7月下旬の木曜日。
 智佐と砂沙美という二人の姉妹を、土・日曜日預かってもらえないかというTELを受けた。
 二人は俺の従姉妹で、横浜の叔母の所へ遊びに来ていたのだけど どこかへ遊びに連れていってほしいとのことだった。
 仕事も落ち着き、ここ1年有給も使わず 休日出勤も毎度の事だったので思い切って月・火曜日も休みを取った。

 土曜日、上野駅での待ち合わせ。
 智佐は5年生。砂沙美は、3年生になっていた。
 会うのは3.4年ぶりだったが、すぐにわかった。かわいいまま成長していたから。
 二人を引き受け、荷物をコインロッカーに押し込め 動物園などを見て回った。

 夕方、ファミリーレストランで食事を済ませ マンションに着いた。
 こちらは歩き疲れてぐったりしているのに、二人はまだ遊び足りないのか はしゃいでいる。
 とりあえずは、布団を敷き 風呂釜に火を入れる。
 「智佐ちゃん、砂沙美ちゃん、好きにしていいよ。漫画もあるし、ビデオもゲームもあるよ。」
 「ありがとう、お兄ちゃん!」と、元気良く砂沙美が答えた。
 「ありがとうございます。でも、あまり気を使わなくてもいいですよ。」と、姉の智佐も答えた。
 妹の砂沙美は、活発的で可愛い盛りである。
 姉の智佐は、5年生にしては いやに大人びて落ち着いている。
 砂沙美はゲームを始め、智佐は漫画を読みだした。
 ***
 やがて、風呂が沸いた。
 「風呂が沸いたけど、誰から入る?」
 返事がない。それぞれに集中しているようだ。
 「じゃあ、俺から入るけど。」と言うと、風呂へ向かった。その時、ゲームオーバーになった砂沙美が 「お兄ちゃん、一緒に入ろっ!」と叫んだ。
 その言葉に、一瞬ドキッとする。
 「いいよ。おいでっ。」
 「ほらぁ、お姉ちゃんもっ!」
 また、ドキッとする。
 「おいおい、うちの風呂は そんなに広くないぞ。二人で、先に入っておいでよ。」
 「いやっ、三人一緒じゃなきゃ入らない!」
 智佐の腕をつかんだ砂沙美が、首を振る。
 智佐は、かわいそうなくらい真っ赤になっている。
 「砂沙美ちゃんはいいとして、お姉ちゃんは5年生なんだから 恥ずかしいんだよ。」
 「だいじょうぶだよね、お姉ちゃん。私たち、お兄ちゃん大好きだもんっ。」
 あっけらかんと言う、砂沙美。
 「そっかぁ・・・ じゃあ、先には行っているから。智佐ちゃん、無理には言ってこなくてもいいからね。」と言ったものの、入ってきてくれることを願った。
 身体を洗っている時に、まず砂沙美が入ってきた。
 その後ろを、おどおどとゆっくりと智佐が入ってきた。タオルで、わずかに前を隠しているだけで。
 洗う手を止め、透けるような白い肌に 思わず魅入ってしまった。
 「お兄ちゃん、どうしたの?」と、砂沙美が顔を覗き込んできた。
 「い いやっ・・・ 砂沙美ちゃん、背中を洗ってあげるよ。智佐ちゃん、先に浸かってて。」
 「うん。ありがとう、お兄ちゃん。」
 「はい。」と、掠れるような声で答える 智佐。
 白い肌が、また徐々に紅潮させいてくのがわかる。
 湯船に浸かる前に、肩から湯をかけてやった。湯が、肌理の細かい肌に弾かれていく。
 「おにいちゃん、はやくっ!」と、砂沙美が急かす。
 「ああ・・・ 。」
 目は、智佐を追っている。湯船に完全に浸かってから、砂沙美に目を移した。
 スポンジに泡を立て、背中を擦る。
