コンフェデ2003

Match Date Venue / Stadium Time Attendance
#16 29 June 2003 Paris/St Denis / Stade de France 21:00h 51,985
カメルーン 0-1
1-1
フランス
- - 得点 97' アンリ
ダクール 43' 警告 89' エムバミ
- - 退場 - -
- Man of the Match アンリ
カメニ 1 GK 16 バルテズ
ペリエ
ソング (Capt)
メットモ
アトゥバ
3
4
13
5
DF 19
15
5
8
3
サニョル
(テュラム 76')
ギャラス
デサイー(Capt)
リザラズ
エムバミ
ジェンバ・ジェンバ
ジェレミ
メザグ
(エマナ 91')
イドリス
16
19
8
16
10
18
MF 11
7
18
6
17
10
ビルトール
(ピレス 65')
ペドレッティ
ダクール
(カポ 90')
ジュリ
エエンディエフィィ
(エトー 68')
11
9
FW 9
12
シセ
アンリ
ビンフリート・シェファー - 監督 - ジャック・サンティニ
Statistics
0 Goals 1
8 Shots 17
4 Shots on Goal 8
13 Fouls Committed 18
3 Corner Kicks 6
1 Free Kicks 3
0/0 Penalty Kicks 0/0
7 Offsides 2
0 Own Goals 0
1 Cautions 1
0 Expulsions 0
48% Ball Possession 59%
27 Actual Playing Time 29
Match Officials
Referee: IVANOV Valentin (RUS)
Asst. Ref. 1: KRASYUK Gennady (RUS)
Asst. Ref. 2: DUPANOV Yuri (BLR)
4th Official: AMARILLA DEMARQUI Carlos (PAR)
コメント
サンティニ監督:「優勝は3週間もの間、
力を尽くして頑張った選手やスタッフの努力のたまものだよ。
だが、決勝が戦われた状況を考えると後味は良くないね。」
「このような状況では、
一つの握手やちょっとした表情の方が、言葉より多くを伝えるものだよ。
遺族は深い悲しみに暮れている。我々は大切な人を亡くしたのだからね。」
「フォエに対する追悼の意味や、ここ数日間、我々が経験した人間的感情を考えると、
決勝を戦うことが良かったのか、よく分からなかった。
だが、国際試合では勝者と敗者を決めなければならないものだよ。」
「主力不在で勝つことを学んだよ。
秋の重要な試合(予選)やとりわけポルトガルでの本大会に向けて、
若手は大きな自信をつかんだろうし、ベテランは若手に信頼を置くようになると思うよ。」
「まず選手に感謝したいね。
みんなそれぞれに思うことがあっただろうが、プロとして、人間として行動してくれたよ。
経験の少ない若手を入れて優勝することという今大会の目標を達成できたね。」
「(大会2連覇にも)まだ足りないものがあるような気がするね。」
「今後に向けて若手を入れることが目的だった。それは達成できたよ。」

アンリ:「試合前いろいろ考えたけど、
開始の笛が鳴ったら、試合に集中することだけを考えたんだ。」

デサイー:「われわれは戦わなければいけなかったんだ。
なぜなら彼の奥さんや家族がそれを望んだからださ。」

ギャラス:「試合中もフォエのことを考えていたんだ。」

ベンゲル:「サッカー選手には2種類ある。
バカンスにビーチにいく選手と、休みでも自分を向上させようと考える選手だよ。
もちろん、アンリは・・・。」

シェファー監督:「きょうプレーすることは、本当に悲しく難しいことだったね。
しかし、正しいことだったよ。
なぜなら、フォエもこの試合に勝ちたがっていたし、
ファンにも素晴らしい試合を見せることができたからね。」

ソング:「いいプレーをしたが、マルコ(フォエ)のために勝ってやれなかったことが残念だね。」
「自分が決めることではないが、代表から17番はなくなると思うんだ。
その番号はフォエの思い出とともに残らなければならないからね。」
HAGIの言いたい放題
今月世界各地で行われた”勝負事”では、
どうやら、”青”を身にまとった物に”勝利の女神”が微笑むようだ。
WRCでは、
スバル・インプレッサを駆るソルベルグしかり、
motoGPでは、
Team Telefonica Movistar Honda 所属でHONDA RC211Vを駆るジベルナウしかり、
F1では、
ウィリアムズBMW/Mを駆るラルフ@弟等々。
ということで、コンフェデでは、
フランスがホームキットを着込んで”ル・ブルー”となれば優勝しちゃうのかな、
なんて思いながら試合が始まる時刻を待っていました。


カピタンのデサイーは、
「自分がカメルーン選手の立場ならこれ以上プレーはしないな。」といい、
ファンタジスタ・バルテズは、「フォエのためにも、全力で戦う」と言っていた。
アンリに至っては、「優勝を争う意味なんてあるのかな。
こうなってしまっては、両チーム優勝ということにして、
カップをフォエに捧げればいいんじゃない。」というコメントを残していたようだ。
選手たちの気持ちはまちまちだったが、世の中の流れには逆らえず、
アンリのゴールデン・ゴールという形で”ル・ブルー”が優勝した。
結局、やるからには全力で、というシニカルなフランス人でした。


前半は、前線が孤立していたフランスに助けられたカメルーンだったが、
後半からピレスが入ってくると、やはりフォエの抜けた穴を埋めようがなかった。
たとえ、スペインから国王杯を奪取してきたエトーが入ったとしても、
そして、ベンチでフォエが増殖しようとも。
(うわっ、不慮の事故で亡くなった人を揶揄してしまった。スミマセン。)
(疲れているはずのエトーは、この試合でも別世界にいるようだった。)


表彰式に登場したFIFA会長ブラッターには、
スタンドからは何の躊躇いもなくブーイングが浴びせたが、
選手たちを「フォーエッ!フォーエッ!」の大合唱で包み拍手で称えた。
フランス人は、何をすべきか分かっている大人の集団である。
今回のカメルーンには大変暖かかったが、
トルコに対しては、”奴らに負けるなんてことは決して無いでしょう?”
と準決勝時に報道されたように、手厳しかった。
大人である事は確かだが、また白人社会でもあることも確かであるようだ。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
#15 28 June 2003 St. Etienne / Geoffroy-Guichard 18:00h 18,237
コロンビア 0-1
1-1
トルコ
エルナンデス 63' 得点 2'
86'
トゥンジャイ
オカン
マルティネス 33' 警告 20'
33'
57'
89'
セティン
イブラヒム ユズルメズ
トゥンジャイ
オメル
- - 退場 - -
- Man of the Match トゥンジャイ
O・コルドバ 1 GK 12 オメル(Capt)
I・コルドバ (Capt)
ジェペス
ベドジャ
マルティネス
2
3
20
23
DF 2
20
14
15
17
ソンカヤ
(サヒン 60')
デニズ
イブラヒム ユズルメズ
セティン
エルナンデス
ベラスケス
ホルヘ ロペス
(バレンティエラ 28')
パティーニョ
10
15
18
8
21
MF 7
8
6
21
22
セルカン
ヴォルカン アスラン
(エルギュン ペンベ 87')
トラマン
ギョクデニズ
ベセーラ
(アリアガ 41')
アリスティサバル
7
16
9
FW 9
19
16
トゥンジャイ
アテス
(オカン ユルマズ 66')
フランシスコ マツラナ - 監督 - セノール ギュネシュ
Statistics
1 Goals 2
11 Shots 9
6 Shots on Goal 3
16 Fouls Committed 27
5 Corner Kicks 3
3 Free Kicks 2
0/0 Penalty Kicks 0/0
5 Offsides 1
0 Own Goals 0
1 Cautions 4
0 Expulsions 0
52% Ball Possession 48%
27 Actual Playing Time 25
Match Officials
Referee: SHIELD Mark (AUS)
Asst. Ref. 1: OULIARIS Jim (AUS)
Asst. Ref. 2: CANO DUARTE Nelson (PAR)
4th Official: LARRIONDA Jorge (URU)
コメント
マルク=ビビアン・フォエの死が暗い影を落としたFIFAコンフェデレーションズカップだが、
土曜日に行われた試合では、
オカン・ユルマズが終了間際に決めたゴールによってトルコがコロンビアを2-1と下し、
今大会の3位になった。

