がるように促した。志保は、力無く従い 腰を上げる。
 「よっ・・・ よいしょ。」
 「手伝います。」
 「ありがと、琴音ちゃん。 ・・・琴音ちゃん、俺のこと 嫌いになったか?」
 「どうして・・・ どうして、そんなこと言うんですか? 私には、藤田さんしかいないんですよ。」
 「こんな情けない男でもか?」
 「それを決めるのは、私たちだって 以前に言いましたよ。藤田さんは、いつも私たちの期待に応えてくれますから 情けなくないですよ。」
 そう言って、微笑んでくれた琴音ちゃんの笑顔がまぶしい。
 「そっか。琴音ちゃんがそう言ってくれるなら、安心だ。」
 俺は、歩き始めた。その後を、志保を挟むように 委員長と琴音ちゃんがついてくる。
 この人数じゃタクシーは使えんし・・・ 志保の下半身が乾くのを待って、バスか。。。

***
 「ふぅ〜〜ん、そう言うことか。」
 綾香は、理緒ちゃんとの関係を聞いて 流し目で俺を見た。
 「俺は、一生懸命働く理緒ちゃんが好きなんだ。」
 「だからと言って、ご主人様の手の付いた娘を 放っておくわけにはいかないわ。」
 綾香も、俺の考えには理解しながらも 俺をいぶかしんでいた。
 「はいはい、俺が悪かったさ。」
 「私たちが、どれだけ不安なのかわかってよ。ここにいるみんなを、あなたが好きだって言うだけで 不安なのよ。私を忘れられるんじゃないかって、不安なの。そんなことないってわかってても、不安なのよ。」
 綾香の訴えに、他の娘たちも同意している。俺が、悪いってことはわかっている。それを、改めて知らされる。
 「 ・・・すまん。俺が、浅はかだった。」
 「私を愛してる?」
 「あ、ああ 綾香を愛してる。」
 「姉さんを、智子を、みんな一人一人を愛してる?」
 「もちろん、愛してる。嘘じゃないっ!」
 「それだけで十分よ。後は、行動で示してね。」
 「わかってるって。」
 はぁ〜、これじゃ どっちがご主人様かわかんないぜ 綾香。
 でも、そう言う態度が 本当は俺に仕えているよりも似合っているんじゃないか。まあ、ここでは俺が君主で 綾香が女王もしくは女中頭ってとこだからな。
 「なにバカ言ってんのよっ!」
 俺たちが、気持ちの確認をしているところへ 志保が割って入ってきた。
 「おまえな、まだわかってないんだな。」
 俺の言葉に反応して、その場にいる全ての猫たちが 志保に滲み寄る。
 「えっ!? ええっ!!」
 「シホ、シホはご主人サマのものなのヨ。ご主人サマをバカにするのは、許せないネ。」
 志保の尻尾に一番近かったレミィが、尻尾に手を伸ばす。
 「いやっ!」
 尻尾を動かし、レミィの手を逃れる志保。その表情は、身に染みた恥ずかしい事実を思い浮かべ 恐怖していた。
 「俺の元へ来い。」
 俺は、それだけしか言わなかった。それだけで、十分なのだ。
 「でも・・・ でも、私はあかりを・・・ あかりに嘘をついた。これ以上、あかりに嘘を重ねられない。」
 「俺が、おまえの嘘を代わってやる。あかりが知ることのないここでは、志保は自由なんだ。」
 「それで・・・ いいの?」
 「いいも悪いも、志保が決めることだ。」
 志保の想いのどちらが強いかを、はっきりとさせる辛い選択でもある。愛情を取るか、友情を取るか。その両方をほしいのなら、志保はここへあかりを連れて来ざるを得ない。
 「ただし、おまえは もう俺のものだ。それを忘れるんじゃないぜ。」
 「わかってるわよ。何度も言わないで。
 ・・・私は・・・ 私は、ヒロが・・・ ご主人様・・・ が好き。だから、本当はご主人様りものになれて嬉しい。
 でも、ご主人様のものになったことを いつまでもあかりに黙っていられるか自身がない。知られた時、あかりに何て言ったらいいのか・・・ わからない。」
 「気にするな。あかりのことは、全て俺に任せておけ。おまえは、自分の気持ちを楽しめばいい。」
 「気持ちを楽しむ?」
 「ああ。」
 自分の思ったこと、やりたいことをするのは 楽しいことだ。それを、志保はわかっているくせに あかりのことだとわからなくなってしまう。無理することないのにな。
 「あんたが、どれだけご主人様のこと好きか知らんけど ぜったに負けるつもりはないからな。」 委員長の意地っ張り。また、対抗心剥き出しにして・・・ わかいい奴だぜ。
 「ふんっ、だ。私の魅力でメロメロにしてやるんだから、保科さんになんかには、負けないわ!」 どうして、そうも対抗するかね。やれやれだ。
 「んじゃ、志保の猫耳をくれ セリオ。」
 セリオが、用意して持っていた猫耳を要求する。即座にセリオは反応して、俺に手渡した。
 「わかっていると思うが、これを着けて契約を完了すれば ここでは俺に全て従ってもらうぜ。」 「うん、わかってる。」
 俺の前に、身を低くして頭を差し出す 志保。その素直さが、違和感を感じさせるが それもじきに慣れるだろう。
 俺は、ゆっくりと志保の頭に 猫耳カチューシャを着けた。一瞬、志保が震える。
 「あっ。」
 志保が声を漏らしたことで、接続が始まったことがわかった。俺が手を離すと、猫耳がピクピクと動いた。
 「長岡さん、そのままお尻を高く上げてください。」
 「えっ?」
 「契約は、まだ完了してないんだ。セリオの言った通りにしろよ。」
 「う・・・ ん。」
 志保は、怖ず怖ずと尻を高く上げた。それは、何かを強請るようなかっこうと言ってもいいだろう。
 「これから、長岡さんの子宮に避妊薬を塗りますから 大人しくしてください。」
 「避妊薬って・・・ ?」
 「皆様は、ピルを飲んでいらっしゃいますから良いのですが 長岡さんはまだですので 直接塗らさせていただきます。」
 「それって、中だしするってこと?」
 「ああ、それが完了の意味を持っている。」
 「わかったわ。早くしてよ、セリオ。このかっこうって、恥ずかしいのよ。」
 「はい。では・・・ 。」
 セリオは、薬の入った注射器を持っていた。普通のと違うのは、薬が高粘度なのと 長く太い針。そして、もっとも特徴的なのは 針の先が小さなビー玉くらいの玉になっていることだった。体内で、薬を伸ばす為に ああなっているんだと思う。
 ツプッ
 「んあっ。やだ・・・ 。」
 ツププッ・・・ グッ
 「んああっ、痛いっ!」
 「我慢してください。それとも、妊娠してみますか?」
 玉型の先端が、子宮口を抜ける時に 志保は痛みを感じていた。薬和出しながらの挿入なので、潤滑はしている。だが、無理矢理に子宮口をこじ開けられたのが 痛みとして感じられたのだろう。
 「それは・・・ ダメ。」
 「では、続けます。」
 注射器のシリンダーが押されて、薬が注入される。それと同時に、円を書くように動かし始めた。 「くっ・・・ んっんっ・・・ んあっ、うぐぅ〜〜〜。」
 子宮の中をこねくり回されるのは、どんな感じなのだろうか。志保をみていると、感じているようにも見えるし 苦痛に耐えているようにも見える。
 「よしよし、もうすぐ終わるからな。」
 俺は、目の前にある志保の頭を 撫でた。なんとなく可愛らしさを感じ、撫でていたのだ。
 俺が、頭を撫でることで安心したのか 表情が軟らかくなった。やっぱり、志保も女の子だったんだな。他の娘たちと同じ目になるなんて。
 チュポッ
 「んっ・・・ 。」
 「終わりました、ご主人様。それでは、お楽しみください。」
 おいおい、セリオ。
