「あっ・・・ ああんっ・・・ ご主人様ぁ〜、もうダメです・・・ イッ、イクぅ〜っ!!!」
 「おいおい。」
 「ご、ごめんなさい ご主人様・・・ 。」
 そう言うと、綾香は ぐったりとして気を失ってしまった。
 それでも、綾香の秘所は 俺のモノをくわえて放さない。うねるような脈動が、モノに伝わってくる。
 「やれやれ。もう少し我慢してくれれば 俺もイけたのにな。」
 気絶して、なお幸せそうに肌を重ねる 綾香。愛おしい女性であり、全ての相性も最高の女性。そして、俺のものである。
 今のこの幸せが、ずっと続けばいいけど・・・
 「ご主人様。」
 「どうした?」
 「その・・・ あの・・・ 」
 「わかってるよ。おいで!」
 ヌポッ
 それまで、俺のモノをくわえていた綾香の秘所から抜くと ゆっくりと密着した肌を引き剥がした。
 「お願いします、ご主人様ぁ。」

 「ご主人様、どうかしたのですか?」
 「ちょっとな。」
 心配して、声をかけてきたマルチ。
 もう寝るだけとなった深夜、隣に寄り添うように 横になっているマルチ。
 一緒に寝ていないと、安心できないと言ったマルチ。
 「考え事していたんだ。」
 綾香が、帰ってからのことだ。
 「そうなんですか。」
 考えていた。悩んでいた。綾香や芹香が、ちょくちょくと訪れるようになって 賑やかになって 楽しいのに不安がある。彼女らが訪れるとき、いくら気を付けていたとしても 誰かに見られていないという保証はない。目撃され続ければ、彼女らにとっても 安息の場所であるここを失ってしまうことにもなる。そんなことは、俺にとっても 深い傷をつくるだろう。かといって、他に落ち合い逢瀬を重ねる場所を 俺に確保するような財力はない。
 「スゥ〜 スゥ〜。」
 寝息を立て始めたマルチ。
 俺は、ゆっくりと頭を撫でた。
 「んっ。」
 寝てても、撫でられるのがわかるのかな?
 こんな平和な時を、乱されるのは嫌だ。
 こんな平和な時を、失いたくない。
 どうすれば・・・ いいのか?
 どうすれば・・・・・・・・・・・・
 彼女たちは、俺のことを”ご主人様”と呼ぶけれど 俺には大切なパートナー達だしな。
 別に、上下関係を作っているつもりはない。ただ、彼女らが それを望んで自らそのようにしているに過ぎない。
 彼女らの求める幸せに、俺は応えているのだ・・・ と思う。
 なら、彼女らとて 今のこの状態を失いたくないだろう。
 だったら、彼女たちの意見も聞くべきなのだ。
 ・・・ばかだな。そんなこと、最初から気づくべきことなのに。
 「ううん・・・ 。」
 マルチが、小さく唸ると 俺のパジャマを持っている手が キュッと強く握られた。
 「どこにも行かないよ、マルチ。」
 「スゥ〜〜 スゥ〜〜。」

 「そうねぇ〜。それは、私も感じてたわ。いくら、私たちがセバスチャンを捲いてるにしたって どこで誰が見ているかわからないし。」
 「そうなんだ。それに、あかりは まだ俺と綾香や芹香のことには まったく気づいてない。だが、いつ一緒にいられるところを見られるかわからない。
 あまつさえ、俺達の関係を知られるようなもんなら・・・ 」
 「あかりって・・・ 浩之の幼なじみの娘でしょ。だったら、私たちの仲間に引き吊りこんで 口封じすればいいのよ。」
 「あかりさんは、浩之さんのこと好きですよ。」
 「あかりが、俺のことを好きなことはわかっていたさ。でも、俺にはあいつのことを妹のようにしか見れないんだ。いままで、そうして過ごしてきた。
 それに、あかりを巻き込んだら きっと志保のやつが嗅ぎつける。それは、危険極まりないことだ。」
 「ふぅ〜ん。よくわからないけど、浩之がそう言うのなら。」
 「志保というのは、歩く・・・ いや、走るワイドショー女だ。あいつの口を封じることは、限りなく不可能に近い。だから、知られてはまずいんだ。」
 「そうねぇ、私たちが 浩之を愛してることは知られてもかまわないけど 今の関係を失うことになったら・・・・・・ 」
 綾香は、目を伏せた。今にも、泣きだしそうな雰囲気を感じる。
 「だいじょうぶさ。俺は、綾香や芹香を捨てたりはしない!」
 「浩之!」
 「
浩之さん。
 俺達の絆は、強く堅いものだと感じた。今も、これからも。。。
 「ご主人様ぁ!」×2
 俺の左右両側から、やわらかく甘く温かい肉体が挟む。
 そうだな、彼女たちの気持ちがたしかならば そんなことは言うまでもないか。
 「私もですぅ。」
 そう言って、マルチが 後ろから抱きついてきた。
 「ああ、みんな一緒だ。」
 本当の幸せだ。これ以上ないと思うけど・・・ けど・・・ 
 「
 ・・・浩之さん。
 「ん、なに先輩?」
 「
あのですね。屋敷からの抜け道の出口の一つに、昨年まで使用していた来栖川家のメイドたちが住んでいた社宅があるのです。そこでしたら、来栖川家の敷地の外にありますし 浩之さんさえ足を運んでくだされば 自由に私たちで使うことができると思います。
 「・・・」
 芹香の意外な話し。たしかに、意外と積極的なところはあるけど・・・ 。
 「
社宅は、警備システムで管理されていますけど セリオに頼んで私たち専用のシステムを構築することにより 来栖川家に知られることを防ぐことができるはずです。後は、私たち専用パスワードを作れば 誰も入ってこれないでしょう。
 「姉さん、やるわね!」
 そこまで・・・
 「
私たちの幸せの為ですから。
 そう言って、頬を寄せてくる芹香。綾香とは違う、優しさが伝わってくる。
 禁じられた遊びを楽しむような・・・ そんな感じも、拭えないけど?