 (やわらかい・・・ 智佐もきっと・・・ )
 そんな想いを巡らしていると、砂沙美はさっさと首・腕・お腹・脚の順で擦っていった。そして、洗い流そうとした。
 「砂沙美ちゃん、お尻がまだだよ。大事なところも。」
 「だいじなところって?」
 座っている目の前に、向かい合わせに立ち上がる砂沙美。
 「ここっ。」と、指さす。
 指さされた所を見て、「ふぅ〜ん、だいじなところなの? どうして!」
 「おしっこが出るところだろ。紙でちゃん拭いていても、残っているんだよ。」
 「そうなんだ。じゃあ、お兄ちゃん洗ってよ。私、洗い方わかんないっ。」
 「えっ?」
 驚いて、またまたドキドキする。
 智佐を見ると、びっくりして目を丸くしている。声もでないようだ。
 それにしても、小さい子の大胆さには びっくりさせられる。なにも考えてないようだけど。
 平静を装いつつ、「じゃあ、お姉ちゃんの方を向いて お尻を突き出して。」
 砂沙美は、素直に従った。
 目の前には、手で”スッポリ”と納まってしまいそうな二つのお尻の膨らみが 迫っていた。
 薄手のタオルに石鹸を擦り付け、二つの膨らみを円を描くような擦った。
 「きゃははっ、くすぐったい!」と、お尻を震わせた。
 そして、谷間に移って ゆっくりと上下に少しずつ擦っていく。
 二つの膨らみを掻き分けると、メラニン色素の欠片さえ感じさせない かわいい菊のすぼまりがあった。
 布一枚を透して、形が伝わってくる。
 少し捲って、傷つけないように丁寧に擦る。
 「あんっ、お兄ちゃん。」
 気持いいのか、甘い声をあげる。
 気にせず、丹念に汚れを落とす。
 智佐はね、ジッとこちらのすることを見ている。
 俺の息子は、ギンギンになって 隠しているタオルを押し上げる。
 「砂沙美ちゃん、脚を開いてくれないかな?」
 ゆっくりと、左右に脚が開いていく。
 一本線だったところが、わずかに広がった。
 鼓動は、さらに速さを増していく。
 左手の親指と人差し指で、左右に分け広げる。
 砂沙美の身体が、ビクッと反応する。
 一本の線だったところが、木の葉型のミニチュア女性器となって 目の前に露わになった。
 たぶん、絶対にこの娘のを見たのは、触ったのは 誰がなんと言おうと俺が一番最初の男だろうと 感動に震えた。
 開いたところをよく見ると、ちょこちょこと白いカスがこびり付いているのがわかった。あまり、よく洗ったことがないようだ。
 壊れ物を触るように、恐る恐る擦り始める。
 「あっ!!」
 ビクンッと、腰が引かれる。が、かまわず続ける。
 湯船をつかむ砂沙美の手に、力がギュッと入る。
 智佐は、それを見逃さなかった。
 水面下で、知らず知らずのうちに 手が割れ目を擦っていた。
 三人とも、息が荒くなっている。
 擦るたびに、ビクンッビクンッと 反応する砂沙美。
 「砂沙美ちゃん、動いちゃきれいに洗えないだろう。」
 「だってぇ〜・・・ 。」
 甘い猫撫で声で、答える砂沙美。
 あらかた擦り終えた時、砂沙美はハアハアと息を切らしていた。
 かわいいところを見ると、チョコンッと赤い果実色の肉芽が 顔を覗かせていた。
 ”おまけだ”と言わんばかりに、まだほとんど被っている包皮を クルリッと剥きあげて摘んだ。
 「ひゃああああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜・・・・ 」