追悼の意を表する
カメルーン代表のMFフォエは、木曜日にリヨンで行われた準決勝、
対コロンビア戦の途中に倒れ、その後に他界した。
この日は選手が喪章を着用し、
キックオフ前には全員が1分間の黙祷(もくとう)を捧げて追悼の意を表した。
HAGIの言いたい放題
試合のたびに、パリーサンテティエンヌ間を往復していたトルコよりも、
コロンビアのほうが思いのほか疲労がたまっていたようだ。
開始2分のトルコ先制点の場面でも、
直接の原因となったのは、名手GKコルドバのプレートは思えないようなクリアミスである。
そのあとは、マツラナ監督の言葉、「コロンビアの誇りを持て」をかたくなに守り、
中盤をショートパスでゆっくりつなぐというコロンビアカラーを前面に出していたが、
得点の香りは相変わらすしなかった。
そんななか、疲労のためホルヘ・ロペスガ交代し、
コチラも披露のためか、ベセーラがハムストリングを傷め交代した。
結局、前半は得点できず終了。
後半が開始されても、マツラナ監督の言い付けを守り続けるコロンビアだが、
63分、今大会シュートを外しまくっていたアリスティサバルが、
このときばかりはシュートではなくダイレクトでパスを出した。
それを受けたエルナンデスが、トルコGKオメルと縺れながらもシュートし、同点。
だが、もう1点取る体力と気力がコロンビアにはなく、
86分、DFの足が止まったところをトゥンジャイ、オカンとボールを回されあえなく失点。
試合は、気力と若さに勝ったトルコが制した。
今大会4位のコロンビアには、賞金1億8千万円が、
3位のトルコには、2億1千万円がメダルと共に授与された。
トルコは、健闘するも先のW杯同様、結局3位だった。
ヘンなジンクスが、憑かなければいいが。
(イヤ、このときは”付かなければいいが”だよな。)
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
#14 26 June 2003 Paris/St Denis / Stade de France 21:00h 41,195
フランス 3-1
0-1
トルコ
アンリ
ピレス
ビルトール
11'
26'
43'
得点 42'
48'
カラデニズ
トゥンジャイ
ペドレッティ
シルベストル
カポ
ジュリ
6'
44'
75'
82'
警告 35'
75'
ファティ
ビュレント
- - 退場 - -
アンリ Man of the Match -
クペ 23 GK 1
12
ルストゥ
(オメル 36')
シルベストル
デサイー (Capt)
ギャラス
テュラム
13
8
5
15

DF 4
3
5
15
ファティ
ビュレント(Capt)
アルパイ
イブラヒム ユズルメズ
ピレス
(カポ 70')
ペドレッティ
ダクール
ビルトール
(ジュリ 78')
7
17
18
6
11
10
MF 6
16
10
19
20
8
22
エルギュン
ユルマズ
バストゥルク
(ネカチ アテス 72')
サヒン
(ヴォルカン アスラン 85')
カラデニズ
ゴブ
(シセ 66')
アンリ
22
9
12
FW 9 トゥンジャイ
ジャック サンティニ - 監督 - セノール ギュネシュ
Statistics
3 Goals 2
12 Shots 7
8 Shots on Goal 4
25 Fouls Committed 17
7 Corner Kicks 5
0 Free Kicks 2
0/0 Penalty Kicks 0/1
1 Offsides 2
0 Own Goals 0
4 Cautions 2
1 Expulsions 0
39% Ball Possession 61%
21 Actual Playing Time 33
Match Officials
Referee: LARRIONDA Jorge (URU)
Asst. Ref. 1: CRESCI FRIPP Fernando (URU)
Asst. Ref. 2: RIAL HERNANDEZ Walter (URU)
4th Official: AMARILLA DEMARQUI Carlos (PAR)
コメント
ギュネシュ監督:「後半はトルコの戦いができたよ。」
「若手を投入し多くを学んだね。」
「勝つのはトルコだ。前半は運がなかっただけだ。と、後半に向け選手を送ったんだが・・・。」

サンティ監督:「最後の15分は足にきていたね。」
「とても辛い日だった。トルコが最後のPKを外した時は、彼が助けてくれたような気がしたよ。」
「ピッチの上のモラルの勝利だね。選手全員が頑張った証しだよ。」
「リヨンの選手や私の悲しみは更に深いと思う。
非常に残念に思っているし、この悲しみをどう表現したらいいか分からないよ。
我々が知っている人間、我々が好きだった人間に死が訪れてしまったんだからね。」

クペ:「試合の直前に知った。
マルコは兄貴みたいな存在だったんだ。岩みたいに強くて、特別な男だったのに。
家族を亡くしたように辛かったけど、人生は続いているんだ。
自分もプレーしなければいけないと思ったよ。」

アンリ:「マルコの家族に敬意を表したいので、この悲劇についてはノーコメントとしたい。
1点目のゴールをマルコに捧げるよ。
なんの意味も無いことかもしれないけど、私にはこんなことしかできないからね。」

デサイー:「自分がカメルーン選手の立場ならこれ以上プレーはしないな。
カメルーンが決勝を辞退するとしても理解できるよ。」
(87分のPK判定について)「あれがPKなんて理解に苦しむね。」
HAGIの言いたい放題
あんな事が起こってしまっては、何もいえません。
という事で、お休み。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
#13 26 June 2003 Lyon / Gerland 18:00h 12,352
カメルーン 1-0
0-0
コロンビア
エエンディエフィィ 9' 得点 - -
フォエ
カメニ
チャト
チャト
ジェンバジェンバ
23'
27'
43'
69'
77'
警告 49'
55'
I・コルドバ
O・コルドバ
チャト 69' 退場 - -
アイドリス Man of the Match -
カメニ 1 GK 1 O・コルドバ
チャト
ソング (Capt)
ヌジャンカ
ジェレミ
メットモ
2
4
6
8
13
DF 2
3
20
11
23
I・コルドバ (Capt)
ジェペス
ベドジャ
(ムリージョ 70')
マルティネス
エムバミ
フォエ
(メザグ 75')
7
17
16
MF 10
8
15
7
18
21
エルナンデス
バレンティエラ
ベラスケス
(ベセーラ 46')
ホルヘ ロペス
パティーニョ
エエンディエフィィ
(アトゥバ 74')
アイドリス
(ファレミ 90')
ジェンバジェンバ
11
5
18
20
19
FW 9 アリスティサバル
ビンフリート シェファー - 監督 - フランシスコ マツラナ
Statistics
1 Goals 0
8 Shots 1
3 Shots on Goal 4
30 Fouls Committed 22
4 Corner Kicks 5
3 Free Kicks 3
0/0 Penalty Kicks 0/0
1 Offsides 1
0 Own Goals 0
5 Cautions 2
1 Expulsions 0
38% Ball Possession 62%
18 Actual Playing Time 29
Match Officials
Referee: MERK Markus (GER)
Asst. Ref. 1: JANUARIO LEITE Paulo (POR)
Asst. Ref. 2: SILVA Jose (POR)
4th Official: SHIELD Mark (AUS)
コメント
フォエ(試合前):「チームは正しい方向に向かっているよ。
この優位さを生かさなくてはいけないね。」

カメルーンチーム関係者:「われわれと、わが国にとってとても悲しいことだ。
これからプレーができるかどうか分からない。」

エムボマ:「とてもつらい。いい友人だった。
奥さんと子どもを3人残していってしまったので、大変つらいです。」

マツラナ監督:「試合について話す気にはなれないよ。」

ブラッターFIFA会長:「FIFAとサッカーファミリーはこの信じられない悲劇に混乱している。
家族に心から弔意を表したい。サッカー界は傑出した人材を失った。」
「大会日程の残りについては検討しなければならないだろう。」
「だが、わたしの意見としてはサッカーは続けるべきで、
決勝の会場にカメルーンが出てきてくれると確信している。」

ロジェ・ミラ:「マルク=ビビアンも決勝が行われるよう願ったはずだよ。」

ジョン・ワードル会長・ケビン・キーガン監督
「マンチェスター・シティFCはこの悲劇に心を打ちのめされた。
プレミアリーグへと復帰を果たした今シーズンのシティが成功を収めるためにも、
マルクは大きな貢献を果たした。
また、仲間のプレーヤーからも大きな尊敬を集めていた。
選手としてだけでなく、友人としても惜しまれることだろう。
ご家族には心からお悔やみを申し上げたい。」
HAGIの言いたい放題
まさか、こんな事に、、、
という出来事は、割とその辺に転がっているのだなぁ、
と改めて実感させられました。
重ねてもう一言。
君の勇姿を忘れない。
#17 Marc-Vivien Foe, Forever...
そして、合掌。。。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
11 23 June 2003 St. Etienne 21:00h 29,170
アメリカ 0-0
0-0
カメルーン
- - 得点 - -
コンベイ 83' 警告 53' アトゥバ
- - 退場 - -
- Man of the Match エパレ
ティム ハワード 1 GK 12 クウェケウ
チェルンドロ
ボカネグラ
キャリフ
ギブス
6
12
16
23
DF 5
6
13
20
アトゥバ
ヌジャンカ
メットモ(Capt)
オレンベ
ルイス
(ビーズリー 82')
キロフスキー
(スチュワート 70')
マルティノ
(ドノバン 55')
アーマス(Capt)
コンベイ
7
17
9
8
13
10
14
15
MF 10
14
エムバミ
エパレ
マティス 11 FW 15
8
16
7
18
21
9
バオケン
(ジェレミ 83')
メザグ
(エマナ 75')
ジェンバジェンバ
ジョブ
(エトー 75')
ブルース アリーナ - 監督 - ビンフリート シェファー
Statistics
0 Goals 0
7 Shots 7
3 Shots on Goal 3
9 Fouls Committed 12
5 Corner Kicks 7
1 Free Kicks 0
0/0 Penalty Kicks 0/0
3 Offsides 4
0 Own Goals 0
1 Cautions 1
0 Expulsions 0
52% Ball Possession 48%
30 Actual Playing Time 28
Match Officials
Referee: MERK Markus (GER)
Asst. Ref. 1: KRASYUK Gennady (RUS)
Asst. Ref. 2: CANO DUARTE Nelson (PAR)
4th Official: CARDOSO Lucilio (POR)
コメント
アリーナ監督:「今大会に、多くの若い選手を出場させることが
できた点については満足している。彼らは経験を積んだ。」
「若手がいい働きをし、今後のめどが付いたよ。」
「(マルティノは)初めての試合でもっと神経質になるかと思ったが、
正確なパスを出してゲームを組み立てたね。」