 俺って、疑問符ばっかり付けているな。
 「
それにですね、ご主人様の猫が増えた場合 ここでは手狭かもしれませんから。
 「ちょっと、姉さん。それって、どういうこと?」
 「・・・」
 「
占いで、そうでました。それに、この機会に 少し観察してみたい娘がいるのですけど。
 「姉さん!」
 「綾香、黙ってろ。」
 「 ・・・はい。」
 シュンとなって、申し訳なさそうにした綾香。
 「綾香の言いたいことは、判る。だけど、新しい娘がくわわったとしてもだ・・・ 綾香への気持ちが薄くなることはないぜ。反対に、深くなることだってある。」
 「そうだけど・・・ 不安なのよ。」
 「わかるぜ。でも、芹香にしても 考えもなしでそのようなことを言うわけはないじゃないか。」
 「 ・・・はい。」
 「よし、いい娘だ。」
 綾香の肩を抱いて、ギュッと抱きしめてやる。それだけで、気持ちが通じる。
 「
その娘も、浩之さんに救われた一人です。あの娘も、浩之さんに特別な感情をもっていますから きっと私たちの仲間になってくれます。
 私としても、あの能力には 非常に興味がありますから。



 あれから、一ヶ月・・・
 準備を、ちゃくちゃくと進めてきた。
 まず、セリオが警備システムをハッキングし書き換え 完全に俺達の手中に収めた。
 そして、マルチが 掃除に明け暮れた。空き家になってから、一年とたっていないので 修復するほどの破損はなかったとのことだった。
 綾香たちも、いろいろと考えていた。中の光が、外に漏れないように 特殊なフィルムをガラスに貼ったのだ。防音性は、元々問題ないのだとも。
 後は、調度品を揃え どうやって運び込んだのか 特大ベットが運び込まれていた。
 「どう、浩之?」
 「すごいな、この部屋は。ベットしかないぞ。」
 俺は、驚くしかなかった。15畳はあろうかという部屋に、ベットしかないのだ。それも、部屋一杯の。
 「これだけあれば、みんな一緒に寝られるでしょ。」
 「そりゃ、そうだけどな。
 それよりも、屋敷に近いといっても 外泊はできんだろ? ジジイのことだから、見回りくるんじゃねえか?」
 「ふふ、それは大丈夫よ。ちゃんと考えて、手は打ってあるから。でも、さすがにパーティーとかで出かけなければならない時は 無理ね。」
 自信満々だ。抜かりはないということだな。
 「ご主人様、片づけも全て終わりました。」
 マルチが、駆け足で報告にきた。本当に、掃除をさせれば天下一品だと思うぜ。家の中が、輝いて見える。
 「おっと。」
 かけてきた勢いに任せ、俺に抱きついてきたマルチ。
 「いい娘だな。」
 俺は、マルチの頭を撫でた。
 「えへへ、はいっ!」
 幸せな満顔の笑顔。俺だけに見せる笑顔だ。
 「いいなぁ〜。私に、ご褒美は?」
 綾香が、物欲しそうな顔で こちらを見ている。
 「ああ、わかっているよ。」
 今夜は、激しくなりそうだという 予感がする。3匹の猫達が、どういった痴態を見せてくれるのか 楽しみだぜ。
 「今夜は、体力の続く限り相手してやるから 覚悟しとけよ!」
 「はいっ!」×3

 「あの、藤田さん・・・ 。」
 「なんだい?」
 「私・・・ もう大丈夫ですよ。藤田さんが、見ていてくれるから。」
 「ははは・・・ そうなんだろうけど、先輩が確かめたいことがあるっていうし。それに、アドバイスで さらに安定すればそれに越したことはないだろ?」
 「そうですけど・・・ 不安です。」
 「病人が、診断結果を聞く気分なのかな?」
 「私は、病人じゃないです。それに、そんなこと言う人は嫌いです。」
 「例えが、悪かったかな。ごめん。」
 「嫌です。」
 「そんなこと言わないでくれよ。 ・・・ほら、ここだ。」
 そう、ここで猫になるんだよ。かわいい飼い猫にね。
 あらぬ想像が、頭の中を巡る。
 でも、はたして うまく事は進むのだろうか・・・
 「どうしたのですか?」
 「いや、なんでもない。みんな、待ってるぜ。」
 「 ・・・はい。」
 俺達は、猫の館へと入っていった。猫の館とは、綾香が付けたこの家の愛称だ。適当な名前も思いつかなかったし、コードネームみたいでいいんじゃないかと言った綾香に賛同しただけのことだった。

 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
 ・・・ ・・・ ・・・
 ・・・ ・・・
 ・・・
 ・
 ・
 ・
 「上手くいきましたね、ご主人様。」
 綾香が、嬉しそうに笑っている。その顔を見ていると・・・ 例えるなら、新しいおもちゃを与えられた子供の顔とでも言おうか。実に、嬉しそうだ。
 「ああ。」
 俺は、少し戸惑っていた。これでは、俺を信用してくれていた”琴音”ちゃんを騙したようなものだ。
 「本当によかったのか?」
 俺は、おもむろに 3人に問いてみた。返事は、決まっているのに・・・ 。
 「いいんです。全て、ご主人様の為です。それに、この方も幸せになれるはずです。」
 と、マルチがそう言った。それが、3人の答えなのだ。
 「俺の為か?」
 「はい、ご主人様の為です。それに・・・ 後戻りはできません。」
 綾香の言葉が、重くのしかかる。前にも感じたのだが、後には戻れない。前に進むだけなのだと。
 「わかったよ。それじゃ、準備・・・ て、芹香! もう、始めてるのか!!」
 俺が話している間に、さっさと琴音ちゃんの服を脱がしていた 芹香。もう、下着を残すだけになっていた。
 「スゥ〜 スゥ〜 ・・・ 」
 「それにしても、すごいわね。姉さんの作った薬を一口飲んで、これだもの。」
 そうなのだ。芹香の作った薬を、疑わしそうに一口口を付けただけなのに これだ。見事というべきなのだろうか。
 「とりあえず、そこまででいいか。」
 「はい。では、首輪を。」
 チリンッ
 鈴の付いた首輪が、琴音ちゃんの首にまかれる。
 「耳と尻尾も、用意できましたぁ。」
 ちゃくちゃくと、琴音ちゃんへの準備が進んでいく。
 「後は、頼んだぜ。隣で、モニター越しに見ているから 合図をくれや。」
 「はい、お待ちくださいね。」
 「ああ。」
 俺は、彼女たちをリビングに残すと 数台のモニターが設置してある部屋へと向かった。
 しいて言えば、その部屋は各部屋を監視できるところであろう。
 リビングルームの隣の部屋が、それにあてられている。もっとも、位置的に都合がよかったのだ。
 ・・・
 俺は、その部屋に入るなり まずモニターの電源を入れた。
 モニターに、うっすらとリビングが浮かび上がる。それとともに、彼女たちの声も聞こえてきた。
 「そろそろ、いいかしら?」
 「そうですね。」
 「でも、どうしようか?」
 二人は、いつ目覚めるかわからない琴音ちゃんを どうしようかと迷っている。
 俺でも、迷うわな。
 悪戯を目的としているならいざ知らず、彼女の意志が必要なのだから 意識がなくては意味がない。
 「
これを嗅がせれば、目覚めます。
 そう言った芹香が、小瓶を取り出した。
 「ご主人様を、あまり待たせるわけにはいかないわ。お願い、姉さん。」
 「
はい。
 キュポッ
 芹香が、琴音ちゃんの鼻先に 小瓶を近づける。 ・・・どんな匂いがするのだろうか?