 すると、砂沙美は ビクンッと身体を痙攣させたかと思うと その場に座り込んで失禁してしまった。
 (しまった! やりすぎた。)
 立ち上がり、泡を流してやるために 湯船に桶を入れた。
 そこには、指をせわしく動かす智佐の姿があった。智佐は、瞳を潤ませ 真っ赤になり のぽせる寸前だった。
 あわてて砂沙美の泡を流し、バスタオルでくるんで 布団に横にした。
 戻って、智佐を湯船から抱えだした。
 智佐は、グッタリとしている。
 あわてて、ぬるめたお湯を何度となくかけ 叙々に冷たくしていく。そして、最後に冷水をかけた時 気が付いた。
 焦点が定まらない手で、タオルを探す。おぼつかない手で、タオルを取ろうとするが 届かない。
 胸に抱いている智佐は、フニャフニャして まだ熱かった。そんな智佐が、とても愛おしく思え 感情を押さえきれず 唇を重ねた。
 ぼぉ〜・・・ としている意識が、ゆっくりと回復していく智佐。
 キスに気が付いたが、逆らう気はないようだ。砂沙美が言っていた通り、智佐も俺のことが好きだからだろう。
 智佐は、胸の奥が熱くなるくらい うれしかった。
 右手を、ゆっくりと両脚の付け根へと 滑らせていく。まだ、発毛の兆しさえ感じさせない肌は すべすべとしてやわらかかった。
 手の動きに気づいた智佐は、力無く脚を左右に開いていく。
 「あっ・・・ 」
 敏感なところを探り当てたと同時に、声を上げた。
 すでに、正気を取り戻している。もちろん、何をされているかも わかっている。
 「お兄ちゃん・・・ 」
 しかし、その声は あまりにも小さくて聞こえなかった。
 すでに、智佐の秘所は 触っていると音がするほど潤っていた。
 何度となく、ビクンッ ビクンッ と反応する智佐。
 いままで抱えていた左手で、まだ福良見始めたばかりの左胸を揉み始めた。少し力を加えると、コリコリとしたしこりが感じられる。
 「いっっ・・・ 」
 痛さに、顔をしかめる智佐。
 「ごめん。痛かったかい?」
 「うん、ちょっと・・・ 最近膨らんできたばかりだから 触られるとちょっと痛いの。」
 「こんなことされて、嫌じゃないかい?」
 わずかな胸の膨らみを、やわらかく包むようにさすりながら聞く。
 小さい頭を振りながら、答える智佐。
 「ううん、お兄ちゃんだから・・・ 」
 真っ赤になったのだろうげと、すでになっていたので気づかなかった。
 「えっ?」
 「好きなのっ!!」
 身体を180度ひるがえして、抱きついてきた。
 智佐の雰囲気からは、予期できなかったほどの大胆な行動だった。
 「ずっと、ずっと好きだったの。ちっちゃい時から・・・ 」
 智佐は、俺の胸に顔を埋めていた。
 「そうだったのか。」
 智佐の頭を、愛おしくなでる。
 「気持ちよくしてあげる。。。」
 「えっ?」
 身体をずらした智佐は、かわいい口で 俺の男根をくわえた。
 すでに限界まで張っていたモノは、チロチロと動く小さな舌の刺激で あっという間に口の中に果ててしまった。
 「!?☆☆」
 白い液は、智佐の喉を直撃した。
 「ゴホッ、ゴホッ・・・ ケホッ!」
 智佐は、激しくむせた。閉じた口の隅から、白いネバネバした液が垂れている。苦い薬を飲むように、喉を鳴らして飲み込んだ。
 「智佐ちゃん、ごめんよ。だいじょうだったかい? あまりにも気持ちよかったから。」