ドノバン、ビーズリー:「今大会はすべてが明日への糧になったね。」

シェファー監督:「(この日は)B組を1位で通過したいと考えて、多少プレッシャーがあった。
(1次リーグで)素晴らしい闘争心を見せてくれた選手に感謝したい。」

エトー:「日本に競り勝ったチームなので油断はできないが、私たちにはスピードがある。
ここまできたら優勝を勝ち取りたいよ。」
「リーグよりも母国のために頑張りたいね。」
HAGIの言いたい放題
何かが憑依したカメルーンが、何も出来ないアメリカに、
スッカリお付き合いしてしまい、マッタリと何も起こらず試合は終わった。
シェファー監督も、”これまでの勢いを殺さないような試合をしたい”
と試合前にコメントしてたが、その勢いが死んでしまったように、静かな試合だった。
オマケに、何かが憑依した可能性が一番高いエトーが、
6月28日に行われるスペイン国王杯決勝に出場するために、
マジョルカへ飛んでいってしまったようだ。
”スペインとリヨンは、飛行機で1時間の距離だ。キット帰ってくるさ。”
とコメントしたシェファー監督だったが、動揺は隠し切れない。
優勝候補とした私も、動揺が隠し切れない。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
11 23 June 2003 St. Etienne 21:00h 29,170
ブラジル 1-0
1-2
トルコ
アドリアーノ
アレックス
23'
93'
得点 53'
81'
カラデニス
オカン ユルマズ
ジウベルト
ルシオ
ロナウジーニョ
アレックス
58'
62'
75'
89'
警告 64'
93'
ビュレント
ルストゥ
ロナウジーニョ 93' 退場 - -
- Man of the Match ビュレント
ジーダ 1 GK 1 ルストゥ
マウリーニョ
ルシオ
ホアン
ジウベルト
(クレベウ 71')
13
3
4
6
16
DF 4
3
5
15
ファティ
ビュレント(Capt)
アルパイ
イブラヒム ユズルメズ
エメルソン(Capt)
ロナウジーニョ
クレベルソン
ヒカルジーニョ
(アレックス 63')
5
7
8
10
20
MF 6
21
8
16
7
10
20
22
エルギュン
(トラマン 72')
ヴォルカン アスラン
(ユルマズ 35')
(セルカン バルジュ 88')
バストゥルク
サヒン
カラデニズ
アドリアーノ
イラン
(ジウ 61')
9
21
11
FW 9 トゥンジャイ
パヘイラ - 監督 - セノール ギュネシュ
Statistics
2 Goals 2
13 Shots 11
6 Shots on Goal 5
18 Fouls Committed 23
8 Corner Kicks 1
2 Free Kicks 0
0/0 Penalty Kicks 0/0
3 Offsides 5
0 Own Goals 0
5 Cautions 2
1 Expulsions 0
55% Ball Possession 45%
32 Actual Playing Time 26
Match Officials
Referee: MERK Markus (GER)
Asst. Ref. 1: KRASYUK Gennady (RUS)
Asst. Ref. 2: CANO DUARTE Nelson (PAR)
4th Official: CARDOSO Lucilio (POR)
コメント
ギュネシュ監督:「カメルーン戦と同じで、試合終了間際に得点された。
でもきょうは、引き分けでよかったので安心していたよ。
我々は初出場だが、フランスと対戦する所まで来られた。
新しい選手が入っているが、彼らが世界に通用するプレーを見せられるか、楽しみだ。」

トゥガイ:「(フランス戦では)我々の力を証明してみせる。」

バストゥルク:「偉大なチームを相手にやる気にならないわけはない。」

ビュレント:「若手と経験ある選手の世代間の融合が勝とうという意欲を高めているね。」

パヘイラ監督:「前半はブラジルが上だったが、4度のチャンスを逃したのが痛かった。
最も大事な目的は(98年W杯決勝の雪辱戦となる)決勝で
フランスと対戦することだったが、果たせなかった。」
「欧州の長いリーグ戦を戦い、疲れている選手が多かった。体調の差が後半に出た。」

エメルソン:「残念な結果だが、我々は前に進んでいかなければいけないね。」

ロナウジーニョ:「チャンスはあったが、ものにできなかった。」
HAGIの言いたい放題
大トルコ応援団は、増殖し続けていて、
会場であるサンテティエンヌのスタジアムでは、
両方のゴール裏がトルコ応援団で埋まってしまうほどだった。
その量も驚異的だが、温度というか熱気度も驚異的で、
セレソンを応援に来ていたチビッコが泣き出すほどだ。
そのチビッコは、セレソンのチビッコキットを着込んで母親の抱きかかえられ、
場所としてはトルコ応援団からは離れていて、いわゆるアウェイ席だったのだが、
その距離を介して余りうるほどの熱気を感じてしまったのだろう。
半ば、驚いたよう表情をしながら目には涙を浮かべていた。
そんなトルコ応援団の中では、とうとうペナルティが架せられ、
罰金1,000euroか、禁固50日のどちらかだって。
いくらなんでも、試合中ピッチに乱入しちゃイカンよ。
こぼれ話はさておき、
この試合のセレソンは、悲壮感すら漂っていた。
得点したアドリアーノも若干涙目で戦っていたし、
ロナウジーニョもウェーブのかかった長髪を振り乱しながら戦っていた。
前半こそ、その攻撃力を遺憾なく発揮していたセレソンだったが、
得点は、アドリアーノのループシュートのみ。
後半からは、トルコのギアが1つ2つ上がり、
その猛攻を抑える事が出来ず2失点を喫し、
ヒカルちゃんに代わって投入されたアレックスが、
ロナウジーニョとのコンビプレーで得点するも、同点までで力尽きてしまった。
アレックス、ロナウジーニョのイキが合っていた事を考えれば、
スタメン、もしくは早い時期から投入できなかったところが悔やまれる。
ある解説者のコメントでは、
”プレーの面でロナウジーニョについて行けたのは、アレックスだけだったのかも”
と言わしめるほどだ。
アディオス、セレソン・ブラジレィラ!!
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
10 22 June 2003 St. Etienne 21:00h 24,541
日本 0-0
0-1
コロンビア
- - 得点 68' エルナンデス
山田暢久
中田英寿
松井大輔
11'
84'
87'
警告 5' メラ
- - 退場 - -
- Man of the Match エルナンデス
楢崎正剛 1 GK 1 O・コルドバ
山田暢久
坪井慶介
宮本恒靖
三都主アレサンドロ
22
21
17
14
DF 23
3
5
20
G・マルティネス
ジェペス (Capt)
メラ
ベドヤ
小笠原満男
(松井大輔 74')
遠藤保仁
(奥大介 84')
中田浩二
中田英寿 (Capt)
5
7
8
10
20
11
MF 10
18
14
8
21
エルナンデス
ロペス
ディアス
(バレンティエラ 46')> パティノ
高原直泰
大久保嘉人
(66分 永井雄一郎)
20
9
18
FW 16
6
9
アリアガ
(バジェホ 76')
アリスティサバル
ジーコ - 監督 - マツラナ
Statistics
0 Goals 1
12 Shots 11
5 Shots on Goal 5
27 Fouls Committed 20
7 Corner Kicks 0
0 Free Kicks 2
0/0 Penalty Kicks 0/0
2 Offsides 5
0 Own Goals 0
3 Cautions 1
0 Expulsions 0
48% Ball Possession 52%
25 Actual Playing Time 27
Match Officials
Referee: LARRIONDA PIETRAFIESA Jorge (URU)
Asst. Ref. 1: RAMIREZ DIAZ Jose (MEX)
Asst. Ref. 2: SALINAS Reynaldo (HON)
4th Official: CODJIA Coffi (BEN))
コメント
ジーコ監督:「内容は悪くなかった。
ただ、決めるところを決めないと必ずつけが回ると実感した。
後ろ(DF)の1つ2つのミスは失点につながる。(失点は)絶対セーフティーの場面だった。
痛い思いをしながら学んだのが成果だ。サッカーの中身はすごくよくなっている。」
「いい内容のサッカーをしていても、負ける試合が最近いくつかあったが、今夜も同じ。」
「試合に勝つには、あらゆる面でいいプレーをしなければならないが、
今夜はいくつかミスがあった。
コロンビアのゴールは、ちょっとしたミスが命取りにつながった例だ。
相手はわれわれのウイークポイントが分かっていたのだろう。」
「日本のサッカーは進歩を続けている。
選手は今大会の経験から多くのものを学び取るだろう。」