 「う・・・ うん・・・ 」
 匂いを嗅がされて、琴音ちゃんが小さくうなる。
 その場にいる彼女たちの緊張が、伝わってくるようだ。息を飲む瞬間。
 「あっ・・・ いま、瞼が動きました。」
 「そうね。」
 彼女らは、ジッと琴音ちゃんの顔を眺めている。本当に、楽しそうだ。
 「う・・・ ん・・・ 」
 どうやら、目が覚めたようだな。
 「起きたわね。」
 このカメラアングルでは、瞼が開いたのかわからない。でも、綾香の言葉で それとなくわかる。
 「あの・・・ 私・・・ どうしちゃったの?」
 ゆっくりと身体を起こす、琴音ちゃん。
 「
どこか、おかしく感じるところはありますか?
 「それはないですけど・・・ キャアッ! ど。どうして私 こんな格好を!! ・・・それに、先輩・・・ 」
 ようやく、始まるな。
 「私を、いったいどうするつもりなんですか? そ、それに藤田さんは?」
 いま、自分のおかれた状況をわかっているのかな? 
 「ふふ。ご主人様は、ここにはいないわ。」
 「そうですよ、琴音さん。」
 「いやぁ、来ないでぇ。」
 3匹の猫たちを見ていると、獲物を得た喜びでたまらないという感じだ。
 「 ・・・それに、あなたたちの格好・・・ 」
 「私たちの格好? ふふ、素敵でしょ。これが、私たちのご主人様だけに見せる本当の姿よ。」
 「そんな・・・ それに、ご主人様って・・・ ?」
 う〜ん、冷静なのか 混乱しているのか。まあ、面白い反応ではあるな。
 「なに言ってるのよ。ご主人様って言ったら、”藤田浩之”しかいないわよ。」
 綾香が、さも当たり前のように 俺の名前を言う。
 「えっ!?」
 「そんなに驚かないの。あなたも、私たちの仲間になるのよ。姫川琴音さん。」
 「ど、どういうことですか?」
 「
私たちと一緒に、幸せになりましょう。
 「えっ?」
 「私たちと幸せになりましょうって、芹香さんは言ったんですよ。」
 「 ・・・わかりません。こんなことされて・・・ 服を返してください!」
 自分の置かれた状況がわかっていくにつれ、拒否反応を示す 琴音ちゃん。
 「服は、あなたがわかってくれるまで 返せないわ。」
 「そんな・・・ こんなことされて・・・ いやっ!」
 琴音ちゃんが、叫んだ瞬間・・・ いつもなら、起こることが起こらなかった。
 「え? ええっ?」
 「
この家の敷地には、力封じの結界が張ってあります。ですから、ここにいる限り あなたは何の力もないただの女の子になれます。
 「能力が・・・ 超能力が・・・ 」
 超能力が働かないことが、ショックなのか?