 智佐は、にっこりと微笑んだ。
 あれだけ出したのに、一向に縮む気配のないモノ。むしろ、先程よりも大きくなっているかとさえ 感じられる。
 やわらかい智佐の両手が、そっと包んでくる。
 まだ、先から少しずつにじみ出てくる精液を ペロリと舐める。
 「智佐ちゃんっ。」
 突き放そうとするが、グッと力を入れて拒む。
 「お兄ちゃん、智佐名入れたい?」
 びっくりした。
 「どこで覚えたんだ?」
 それしか、言えなかった。
 「友達のとこ。友達のお兄ちゃんが、持っていた漫画。それに、友達にも一人・・・ その・・・ SEXって言うんでしょ・・・ しちゃった娘がいるの。」
 表紙だけではわからない雑誌が多いし、最近の娘はませているから 興味本位で経験する娘がいたってあたりまえか。
 「入れないよ。智佐ちゃんの処女は、将来好きになった人の為にね。」
 「智佐、お兄ちゃん 好きだもんっ。それとも、お兄ちゃん 智佐のこと好きじゃないの?」
 智佐は、顔を上げ 訴えるような面もちで言った。その間も、両手はモノを離さなかった。
 「好きだよ。」
 「じゃあ、いいでしょ。」
 ジッと俺を見つめる瞳は、首を楯に振らざるを得なかった。
 「でも、とっても痛いよ。血も出るし。それでも、我慢できる?」
 「 ・・・うん。」
 智佐の決心は、堅いようだ。
 むこうには、砂沙美が寝ているから 布団ではできないな。やっているところを見られたら、砂沙美のことだから 対抗意識を強くして”私もっ!”と 言って聞かないだろう。それに、叔母にもばれてしまうだろう。
 だから、風呂場でするしかない。智佐には、かわいそうなことになってしまうが。
 「砂沙美にばれるといけないから、ここでするけど いいかな?」
 一応、聞いて確かめる。
 コクリと、うなづく。
 こんな狭い床では、正常位ではできない。できないこともないが、智佐がかわいそうだ。自然と俺が下になることになった。
 床に、仰向けに寝る。
 「智佐ちゃん、俺を跨いで。」
 どうしていいのか、迷っていた智佐に言う。
 智佐の秘所は、先程の愛撫で十分に潤っていたし モノは智佐の唾液で潤っていた。
 「さっ、ゆっくりと腰を降ろしてごらん。」
 恐る恐る、腰を降ろしてくる。
 智佐の秘所にモノの先が触れた時、動きが止まった。震えているのがわかる。
 抱き締めてやれないのが、口惜しく感じる。
 意を決した智佐が、腰を沈み始める。
 右手でモノを固定して、ずれないようにする。叙々にやわらかく温かい秘肉に包まれていくと、2・3pのところで 智佐は腰を引いた。
 痛かったのだろう。
 また、腰を降ろしていく。
 ○1歳の処女膜は、果敢も必死になって抵抗していた。
 智佐の顔が、痛さに歪む。
 いくら潤っているといっても、やはり入り口は狭く容易に侵入をさせない。
 「智佐ちゃん、やめよう。このまま無理をすれば、裂けちゃうよ。」
 プルプルと、首を振って止めようとしない。
 「わかった。じゃあ、ちょっと姿勢を変えよう。」
 智佐を立たせ、俺は椅子に座って 壁にもたれかかった。
 「さあ、おいで。」
 広げている足の間に進む、智佐。
 「お尻を向けて、しゃがむんだ。」
 再び、モノが秘肉に包まれる。
 「力を抜かないと・・・ 」
 そうは言っても、簡単に出来ることじゃない。
 前に手を回し、左右に秘肉を広げてやる。わずかに沈むが・・・