宮本:「(失点した場面では)どういう状況になっているのか分からなかった。」

楢崎:「ミスを多くした方が負ける。今日はそのままです。
危ないシーンがあると覚悟はしていた。そこを何とかしのいでと思っていた。」

三都主:「ひとつのミスで失点につながった。
この3試合いいサッカーをしたが、やはり結果がすべて。
次はいいサッカーをして、いい結果を出したい。」
「スペースがあれば行こうと思った。
相手が中盤でプレッシャーをかけてきたから、サイドへ開きやすかった。」
「いい経験になったし、勉強にもなった。
1つだけでなく、いろいろなポジションをできるようにしたい。」

中村:「昨日と今日で治療して、今朝ドクターに診てもらったけど、
最初にけがをした状態に戻ってしまっていた。
体力的な疲れもあるし、百パーセントの状態でなければやるべきでないと思った。」

高原:「決めるところの強さが足りなかったのを痛感した。
自分の力不足だったというほかない。もう2試合やって、レベルアップしたかった。」

小笠原:「勝ちにいこうと思っていた。
前半はいい感じで(中田英と)ポジションを換えられたが、
後半はサイドバックの警戒で外に開きすぎ、あまり攻めに絡めなかった。」

大久保:「悔しいの一言。この経験を次のアテネ五輪予選に生かしたい。
トレーニングを積んで、また頑張りたい。」

松井:「(後半29分からの代表初出場は)三都主との絡みを多くしろと言われたが、
百パーセントはこたえられなかった。自分が悔しいです。」

中田英:「初めて長く一緒にいて、短い期間で見えなかった問題点が見えた。
それを改善するのは時間がかかる。」
「もう少し得点できなかったのが残念だったね。」

川渕カピタン:「昨年の日韓W杯のトルコ戦の敗戦以上、
ドーハの悲劇と同じぐらいショックだった。」
「苦い経験を生かしてくれるはず。」

マツラナ監督:「苦戦は予想していた。耐えに耐えて戦った。
チャンスは日本の方が多かったが、われわれはワンチャンスをうまく生かせた。
今日はコロンビアが幸運だった。」
「結果に非常に満足している。日本はとてもタフな相手だった。
質の高いチームが相手で、勝利がより価値あるものになった。」
「いい試合で1次リーグを突破できて満足。
試合を重ねるごとに、いいスタイルのサッカーができるようになった。」

試合前の主審変更に対して
川渕カピタン:「審判の変更など聞いていなかった。
南米の試合で南米人が笛を吹くなんて変な話だ。
日本の試合でアジアの人が主審をする国際大会なんて聞いたことがない。
これは問題じゃないか。」

「歴史的にサッカー文化がある国の人が審判をすべき。
ラグビーの国際大会でブラジル人が審判をすることはありえない。」(21日)
と発言したジーコ監督だったが、今回は、
「ウルグアイはサッカーの歴史のある国。サッカーの見識も深いので問題ないのでは。」
と、同じ南米人のよしみからか信頼感を表明。
HAGIの言いたい放題
まだまだ日本という国は、”引き分け狙いの試合”を上手く消化できないようだ。
引き分ければ決勝トーナメントに勝ち進めるという、このような試合では、
中盤では、もっと繋いで時間を上手く消化すべきだし、
最終ラインでは、周りの状況に関係なく、とにかく”セイフティ”だと思う。
それとは裏腹に、中盤から上では”セイフティ”というようなミドルシュートが多く、
最終ラインでは、無駄に繋いでいたような印象を受ける。
”引き分け試合”を数多く経験しているヒデすら、周りに合わせていたようだった。
結局、攻撃陣は1点も取れず、最終ラインでは1失点、リーグ敗退が決まった。
この大会や、今の日本代表に対して功罪を求めるようなことが、
ネットや報道で見られるが、
私見では、”仕方ない”という一言に尽きる。
国際大会では、”引き分け”をある試合を多く経験してきた日本代表ではあるが、
こと国内リーグで”引き分け”が導入されたのは今季になってからだ。
(90分で、引き分けでも試合終了ということね)
なにしろ、経験が少ないのだ。
それでも、功罪を求めよ、というなら、
私が挙げるのは、川渕カピタンである。
初代Jリーグチェアマンであった川渕カピタンは、
Jリーグが商業的にも成功を収めるためにも、
そこで行われる試合をより熱狂的にするために、
そして、より多くの得点が入るために、”完全決着ルール”を持ち込んだ。
Jリーグ発足当初は、90分で決着がつかなければ”Vゴール”で延長、
それでも決着がつかなければ”PK合戦”。
その後、”PK合戦”は無くなったが、
”延長Vゴール”は、J2では昨季まで、J1では今季まで続いていた。
いつも、”世界水準”を提唱してきた川渕カピタンが、
少なくともこのことだけは、判断を間違えてしまったと思う。
”世界水準”では、サッカーの試合は90分で終わるのである。
Jリーグ発足から、”90分で試合終了。引き分け導入。”となっていれば、
このようにはならなかったのかもしれない。
少なくとも、”引き分け試合”を体よく行えるようにはなっただろう。
でも、こればっかりは仮定に過ぎないので、
この試合は、”仕方ない試合”だと思う。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
9 22 June 2003 Paris/St Denis 21:00h 36,842
フランス 2-0
3-0
ニュージーランド
カポ
アンリ
シセ
ジュリ
ピレス
17'
20'
71'
91'
93'
得点 - -
- - 警告 - -
- - 退場 - -
アンリ Man of the Match -
ランドロー 1 GK 1 アッティング
テュラム
メクセス
デサイー (Capt)
リザラズ
15
2
8
3
DF 4
2
5
18
14
20
ゾリチッヒ (Capt)
(オートン 73')
ヘイ
(スミス 81')
ネルセン
デイビス
ビルトール
(ピレス 76')
ペドレッティ
(ダボ 68')
ジュリ
カポ
11
7
18
21
10
17
MF 9
10
17
19
21
バートン
(ジャクソン 68')
デグレゴリオ
エリオット
ヒッキー
シセ
アンリ
(マルレ 74')
9
12
20
FW 13
16
15
ブッケンヌーグ
コベニー
(スメルツ 83')
ジャック・サンティニ - 監督 - ミック ウェイト
Statistics
5 Goals 0
19 Shots 9
10 Shots on Goal 5
11 Fouls Committed 5
7 Corner Kicks 5
1 Free Kicks 0
0/0 Penalty Kicks 0/0
3 Offsides 4
0 Own Goals 0
0 Cautions 0
0 Expulsions 0
56% Ball Possession 44%
30 Actual Playing Time 24
Match Officials
Referee: MORADI Masoud (IRN)
Asst. Ref. 1: SAEED Mohamed (MDV)
Asst. Ref. 2: HIROSHIMA Yoshikazu (JPN)
4th Official: IVANOV Valentin (RUS)
コメント
サンティニ監督:「(この試合の目標は)うまく選手を休ませながら、
たくさんの選手を使うことだったんだ。」
「(試合内容は)最初の20分ほどは特に満足できる。
1人だけの力ではないが、ジュリは何かをすると思っていたんだよ。」
「すべてのゴールは何人もの選手の連動で決まったもの。単なる個人技ではないよ。」

ピレス:「(5得点について)観光やバカンスでここにいるわけじゃないんだから。」

アンリ:「中村が3ゴール、オレとピレスが2つで並んでいるんだろ?」と得点王も意識した。
「自分は勝つために来たんだから。
どんな大会であろうとできる限りのタイトルを取って歴史をつくりたいね。」

