600 《 戦闘技術の書 》


  「 双剣連舞 」
 この剣技は、対で製作された専用剣を用いる剣技である。
 ただし相当の技術が必要なため、修得中を含めた使用時は常に「技巧力」を2点低下
させた状態で戦わなければならず、与えるダメージも常に1点となるハンデを負う。
 双剣による戦闘技術『双剣連舞』を習得したい場合、ルルの代わりにこれを装備して
戦うこと。そして1度の戦闘を終えることによって1点ずつ獲得する『戦技経験点(双剣)』
が10点になった時、攻防自在の戦闘方法が可能になる。
 ただしその場合、ルルを使用することによる全ての特典は半永久的に失われる。精剣
との繋がりは契約に等しく、持続的な相互の精神的結合が必要なため、装備を戦闘のた
びに持ち替えるような事はできない。そして所持しているだけで可能な会話や些細な能力
を除き「技巧力」及びダメージの増加、完全治癒の恩恵は受けられなくなる。これは他の
武器の使用を完全に止めない限り復活しない(この本編中の復活は見込めない)
 この剣技の修得者は、戦闘時に通常通り自分と敵の分のサイコロを振って「戦闘力」を
比べ、敵の値を上回っていれば通常通りにダメージを与え、その後にもう一度自分の「戦
闘力」のみを算出し、先ほどの敵の「戦闘力」を上回れば2度目のダメージを与える事が
できる。
 あるいはもし1度目の攻撃時に自分の「戦闘力」が敵の値より低く、通常ならダメージを
負うべき状態であっても、改めて「戦闘力」を算出して敵の値を上回ればダメージを負わ
ずに済む。
 この剣技はつまり攻撃に使用していないもう一方の剣を、2度目の攻撃に使用するか
盾として使用するか、状況に合わせて使い分けることのできる攻防一体の技だと言える。