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【 時間点+10 】
 港に帰って意識を取り戻した君は、急げば回れという言葉にもある通り、この機会に魔
法の行使にあたっての基本的な心構えと初歩の用法を学ぶべきだというルルに従い、短
いが密度の高い時間をかけて基礎的な魔法を習得した。不安定さは残るものの、ルルに
言わせれば実践での経験を繰り返すことで完璧に近づくという。
 今後、君は状況に応じて以下の魔法を用いることができる。しっかりメモをとるか覚え
ておくこと。
 なお、同様のものが記された《魔法の書》は「601」にあるが、ゲームの面白味を損な
う可能性があるため、できれば本編終了後まで読まないことを勧める。


 『 初級の水精魔法 

 「水滴(ポーション)」
 大気中の水分を集め、最大で桶一杯分程度の綺麗な水を作り出す。ルルを所持し、
魔法を使用できるようになれば必ず習得できる。
 対象:大気中 消費MP:1

 「水の刃(アクア・ブレード)」
 水分を圧縮し高速で射出する。ダメージはサイコロ1個分。
 対象:1体 消費MP:3

 「中和(ニュートラライズ)」
 体内の毒素を排出する。解毒された対象はサイコロ1個分のHPを消費する。
 対象:1体 消費MP:4
 
 「水の護り(アクア・ガード)」
 水の障壁を纏い、1戦闘中に負うダメージを1点減少させる(最低1ダメージ)
 対象:術者のみ 消費MP:4  

 「水文字(アクア・サイン)」
 水や水のような液体を自由に動かすことによって文字や図形を描く。水が途切れず
に流れる場所であれば視界内のどこにでも描くことができるが、最大で10文字もしく
は1つの図形。
 対象:両手にひとすくい程度の液体 消費MP:2  


 しっかり魔法を覚えたら(90へ)