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 円柱の間をズルズルと音を立てながらゆっくり動いていく蛇体。
 君は、影の中に隠れているはずの頭部に見当をつけ、崩れ落ちた岩に身を
隠しながら近づいていった。
 常人であれば恐怖で足が竦むか、ただちに逃亡するだろう怪物を前に、畏怖
こそ覚えども君の意志は揺るがない。


 やがて見えてきたのは、君の身の丈より高い位置からホールを睥睨する巨大
な鎌首だった。
 チロチロと揺らめく二股の舌先でさえ、まるで大木の枝のような大きさがある。
 濡れたように光沢を帯びた鱗状鎧のような蛇体を見れば、生半可な武器では
太刀打ちできないように思えるが、果たして君はこの廃墟の主に対抗しうる武器
を所持しているだろうか。


・ 魔法の短剣を入手していれば(54ヘ
・ 素手あるいは通常の武器しか持っていないなら(116ヘ