ウェイト監督:「99年大会のブラジル、ドイツ、米国よりもタフなグループだった。
世界のトップと戦えたことは将来に向けて、いい財産だぁよ。」
HAGIの言いたい放題
”このままではいけない”
と考えたNZ代表監督ミック・ウェイトはこの試合ではある秘策で望んできた。
その秘策は、”オールブラックスあやかり作戦”だった。
世界でも強豪国の一つでもあるNZラグビー代表は、
上下黒のジャージに身を包んでいることから、”オールブラックス”と称され、
対戦国もその威圧感のある風貌に、恐怖すら感じるという。
それに引き換え、NZサッカー代表は対称的に”オールホワイツ”なんて言われ、
成績も”オールブラックス”とは対称的だ。
それにあやかろう、というのがこの作戦。
だが、肝心の対戦相手である”ル・ブルー”が、
なんとものどかなチーム”オールホワイツ”にあやかろうと、
”ル・ブラン”になっていたのだ。
結局、5失点と大会最多失点という汚名だけを残し、
自チームのことで精一杯だったウェイト監督は、
”イッパイ、食わされた”と一言に越して、羊の国へ帰っていった。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
8 21 June 2003 Lyon 21:00h 20,306
ブラジル 1-0
0-0
アメリカ
アドリアーノ 22' 得点 - -
ベレッチ
ジウ
79'
89'
警告 63'
72'
79'
チェルンドロ
スチュワート
ボカネグラ
- - 退場 - -
エメルソン Man of the Match -
ジーダ 1 GK 1 ハワード
ベレッチ
(マウリーニョ 70')
ルシオ
フォアン
クレーベル
2
13
3
4
16
DF 4
6
12
23
15
バーハルター
チェルンドロ
ボカネグラ
ギブス
(コンベイ 78')
エメルソン (Capt)
ロナウジーニョ
クレベルソン
ヒカルジーニョ
アレックス
(ジウ 73')
5
7
8
10
20
11
MF 4
20
8
17
22
7
マストロエーニ
(トウェルマン 84')
スチュワート (Capt)
ビーズリー
クライン
(ルイス 57')
アドリアーノ
(イラン 89')
9
21
FW 10
11
ドノバン
マティス
パヘイラ - 監督 - ブルース アリーナ
Statistics
1 Goals 0
13 Shots 6
6 Shots on Goal 1
17 Fouls Committed 17
5 Corner Kicks 3
1 Free Kicks 2
0/0 Penalty Kicks 0/0
6 Offsides 4
0 Own Goals 0
2 Cautions 3
0 Expulsions 0
58% Ball Possession 42%
34 Actual Playing Time 25
Match Officials
Referee: CARDOSO Lucilio (POR)
Asst. Ref. 1: JANUARIO LEITE Paulo (POR)
Asst. Ref. 2: SILVA Jose (POR)
4th Official: CODJIA Coffi (BEN)
コメント
パヘイラ監督:「勝利を優先したのは確かだが、
2点目を取るチャンスは幾度もあったのに、思うような展開にはならなかったね。
勝たなければならない2試合のうち、まずは1つを手中にしたよ。次に進むだけだね。」

アリーナ監督:「少なくとも前半終了まではブラジルを(無得点に)抑える計算だったんだ。
だが、相手のレベルは高かったよ。一瞬のミスにつけ込まれたね。」

川渕カピタン:「がっかり。こんなにコンビネーションに欠けるブラジルを見るのは、初めて。
日本の方が面白いサッカーをやっている。今のブラジルなら、日本は勝てるんじゃない?」
HAGIの言いたい放題
今大会のセレソンはロナジーニョのものである事は間違いないし、
USA代表はドノバンのチームである事は間違いない。
だが、両チームともに彼等中心選手には、どうも協力的ではないようだ。
ロナウジーニョがボールを持ったときに、彼の周りでボールを引き出す動きをするのは、
僅かにアドリアーノだけなのだ。
アメリカの場合も、ドノバンの周りで動く選手がいない。
と言う事で、ロナウジーニョで始まり、ロナウジーニョで終わる場面が多いのだ。
まさに、ひとりジャクソン5ワンマンショーである。
今回のセレソンは、選手先行を間違えたのかもしれない。
アドリアーノ、ロナウジーニョ以外では、
ヒカルちゃんにしても、アレックス(久しぶりッ)にしても、
どちらもパサーと言う事で、横暴な2人を使いたいのである。
彼等2人が使われる側の動きもできれば、もっともっと得点が入るはずだ。
両チームとも、ボールを引き出す動きが少ないために、
あたかもJリーグの試合を見ているようだった。
ちなみに、セレソンの得点は、アメリカDFのミスからのものです。
流れから崩して得たものではありません。
最近では、最弱と言っていいセレソンと、アメリカでした。
ザガロも、パヘイラも、老けたなぁ。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
7 21 June 2003 Paris/St Denis 19:00h 43,743
カメルーン 0-0
1-0
トルコ
ジェレミ(pen) 91' 得点 - -
ソング
フォエ
メザグ
46'+
75'
80'
警告 32'
46'+
セティン
バストゥルク
- - 退場 - -
エムバミ Man of the Match -
カメニ 1 GK 1 ルストゥ (Capt)
チャト
(メザグ 78')
ソング (Capt)
ジェレミ
メットモ
2
16
4
8
13
DF 4
14
17
ファティ アキエル
デニズ バリス
セルヴェト セティン
ペリエ ドゥンベ
エムバミ
フォエ
3
7
17
MF 6
8
22
10
20
21
エルギュン ペンベ
ヴォルカン アスラン
(ギョクデニズ カラデニズ 60')
バストゥルク
セルクク サヒン
イブラヒム トラマン
エトー
アイドリス
(ジョブ 95')
ジェンバジェンバ
(アトゥバ 70')
9
18
21
19
5
FW 9
18
16
19
トゥンジャイ サンリ
(フセイン カルタル 89')
オカン ユルマズ
(ネカチ アテス 76')
ビンフリート シェファー - 監督 - セノール ギュネシュ
Statistics
1 Goals 0
13 Shots 14
6 Shots on Goal 6
22 Fouls Committed 11
5 Corner Kicks 3
1 Free Kicks 2
1/1 Penalty Kicks 0/0
2 Offsides 5
0 Own Goals 0
3 Cautions 2
0 Expulsions 0
49% Ball Possession 51%
23 Actual Playing Time 24
Match Officials
Referee: AMARILLA DEMARQUI Carlos (PAR)
Asst. Ref. 1: CANO DUARTE Nelson (PAR)
Asst. Ref. 2: BERNAL FOSTER Manuel (PAR)
4th Official: IVANOV Valentin (RUS)
コメント
ギュネシュ監督:「激しい戦いだったさ。敗れたが、腹立たしくはないさ。
相手よりいいプレーをし、内容では明らかにわれわれが上だったからだよ。」
「きょうはフェアプレーの日だとFIFA(国際サッカー連盟)もいったが、そうではなかったよ。
トルコの決勝トーナメント行きを邪魔をした人物がいるね。」

シェファー監督:「勝利したブラジル戦と同じ先発メンバーで臨んだけど、
戦術が機能してくれた。
最後まであきらめなかった選手達を誇りに思うよ。」

ジェレミ:「マドリードに戻ることになるだろう。
(移籍は)自分の手を離れたことだが、来季ミドルズブラではプレーしないよ。」

ソング:「自分たちは完全に試合を支配していたし、
仮に引き分けだったならトルコの方が大喜びしていたはずだよ。間違いないね。」
 「ベテランと若手が、うまくかみあって、いい組織プレーができているし、
最後までいくことだって可能だと思うな。どぉ?」
HAGIの言いたい放題
こういう試合ってエンパテ・ア・セロって事が多いんだよな、
なんて暢気な感じで、お決まりのキリリを冷えたビールを飲みながら見ていたのである。
両チームとも気持ちが漲り過ぎていて、
選手同士がぶつかり合うと、あたかも音を発かのように激しかった。
そんな感じの試合では、中盤の潰し合いに終始してしまうようになり、
もちろんボールの収まり所も有る訳が無く、シュートも少なくなってしまう。
試合も90分を過ぎ追加タイムに入った頃、
スローインからトルコ陣に襲いかかったジョブを、
#17始めに足を掛け次に手を伸ばして倒してしまった。
倒れた場所は、なんともはや、ボックス内。
タイムだけを見ると、”何もこんな時間にPKを与えなくても。スコアレスだし。”
なんて思うかもしれないが、
これが100歩譲ったとしても、混じり物無の悪質なファールだったのだから仕方ない。
PKは、マドリー復帰を自らのべたジェレミがキッチリ決めました。
と言う事で、カメルーンは歓喜のうちに勝利を収めました。