 「超能力が、働かないことが怖いの? あなたが、嫌っていた能力なのに。それなのに、その能力に頼るの?」
 「あっ・・・ 」
 「ここには、あなたが望むことがきっとある。」
 「わからない。わからないっ!」
 琴音ちゃんは、とうとう今の状況に混乱してしまった。無理もないか。
 さて、どうする 綾香。
 「琴音さん・・・ 。どうしましょう、芹香さん綾香さん。」
 マルチが、おろおろし始めたぜ。とに、落ち着けよ。
 その時・・・
 パンッ
 綾香が、琴音ちゃんの頬を叩いた。
 「わかるのよ。ここには、あなたが望んでいたものがあるのよ! 普通の女の子になって、幸せを得ることができるの。」
 「えっえっ・・・・・・ でも・・・ 。」
 「そりゃ、人から見れば 私たちは普通じゃないかもしれない。それでも、私たちは普通の人たちよりも幸せだと思っているわ。」
 「
そうですよ。
 「・・・」
 「私たちは、ご主人様が 浩之が好きなの。愛しているのよ。」
 「!?」
 「でも、誰かが独占すれば 誰かが不幸になる。ご主人様は優しいから、きっと不幸になった娘を放ってはおけない。 ・・・わかるわよね。あなたも、そうして ご主人様に優しくされて 救われたんでしょ?」
 「 ・・・わかりません。でも、私は・・・ 藤田さんが好きです。」
 「なら、問題ないわ。ご主人様を愛する気持ちがあれば 応えてくれるわ。」
 綾香と琴音ちゃんの心のぶつかり合いが、見えるようだ。
 「私は・・・ 藤田さんに 私だけを見ていてもらいたい。もう、一人ぼっちはいやっ!」
 「バカ! さっきも言ったでしょ。誰かがご主人様を独占すれば、誰かが不幸になる。そして、ご主人様の負担も増えてしまう。
 だから、みんな幸せになれる方法を探したのよ。自然とそうなったかもしれないけど、私たちがご主人様のものになれば・・・ 猫になれば 幸せになれる。可愛がってもらえる。優しくしてくれる。」
 「う・・・ 」
 「私たちは、ご主人様の猫奴隷なんですぅ。」
 「そんな・・・ 」
 「 ・・・ふぅ。ねえ、パラレルワールドって知ってる?」
 「パラレルワールド・・・ ですか? いいえ、知りません。」
 「それはね、もしも ifの世界。つまり、もしも私が格闘技に興味をもたなかったら 浩之に会うこともなかっただろうし、初恋の人に気持ちを伝えられたかもしれない。
 あなたで言えば、もし超能力がなかったら 誰かを好きになっていたかもしれないし 浩之があなたを気にかけて声をかけることもなかったかもしれない。
 そう、”もし〜〜だったら”の世界が パラレルワールド。
 でもね、今ここにいる私たちは 現実なの。ifの世界から見れば、現実ではないかもしれないけど それこそ無限の選択肢の一つ。今必要なのは、今をどうするかってことなの。わかるわよね?」
 「はい、なんとなくですけど。」
 「今、あなたが選べるのは 2つ。ご主人様のものになるか、断って全てを忘れるか。」
 「全てを忘れる?」
 「そうよ。姉さんの魔法で、浩之のこと 一切あなたの中から消してあげる。その方が、あなたは苦しまないし 私たちの秘密も守れるわ。」
 「そんな・・・ 」
 「あなたの中から消さなかったら、どうなると思う? 学校で会っても、道ばたで会っても、浩之はあなたのこと かまってくれないわよ。それは、一人でいた時よりも ずっと苦しいことなのよ。それに、あなたが耐えられるのかしら?」
 「そ・・・ そんな・・・ 」
 「だから、あなたの中から 全てを消すのよ。」
 「それは、嫌! 独りぼっちは、嫌なの・・・ 。」
 琴音ちゃんは、俺に心を開く前のことを思い出したのか 真っ青になって震えている。
 側にいたら抱きしめてやりたいが、今は我慢して 事の行方を見守るしかない。
 「だったら、今一番いいと思うべき選択をすることね。」
 「
だいじょうぶですよ。あなたが、あなたらしくできる道を選べばいいことです。
 「私が・・・ 私らしく・・・ できる道・・・ 。」
 「無理矢理、あなたを仲間にすることをできたかもしれないけど それじゃダメだったてわかっているから、あなたの意志が必要なのよ。」
 「琴音さん、がんばってください。」
 「少し、時間をあげるわ。」
 綾香がそう言うと、3人はリビングルームからでていこうとした。
 「もう少しで、堕ちるな。」
 俺は、そう思わずにはいられなかった。琴音ちゃんの心を溶かしてあげた者だからこそ、感じられるのか。
 琴音ちゃんは、あの悲しみ、苦しみをよくわかっているからこそ 断れないだろう。
 「待ってください。」
 その一言が、自分の運命を左右することがわかっているのか 琴音ちゃんは神妙な面もちで 綾香たちを見つめていた。
 「それで・・・ それで、本当に幸せになれると思うのですか?」
  琴音ちゃんは、必死なのだろう。モニター越しに、それがよくわかる。
 「人に頼っては、ダメよ。幸せになれるんじゃなくて、幸せになるの! 幸せになってみせるのよ。それを決めるのは、自分自身なの。それに、その気もないのに 夢を見続けるのは苦しいことよ。だったら、忘れてしまった方がどれだけ楽か・・・ 。」
 綾香は、ああ言うが 俺はどうなんだろう? 自分の為に、彼女らを受け入れているのだろうか。今の俺が、俺の望んだ姿なのだろうか。わからない・・・ けど、俺は逃げるわけにはいかない。逃げられない。
 「私は、藤田さんのこと 忘れたくありません。 ・・・私が、幸せになる・・・ 為に、受け入れ・・・ ます。」
 心の底から、絞るように発した答え。
 琴音ちゃんが、最初から断れることのできないとわかっていた選択肢。
 「よく言ったわね。それでいいのよ、琴音さん。」
 「
歓迎します。
 「琴音さん、おめでとうございます。」
 また、新しい世界が動き始めた。
 俺は、琴音ちゃんの想いも背負って 歩み続けなければならなくなった。それが、辛いことなのか 楽しいことなのか・・・ まだわからない。
 だが、今まで考えて行動していたわけじゃない。それに、悩んでいる時でもない。
 「さて、それじゃあ ご主人様を迎える準備しなくちゃね。」
 綾香が、こちら(カメラ)に向かってウインクする。
 「そうですね。 ・・・えっと、ありました! はい、琴音さん。」