 その頃、やっと砂沙美は気が付いた。
 上体を起こし、周りを見渡すが 二人の姿が見えない。
 「まだ、入っているの?」
 立ち上がって、ふらつく脚で 風呂場に向かった。

 智佐は、一向に入っていかない状態で 悪戦苦闘していた。
 痛さで、額に汗が浮かび上がらせていたが 痛いとは言わなかった。
 (いつまでも苦しませるにはいかない。ここは、あれしかないか。)
 右手の人差し指を入念にしゃぶり、智佐の小さなアヌスへと持っていった。同時に、智佐が逃げないように 左手で片を押さえる。
 アヌスに指先が触れると、智佐はビクッとして立ち上がろうとしたが 押さえられてだきない。
 アヌスは、智佐自身の粘液でしっとりと ぬかるんでいた。
 マッサージをするかのように、優しく愛撫して 挿入していく。
 新たな刺激が、智佐を襲う。
 必死になって拒んでいた処女膜が、緩んでいくのが感じられる。
 (いまだっ!)


 勢いよくアヌスから指を抜き、両手で智佐の腰をつかんで 一気に押し込んだ。
 ズッ!と一気に根元まで入った瞬間、ドアが開かれた。
 「あ〜〜〜っっっ!!!!!!」と、智佐が叫んだ
 開かれたドアのむこうに、砂沙美が立っている。目が大きく見開かれ、びっくりしいる。砂沙美のTからは、智佐と繋がっているところが 丸見えだった。そこは、血が滲みでて 処女であったことを証明していた。
 「砂沙美ちゃん!」
 砂沙美の名前を効いた瞬間、智佐はプルプルと震え 放尿した。
 「いやっ、だめぇ〜っ! 砂沙美っ、見ないでぇ!」
 「お姉ちゃん・・・ 」
 「見ないでっ、砂沙美。お願いだから、あっち行ってて・・・ お願いよぉ〜。」
 智佐は、涙を流して懇願した。
 砂沙美は、金縛りにあったように その場に立ちすくんでいた。
 ほんの数十秒だったのだろうけど、とても長く感じた放尿が終わった時 砂沙美が中に入ってきた。
 智佐は、泣いている。
 砂沙美は、姉の流したものを無言のうちに 湯で洗い流していた。そして、二人が繋がっているところを ジッと見つめていた。
 「砂沙美ちゃん・・・ 。」
 繋がっているところに、顔を近づけてくる。吐く吐息が、感じられるくらいだ。
 「こんなに血が出て・・・ かわいそう、お姉ちゃん。血が止まるように、舐めてあげるね。」
 何も考えてはいなかった。ただ、血が出ていて泣いている姉を見て 可哀相だと感じた やさしい砂沙美だった。
 「だめぇ〜っ!」
 ペロリッ
 ビクンッと、智佐が反応する。
 充血して、最大限まで膨れたクリトリスを 舐められたのだ。
 砂沙美は、構わずに舐め続けた。ペチャッ、ペチャッ と、猫がミルクを飲むような音がする。
 「あっ・・・ ああっ!」
 智佐の喘ぎ声が、高くなる。痛みと恥ずかしさと気持ちよさが、混じり合った声かもしれない。
 砂沙美の舌の動きが、はっきりと伝わってくる。
 俺は、限界に近づいていた。
 (智佐は、もう生理があるのだろうか?)
 そんな言葉が頭を過ぎった瞬間、精液は精管・尿道を通過し 子宮へと導かれた。二度目とは、思えないほどの量が発射される。
 「ひいっ! あっ、熱いっっ!!」
 生まれて初めて、身体の奥に男の血潮を感じた瞬間であった。
 ビクンッ ビクンッ、と 目の前で痙攣するのを見た砂沙美は 何が起こっているのかわからなくて キョトンとしている。
 やがて、智佐の子宮・膣を満たした精液は わずかにあった隙間から流れ始めた。
 「なにこれ?」
 砂沙美は、指ですくい取った。
 「ネバネバしてる。」
 指に絡ませて、不思議双に弄ぶ砂沙美。
 「お兄ちゃん、なにこれ?」
 「赤ちゃんの素だよ。」
 「うっそだぁ。」
 「本当だよ。これが、女の子の中にある目に見えない程小さい卵と一緒になって 赤ちゃんになるんだよ。」
 「ふぅ〜ん・・・ 」
 納得がいかないような返事をする。
 「じゃあさ、お姉ちゃんは赤ちゃんを産むの?」
 砂沙美がそう言った時、小さくなったモノが抜け落ちた。膣口から、タラタラと精液が流れ落ちる。
 智佐は、放心状態でグッタリとしていた。
 「おいっ、智佐!」
 「うん・・・ ?」
 「よく聞け。お前、生理はあるのか?」
 「ま・・・ だ。」
 「そうか、まだなんだな。」
 「 ・・・うん。」
 ホッと、息を吐いた。
 「砂沙美ちゃん、お湯をお姉ちゃんにかけてくれ。」
 「うん。」
 流れ落ちるお湯で、智佐の秘所から流れ落ちる精液を払っていく。
 「智佐ちゃん、ちょっとしみるかもしれないが 我慢しろよ。
 砂沙美ちゃん、お兄ちゃんの手の所へ お湯をゆっくり流して。」
 新しく湯を汲む、砂沙美。
 俺は、先程開通したばかりの膣口に 指をさし込んだ。
 「うっ・・・ 」
 智佐が、新たな刺激に呻く。
 さし込んだ中指を、精液を掻き出すように動かす。これで、膣壁を引っ掻き 新たな快感を与えることになった。
 「あっ、ああっ!!」
 「お姉ちゃん・・・ 」
 心配そうな面もちで、湯をかけ続ける砂沙美。
 「これで、いいかな。」
 智佐の秘所を洗い終えると、智佐を抱え上げた。
 タオルを持っていた砂沙美が、俺と智佐の身体を拭いていく。
 「ありがとう、砂沙美ちゃん。」
 にっこりと微笑む、砂沙美。
 まだ、多少濡れている智佐を布団に横にする。
 クーラーが効いている部屋は、とても涼しかったので 夏かけ布団を智佐にかける。
 「お兄ちゃん、お姉ちゃんだいじょうぶ?」
 智佐を心配する砂沙美が、聞いてくる。
 「だいじょうぶだよ。風邪をひくといけないから 早くパジャマを着なさい。」
 「はぁ〜い。」
 もそもそと、パジャマを着始めた砂沙美。俺も、寝間着代わりのトレーナーを着る。
 「これ、お姉ちゃんの。」
 智佐のパジャマを、鞄から出した砂沙美。それを、二人で着せてやる。
 そして、その夜は三人一緒になって寝た。