今大会のカメルーンには、何かが憑依していますよ。
ブラジル戦での83分のエトーのシュートといい、
今回トルコ戦での90分のPKといい、
どうしちゃったんですか、カメルーンは。。。
そこで、私は今大会の優勝国が何かが憑依したカメルーンだということを宣言します。
もう、こうなっては誰も止められません。
2000年のシドニー五輪のように、なんだか分からないけど優勝してしまうのです、
今大会のカメルーンは。。。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
6 20 June 2003 St. Etienne 21:00h 33,070
フランス 1-0
1-1
日本
ピレス(pen)
ゴブ
43'
65'
得点 59' 中村 俊輔
ゴブ 21' 警告 33'
42'
大久保 嘉人
稲本 潤一
- - 退場 - -
- Man of the Match 中村 俊輔
バルテズ 16 GK 1 楢崎 正剛
ブムソング
ギャラス
シルベストル
サニョル
4
5
13
19
DF 14
17
21
22
三都主 アレサンドロ
宮本 恒靖
坪井 慶介
山田 暢久
ダクール
(ペドレッティ 57')
テsテフテX (Capt)
ロテン
(ビルトール 66')
ダボ
6
18
7
14
11
21
MF 5
16
7
8
10
19
稲本 潤一
(中田 浩二 73')
中田 英寿 (Capt)
中村 俊輔
チ小笠原 満男 80'iチj
遠藤 保仁
マルレ
(アンリ 80')
ゴブ
20
12
22
FW 9
20
大久保 嘉人
高原 直泰
ジャック サンティニ - 監督 - ジーコ
Statistics
2 Goals 1
7 Shots 12
4 Shots on Goal 6
18 Fouls Committed 16
3 Corner Kicks 5
0 Free Kicks 2
1/1 Penalty Kicks 0/0
0 Offsides 1
0 Own Goals 0
1 Cautions 2
1 Expulsions 0
45% Ball Possession 55%
25 Actual Playing Time 31
Match Officials
Referee: SHIELD Mark (AUS)
Asst. Ref. 1: OULIARIS Jim (AUS)
Asst. Ref. 2: WIERZBOWSKI Maciej (POL)
4th Official: MORADI Masoud (IRN)
コメント
中田英:「決めるところを決められず、一瞬のすきを相手に突かれた。
失点も自分たちのミスから。暑さもあったのか、
向こうは高い位置からのプレッシャーはなかったが、
中盤できちっと組み立てられなかった。
『あとちょっとで残念』の、ちょっとの部分が、いつも言うようにまだまだというところ。」

山田:「向こうのホームで洗礼といった感じもあった。今日は本当に悔しいがこれからです。」

大久保:「すごい雰囲気でやれた。いい経験をした。
チャンスを多くつくれたが、もっと裏に飛び出す動きもできたと思う。」

遠藤:「気負うこともなく、いつもの自分を出せたと思う。
(FKは)絶対決めたかった。惜しかった。」

ジーコ監督:「(フランスの1点目のPKには)納得がいかないが、
しっかり攻撃的なサッカーをやり通すことが出来た。
最後まであきらめない戦いぶりには感服した。
後ろもしっかり守ったし、及第点以上は与えられる。
コロンビア戦のメンバーは明日、考える。」

サンティニ監督:「最後まで難しい試合だった。
日本のポテンシャルは高かったが、勝てたことで満足している。
日本はプレーで野望を示した。
質が高く、個々の爆発力が我々との違いを生み出した。
特に中田英はチーム全体を前に推し進めていた。」

疑惑のPKについて
ジーコ監督:「レフェリーの組み合わせには納得いかない。リズムが乗ったところで切られた。
PKでどれだけ流れが変わったか。(-_-#)」
「判定云々じゃない。両チームがこんなに素晴らしいゲームを展開していたのに、
あの判定でダメにしたことが許せないんだ。(-_-X)>」
「日本戦では、経験の少ない主審が笛を吹いている。」
「とても国際試合、それも公式戦でやるような主審ではない。」
「この試合は本当に勝つ気でいたんだ。」

釜本邦茂日本選手団長:「フランスサポーターはもっときちんと主審を育てないといけないよ。
このキツ〜イ洒落がわかるかなぁ。(`_´メ)」

稲本:「微妙です。確かに引っ張ってはいましたが。。。f(^^;)
でも、あれぐらいは普通でしょう。ねぇ。。。」

コロンビア戦について
中村
:「フランスよりも、コロンビアが押していたので、あれっと思った。
自分のやり方をやりつつ、相手の動きを警戒しつつだね。」

楢崎:「フランスよりもコロンビアの方が攻めている印象があった。」

宮本:「聞いていた話とは違って、攻撃にいい選手がいる。」

秋田:「右サイドの選手(MFパティノ)はスピードがあるし脅威だよね。」
HAGIの言いたい放題
68分以降は、スッカリ疲れていたフランスに対し、
一方的に攻め立てていた僕らのジーコ・ジャパン。
惜しいシュートも何本もあったが、結局結果は出なかった。
いやぁ、勝ち点も、ましてや、勝利すら、獲得できたはずだが、
サッカー文化の差が出てしまったと言うべきか、ナント言うか、
済んでのところでいなされてしまった、と言わざるを得ない。
現在の日本代表は、
”惜しかったですねぇ”、なんて言ってるレベルでは無いのだ。
この試合で多くのことを得たジーコ・ジャパンではあったが、
さらに多くのものを獲得できるチャンスを、
みすみす失ってしまった、残念な試合だった。


以前から、”今大会のレ・ブルーは本気モードである”、と書いてきたが、
この試合を見て、僅かならず疑問を抱いてしまった。
自国開催と先のW杯のことを考えれば、モチベーションの高さには疑問の余地は皆無なのだが、
それとは裏腹に、余りにもコンディションが悪すぎる。
2試合を通して、前半こそ勢いを感じる事ができるのだが、
60分を経過する頃には、選手の足は止まってしまう。
そこから、活きのイイ選手をいくら投入しても、
全体的に動きが止まってしまっては、数人の交代選手だけでは攻める事が出来ない。
2週間弱と言う短期決戦の今大会を考えると、
今現在のコンディションが最低だとしても、
決勝トーナメントまでにそのコンディションがどれだけ改善されるのだろうか。
ちょっと、疑問を感じてしまう試合となってしまった。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
5 20 June 2003 Lyon 19:00h 22,811
コロンビア 0-1
3-0
ニュージーランド
ホルヘ ロペス
ジェペス
エルナンデス
58'
75'
85'
得点 27' デグレゴリオ
マルティネス
ベセーラ
I・コルドバ
16'
40'
60'
警告 33'
38'
60'
66'
68'
ヒッキー
ネルセン
キレン
アッティング
キレン
- - 退場 68' キレン
エルナンデス Man of the Match -
O・コルドバ 1 GK 1 アッティング
I・コルドバ (Capt)
ジェペス
ベドジャ
(アリアガ 77')
マルティネス
2
3
20
16
23
DF 2
5
14
20
オートン
ヘイ
ネルセン (Capt)
デイビス
エルナンデス
ムリージョ
(バレンティエラ 46')
ベラスケス
(パティーニョ 8')
ホルヘ ロペス
10
11
8
15
21
18
MF 7
17
19
20
バイスリッヒ
デグレゴリオ
エリオット
ヒッキー
ベセーラ
アリスティサバル
7
9
FW 11
16
15
キレン
コベニー
(スメルツ 83')
フランシスコ マツラナ - 監督 - ミック ウェイト
Statistics
3 Goals 1
24 Shots 7
13 Shots on Goal 3
14 Fouls Committed 21
10 Corner Kicks 3
6 Free Kicks 1
0/0 Penalty Kicks 0/0
4 Offsides 1
0 Own Goals 0
3 Cautions 5
0 Expulsions 1
67% Ball Possession 33%
35 Actual Playing Time 17
Match Officials
Referee: BATRES Carlos (GUA)
Asst. Ref. 1: RAMIREZ DIAZ Jose (MEX)
Asst. Ref. 2: SALINAS Reynaldo (HON)
4th Official: MERK Markus (GER)
コメント
マツラナ監督:「結果には満足している。選手は賢く、辛抱強くプレーできることを示した。
フランス戦と、きょうの試合で多くを学んだ。今後とても役に立つだろう。」
「(日本とは)実力は互角だと思う。カギを握るのは中盤。中田と中村には要注意だ。」