 マルチが、これからの前処理に必要な物を 琴音ちゃんに差し出した。
 「それは・・・ なんですか? 初めて見ます。」
 本当に初めて見るのか? 受け取った物を、ジッと見ている。
 「あら、知らないの? 浣腸よ。イチジク浣腸。」
 「え? ・・・そんなものが、どうして必要なんですか?」
 浣腸の意味は、知っているようだな。それにしても、受け取った物をどうしたらいいのか戸惑っている姿はが可愛いよ 琴音ちゃん。
 「どうして必要かって? そりゃ、お腹の中をきれいにしておかないと 汚れるでしょ。」
 「 ・・・言っている意味が、わかりません。」
 「とに・・・ しょうがないわね。」
 そう言うと、綾香は 琴音ちゃんの前でクルリと背を向けて 双丘を両手で開いて腰を突き出した。
 「あっ!!!」
 琴音ちゃんの目の前に、突き出された綾香の臀部。そこには、尻尾をいっぱいにくわえ込んだアヌスがさらけ出されていた。
 「あ・・・ ああっ・・・ 」
 その光景に、琴音ちゃんは声を失ってしまったようだ。
 「わかった? これを入れなくちゃいけないから 浣腸を使うのよ。私たちじゃ、マルチみたいに直接繋げることできないから こうするしかないのよ。」
 でも、怖がらないで。すぐに慣れるわ。」
 綾香が、猫への第一歩を説いている。
 「これをつけないと、猫にはなれないわよ。ご主人様は、可愛がってくれないわ。それでもいいの? 尻尾をつけるのは、契約の証。ご主人様のものになったという証。それがなかったら、ご主人様と私たちがしているのを 見ているだけしかできないわよ。」
 「 ・・・・・・戻れないんですよね。私には、受け入れるしか・・・ 前に進めないんですね。」
 「そうよ。」
 カメラでは判らないが、雰囲気で琴音ちゃんの想いが伝わってくる。
 「わかりました。これが、始まりなんですよね。私は、きっと藤田さんに・・・ 浩之さんに私だけを見てもらうから!」
 「私だって、そのつもりよ。私たちは、誰だってそう思っているわ。私と姉さんは、姉妹だけど それ以前に一人の女なの。だから、姉さんにも あなたにも勝ってみせる。もちろん、マルチにも。誰にだってね!」
 「私だって、負けません。」
 熱い女の戦いってやつか? もてる男は、辛いぜ。でも、身体が持つかな・・・ 。
 「じゃ、さっさと済ましてきなさいよ。ご主人様が、待ちくたびれるわ。」
 「はい。」
 「琴音さん、私がお手伝いします。」
 「恥ずかしいですけど、お願いします マルチさん。」
 「はい。」
 浣腸されて、恥じらう琴音ちゃんも見てみたいが ここは我慢だ。いずれ、見ることもできるだろう。
 「
綾香。
 「ん、なに 姉さん?」
 ん? 二人のいなくなったリビングで、来栖川姉妹が何か話し始めた。
 「
私だって、負けませんよ。
 「姉さん・・・ 。うん、がんばりましょ。じゃないと、浩之 他の娘に取られちゃうものね。あいつのことだから、きっと他にも世話をやいている娘がいるんでしょうからね。」
 綾香は、そう言って カメラの方を振り向いた。
 ドキッ!
 「うっ・・・ まいったな。」
 綾香のやつ、俺の私生活をどこまで知っているのやら。
 それよりも、振り向いた時の綾香の微笑みが気になる。あれは、いったい・・・
 「ご主人様、そろそろプレイルームへ移りましょうか。」
 「 ・・・そうだな。」
 マイクにスイッチを入れ、俺は応えた。
 「先に行ってるぜ。」
 「はい。私たちは、琴音さんたちを待ってから行きますので もう少しお待ちくださいね。」
 「ああ。」
 俺は応えると、モニタールームを出ることにした。ベットルームは、二階だ。

 それから十数分して、彼女らはやってきた。
 「来たな。」
 綾香たちに、隠れるようにしている琴音ちゃん。
 「ほら、隠れてないで ご主人様にご挨拶なさい。さっき、教えてあげたでしょ。」
 綾香が、急かすように琴音ちゃんに説く。
 「あの・・・ やっぱり恥ずかしいです。」
 そう言って、しゃがんでしまった琴音ちゃん。仕方ないな。
 「おいで、琴音。」
 俺の声に、ビクッと反応する。そして、吹っ切ったように立ち上がった琴音ちゃん。
 「それで、いいのよ。さあ、ご主人様のところへ。」
 完全に、彼女ら猫のリーダーだな。まあ、俺としてもやりやすいぜ。
 「ご・・・ ご主人様。」
 琴音ちゃんは、広いベットの上を 俺に向かってくる。
 「ご主人様。私のご主人様。どうか、私を可愛がってください。」
 俺の前で正座すると、琴音ちゃんは深々と頭を下げた。
 「琴音が、俺の前で本当の姿を見せてくれるんだったら 応えてやる。」
 「はい、わかりました。」
 頭を持ち上げ俺に見せた笑顔は、安心感と喜びで満ちていた。
 「それじゃ、契約といこうか。」
 「あの・・・ 本当にするのですか?」
 俺の一言で、一瞬にして不安の色を見せる琴音ちゃん。
 「綾香達もしているんだ。琴音だけしないわけにもいかないだろ? それに、そのための準備までしたんだ。俺を信じて、決心してほしいな。」
 「 ・・・はい。どうか、私を・・・ ご主人様だけの猫にしてください!」
 そう言った琴音ちゃんは、くるりと俺に背を向けると 四つん這いになり、腰を高く上げた。
 「どうか・・・ どうか、琴音に尻尾をつけて・・・ ください。お願いします・・・ 。」
 恥ずかしそうに、消え入りそうな声で言った。
 俺だって、そんなかっこうをさせられれば 恥ずかしい。だけど、それ以上に想いが勝っているということなのだろう。綾香達に負けられない想いとか、俺に対する想いとか・・・ 自惚れてるかな。
 「お前達も、来いよ。」
 「はい。」×3
 3人とも、ベットに上がり近寄ってくる。
 「はい、ご主人様」
 マルチが、用意していた物を差し出してきた。
 「うん・・・ そうだな。綾香が、耳をつけてやれ。」
 「私がですか? はい、わかりました。」
 綾香は、耳を受け取ると 目を閉じてジッと恥ずかしさをこらえて待っている琴音ちゃんと 対峙した。
 スッ・・・
 「あっ!」
 猫耳が、装着され 新たな感覚が琴音ちゃんを刺激する。
 「これくらいで、そんなに驚かないの。尻尾がついたら、もっとすごいわよ。」