 翌日、智佐は恥ずかしさもあったが 処女を失った傷が疼いて 満足に歩けなかった。
 しかたなく、砂沙美だけを連れてでかけた。砂沙美は、嬉しそうにはしゃいでいる。
 出かける寸前、智佐に隠してある本やビデオテープの場所を そっと教えた。後は、智佐次第だ。
 俺は、大体の帰宅時間を智佐に言うと 留守を任せた。
 智佐を一人にしておくのは、気がかりでならなかった。後ろ髪を引かれる想いで、部屋を後にした。

 この日は、帰るまでずっと智佐の事しか考えていなかったので 終いには砂沙美が怒りだしてしまった。
 帰宅して、不安が解消されてから 砂沙美の機嫌取りが大変だったな。
 智佐に聞いてみると、ずっと見ていたと ボソボソと答えてくれた。茹で蛸のように、真っ赤になりながら。
 智佐に教えておいた本やビデオテープは、男女の交わりが数多くアップで映っている いわゆる裏物と言われるものだった。それを、どのように智佐が見ていたのか 観てみたかったな。
 あれを見て、俺を避けたりしなかったのが 救いかも。
 ビデオの中には、○歳位の白人少女の処女喪失物が入っていた。あれは、何度見ても興奮するし 残酷だと思う。泣き叫ぶ少女に、強引に特大の二グロのペニスが挿入されるものだった。あれに似たようなことを智佐にしてしまったのだと、後になって気がついた。。何にしても、あれを見た後で 俺を嫌わなかったのが嬉しかった。

 火曜日、横浜の叔母宅まで送り届けるまで 何事もなく過ぎていった。
 二人と、夢のような4日間の休暇が終わりを告げたのである。
 分かれる時、智佐と砂沙美は 泣いて抱きついてきた。
 「お兄ちゃんっ!!」
 「お兄ちゃん、行かないで!」
 二人をなだめ言い聞かしてから、叔母宅を後にした。
 叔母も、「二人が、こんなに懐くとは思ってもみなかった。」と 言う顔をしていた。