 俺は、腰を上げて立ち上がった。それでも、志保は体勢を動かさず 俺を受け入れようとしている。俺は、セリオの言う通り 楽しむことになるのだろうか。たしかに、志保を抱くのはあれ以来だから 新鮮さは感じるのだが。。。
 「いくぞ、志保。わかってるな。」
 「 ・・・私の中に、ご主人様の精液を流し込んでください。私を、ご主人様のものにしてっ!」 志保は、誰に教わったのか 俺の猫になる言葉を吐いた。
 「ああ、してやるぜ。」
 志保の腰を掴むと、尻尾がピンッと一直線になり 緊張していることを表した。その尻尾をスッと撫でると、ビクンッとして 申し訳なさそうにゆっくりと垂れた。
 「しっかり濡れてるけど、解してほしいか?」
 俺は、モノを掴むと 志保の秘所にあてがった。クチュリと、俺のモノの先を 水気を十分に帯びた秘唇が迎え入れる。
 ゴクッ
 俺と志保、二人同時に唾を飲む。
 グググッ
 志保の膣口を押し広げて、モノを進ませる。抵抗が大きい。一度しか受け入れたことのない志保のそこは、もしかしたら処女膜が再生したところもあるんじゃないだろうか。
 「んんっ・・・ 痛っ・・・ 大きいよ。ご・・・ ご主人様の、前より大きい。」
 「あら、言ってなかったっけ? ご主人様のモノ、姉さんの薬で 以前の倍の体積はあるわよ。しかも、絶倫。」
 「嘘っ!? いやあ、痛いよぉ〜。」
 「あの時我慢できて、できないのかよ。」
 「痛い痛い・・・ だって、比較にならないくらい・・・ 痛いっ。」
 ずいぶんと痛がる、志保。
 グググッ・・・ グッ・・・ プチッ
 「いったぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
 ズブゥ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・
 抵抗を突っ切ると、一気に奥まで入ってしまった。
 「んっ? もしかして、本当に処女膜が 自己再生していたのか? 嘘だろ、おいっ。」
 俺は、志保と繋がっているところに 手を持っていってみた。この志保の痛がりよう・・・ それに、あの何かを破るような感覚。
 指先に付く滑り。それが、愛液だけ・・・ ではない。指に付く液体が、紅く染まっていた。
 「痛いっ・・・ 苦しいっ・・・ なんでよぉ〜っ!!!!!!」
 俺のモノをくわえ、苦痛に耐えながらも キュッキュッと締め付けてくる。
 志保にしても、一度開通しているのに 初めての時以上の痛みに混乱しているみたいだ。
 はぁ〜、つくづく身勝手な奴だな。変なところまで、ひねくれてやがる。
 二度目の裂傷を負った秘所は、俺のモノをギッチリとくわえ込んで 離さない。ズキズキとした傷の疼きが、俺にも伝わってくるようだ。
 「私だって・・・ わかんないのよ。」
 「おまえ、あれから膣に何か入れたりしなかったのかよ。」
 志保の膣の奥まで差し込み、痛みが和らぐのを ジッと待つ。それほどまでに、志保の表情は痛々しい。
 「どういうことよ?」
 「オナニーで、道具とか使わなかったかってことだ。」
 「つっ、使わないわよ。私は、そんなに寂しい女じゃないわ。」
 志保は、道具を使うことが 寂しさを紛らわすと思うタイプなのか。
 「じゃ、どんな風にしてたんだ?」
 「なっ・・・ なにも、こんな時に聞かなくてもいいじゃない。」
 ズズズッ・・・ ズプッ
 「んあっ、いたっ・・・ 。」
 俺は、一回だけ腰を動かした。
 「 ・・・む、胸を揉んだり・・・ あそこ・・・ 今、ご主人様と繋がってるところを 擦っていただけ。」
 「指は、入れなかったのか?」
 「入れなかった。入れられなかった。もう二度と・・・ ご主人様に抱かれることはないと思っていたから 思い出が壊れると思って、学校を卒業するまでは 何も入れないって決めてた。」
 「そうか。やっぱし、バカだよ おまえは。」
 「 ・・・うん。」
 クチュリッ
 一瞬、志保の膣が脈動した。先程までの強烈な締め付けが、やや弱まる。
 ヌププッ・・・ プチュッ
 ヌププッ・・・ プチュッ
 ゆっくりと、腰を動かし始める。
 「んっ・・・ くっ・・・ くうっ・・・ 。」
 志保は、痛みに耐えてはいるが 厳しい表情ではなくなっている。
 ズププッ・・・ プチュッ・・・ ズププッ・・・
 我慢していたのと、モノを擦り上げる柔肉に快感が増し 自然と出し入れの速度が増してくる。
 「あひぃっ、あああっ・・・ ひぐっ、ひぐぅ・・・ 。」
 俺に突かれ、引かれるたびに 志保は声を上げる。志保自身が分泌する愛液が、膣の内と外をびしょびしょにさせ 抵抗を軽減していく。それによって、水っぽい音が よりハッキリしてきた。
 「はあっ、はあうっ・・・ はああ・・・ 。」
 志保の声が、俺の快感を煽り立てていく。声からすると、志保も快感を得始めているのはあきらかだ。
 「気持ちいいのか、志保?」
 「うんっ、うんっ・・・ わかんないけど 躯の奥からゾクゾクする。」
 志保は、突かれることに抵抗しないどころか 俺のモノを求めるように グイッグイッと腰を押しつけ始めている。貧欲に求め始めている。
 痛みも、快感と紙一重。
 蹂躙される秘肉の快感が、裂かれた処女膜の痛みを越えているのだ。
 ジュプッ ジュプッ ジュプッ
 もう、普段となんら変わりのないスピードまで 腰は動いていた。
 「んああっ・・・ いぐうっ・・・ あああっ・・・ 。」
 俺の高ぶってきた快感に、終わりが近いことを感じる。
 ズンズンと突き上げるたびに、子宮の 他とは違う堅めの肉をモノの先に感じる。そこに、もうすぐ精液を叩き付けるのだ。
 俺は、志保のウエストをしっかりと掴み ラストスパートをかける。
 「そっ、そんな激しすぎ・・・ 過ぎる!」
 志保の声も、俺の動きの歯止めにはならない。
 ジュッブ ジュッブ ジュププ〜
 ジュッブ ジュッブ ジュププ〜
 「しっかり・・・ しっかり、受け止めろよ!」
 「ひあっ・・・ はああっ!」
 ドクッ ドクッ ・・・
 「ああっ、熱いっ!!!」
 俺は、最後の瞬間腰を深く打ち付けて 志保の子宮口に亀頭を強く押しつけた。抑制していた気持ちを解き放ったのもあって、多量の精液が子宮に流れ込んでいく。
 「熱いっ、熱いのっ! そんなに出したら・・・ 」
 脈動するものを感じたのと、流れ込んでくる精液に 志保の躰はジッと固まっている。俺の全てを受け止めているかのようだ。
 「ふぅ〜、気持ちよかったぜ 志保。」
 「妊娠しちゃう。。。」
 ヌヌヌ・・・ ヌポッ
 俺のモノを志保の蜜壺から引き抜くと同時に、ドロォ〜と愛液と精液の混じり合ったものが 溢れ出てきた。
 「これで、契約は完了だ。おまえは、完全に俺のものになったんだ。」
 「ううっ・・・ 。」
 志保は、足を大きく開いたまま ベットにうつ伏せになった。次々と精液をあふれ出している蜜壺が、丸見えだ。
 「終わったんだネ、ご主人サマ。」
 「ああ、今回は みんなに迷惑かけた。すまなかったな。」
 周りで待機していた娘たちに声をかけ、謝る。それは、俺の素直な気持ちでもあった。
 それだけで、なんとなくみんなの表情が和らいだように感じた。
 「あのぉ、この人はどうするんですか?」
 志保のことが終わって、ホッとしたのもあるが 理緒ちゃんのことが頭の中から抜けていた。そこへ、葵ちゃんの一言で 大切なことを思い起こした。