 本当に楽しそうだ。妹ができたって、感じにもとれるな。
 「えっ?・・・ 」
 琴音ちゃんが、驚いた瞬間 色素の沈着もないお尻の穴がキュッ!と萎んだ。
 その下には、いつのまにか蜜を滴らせた 秘所があった。
 「Hですね。」
 それを見た芹香が、一言声をだした。
 「そうだな。さて、尻尾を入れてやるから 力を抜くんだぜ 琴音。なに、ちゃんとローションを塗っておくから 琴音が協力さえしてくれれば痛くないさ。それとも、俺がじっくりと時間をかけて 愛撫してやろうか?」
 俺の言葉を聞いて、プチュッと また秘所の奥から蜜を溢れだした琴音ちゃん。
 「お願いです・・・ 。もうこれ以上、恥ずかしくって我慢・・・ できません。い・・・ 入れてください。」
 腰を振るようにして、催促する。
 「そう言われたんじゃな。」
 俺は、左手を琴音ちゃんの腰の上に置いた。緊張が、高鳴るのがわかる。
 俺の左右から、芹香とマルチが 琴音の双丘を開いていく。
 キュッと目をつむり、両手でシーツを握り 呼吸を整えようとする 琴音ちゃん。
 準備は、完全に整った。俺は、右手に持った尻尾の先端を かわいい窄まりに当てた。
 「ひっ!」
 反射的に腰を引いたが、それはわずかな抵抗でしかない。
 くに くに ・・・ ・・・
 先端で、慣らすようにローションを広げていく。
 琴音ちゃんの窄まりが、面白いように変化する。
 「かわいいな、琴音。」
 「あんっ・・・ いやぁ・・・ そんなに、じらさないでください。こ・・・ 心の準備は、で・・・ できてますから・・・ 。どうか、ご主人様のものにしてください。」
 秘所から、どんどんと蜜を滴らせている 琴音ちゃん。
 「じゃ、行くぜ。」
 「は・・・ い。」
 窄まりの中心に尻尾の先端を狙い定めると、ゆっくりと力を込めて 押し進める。
 「あっ・・・ ああっ! は・・・ 入ってくるぅ!!」
 ローションのおかげもあるが、琴音ちゃんができる限り力を抜いて協力してくれてるから なんなくと直腸内へと入っていく。
 「ふっ、太いです! 私のお尻、壊れちゃいますぅっ!!!」
 「だいじょうぶだよ。みんなと同じサイズなんだから、壊れたりしないって。それより、痛くないかい?」
 「痛くは・・・ ないですけど・・・ 苦しいです。」
 「奥まで・・・ 最後まで入ったら、そんなこともなくなるわ。この耳のように、神経接続されるから 違和感なんてなくなるのよ。フッ!」
 「あっ!!!」
 綾香が、猫耳に一息吹きかけた。その瞬間、琴音ちゃんのアヌスが キュッ!と窄まった。
 「後少しなんだから、そんなに締め付けるなよ 琴音。」
 「 ・・・すみません。あっ・・・ んんっ・・・ 。」
 少しずつ、ゆっくりと確実に埋まっていく尻尾。
 ズクッ!
 「あんっ!」
 最後の一押しで、必要部まで入りきった。それと同時に、神経接続が始まる。
 「やっ・・・ やあっ!・・・ な、なに??? この感じ・・・ 」
 それまで、たらんっとなっていた尻尾が 水を得た魚のように 力を得て動き出した。
 「気持いいです。」
 四つん這いのまま、尻尾を動かし 腰をくねらせる琴音ちゃん。その仕草は、誰の時でも かわいいもんだぜ。芹香の時もそうだったが、尻尾のついた直後は 確かめるように楽しむように 尻尾をちょこまかと動かす。俺は、付ける気がないからいいけど どんな気持ちなんだろうな。
 「一人で楽しむんじゃないっ!」
 バシッ!!!
 俺の平手が、琴音ちゃんの臀部を 一撃する。
 「キャアッ!!!」
 快感を得ていたところへの、突然の刺激。
 「あ・・・ あの・・・ わ、私・・・ 」
 「バカね。ご主人様へのお礼もせずに 一人で楽しんでるからよ。ご機嫌を損なわない前に、謝りなさい。」
 俺は、別に怒っているわけではない。これは、しつけの一つだ。
 慌てた琴音ちゃんは、俺の方を向くと
 「ごめんなさい。ごめんなさい、ご主人様! 琴音を猫にしてくださったお礼もせず、申し訳ありませんでした。」
 と、堰を切ったように謝った。
 「まあ、今日が初めてだからな!」
 俺は、スッと琴音ちゃんの背後にまわり 尻尾をつかんだ。
 「ひっ! だ、だめぇ〜〜〜〜〜〜っ!!!」
 不意を付かれ、尻尾を握られた琴音ちゃんは ビクッビクッと身体を痙攣させて ひれ伏した。
 「あっ・・・ あっ・・・ 」
 どうやら、慣れていない感覚に 神経がパニックを起こして 軽くイッたようだ。
 「敏感な人なんですね。琴音さんって。」
 マルチが、クスクスと笑いながら 琴音ちゃんの様子を見ている。
 トロトロと大量の蜜を溢れさせ、失神している琴音ちゃんを後目に 俺は次に何をしてやろうかと考えていた。
 普通に抱いたんじゃ、つまんねぇしな。さて、どうしたもんかな。
 ? ・・・ここんとこの日常で、感覚がずれてるな。
 今の琴音ちゃんは、芹香の結界で何の能力もない普通の女の子になってるんだった。
 「どうしたのですか、ご主人様。」
 「 ・・・はは、ちと普通ということを思い出してたんだ。いきなりハードに攻めると、琴音が壊れちまうだろうし。」
 「私の時は、ハードではなかったというのですか?」
 「うっ・・・ まあ、それはそれとして 芹香はどう思う?」
 俺は、芹香の反応を待った。琴音の前に、猫奴隷となった芹香が 新人に何を望むのか知りたかったのもある。
 「そうですね・・・ ご主人様は、普通にしていただければいいです。ただ・・・ 」
 「ただ?」
 「琴音さんが、抱かれている間 私たちも琴音さんを攻めますけどね。」
 なるほどな。全員で、琴音ちゃんを攻めようというのか。
 「わかったぜ。」
 俺が、目で合図すると 綾香もうなずいて返事をする。
 「ふふ、楽しみですね。」
 マルチも、なんだか楽しそうにしている。
 「んじゃ、もっと夢見心地にしてやるか。」
 だらしなく足を開き、うつ伏せになっている琴音ちゃん。その足の間に、俺は腰を進め いきり立ったモノを まだ一度しか受け入れたことのない秘所にあてがった。
 クチュ クチュ ・・・
 モノの先端で、秘所を上下に擦り付ける。
 ビクンッ ビクンッ と、反応が返ってくる。
 「さて、そろそろ行くか。」
 俺は、膣口にモノの先端で狙いを定めると 前に腰をグッと進めた。
 ズヌッ!
