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【 時間点+3 】
 君は蝙蝠の糞で汚れるのも構わず、残りの斜面を慎重にゆっくりと登っていった。幸い
にも白い蝙蝠は地面でもがく君に必要以上の警戒心を抱くこともなく、やがて君は上部の
横穴にまで辿り着く事ができた。
 アデルから借りた登山用具を背負い袋に仕舞いつつ、たった今辿ってきた斜面を覗き
込んだ君は、もし滑り落ちていたらどんな怪我を負っていたかを考え、身震いしながら先
へ進んだ。(60へ)