 「そうだったな。」
 部屋の隅の方で寝ている、理緒ちゃん。気絶したままこの館に運んできたが、睡眠薬を飲ませた。弟の良太の方には、俺が電話しておいたので遅くなっても大丈夫なのだが 多少の工作費の支出はしかたないか。怪しまれないように、土産でも持って帰らせんとな。
 「それにしても、私より発育の遅く人がいて よかったです。」
 「おいおい、葵ちゃん。俺からしたら、葵ちゃんとあんまし変わり映えしないんだぜ。」
 「非道いです、ご主人様。私の方が、胸はありますよ。それに、ご主人様のおかげで 少し大きくなったんですよ。」
 「そりゃ、葵ちゃんを可愛がった甲斐があったってもんだ。」
 「はい! これで、少しは綾香さんに近づけたのかな?」
 「まだまだ甘いわよ、葵。」
 「せやっ。」
 ドンッと、巨乳同盟の綾香・先輩・委員長・レミィ・セリオが 葵ちゃんの前に立ちはだかった。それに、今日から志保が加わったんだ。
 「ううっ・・・ 。」
 葵ちゃんは、気圧されてしまった。
 「おっぱいが小さくたって、葵・琴音・マルチは それぞれ魅力的なものをもってるんだから 気にすることはない。」
 「ご主人様ぁ〜。」
 葵ちゃんは、うれしさを精一杯の笑顔で表した。まぶしいほどの笑顔だ。
 「ご主人様、この方をどうするのですか? 準備は、すでにできていますけど。」
 先輩は、なにか楽しそうに そう言ってきた。こういう時の先輩って、自分で何かしたいんだよな。
 「芹香の好きにしていいぜ。きっと、俺を楽しませてくれるようなことをしてくれるんだろ。」
 「ご期待に添えるように、がんばります。」
 そう言って、先輩はイソイソと 理緒ちゃんの方へ行った。先輩が、どんな事を考えているのか 興味がある。
 「智子、理緒ちゃんの処理は どこまでしてあるんだ?」
 「服を剥いだだけやけど、何か?」
 「芹香が、何をするかと思ってさ。」
 「うちにも、芹香さんが何をするかなんて わからんよ。でも、あの娘 薬でまだ目を覚ます事はないはずやで。」
 それだけ、しっかり薬を飲まされてるってことか。でも、今まではそんなにしっかり眠らさなかったのに 理緒ちゃんにはそうしたのはなぜだろう。
 「そこで転がってる娘が、どれだけ時間がかかるか判らなかったから 少しだけ多くしただけじゃない。まあ、身体が小さいからに 私たちよりも効き過ぎちゃったかもしれないけどね。」
 綾香の言うことはもっともだが、それだけじゃないような気がする。
 「セリオさん・マルチさん、この方を処置室へ お願いします。」
 「はい。」×2
 二人は、理緒ちゃんを持ち上げると 部屋から連れ出そうとした。
 それにしても、そんな部屋なんてあったか?
 「ご主人様、どうしたまた?」
 「処置室なんてあったか、琴音?」
 「私としては、知られたくない部屋です。その・・・ 私たちが、お尻の中と外を洗浄するところなんです。最近、ちょっと改造して 怖い物があるんですけどね。」
 「怖い物?」
 「はい。私は、機械に頼るのもなんだと思いますけど・・・ 」
 「どんな機械なんだ?」
 「それは・・・ その・・・ 私たちの腸内にチューブが侵入して 浣腸液を注入するんです。それから・・・ チューブで、私たちの・・・ 排泄物を吸い取るんです。」
 「臭いもないし、汚れなくて いいんじゃないのか?」
 「 ・・・ ・・・ で、怖いんです。」
 「は?」
 「癖になりそうで、怖いんです。」
 それだけ言うと、琴音ちゃんは 真っ赤になって俯いてしまった。
 ふむ・・・ お尻を開発されている彼女にとって、新たな刺激ってことか。
 「恥ずかしい想いをさせてすまなかったな、琴音。 ・・・ん? 癖になりそうって、試したのか?」
 「はい。みなさん、一度は試しているはずです。」
 「そっか。」
 「それで、ご主人様は その・・・ ご覧になりたいと思いますか?」
 「そうだな・・・ 見せてくれるか?」
 「ご覧になられますか。 ・・・では、行きましょう。」
 「断らないんだな。」
 「私たちに、拒否権ありません。それに、今回見られるのは 私たちではありませんから。」
 琴音ちゃんは、ホッとしながらも どこか寂しそうに言った。
 なで なで ・・・
 「あっ。」
 俺は、なだめるように 琴音ちゃんの頭を撫でていた。ピクピクと動く猫耳が、ゆっくりと垂れていく。
 「寂しい想いばかりさせて、すまんな。」
 「いいえ、前に比べたら 幸せですよ。それに、私の選んだことですから 後悔しません。。。」 後悔しない・・・ 何度琴音ちゃんから 聞いただろう。何度、琴音ちゃんに言わせただろう。
 琴音ちゃんの想いに、強さを感じる。
 俺は、思わず撫でている手を琴音地やんの頭から離し ギュッと抱きしめていた。
 「あっ・・・ ご主人様。。。」
 琴音ちゃんは、驚いているようだけど 愛おしくって離したくない。
 「困ります。みんなが見ているところで・・・ こんなことしないでください。」
 「いいんだ。」
 そう琴音ちゃんに言ったが、周りから浴びせられる嫉妬の視線は 嫌が負うにも俺たちに突き刺さる。熱く、寂しく、鋭く尖った・・・ 。
 「コトネ、ご主人サマを独り占めするのはよくないネ! コトネが、嫌だって言うんなら アタシにだって考えがあるヨ。」
 レミィは、弓を射るかっこうをして 琴音ちゃんの心臓を狙った。
 「ご主人様、・・・ 離してっ!」
 バンッ
 琴音ちゃんは、俺から無理矢理離れた。
 「ご主人様のことは、愛してますけど・・・ みんなのことも好きなんです。だから、ごめんなさい。」
 「 ・・・ 」
 「琴音、それでいいのよ。辛いでしょうけど、それが最良の選択よ。」
 「せやで。今は、我慢せえや。」
 綾香と委員長、二人の氣は和らいでいる。もう、怒っているわけではなく 離れざるを得なかった琴音ちゃんに 同情的な感じを漂わせていた。
 「 ・・・綾香、案内しろ。」
 「あ、はい。」
 指名を受け、慌てて綾香は俺の前に立つと 処置室へと案内を始めた。

 「ここか。。。」
 綾香が案内したのは、個別に与えられた彼女たちの部屋を過ぎた 一番奥の部屋だった。
 「ここは、元々共同トイレだったところです。」
 たしかに、2台の怪しげな機械のある個室を除けば 洋式便器のある個室が並んでいる。
 機械の一大に、理緒ちゃんは座らされている。眠ったまま固定されている姿は、両脇から足を抱えられておしっこをする幼児の姿と似ている。オレの方からは、あそことお尻の穴が丸見えだ。
 「これが、琴音の言っていた機械か。」
 これのどこに、先輩が進んでやるほどの楽しみがあるのだろうか。
 この機械の為に、他の個室の倍以上の広さを持っている個室に 先輩たちはいる。
 「ご主人様は、見ていてください。」
 先輩は、そう言うと 薄手のゴム手袋をして 薬瓶を持った。
 「新しく調合した薬ですけど、思うような効果が出るか この方で実験します。」
 「そういうことだったのか。芹香が、楽しそうだから 何かあると思っていたぜ。で、どんな効果があるんだ?」
 「変化です。魔術儀式により、ある一カ所だけに変化をもたらすようにしました。」
 先輩は、楽しそうに準備を進める。
 俺は、先輩の持っている道具から どこに塗るのだろうかと思った。身体の一部を変化させる物だと言った事から ?マークが頭に浮かぶ。どこだろう? 変化・・・ 変・・・ 化?
