59 雄叫びをあげて広間に突進した君は、足元に散らばっていた何かの残骸に 躓いて転び、ガラクタが積まれてできた小山にぶつかって止まった。 落ち着いて辺りを眺めれば、その広間には、壊れた家具らしき物や藁の束、 割れた食器などの雑多な物が数箇所に積み上げられており、ランタンの光に 照らされて奇妙なシルエットを浮かびあがらせている。 そこで気づいたが、もし君がガラスの瓶や陶器などを所持していた場合、 転んだ際に全て割れてしまっている。 舌打ちをしながら君は立ち上がり、この広間からの出口を探す(57へ) |