 帰りの道のりで、昨日智佐と二人っきりになった時 約束した事を思い出していた。
 【「おにいちゃん、あのね・・・ 」
 「どうしたんだ?」
 「あのね。智佐が18歳になった時 お兄ちゃんにお嫁さんがいなかったら・・・ 智佐をお嫁さんにしてくれないかな?」
 少しずつ声は小さくなっていったが、はっきりと聞こえた。
 真っ赤になって、モジモジとしている智佐。
 「いいよ。智佐ちゃんなら、きっとかわいいお嫁さんになれるよ。」
 「ほんとぉっ? 約束だからね。忘れないでよ。」】
 その時は、まだ子供だなと思っていたし、まあ7年もあれば理想の女性に出会えるだろうと かたをくくっていた。

7年後・・・

 俺は、まだ独り身だった。
 ここ数年、仕事に追われ 出張出張の毎日だった。
 気が付けば、三十路を過ぎていた。
 いい加減に身を固めて、跡を継ぐようにとの催促が ちょくちょく実家からくるようにもなっていた。今まで、俺に任せていたのだが とうとう痺れを切らしたのだ。見合い写真も送ってくるが、なぜか気が乗らない。
 そんな真夏のある日・・・ けたたましく、電話が鳴り響いた。
 「なんだよ・・・ 休み日ぐらい ゆっくり寝かしてくれよ!」
 時計の針は、AM8:00を指していた。休みの日は、いつも昼くらいまで寝ているのに・・・ それを叩き起こされたのだ。
 「はい?」
 「涼一? そっちに、智佐ちゃんと砂沙美ちゃんが行ってないかい?」
 「なに言ってんだよ。誰も、来てないぞっ!」
 「じゃあ、まだ電車の中かしら・・・ 」
 「二人が、どうしたんだよ?」
 やっと、はっきりとしてきた。母の声は、慌てている。
 「お前のところへ、行ったらしいのよ。」
 「えっ? なんで、また・・・ 」
 俺は、驚いた。
 二人には、5年会ってないし たまに電話や手紙がくるけど やって来るなんて一言も言ってなかった。
 母は、智佐と砂沙美の母親から聞かされた顛末を 話し始めた。
 ちなみに、俺の母親と智佐と砂沙美の母親は 姉妹である。6人兄妹で、俺の母親は長女で 智佐の母親は末っ子だった。だから、智佐と13も離れている。
 「なんでも、智佐ちゃんが お前のお嫁さんになりたいって 言い出したらしいの。18の誕生日に、両親に言い出したそうよ。
 いとこ同士はいいとしても、13も歳が離れているから 反対したらしいの・・・ まあ、普通の反応よね。
 そこからが問題で、今日まで五日間部屋に立て籠もって 食事もしなかったらしいのよ。
 それで、横山さんも根負けして 妥協しようと今朝部屋に行ったら 二人していなかったということなのよ。
 で、あわてて家に電話してきたってこと。
 置き手紙がしてあって、お前の所へ行くって。
 横山さんにしてみれば、お前が13も離れた子供を相手にするわけないと思っていたらしいんだけど・・・ お前の方にも、心当たりはないかい? 家出してまで会いに行くなんて、普通の惚れようじゃないよ。」
 俺は、しばらく考えた。そして、あの時軽く受け止めていた約束を思い出した。
 「7年前、二人を預かった時・・・ 智佐ちゃんが18になった時、俺が結婚してなかったら お嫁さんにしてあげると 答えたことが。でも、あれは子供相手の・・・ 」
 「そうなの・・・ その約束を、あの娘は。
 とにかく、朝一番の新幹線に乗ったとしたら 東京駅に着くのは8時半頃になるわね。
 二人から連絡があったら、迎えに位ってげて。それと、直ぐに家に電話してくるのよ。」
 「ああ。」
 「じゃ、お願いね。
 ・・・お前にその気があれば、私は反対しないから。」
 ガチャッ
 そうか。あの時の事を忘れなかったのか。