 思いつかんっ!
 ・・・まてよ・・・ この格好で塗るところで・・・ 変化・・・ する部分。剥き出しの理緒ちゃんの秘所。もしかして・・・ 。
 「セリオさん、お願いします。」
 「はい、芹香様。」
 セリオが、リモコンのスイッチを入れると 理緒ちゃんをセットしている機械の下部 ステンレス製の便器の中から ヘビのようにチューブがニョロニョロとでてきた。それは、真っ直ぐに理緒ちゃんのアヌスを目指した。チューブの先端は、一見 花の蕾ののような形をしていた。それが、アヌスに接触する。その途端、ジュワッとした感じで 透明なゼリー状の液体が滲み出た。
 「あれは?」
 「潤滑液です。肛門を傷つけるわけにはいかないですからね。」
 綾香が、すかさず答える。たしかに、その通りだった。
 ググッ
 りおちゃんのアヌスに、捻りながら ゆっくりと侵入していくチューブ。
 「 ・・・んっ・・・ 。」
 理緒ちゃんが呻いたのは、チューブが直腸に入ったと同時だった。先端部分が入ってしまえば、あとはズズッち 次々に侵入していく。
 理緒ちゃんのあそこが、ピクピクとしている。もしかして、アヌスを刺激されて 反応しているということなのか。
 「興味深い光景やな。この娘の子供みたいなピッタリと閉じたオメコが、開いてきてる。」
 委員長が、俺の思っていたことを口にする。
 「んんっ・・・ 。」
 眠っているはずなのに違和感を感じるのか、理緒ちゃんの顔が歪んでいる。
 「薬液を注入します。」
 事務的に、こなそうとするセリオ。
 スイッチが入り、わずかな始動音がする。それと同時に、一瞬 理緒ちゃんのアヌスがヒクッと収縮する。浣腸液が腸内に入り、それに反応したんだと思う。
 こんなは、ただそれを見ている。
 「んっ・・・ 。」
 理緒ちゃんの日宇状が、少しずつだが 変わってきている。お腹が張ってきて、苦しいのだろうか。
 ギュルッギュルルッ・・・・・
 腸の脈動音がする。
 チューブは、挿入を止めている。よく見ると、チューブの径が太くなっているのがわかる。
 ギュプッ・・・ ギュプッ・・・
 チューブが、脈動を始めた。
 「吸引が、始まりました。」
 綾香の言葉に、なるほどと思った。何かを吸い込むようなチューブの動きだからな。
 「浣腸液によって流動化した排泄物を、吸い出しています。」
 まあその通りなんだが、セリオの言葉には欲情を削がれはするも かき立てられることはない。こんな理緒ちゃんのあられもない姿を見ていれば、普通の男なら 何を言われても欲情を削がれることはないと思うが 慣れというか俺には今一萌えることはできない。
 「なるほど。 ・・・ん?」
 理緒ちゃんの幼子のような秘所がヒクヒクし、両足が限られた範囲で 閉じたり開いたりしている。それは、たぶん 感じているということなんだろう。それに、秘所がテラついてきている。愛液が、滲み出てきているのだ。
 「琴音の言った通り、感じてしまうらしいな。」
 「そうなんですよ。あの吸いだされるのがたまらなく感じてしまいます。」
 琴音ちゃんは、恥ずかしそうに言った。それは、先程のこともあって 控え目に答えているのから そう取れたのかもしれない。
 「で、芹香は なにをするんだ?」
 「 ・・・ご主人様には、この機械はお気に召されませんか?」
 「俺には、一応スカトロの趣味はないからな。どうしてもするところを見てほしいって言うんなら、おまえたちだけなら見てやってもいい。まあ、ほどほどにな。」
 ホッとした雰囲気を感じた。それは、この場にいる娘たちが 望まないことをされないとわかったからだと思う。それは、言うなれば 望む者がいないということだ。
 「腸内洗浄が終わりました。」
 セリオの声に、視線を元に戻した。脈動を止めたチューブが、ズルズルと理緒ちゃんの中から出てきている。
 「んんっ・・・ んっ・・・ 。」
 ズポッ・・・
 チューブが抜けると同時に、セリオがちり紙を充てて アヌスの汚れを拭きにかかった。潤滑液と前から溢れる愛液が、そのほとんどみたいで 紙を色づけるほどではないようだ。
 「それでは、実験を始めます。」
 また、先輩は楽しそうに行動を起こした。持っていた薬瓶を開け、耳掻きのようなガラス棒に薬を絡めた。その様子からも、かなり粘度は高いようだ。水飴くらいか。。。
 先輩は、薬瓶をセリオに渡すと 右手に薬の付いたガラス棒を持ち 左手を理緒ちゃんの秘所へと持っていった。秘所の上端・・・ を人差し指と中指を使って 皮を手繰らせるようにして・・・ クリトリスを剥き上げた。俺も、もとんど確認できなかったくらい小さな肉豆だ。
 先輩は、そこに顔を近づけクリトリスを確認すると ガラス棒の先を直接擦り付けた。薬液が、クリトリスを押しつぶすように 満遍なく塗り込められる。
 先輩の’身体一部を変化させる’と言った言葉から、クリトリスを変化・・・ 巨大化させる実験なのだろう。それ以外にないと確信できた。
 「芹香、理緒ちゃんはどうなるんだ?」
 「はい。お気づきかと思いますが、この方のクリトリスを大きくしてみます。」
 「どれくらいになるんだ?」
 「魔術書の記載通りですと、男性のペニスくらいにはなるはずです。」
 それは、俺の予想を超えていた。俺は、せいぜい小指の先程度までと思っていたからだ。
 「これは・・・ 女性同士が愛し合うために考え出されたもののようです。」
 そうだろうなと思う。また、酔狂かとも。
 「でも、もしかしたら 少年愛の方が女性にそれを求めるあまりに考え出したかも。昔は、男色もポピュラーでしたから。」
 その言葉に、俺は衝撃を受けた。人の欲望というのは、果てしなく来るっているんだと。そこまでして、己の欲望を満たしたいのかと 俺の心は揺らぐ。
 だが、そんな動揺もすぐに収まる。今の俺の置かれた位置と何が違う・・・ 何も変わらないということが 俺を落ち着かせた。このハーレムを作ってること自体、一般常識からかけ離れていることなのだから。それは、見る人から見たら狂ってるのかもしれない。
