君は殺気のようなものを感じ、咄嗟に身を伏せた!
 と、一瞬前には君の頭部があった空間を、残骸の影から飛び出したかなりの大きさの
ものが通り過ぎていった。
 焦りながらも、その物体の飛んでいった方にランタンを向けると、君の正面の壁に身を
張りつけてこちらを凝視する、奇妙な生物の姿が照らし出された。

 その姿は一見、巨大な蝦蟇蛙に見えないこともない。 だがその手足は6本あって細長く、
威嚇するように大きく開けた口の中には、舌の代わりに細かい触手がびっしりと生えて
不気味にも蠢いていた。
 この巨大で不気味な蛙のような生物は、明らかに君を獲物と認識している!


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