 1時間程して、再び電話が鳴った。
 二人からだろうと思って電話を取ると、上野駅前派出所からだった。
 電話の内容は、上野駅を大きなバックを持って ふらふらと歩いている智佐と砂沙美をみつけて 補導したとのことだった。それで、俺のところへ来たと言って 俺の電話番号を提出したのだった。
 俺は、二人を電話にだしてもらい これから迎えに行くと言った。

 派出所に行くと、確かに智佐と砂沙美らしかった。というのは、面影でわかるくらいで 綺麗に成長した智佐に俺は戸惑ったのだ。
 「お兄ちゃんっ!」
 俺の姿を見た二人が、同時に椅子から立ち上がり 駆け寄ってきた。
 「まったく・・・ 。」
 二人であったので、安心したのと 呆れたので 溜息がでた。
 「かあさんから、話は聞いてる。無茶しやがって・・・ 。」
 「ごめんなさい。。。」
 智佐と砂沙美、二人の声が絡み合う。
 「申し訳ありませんでした。私の方への連絡が遅れたもので、列車の到着時間がわからず 迎えに来れなかったもので。」
 「そうですか。
 いやぁ、この時期は家出をする子供が増えるものでね。典型的な家出のスタイルでしたから。」
 老警官が、答える。
 大きな荷物を持ってフラフラとしていたら、間違われてもしかたないと思った。まあ、実際 本当に家出してきたのだから。
 「それでは、お手数をおかけしました。ほらっ、二人とも!」
 「お巡りさん、お世話になりました。」
 智佐と砂沙美が、ペコリと頭を下げた。

 二人の荷物を持った俺の後を、二人がトボトボと付いてくる。
 止めてあった車のトランクに荷物を押し込め、中に入って 初めてゆっくりと顔を見た。
 二人とも、顔色があまり良くなかった。
 どうも、砂沙美も智佐に付き合って 絶食していたようだった。
 二人とも、俯いたままだった。たぶん、こちらから話しかけなければ いつまでたっても口を開かないだろう。
 「さてとっ!」
 二人が、ビクッとする。
 「俺、朝飯まだなんだ。二人とも、付き合ってくれるかな?」
 「お兄ちゃん、怒ってないの?」
 砂沙美が、やっと口を開く。
 「何で、怒ることができるんだ? 責任の一端は、俺にあるんだし これほど慕ってくれる女性を突き放すことは 俺にはできないよ。
 本当に綺麗になったね、二人とも。」
 砂沙美が、はにかんだ表情をみせた。
 智佐の顔は、未だに見えないが たぶん砂沙美と同じだろう。
 「智佐ちゃん・・・ 俺が思い描いていた理想の女性にそっくりだ。」
 やっと、智佐が顔を上げた。
 「お兄ちゃん・・・ 」
 「いや、俺が思い描いたのは・・・ 大人になった智佐ちゃんだったのかもしれない。
 智佐ちゃん・・・ いや、横山智佐さん こんなおじさんでもいいなら お嫁に来てくれますか?」
 智佐の胸の奥底から喜びの感情が溢れて、涙が止めどなくブラウンの瞳から溢れた。
 ここが、車内でなかったら 間違いなく智佐は涼一に飛びついていた。
 「おじさんなんかじゃない。おじさんなんかじゃ・・・ 」
 「お姉ちゃん、良かったね。」
 砂沙美が、智佐に抱きつく。
 「私、お兄ちゃんの・・・ 涼一さんのお嫁さんになります。」
 「ありがとう、とてもうれしいよ。きっと、幸せにするから! 約束する。必ず、誰よりも幸せにするよ。」
 また、涙が溢れる智佐。
 「さあ、お腹が空いただろう。おいしいお粥が、食べられる店を知ってるんだ。五日も食事を抜いて居るんだから、消化のいい胃に優しい物をね。」
 そう言うと、俺は車を発進させた。

 信号で止まった時、バックミラーで後ろを見ると 二人は緊張の糸が解けたのか お互いにもたれかかって寝ていた。
 そんな二人を、微笑ましく思い 信号の変わった道を二人を起こさないように ゆっくりと動き出した。

Fin

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