 「擬似的フタナリになるということか。」
 「はい。人造物を繋げたりするわけではないですから 身体的障害はでないはずです。」
 「で、効果はどれくらいあるんだ?」
 「効果といいますと?」
 「ペニスが、形成されている時間だ。」
 「 ・・・わかりません。」
 「へっ?」
 「一時間なのか、一日なのか・・・ 一生なのかわかりません。」
 「そんな無責任なことでいいのか?」
 「実験に犠牲はつきものです。でも、一応対処方法はみつけてあります。」
 「その対処方法も、実験してみないとわからないんだろう?」
 「はい。」
 またしても、賽は投げられていた。先に進むしかないってことだ。まあ、俺としても こういう行き当たりばったりも嫌いじゃない。その時その時、ドキドキするのがいいんだ。
 だが、理緒ちゃんという被験者がいる。彼女の精神が壊れないように、俺が支えてやらねばならない。
 「変化が現れたようです。」
 先輩は、俺と話している間も ずっと理緒ちゃんのクリトリスを剥いた体勢でいた。
 先輩のスリムな二本の指の間から、盛り上がるように成長する肉豆。竹の子とでも言えばいいのか、ニョキニョキと成長していく。
 「すご・・・ 。」
 「OH! とっても不思議ネ!!」
 綾香は目を丸くし、レミィは好奇の目をキラキラさせている。
 他の娘は・・・ 絶句していた。
 「んんんっ・・・ 」
 理緒ちゃんは、苦しそうに呻いて 身体を捩った。急激な身体の変化を、寝ている理緒ちゃんはどんな風に感じているのだろう。
 先輩は、理緒ちゃんの秘所から手を離し 成長が止まるのを待っていた。
 「どれくらいになるのかな。。。」
 「12センチくらいかと、私は想像します。」
 成長を続けたクリトリスは、すでに肉棒といってもいいほどになっている。未発達なあそこから突き出る異様な肉の固まり。割れ目の上端から、まさしくペニスが生えたのだ。
 「あのオモチャ程じゃないけど・・・ これって、すごいことですよね。」
 「何いってるの、葵。これは、自分の身体の一部なんだから オモチャと一緒にしちゃだめでしょ。」
 「いえ、綾香さん。私は大きさがオモチャ程ではないと思ったんです。」
 「この薬を塗った方の想いで、変化の度合いが違うと 魔術書に書かれています。ですから、大きく太くと願えば そのように変化すると思います。私が、先程いった12センチくらいとは目安だと思ってください。」
 先輩の話だと、想いの強さで 大きさも太さも変化自在だってことか。
 「なんなら、葵も塗ってみる?」
 「そっ、そんな・・・ 綾香さん、本気ですか?」
 「私は、いつでも本気よ。」
 綾香は、冗談か本気のどちらかだ。曖昧なことは、好きでないと言っていた。そこが、綾香らしいと言えば 綾香らしい。
 「おいおい、安全性の確認もないまま 気軽に使うなんて言うなよな。」
 「すみません、ご主人様。でも、私が薬を使ってフタナリになって 元に戻らなかったら どうします?
 その・・・ 私と一緒になってくれますか? それとも・・・ 捨てますか?」
 「ばっ、ばかやろうぉ! 俺が、おまえを・・・ おまえたちを捨てたりするか!!!
 どんな姿になったって、俺の愛した人を 手放したりしない。そんなこと、わかってると思っていたのにな。。。」
 綾香のやつ、また不安定になってやがる。はぁ〜、明日にでも個人的に誘ってやるか。
 「ごっ、ごめん・・・ なさい。」
 「いいって。綾香の気持ちは、みんなの総意だと思っている。綾香が、ここで言う想いは みんな想っていることだろう。」
 みんなは、小さく頷いた。
 「まあ、多少のわがままは いつでも聞いてやるぜ。じゃないと、みんなストレス溜まるだろ?」 「そうしてもらえたら、うちらも助かるわ。我慢は、身体に良くないしな。」
 「そうネ! わがまま聞いてもらったら、サービス一杯して お返しするネ。」
 「 ・・・どんなこと、言おうかな。」
 「琴音さん、いつもわがまま言ってませんか?」
 「芹香さん・・・ 。」
 「ご主人様にわがままだなんて・・・ 優しくしてくれたら、それでいいかも。」
 それぞれが、思いを馳せる。
 「それにしても、綾香・・・ 変わったな。初めて会うた時と、随分と感じが違っとる。もっと、こう 凛としたもんがあったばなんやけどな。もしかして、猫だけに猫被っとんのか?」
 「なっ・・・ 私は、私よ。何も変わってないはずよ。でも・・・ 本当に全てを委ねられる男性の前では 変わってしまうのかもね。それに、今の私が 私の本性かもね。」
 「そやね。うちも、そうやったから わかるで。まあ、綾香に調教されそうになった時は どうなるかと思ったけどな。」
 「そんなこともあったわね。ふふっ。」
 綾香と委員長って、けっこう気が合ってるんだよな。二人とも、意地っ張りなんだけど 可愛いとこなんてそっくりだし。
 「成長が、止まったようです。」
 先輩の言葉で、全員がそのモノを見た。彼女たちは、驚きの目よりも 今度は期待の目で見ていた。
 「長さは・・・ 約11センチ。太さは・・・ 4センチってところですね。平均的な日本人男性より、少し小さ目ですね。」
 先輩は、定規を使って ペニス化した理緒ちゃんのクリトリスを 計りだした。実験なのだから、レポートを作るのは当然だろうけど。 ・・・計る為に、触られる度 ビクンッビクンッと理緒ちゃんは反応している。ただでさえ、敏感なクリトリスをあんな風にされたんだ。感度は、倍増なんてもんじゃないかもしれないな。
 「感度は・・・ この濡れ具合から そうとうなものかもしれないです。大洪水です。」
 眠りながらも、ベショベショに秘所を濡らしている理緒ちゃんを 弄ぶように先輩は指に愛液を絡め それをそそり立つ肉棒に塗り始めた。先輩の細い指が、優雅に踊るように肉棒を擦り上げる度 躰をビクンッビクンッと弾かせ 呻く理緒ちゃん。
 「芹香、その辺で止めとけ。部屋に戻ってからでも、いいだろ?」