 大量の愛液と失神していて力の抵抗が全くなかったから、一気に3分の2ほどが埋まった。
 「ひゃああああぁっ!」
 力無い声を上げた、琴音ちゃん。
 さらに腰を進め、膣内に全てを埋もれさす。
 「藤・・・・ 田・・・・ さん。」
 「ダメですよ、琴音さん。ご主人様です!」
 マルチは、琴音ちゃんの耳元で そう言った。
 「あ・・・ あうっ・・・ す、すみま・・・  せん。ご主人・・・ 様ぁ。」
 後ろから突かれ、声を吐き出す。
 ズッ・・・ ズズズ・・・
 ヌプッ・・・ ヌププププ・・・
 「あうっ・・・ くぅ〜・・・ はあんっ。」
 「痛くはないようだな。」
 「はい・・・ その・・・ 気持いいです。」
 琴音ちゃんは、恥ずかしそうに応える。
 「まだまだ、これからだぜ。」
 ズププ・・・・・・
 ズルゥ〜〜〜・・・・・・
 俺の目の前で、琴音ちゃんの尻尾が 忙しなく動く。
 「あっあっあっあっ・・・ いいですぅ〜っ。」
 琴音ちゃんの腰も、自然と動いている。
 「ふふっ、Hな娘ね 琴音って。では、私たちも。。。」
 綾香たちも、参加してくる。
 俺は、繋がったまま琴音ちゃんを後ろから抱き上げると そのまま後ろへと倒れ込んだ。
 広いベットの海だから、落ちたり壁にぶつかる心配がないのがいい。
 「ひぃあっ!」
 俺の一連の動作で、奥深くまで入り込み 子宮を突き上げられて、琴音ちゃんは悲鳴をあげた。
 「あらあら、素敵な声をあげちゃって。」
 「それに、こんなにもご主人様のモノを いっぱいにくわえてます。」
 「かわいいですよ。」
 3人が、琴音ちゃんの痴態を見つめている。
 「あっあっ・・・ み、見ないでください。お・・・ お願いします。」
 「ダメだよ、琴音。お前の全てを、みんなに見てもらうんだ。」
 俺の上で、琴音ちゃんは イヤイヤする。
 ムニュ ムニュ
 「わがままばかり言わないの。」
 綾香が、琴音ちゃんの胸を揉んだ。やわらかい乳房に、固くしこった乳首。白い肌が、紅く染まっている。
 「あ、綾香さん・・・ んっ、んんっ!」
 甘い声を漏らす、琴音ちゃん。
 「ふふっ、まだよ。」
 そう言った綾香は、琴音ちゃんの乳首に吸い付いた。
 「あふぅっ!」
 俺は、しばらく琴音ちゃんの膣中に入れたまま 動くのを止めることにした。彼女らに任せるためだ。
 「じゃ、私は こちらを攻めますね。 ・・・わぁ〜、さっきよりもいっぱい溢れてます。」
 ペロッ!
 「ひゃあっ!」
 俺との接続部を舐められて、悲鳴をあげる琴音ちゃん。俺のモノを、ギュッと一段と強く締め付けてくる。
 「ひっ・・・ マルチさん・・・ 止めてください。感じすぎてしまいますぅ〜!」
 「すべて、流れにまかせるのです。」
 ペロッ!
 マルチに続いて、芹香さんも俺達の繋がっている所に 舌をはわした。
 「ひいっ! ひぃぃぃぃ〜っ!」
 琴音ちゃんは、次々と襲いくる感覚に ただ声をあげるだけで 身を捩ることさえできなくなってきたようだ。
 「ああっ・・・ ああああああああ・・・・・・ ダメですぅ〜、ダメなのぉ〜〜〜・・・ 」
 ペチャ ペチャ ペチャ ペチャ ・・・ ・・・
 チュプ チュプ チュプ チュプ ・・・ ・・・
 ペロ ペロ ペロ ペロ ・・・ ・・・
 クニュ クニュ クニュ クニュ ・・・ ・・・
 砂糖に群がる蟻のように、3人は琴音ちゃんをやさしく吸い尽くす。
 「ああああああああ・・・・・・・・・・・・ 」
 キュッ キュッ キュッ キュッ と、俺のモノを何度となく締め付けてくる。
 琴音ちゃんの膣中が、まるで別の生き物のようだ。
 俺の上で、すべてをさらけ出そうとしている琴音ちゃん。
 「あはぁっ・・・ んんっ・・・ んあああぁぁぁ〜っ!」
 「どうだい、琴音。」
 「んあっ・・・ ご、ご主人様。イッ・・・ イかしてください。でないと、本当に・・・ おかしくなってしまいます。」
 ペロ ペロ ・・・ ピチャ ピチャ ・・・
 そんな琴音ちゃんの言葉をよそに、舐めては止めるという 絶妙のタイミングで琴音ちゃんを焦らしていた。
 「それで、いいのよ 琴音。ここでは、みんな ご主人様の物でしかないのよ。ペットは、素直じゃないとその価値を無くすわ。」
 「はい、わかります。わかります!」
 ここには、もうあの影を落としたような琴音ちゃんは 存在しない。それは、それで嬉しいことだ。
 「イかしてやるよ。」
 スッと、3人は 身を引いた。
 ビクビクと、小刻みに痙攣をおこしている 琴音ちゃん。
 「すぐにでも、イきそうだな。 ・・・しょっ!」
 俺は、身体を前に倒し 琴音ちゃんを四つん這いにさせた。
 「ひゃうっ!」
 ズッ・・・ ズヌゥ〜・・・
 「はうんっ。」
 ズニュッ ズニュッ ズニュッ ズチュッ ・・・ ・・・
 「あんっ・・・ ああん・・・ ひゃうんっ!」
 水っぽい音と琴音ちゃんのあえぎ声が、折り重なって響く。
 ズニュッ ズチュッ ズニュニュ クチュ ・・・ ・・・
 「あうっ・・・ 私、もう・・・ もう・・・ ダメです。イッ・・・ イきますぅ〜!」
 「いいぜ。俺も、限界だ!」
 「あっああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜 」
 「くっ!」