ウェイト監督:「開始直後からなかなかいい試合運びをしていたので、
2点目を喫したのは大打撃だったさ。暑さにやられたさ。」
HAGIの言いたい放題
コロンビアは、今年になって初めて勝利を収めたのだそうだ。
最近の成績が1勝4分2敗で、うち4つの引き分けがいずれもスコアレス、
最近4試合では、勝利はおろか得点すらしていない。
フルメンバーでは無かったとしても、
今大会も状況は変わっていない、ハズだった。
それも、この試合での大量3得点でピリオド、ということになりますか。
それにしても、コロンビアと言うチームは、よほど運が無いらしく、
得点に至るまでのシュートは、およそ入りそうに無いものが多かった。
キッチリ枠を捉えていたとしても、GKの真正面だったり、
ホント、入る予感がしなかった。
解説の羽中田氏も、”ホントにゴールが遠いですね”と言うほど。
それに引き換え、羊の国のオールホワイツ(愛称だそうだ)は、
ビドゥカ、キューエル等を欠いていたとは言え、オーストラリアを撃破した運は相当なもので、
この試合の得点も、例外では無かった。
コロンビア陣FKのこぼれ球をボレーで引っ叩いたデ・グレゴリオだったが、
始めに出した左足ではミスキック、
それがいいフェイントとなって次に出した右足からのシュートに反応した守備陣がいなかった。
結局、今年に入って初勝利を収めたコロンビーノであるが、
次の日本戦には頼みのI・コルドバがサスペンションのため出場できない。
運の悪さは、続いているようだ。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
4 19 June 2003 Paris/St Denis 21:00h 46,719
ブラジル 0-1
0-0
カメルーン
- - 得点 83' エトー
エメルソン 52' 警告 49' ジェンバジェンバ
- Man of the Match エトー
ジーダ 1 GK 1 カメニ
ベレッチ
ルシオ
フォアン
クレーベル
2
3
4
16
DF 2
4
8
13
チャト
ソング (Capt)
ジェレミ
メットモ
ロナウジーニョ
クレベルソン
(アドリアーノ デ ソウザ 79')
エメルソン (Capt)
ヒカルジーニョ
ジウ
7
8
19
5
10
11
MF 3
7
17
5
ペリエ ドゥンベ
エムバミ
フォエ
(アトゥバ 64')
アドリアーノ
(イラン 66')
9
21
FW 9
11
18
21
19
エトー
(エンディエフィ 95')
アイドリス
(ジョブ 67')
ジェンバジェンバ
パヘイラ - 監督 - ビンフリート シェファー
Statistics
0 Goals 1
8 Shots 8
1 Shots on Goal 6
11 Fouls Committed 26
2 Corner Kicks 6
0 Free Kicks 1
0/0 Penalty Kicks 0/0
3 Offsides 4
0 Own Goals 0
1 Cautions 1
0 Expulsions 0
53% Ball Possession 47%
27 Actual Playing Time 24
Match Officials
Referee: IVANOV Valentin (RUS)
Asst. Ref. 1: KRASYUK Gennady (RUS)
Asst. Ref. 2: DUPANOV Yuri (BLR)
4th Official: AMARILLA DEMARQUI Carlos (PAR)
コメント
ロナウジーニョ:「カメルーンにうまくカウンターから点を取られてしまったね。
残り2試合に勝たなくてはいけないのは知っているさ。
次の米国戦はわれわれにとって早くも決戦になるね。
ゆっくり休んで100%の状態に戻しておかないといけないよね。」

エメルソン:「チャンスを逃していれば、いずれ失点するよね。」
「若い選手は責任をもってプレーしなくてはいけないな。」

パヘイラ監督:「ボールはキープできたが、
ゴール前で抜け出す場面でのスピードがなかったさ。」
「代表のレギュラークラスが40人もいるわが国にとって、
今大会はテストの場として最適さ。」

エトー:「とっさに思いついた直感に従って、体を動かしたんだ。
それが(相手GKの)ジーダの意表をついたのだろう。」

シェファー監督:「後半途中に、前線にFWジョブを上げて、より攻撃的に出た。」
HAGIの言いたい放題
ブラジルは、またしてもフランス・パリのサンドニで負けてしまった。
先のW杯で史上5度目の優勝を収め、
セレソンを率いたフェリッポンも勇退し、今はポルトガル代表の監督に。
空いていた監督職に就いたのは、自身も3度目というパヘイラだった。
パへイラが率いるカナリア色のセレソンは、
今大会は若手中心に選手を招集したようだ。
さて、今回のセレソンでは中心選手は誰なのだろうか?
フランスで行われる大会と言う事もあって、それは、
1人ジャクソン・ファイブことロナウジーニョと言う事になるだろう。
プラス、ヒデの同僚アドリアーノの突破力が、今回の目玉となるハズだった。
一方、カメルーンを率いる、ドイツ人監督のシェーファーは、
実にいろいろな事を愁いていた。
先ず、招集した選手たちの多くが、所属クラブでは控えをとして甘んじ、
出場機会が少ない事。
次に、代表の試合も夏に開催されるアフリカ・ネイションズ・カップまで組まれていない等、
とにかく、選手が自身のパフォーマンスを披露する機会が余りにも少なすぎる、
と言う事を愁いているのだ。
そこで、シェーファー監督は今大会を格好の舞台として、
準備も万端備えて、フランスに乗り込んだのである。
カメルーンは、十分にブラジルを研究してきたらしく、
ワントップのアドリアーノをキャプテンのソングが完封し、
ロナウジーニョは分厚くした中盤でスペースを埋め尽くす事で完封した。
あとは、試合中必ず一度はやってしまうルシオのポカを見逃さ無ければ良いだけだった。
そのときは、終盤83分に訪れた。
おつむの弱いジーダからのGKをソングが大きくヘディングクリア。
ボールは一直線にゴールへ向かい大きく開いてしまったDFの間へ。
それを見逃すはずのないエトーがボールの落ち際を引っ叩き、
前の出ていたジーダの頭を越してゴールへブチ込んだ。
この一撃で、カメルーンは史上初めてブラジルから得点し、
さらに勝利を収めた。
アドリアーノとロナウジーニョは、補完し合えるコンビでは無い上、
2人が押さえ込まれているのにもかかわらず、サイドから攻める事が出来なかったセレソン。
コーナーキックは、たったの2本だった。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
3 19 June 2003 St. Etienne 19:00h 16,944
トルコ 1-1
1-0
アメリカ
オカン
トゥンジャイ
39'
70'
得点 36' ベアズリー
イブラヒム ユズルメズ 67' 警告 22'
39'
42'
55'
グレッグ バーハルター
ランドン ドノバン
ダニー キャリフ
グレッグ バニー
ビュレント コルクマズ Man of the Match -
オメル カトキク 12
GK 18 ティム ハワード
ファティ ソンカヤ
ビュレント コルクマズ (Capt)
アルパイ オザラン
アーメト イルディリム
(エルギュン ペンベ 42')
イブラヒム ユズルメズ
2
3
4
13
6
15
DF 2
3
20
5
16
フランキー ヘイデュク (Capt)
グレッグ バーハルター
(テイラー トウェルマン 79')
グレッグ バニー
ダニー キャリフ
ヴォルカン アスラン
セルクク サヒン
ギョクデニズ カラデニズ
8
20
22
MF 7
8
9
11
14
15
17
エディー ルイス
(アーニー スチュワート 72')
ジョバン キロフスキー
(クリント マティス 59')
クリス アーマス
ボビー コンベイ
ダマルカス ベアズリー
トゥンジャイ サンリ
(イブラヒム トラマン 77分)
オカン ユルマズ
(フセイン カルタル 92分)
9
21
16
18
FW 10 ランドン ドノバン
セノール ギュネス - 監督 - ブルース アリーナ
Statistics
2 Goals 1
9 Shots 9
8 Shots on Goal 4
17 Fouls Committed 15
2 Corner Kicks 6
1 Free Kicks 3
1/1 Penalty Kicks 0/0
6 Offsides 2
0 Own Goals 0
1 Cautions 4
0 Expulsions 0
52% Ball Possession 48%
28 Actual Playing Time 26
Match Officials
Referee: LARRIONDA PIETRAFIESA Jorge (URU)
Asst. Ref. 1: CRESCI FRIPP Fernando (URU)
Asst. Ref. 2: RIAL HERNANDEZ Walter (URU)
4th Official: MORADI Masoud (IRN)
コメント
アリーナ監督:「トルコは勝つべくして勝った。」

ドノバン:「きょうはトルコが上だったよ。自分たちには、まずいプレーが多かったね。」

ギュネス監督:「初戦で勝利したことは大きいが、
内容的にはもっと点差がつかなければならなかった。」
「この試合は2-1以上に点差をつけて勝てた試合だったと思うよ。
前半にかなりのチャンスを不意にしたね。
そのうちの1、2回をゴールにつなげることができていれば、
後半は全く違った状況になっていたはずだよ。」