 「 ・・・はい。」
 「それにな、志保をあのまま一人にしておくのに 不安がある。まだ、あいつのことを信じ切ってるわけじゃないんでな。」
 「それでしたら、大丈夫のようです。部屋から、一歩も出ておられません。」
 セリオは、屋敷中に張り巡らされた警備用カメラで 志保の動きは監視されていたのだ。保存されていた画像で、確認していたのだろう。
 「長岡さんの現状を説明いたしましょうか?」
 「ん? ああ。」
 「それでは、・・・ 壁にもたれ掛かって・・・ 自分の手を見ています。」
 「手を?」
 「ズームアップします。 ・・・手に何か付いているようです。それを見ているのかと。
 メモリー呼び出し・・・ 手に付着しているものが、わかりました。」
 「なんだ?」
 「長岡さんは、自分の股間に手を持っていき 膣内より流れ出ているご主人様の精液を手にとって 眺めているようですね。どうしたのでしょうか?」
 「 ・・・ 」
 俺の脳裏に、志保の今の姿が浮かび上がった。伏せ目がちに手に付いたものを見つめる姿は、妖艶でさえあると思う。
 「セリオには、わからないのかな?」
 「綾香様には、わかるのですか?」
 「たぶん、物思いに耽っているのよ。」
 「物思いですか。」
 「そうよ。一つのことから いろいろと考えちゃうのよ。今の彼女の場合、その原因がご主人様に中で出されたってことね。」
 「そうなのですか。
 でも、薬によって 避妊は完全だと思うのですけど。」
 「ん〜、そんなことじゃないと思うわ。ご主人様に屈したこととか、自分のこれからの立場とか。まあ、きっといろいろあると思うわ。」
 ゜そうだな。んじゃ、戻るぜ。」
 「はい。」×7
 「理緒ちゃんは、俺が連れていく。いいな。」
 理緒ちゃんを運ぶ準備をしていた丸ととセリオから、奪うように理緒ちゃんを抱き上げる。本当に小さくて軽い身体は、簡単に俺の腕の中に収まった。
 「行くぜ、二人とも。」
 「はい。」×2
 二人を連れて、俺は 志保の居るベットルームに戻る。
 綾香たちは、先に行って 俺たちを待つことを選んだようで もういない。
 「んっ、んんっ・・・ 。」
 俺が歩く度に、擦れるのか 呻き声をあげる理緒ちゃん。自分のこの姿を見て、どんな声をあげるのか 心配だ。
 「もうすぐ目覚めるのか?」
 「たぶん、目覚めます。身体の各部位の覚醒が、始まっているようです。」
 「そうか。ん? マルチ、どうしたんだ?」
 「いえ・・・ やっぱり、私たちは みなさんと違うんだなって。人間の方に近く作られている私たちですけど、先程のようなことを見てしまうと そう感じてしまいました。」
 「あれは、特別もいいとこだから 比べるのは間違ってるぜ。マルチたちに求められているのは、一般人としての性能だ。ここでのことは、あまりマルチたちの教育にはいいことじゃないとは思う。」
 「そんなことないです! みなさん、誰よりも仲が良くって 羨ましいですよ。」
 「何を言ってるんだ、マルチ。マルチだって、みんなと仲が良いじゃないか。外から見ているような事を言うな。」
 「あ、はいっ! そうですよね・・・ 。」
 ロボットだからって、一線を引いて眺めているんだよな。俺は、分け隔てなく接してるのに マルチがそれじゃ いつまでも溝は埋まらないと思うぜ。
 「セリオだって、そうだぞ。たまには、欲求を表に出せよな。」
 「欲求ですか?」
 「いつも、呼ばれるまで見てるんじゃなくて 自分から求めるってことさ。抱かれてる時は、かわいい声で求めてくるんだから 簡単だろ?」
 「 ・・・はい。」
 セリオは、恥ずかしそうに俯いてしまった。そんなセリオを引き連れて、ベッドルームに俺は入った。
 先に来ていた娘たちは、志保の周りにいた。
 「待たせたな。志保、寂しくなかったか?」
 「 ・・・考える時間ができて、困っちゃったわよ。」
 「みたいだな。珍しく、物思いに耽ってたみたいじゃないか。」
 「なっ・・・ なんで知ってるのよ?」
 「この館中には、至る所にビデオカメラが設置してあるんだぜ。」
 志保は、自分のしていたことを思い出したのか 真っ赤になった。
 「で、考えは固まったのか?」
 「選択の余地はないんでしょ。わかってるわよ。こうなったら、とことん付き合ってあげるわよ。」
 「良い心がけだと思うぜ。まあ、とっくに俺のものになってるんだから 無理にでもそう言わせたさ。
 でもな、まずは言葉遣いから改めないとダメだぜ。俺は、慣れてるからいいんだけどな・・・ 。」
 俺は、チラッと綾香を見た。
 綾香は綾香で、俺を見てクスッと笑った。
 「あっ・・・ ごめんなさい、ご主人様。」
 「まあ、許してあげるけど 今度からはお仕置きだからね 志保。」
 綾香は、クスクスと笑いながら 震える志保に言った。
 「さて、志保には これからこの娘の相手をしてもらう。」
 俺は、抱き上げていた理緒ちゃんを ベットに降ろした。
 「雛山さんの? えっ? えっ? ええっ〜〜〜!!!」
 志保の、この驚きよう。それは、理緒ちゃんの股間から生えたモノを見てだろう。
 「もうそろそろ、目を覚ますはずだ。」
 「そっそっ・・・ それは、なんなのよぉ〜っっっっっっ!!!!!!!」
 「んっ、見て判んねぇのか? チンポだ。」
 「そんなの、見れば判るわ。なんで、そんなモノが雛山さんに付いてるかってこと!」
 志保の目が、泳いでいる。それに、尻尾が不規則に動いて 落ち着きがない。明らかに、動揺している証拠だ。
 「雛山さんって、男だったの?」
 「んなわけねえだろが。芹香の薬だ。まだ、試作段階だが 魔法の薬を使って生やしてみた。」
 「魔法の薬って、嘘でしょ?」
 「嘘じゃねえよ。それの機能テストを、志保がするんたぜ。」
 一概には、信じられねえだろうな。目の前で見ていた俺だって、どんな原理でこんなんなるのか わかんねえんだから。
 「う・・・ ん・・・ 。」
 理緒ちゃんが、呻いたので見てみると 瞼がピクピクとしている。目覚めるのか?