 ギュッと一段と強く俺のモノを締め付けてきた蜜壺から、素早く抜くと 尻たぶから背中にかけて 溜まりに溜まった欲望を捲き散らかした。
 絶頂に、絶え間なく襲われている琴音ちゃん。
 グッタリとして、ビクビクと痙攣している。
 「白目むいてますよ。」
 心配して、琴音ちゃんの顔を覗き込んだマルチ。
 「なぬ? だいじょうぶか!?」
 俺は、慌てた。こんなことは初めてだし、どう対応していいものか。。。
 「こ、琴音!」
 俺は、琴音ちゃんの身体を揺らしたり 頬を叩いた。
 「・・・」
 「琴音、返事しろ!」
 「・・・」
 「まさか・・・ 心音はするな。」
 一応、ホッとする。
 「私が、気付け薬を持ってきましょうか?」
 芹香さんの薬・・・ 申し訳ないが、危険かもしれん。
 「芹香、時間が惜しい。綾香、気を入れてやってくれないか?」
 俺は、武芸の達人である綾香に望みをかけた。
 「はい。では・・・・・・ いきます。んっ・・・ ・・・ハアッ!」
 綾香は、気合いを込めて 琴音ちゃんに気を送った。
 「 ・・・・・・琴音。」
 「 ・・・んっ・・・ 」
 琴音ちゃんが、わずかだが声を漏らした。
 「気が付いたか、琴音!」
 「 ・・・んんっ・・・ わ・・・ 私・・・・・・・・・・・・ ああっ!」
 プッ・・・・・・ シャアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・
 「は、恥ずかしいです。見ないでください〜・・・ 」
 失神した時に漏らさず、いま漏らすとは。
 「いいんだ。俺は、琴音が死んだんじゃないかと 心配したんだぜ。失禁するくらい、なんともないぜ。」
 「白目剥いてたんだから。私たちも、心配しちゃったわよ。でも、だいじょうぶ?」
 「あ・・・ あのぉ・・・ 」
 ようやく全てを出し切った琴音ちゃんは、恥ずかしさのあまり声を出せないでいるようだ。
 「落ち着くまで、そっとしておいてやろうぜ。」
  ・・・それにしても、次からは オムツが必要なのかなぁ?」
 「そうねぇ、毎回布団をおしっこで濡らされるのもなんだしね。用意しておきましょうか。」
 綾香も、よく言うぜ。お前だって、漏らしたくせに。
 「まあ、いいさ。
 琴音、今回は外に出してやったが 次からは膣中だからな。芹香が、薬(ピル)を用意してくれるから 飲むように。」
 「 ・・・はい。」
 まだ、ボォ〜としている琴音ちゃんだが 返事はたしかだ。
 「 ・・・ゆっくり、おやすみ。」
 俺が、なだめるように頭を幾度となくなでてやると 琴音ちゃんは静かに眠りについた。
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 「はぁ〜、かったるいぜ。」
 「もぉ、浩之ちゃんったら いつもそればっかりなんだから。」
 あかりは、いつものことながら しょうがないなという顔をしている。
 「また、深夜番組でも見てたの?」
 「 ・・・まあ、そんなとこだ。」
 本当のことは、言えないな。幼なじみのよしみで・・・ 俺らの仲間に加えたくはない。 ・・・が・・・ 。
 「藤田さん、おはようございます。」
 「あ? ああ、おはよう 琴音ちゃん。」
 「あ、神岸先輩・・・ ですね。おはようございます。」
 「うん、おはよう。えっと・・・ 姫川さんだったかな?」
 「はい、姫川琴音です。よろしくお願いします。」
 「ところで、どうしたんだ琴音ちゃん。」
 「お見かけしましたので、挨拶でもと思いまして。」
 「そっか。」
 「姫川さん、雰囲気変わったね。」
 あかりが、急にそんなことを言った。彼女を知っている人間なら、まずそう思うだろうな。それほど変わったのだ。
 「そうですか? もし、そうだとしたら それは・・・・・・ きっと、藤田さんのおかげですよ。」
 「浩之ちゃんの? どういうことなの、姫川さん。」
 あかりは、不思議そうにしている。それにしても、まさか・・・ 話すつもりなんじゃ・・・ 。
 「それは、秘密です。
 それよりも、神岸先輩!」
 「うん?」
 「側にいるだけじゃ、相手に気持ちは伝わらないですよ。ちゃんと口に出して、話さないと。
 そうじゃないと、誰かに その場所を奪われてしまいますよ。
 それに、私・・・ 藤田さんのこと 好きだから。神岸先輩に、ライバル宣言します。
 今は、それだけです。遅れるといけないので、もう行きますね。それでは、また。」
 「ちょ、ちょっと姫川さん!」
 いきなりのライバル宣言で、パニクッてるあかり。俺も、驚いたが。
 まあいいさ。次の密会で、問いただして お仕置きだな。
 「あかりに、またまたライバル出現ってとこかしら。それにしても、ヒロ 最近モテモテね。来栖川先輩といい、あの超能力少女といい。こんな奴の、どこがいいのかしらねぇ〜。まったく、世の中間違っているわよ。」
 いつもの、志保の乱入。そして、悪態。こいつだけには、きっとわからないだろうな。
 ん? あかりのやつ 放心状態のようだ。ショックだったんだろうか? しかたねぇな。
 それにしても、俺 この先どうなるんだろうな・・・ 。

End

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