トゥンジャイ:「初戦を勝ててほっとしたが、もっと点を取れたね。」
「トルコリーグのレベルの高さを証明できたと思う。
自分だけでなく、トルコには有望な若い選手がたくさんいるんだよ。」
HAGIの言いたい放題
スペインではまだリーグ戦が終わっていないため、
ニハト等を欠いてしまったトルコであったが、
そんな事を忘れさせるような戦い振りであった。
アメリカも、先のW杯で大活躍だったマクブライト等を欠いているものの、
ドノバンや、若手の注目株ビーズリー等、走り出したら止められない選手や、
多くの好選手を輩出したGKを中心に、明確な戦術の元イイ試合運びではあった。
だが、最終ラインが終止不安定で、
技巧派揃いのトルコ攻撃陣がエリアに侵入すると、
常にスクランブル状態に陥ってしまう。
36分、先制点をGKのフィードからドノバンに渡り、
ドノバンからのクロスをファーへ走りこんだビーズリーが先制点を奪取した後、
それを守りきる事が出来なかった。
3分後の39分に自陣のボックスへ走りこんだトゥンジャイを倒してしまいペナルティ。
そのPKを、オカンが落ち着いて決めて、試合は振り出しに。
後半は、両チームとも余りにも前半に飛ばしすぎたため、マッタリとした試合展開となったが、
70分に、前半に足を痛めつつもPKを奪ったトゥンジャイが、
DF、GKをも抜き去り勝ち越し弾を決め、
アツイアツイ戦いに終止符が打たれた。
スタジアムに詰め掛けた観客の9割がトルコ応援団と言う事もあり、
アメリカがボールに触るだけでブーイングが起こっていた。
さらに熱いトルコ応援団は、ピッチに物を投げ込むなど、その声援もさらに過熱していた。
両チームの、決して萎える事のない気持ちがぶつかった、好試合だった。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
2 18 June 2003 Lyon 21:00h -
フランス 1 1-0
0-0
0 コロンビア
- - 得点 39' アンリ(pk)
メクセス
アンリ
リザラズ
テュラム
10'
24'
93'
94'
警告 6'
38'
78'
94'
ロペス
ベラスケス
ベセーラ
アリスティサバル
- Man of the Match ダクール
クペ 23
GK 1
O・コルドバ
リザラズ
デサイー (Capt)
メクセス
テュラム
3
8
2
15
DF 2
3
20
23
I・コルドバ (Capt)
ジェペス
ペドヤ
G・マルティネス
カポ
(ピレス 81分)
ペドレッティ
ダクール
ビルトール
17
7
18
6
11
MF 15
10
21
18
ベラスケス
エルナンデスパティーノ
ビチェリッヒ
ロペス
シセ
(ゴブ 77分)
アンリ
(マルレ 65分)
9
22
12
20
FW 7
9
ベセーラ
アリスティサバル
ジャック・サンティニ - 監督 - フランシスコ・マツラナ
Statistics
1 Goals 0
11 Shots 9
5 Shots on Goal 4
19 Fouls Committed 21
2 Corner Kicks 6
3 Free Kicks 2
1/1 Penalty Kicks 0/0
4 Offsides 8
0 Own Goals 0
4 Cautions 5
0 Expulsions 0
48% Ball Possession 52%
25 Actual Playing Time 27
Match Officials
Referee: CARDOSO Lucilio
Asst. Ref. 1: JANUARIO LEITE Paulo
Asst. Ref. 2: SILVA Jose
4th Official: BATRES Carlos
コメント
サンティニ監督:「コロンビアは予想通りチーム力に優れ、
素晴らしい選手がたくさんいたので、勝ててとても満足している。
試合の終盤にはフィジカル面で普段より疲れるし、
真の意味でのチームスピリットを見せることが必要になるのは分かっていたんだ。」
「確かにもっと点を取れるチャンスはあったが、
こういう舞台は勝つことを優先したい。
予想以上に身体能力の高かった相手に若手はいい経験を積んだ。」
「日本はW杯がフロックでないことを証明しようとするだろう。手は抜けない。」

マツラナ監督:「個人が持てる力を出し切った。
終盤にゴールのチャンスはあったが、レベルの高いフランスを相手にいい内容の試合だった。
負けたとはいえ、次につながる戦いができた。」
HAGIの言いたい放題
ジダン、トレゼゲ等を欠いた6割のフランスが、
リベルタドーレス杯アメリカ・デ・カリインディペンディエンテが勝ち残り、
そのために主要選手を欠いた7割のコロンビアに対して、
とりあえず結果だけ残した試合となった。
印象的だったのは、シセ、アンリが、相変わらずヘディングが下手だった事と、
アンリのPK前の”ニヤリ”くらいなものだ。
だが、主要選手を欠いているとは言え、
コルドバを中心とした堅い守備陣を擁したコロンビアから得点する事は、難しそうだ。
”フランスは、この大会で優勝しなくては意味がない”
というような事を、声を荒げて語っていたピレスであったが、
この一戦からは、そんな気迫は感じられなかった。
前半こそ、アンリ、シセを中心にガンガン攻めていたフランスであったが、
後半に入ると明らかに疲労感が漂い、コロンビアに攻め立てられていた。
だが、チームコンディションのピークを決勝トーナメントに合わるくらい、
今大会を本気モードで望んでいるを考えるならば、
この試合の内容も、頷けるものとなる。
Match Date Venue / Stadium Time Attendance
1 18 June 2003 Paris/St Denis 18:00h 36,038
ニュージーランド 0 0-1
0-2
3 日本
- - 得点 12'
65'
75'
中村俊輔
中田英寿
中村俊輔
オートン 72' 警告 6'
37'
三都主アレサンドロ
稲本潤一
- Man of the Match 中村俊輔
ユティング
12
GK 1
楢崎正剛
オートン
ゾリシッチ (Capt)
ネルセン
デービス
2
4
14
20
DF 14
17
21
22
三都主アレサンドロ
宮本恒靖
坪井慶介
山田暢久
バートン
(ジャクソン 73分)
エリオット
ビチェリッヒ
リネス
(ヒッキー 70分)
9
10
19
7
8
21
MF 5
19
10
7
稲本潤一
遠藤保仁
中村俊輔
中田英寿 (Capt)
キレン
(ブーケヌーゲ 80分)
スメルツ
11
13
15
FW 20
9
高原直泰
大久保嘉人
ミック・ウェイト - 監督 - ジーコ
Statistics
0 Goals 3
8 Shots 10
4 Shots on Goal 5
12 Fouls Committed 18
2 Corner Kicks 4
1 Free Kicks 1
0/0 Penalty Kicks 0/0
3 Offsides 5
0 Own Goals 0
1 Cautions 2
0 Expulsions 0
46% Ball Possession 54%
25 Actual Playing Time 29
Match Officials
Referee: CODJIA Coffi
Asst. Ref. 1: ADJOVI Hugues
Asst. Ref. 2: ADERODJOU Abdou Adeyemi Fatai
4th Official: SHIELD Mark
コメント
ジーコ監督:「満足している。あと1、2点取れたが、
ボールを動かしながら練習の成果を出した。非常によかった。」
フランス戦に対して:
「良かった時はメンバーをいじりたくない。その形で行くと思う。
ただ、もう少し考えて結論を出す。」

大久保:「ゴールを取れなくて納得はいかないけど、初戦は勝つことが大事なのでよかった。
ボールを持ったらドリブルで突っかけようと思っていた。
スピードでは勝っていると思っていた。」

高原:「チャンスは多かった。決めないと全然ダメですね。」

楢崎:「(01年3月のフランス戦で5失点)嫌な思い出なので忘れた。
相変わらず芝が悪いので試合前の練習でずっこけた。それからよかったのかな。」

中田英:「僕自身は良くなかったのでシュートが入って良かった。きょうはあれだけだった。」
「コミュニケーションはだいぶ改善されてきた。後ろからも声が出てきた。」

中村:「点取ってうれしくない人はいないよ。
流れの中からの得点は1年ぶり?ひどいよね。頭で?1年に1回くらいはあるよ。」
「アウエーで強いところとやるのはいいこと。
相手に合わせてやるのじゃなく、自分たちのサッカーをしたい。
正確な技術でできればいける。」
HAGIの言いたい放題
序盤こそ様子を見ていた僕らのジーコ・ジャポンではあったが、
12分の中村のシュートが、
”たとえ角度が無いところからでも、こうやれば入るんだよ”
というメッセージをいえるくらいゆっくりとゴールに吸い込まれてからは、
スッカリ落ち着きを見せ、押し気味に試合を進める事が出来た。
得点は、先に挙げたように、
12分、中村、
65分、中田、
75分、中村、
という具合に、FWからのモノは生まれなかったが、
ボールの流れの中では、いったん大久保や高原が触るような展開になっているので、
そのうちどちらかの2人にも得点が生まれる空気があった。
それよりも、ビドゥカ、キューエル等がいるオーストラリアならまだしも、
ニュージーランドには勝たなくてはいけない、
という試合に、キッチリ勝ってしまうあたりは、
”日本も、強くなったなぁ”
と思わせるだけの実力を、確実に積み上げている日本代表だった。
それと、もう一言。
これまで、ジーコにお世話になりっぱなしだった日本サッカー界は、
彼に恩返しするためにもこの大会で確固たる結果を収めなくてはならない、
なんて私は思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。
決してこの大会が、ジーコ監督最後の試合、
という事には、決してなって欲しくは無いのです。