 「俺たちは見ているから、好きにやってみろよ 志保。」
 「好きにって・・・ 。」
 俺の言った意味が、今一理解できないようだ。
 「ここでは、新しく猫になる時には 辱められるんだ。おまえだって、そうだったろ?」
 「 ・・・ 」
 「智子はオムツだったし、レミィは木馬。葵は、講演で大量浣腸だったぜ。」
 「あっ・・・ 。」
 「おまえは、尻尾を着けての羞恥プレイだったろ。そういうことをすればいいだけだ。
 ただな、理緒ちゃんはここにいる誰よりも 性的発達ができていない。性に関して知らな過ぎるんだ。だから、些細なことでもショックだと思うぜ。」
 「そんな娘に・・・ こんなことしちゃったんだ。ショック死しちゃうかも。」
 「それを、志保がなんとかするんだ。」
 「 ・・・はい。」
 綾香の目を気にしたのか、志保は引き下がった。
 「ううん・・・ 。ん〜〜〜・・・・・・ ?」
 理緒ちゃんは、ゆっくりと身体を起こした。目覚めてばかりで、焦点の合わない目をしている。薬の影響か、ボォ〜としている。
 「よっ、理緒ちゃん 漸く目覚めたな。」
 「ん〜〜〜?」
 寝ぼけているのか?
 「ここは? ・・・どこだろう? ・・・あれれ、私 なんで裸なの?」
 「身体は、なんともないか?」
 「 ・・・藤田くん?」
 「んっ?」
 「ええっっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!! なんで、なんでぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」
 う〜む、理緒ちゃんらしい面白い反応だ。
 「なんで、藤田くんも裸なのよ!!!」
 「まあ、落ち着けって 理緒ちゃん。」
 「なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、・・・ ・・・ 」
 パニクッてる。無理もないが、この様子だと どこも異常はなさそうだな。
 「うるさいわねっ!」
 「きゃっ・・・ あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
 突然の悲鳴。
 「なっ!」
 志保が、理緒ちゃんの肉棒を掴んでいた。それ自体、剥き出しの性感帯なのだから 発育不足の理緒ちゃんには刺激が強すぎるだろう・・・ 。いや、女の子だったら 誰でも一緒かもしれない。
 「ふふっ、面白いわ。 ・・・けっこう、固いのね。」
 掴んだモノを確かめるように、強く握ったり 上下にしごいたりする志保。 
 「うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっっっ・・・・・・・・・・ 」
 身体を弓なりにさせ、ガクガクと激しく震えている 理緒ちゃん。
 プピュッ プシャァァァァァァ〜〜〜〜〜〜
 「んあああっっっっ!!!!!」
 「失禁したか。」
 「いえ、いわゆる潮吹きではないかと。」
 「小便は、取ってなかったんじゃなかったのか?」
 「粗相のないよう、ちゃんと導尿カテーテルで取ってあります。ですから、潮吹きで間違いないと思います。」
 「そっか。」
 理緒ちゃんの潮吹きは、ここにいる娘の誰よりも激しいものだった。それで、俺は失禁したのではないかと 見間違えたのだ。
 「あらあら、派手にやらかしたわね。布団が、ベシャベシャ。それに、雛山さん イッちゃってる。よっぽど、すごかったんでしょうね。」
 いつもの志保の目に戻ってやがる。これで、志保は 大丈夫だろう。あとは、理緒ちゃんが壊れないように志保を制御するしかない。
 「志保・・・ 。」
 「んふふっ、楽しいわ。さて、次は何しようかしら。」
 「志保っ!」
 パシィッ!
 俺は、志保のケツを思いっきり叩いた。
 「キャアッ!」
 「 ・・・とに、我を忘れやがって。」
 「ちょっと、なにすんのよっ! ・・・あっ・・・ ごめんなさい。すみません、ご主人様。」
 「俺は、好きにしていいとは言ったが 壊していいとは言ってないぜ。」
 「あ、はい。」
 「わかったんなら、それでいい。続きを始めようぜ。」
 ぐったりとしている理緒ちゃんを、俺と志保は見下ろした。男と違い、イッても萎えることのない肉棒は 天をさしたままだ。足をだらしなく開いている。
 「お豆は、にんなんなのに あそこはこんなに小さいのね。びらびらも、発達してなくて子供みたい。
 でも、ご・・・ ご主人様のを入れたんだよね。鬼畜・・・ 。」
 「んなこと言ったって、あんときはしかたなかったんだ。」
 「ふぅ〜ん、ま いいか。」
 志保が、呆れているのはいいとして 順応してやがる。
 「うむ、お豆もこんなんなっちゃうと ちょっとグロテスクかな? でも、男の人のとは 全然形状が違ってのっぺりとしてるから かわいいかも。」
 志保は、理緒ちゃんの足の間に身体を割り込ませると 目前で秘所を観察し始めた。
 「んんんっ・・・・・・ ひあっ!」
 気がついた理緒ちゃんは、躰をビクンッと弾かせた。
 「いやあっ! なに? えっ・・・ ひゃあっ、息が・・・ 息が当たる。」
 「あら、別に吹きかけてるわけじゃないんだけど 感じるの?」
 「えっ、なに? なんで、そんなとこにいるの?」
 「そんなこといいじゃない。それより、これ舐めてもいい?」
 「これって・・・ ?」
 「これよ。あなたのあそこに生えているモノ。」
 「生えてるって・・・ えっ!?」
 志保に言われて、理緒ちゃんは初めて自分の股間から突き出ているモノをみた。
 「なに、それ?」
 「なにって、あんたの身体の一部じゃない。」
 「きゃうっ!!!」
 志保は、ピンッと指先でそれを弾いた。
 「知らない。私のあそこに、そんなモノ付いてない。。。」
 「それが、付いてるのよねぇ。まあ、ちょっと薬で大きくしてあるみたいだけど。」
 ちょっとばかりのことではないほど、大きくなってるんだけどな。あの薬が、問題ないことがわかったら 彼女たちは使うようになるのだろうか?
 「薬でって・・・ 嘘。」
 「そのことは、後で話してもらえるわ。今は、私と楽しみましょ。」
 「ひああああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
 志保は、理緒ちゃんの肉棒を パクッと銜えた。理緒ちゃんは、絶叫と共に 躰を弓なりに反らす。それは、志保の顔に向かって 越を突き出すかっこうとなった。
 「ングッ。」
 理緒ちゃんの肉棒の全てを口に含み さらに 逃がさないように志保は越に手を回した。
 「んあああ・・・ やめてっ、やめてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
 理緒ちゃんは、涙を流しながら 半狂乱となって身体中を駆けめぐる快感に翻弄されている。未熟な理やちゃんの躰が、精神が耐えられるのか・・・ そればかりが心配だ。この幼い体型が、子供だと証明しているようなものだから。
 「んぐっ・・・ んぐっ・・・ ピチャッ・・・ ピチャッ・・・ 」
 「ひあっ、ひあっ、ひあああぁぁっっっ!!!」
 プシャッ プシャッ
 また絶頂を迎え、潮を吹く理緒ちゃん。
 「あははっ、すごいわ。」
 志保は、尻尾を振り回して はしゃいでいる。
 「ううっ・・・ もう、もう許して・・・ 助けて、藤田くん。」
 「あなたが、ご主人様のものになるんだったら 考えてもいいいわよ。」
 離れてみていた綾香が、タイミングを計っていたかのように 声を上げる。
 「ど、どういうこと? わからないよ・・・ 」
 「私たちと同じになる。ただ、それだけよ。」
 核心は、まだ話さない。
 「まだ、大丈夫のようね。じゃ、今度は私も楽しませてもらうからね。」
 志保は、理緒ちゃんの足の間から抜け出した。志保の胸からは、理緒ちゃんに浴びた潮を滴らせている。
 「いやあっ・・・ もう、なにもしないで!」
 「ダメよ。」
 理緒ちゃんに覆い被さり、上へと移動する志保。
 「ふふっ、あなたの童貞 いただくわよ。」
 理緒ちゃんに馬乗りになった志保は、肉棒を掴むと 自分の秘所にあてがった。ゆっくりと腰を降ろしていく。
 「えっ? ええっ!!」
 チュプッ・・・ ズズズッ・・・
 「んああっ、ダメ・・・ そんなことしちゃダメ・・・ 」
 「ちょっと小さいけど、いい感じよ。」
 理緒ちゃんの肉棒を全て飲み込み、確かめるように腰を振る志保。
 「ひっ・・・ く・・・ 非道いよ・・・ ひっく・・・ いやあ・・・ 」
 「まだ、これからなんだから 気を失っちゃダメだからね。いくわよぉ。」
 志保は、腰を上下に動かし始めた。
 ヂュププッ・・・ ヂュプッ・・・ ヂュププッ・・・ ヂュプッ・・・
 俺の方からは、二人の結合部が丸見えだ。
 上になっている志保からは、溢れ出るように愛液が滲み続け グチョグチョにしているどころか、理緒ちゃんの肉棒をも ベトベトにしている。
 「あっあっあっあっあっあっ・・・ ダメッ、ダメェ〜〜〜っっ!!!!!!!!」
 「ふぅ・・・ ふぅ〜・・・ もうイッちゃったの? 私、まだなのに・・・ 。」
 「 ・・・志保、理緒ちゃんを抱えて 反転しろ。」
 「えっ?」
 「いいから。」
 「あ、うん。」
 ゴロンッ
 志保が、繋がったまま反転すると
 「んああっ!」
 と、理緒ちゃんが声をあげた。そして、俺の前には お尻とあそこが丸見えになっている。アヌスが、閉じたり開いたりしている。理緒ちゃん自身の愛液が、アヌスの辺りも濡らしテラテラとしている。
 俺は、そこに人差し指をあてると ゆっくりと埋め込んでいった。
 「う゛あああ・・・・・・・・・ 」
 理緒ちゃんは、何かを吐くかのような声を上げた。俺の指は、血が止まるかと思えるほど きつく締め付けられている。
 クイッ クイッ ・・・ ・・・
 「あ゛あ゛あ゛あ゛ ・・・・・・ 」
 直腸内指を曲げ動かせ、腸壁を引っ掻くと 理緒ちゃんは死にそうな声を上げる。
 「あっ・・・ やだ・・・ この娘ったら、大きくなってる。なにしてるの?」
 「尻の中を弄ってるんだ。」
 「んあっんあっんあっんあっんあっんあっんあっ・・・ ・・・ 」
 俺が、指を動かす度に 息を吐くように声を出す理緒ちゃん。それと、指の動きにあわせるかのように 腰も動かしている。それは、ただ指から逃れようとしているに過ぎない。
 「んっ・・・ あっ・・・ 焦れったい動き。でも・・・ あんっ・・・ ゾクゾクしちゃう。」
 「まあ、そう言うな。
 セリオ、志保に使ったのを 理緒ちゃんにも塗ってくれ。」
 「お尻に使ったのですか? わかりました。」
 チュポッ
 「んあっ!」
 指を抜くと、理緒ちゃんは強く腰を志保に打ち付けた。
 「んあっ・・・ あっあっ・・・ あふぅ〜・・・ はぁ〜、イッちゃった。」
 「はあ・・・ はあ・・・ ・・・ ・・・ 」
 イッた志保の上で、理緒ちゃんもグッタリとしている。
 「塗ります。」
 薬を掬った指を立てて、セリオは狙いを定めている。
 「セリオも、楽しんでどるようやね。そんだけ、学習したってことか。こら、うちらもうかうかしとれんわ。」
 「どういうことですか?」
 「わからんのか、葵ちゃん。あんだけのナイスボディに、メイドとして何でもこなせる性能。しかも、ずっと年をとらんのやで。いくらうちらがまだ若いって言うても、かなわんことが多過ぎるわ。ホント、来栖川も怖いもん作ってくれたわ。」
 「そうですね。私たちも、もっとご主人様に喜んでいただけるように 勉強しないと。」
 「そうでもないわよ、琴音。私たちには、私たちの個性があるんだから 負けたりすることはないわ。まあ、競い合ったり努力することは嫌いじゃないし 楽しい事よ。お互いがんばりましょう。」
 「 ・・・ 」(コクコク)
 「私もがんばります。」
 そうだよな。セリオって、なんでもできて 美人なんたから、女性にとって ある意味驚異たせよな。
 「ご主人様、よろしいですか?」
 綾香たちの話を聞いていて、塗るのを止めていたセリオは 俺に聞いてきた。
 「ん、ああ。」
 セリオは、あの話を聞いていて どう理解しただろうか。セリオに、彼女たちの嫉妬は どう伝わったのだろうか。
 チュプッ・・・ クニュクニュ・・・ チュプッ・・・ クニュクニュ・・・
 細い指が、薬を付けては 何度もアヌスを蹂躙する。
 「ひあっ・・・ ひあっ・・・ ・・・ 」
 アヌスを弄ばれ、肉棒と化したクリトリスを志保の蜜壺に包まれ 理緒ちゃんは愛液をこれまでかって程に 滴らせている。
 「んああっ・・・・・・ 」
 また、イッたのか? これで、何度イッたのだろう。
 「ご主人様の大事なモノが、薬の影響を受けないようにします。」
 「ああ、頼むぜ 芹香。」
 先輩は、どこに持っていたのか コンドームをいそいそと袋から取り出す。そんなものが、ここにあったのかと 意外に思った。 ・・・ちょっと待て。それは、コンドームといえる物なのか?
 「芹香、それ本当にコンドームか?」
 「違いますか?」
 先輩は、俺のモノに装着しながら 俺の顔を見た。
 「俺も、ハッキリ言えるわけじゃないが そんな風になっていないと思うぜ。」
 「ですけど、精液が胎内に入らないように 被せる物ですよ。」
 俺のモノに完全に被さったそれは、全体に触手のような突起が びっしりとある。
 「姉さん、それ コンドームじゃないわよ。補助器具っていうものなの。姉さん、試してみる?」
 「 ・・・ 」
 綾香に言われても、先輩は よく判らないようだ。そういう俺も、よく判らないが 女性を喜ばせる為の道具だということはわかる。
 「なんやの、あれ? ご主人様が着けたら、凶器といっしょやで。」
 「そうだネ。でも、どんな感じかナ?」
 委員長とレミィが、興味津々って感じの話をしている。
 「俺も、芹香も 勉強不足のようだな。」
 「はい。」
 先輩は、俺のモノを確かめるように ローションを塗り始めた。突起越しの先輩の手の感触は、まるでドットのような伝わり方だ。
 「ありがとう、芹香。
 セリオ、準備はいいのか?」
 俺が、先輩の頭を撫でると 先輩はゆっくりと離れていった。
 「塗り終わりましたけど、効果が現れるまで しばしお待ちを。今のご主人様の凶器では、効果が完全でないままでは この方は死んでしまいます。」
 「セリオも、言うようになったな。」
 「ありがとうございます。」
 セリオと冗談じみた会話ができる。それは、新鮮で楽しい。

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